よく、日本の菓子類(高級なのじゃなくて、スーパーで百円ちょっとで売ってるようなスナック菓子とかチョコレート菓子)は、諸外国の同じ価格帯のそれに比べておいしい、と聞きます。
私自身は海外に行ったことはないのですが、安めの輸入菓子を食べておいしかった記憶がないとか、知人が
「日本のお菓子を海外でプレゼントすると喜ばれる」
という経験談を話していた(=単なる食文化の差ではないらしい)こともあり、事実なのかな、と推測しています。
しかし、日本は(和菓子ならともかく)チョコレートやスナック菓子製造の歴史は欧米に比べ浅いはずなのに、不思議に思います。
なぜこのような状況になったのか、理由を教えてください。
(「そんな事実はない」という回答も歓迎しますが、その場合、なぜそのような錯覚が生まれるのか教えてください)
私が思いつく理由としては、海外は消費税がスナック類に高く、最低でも200円はするということです。つまり生活必需品には低税率、スナックふくむ非必需品には高税率なのです。
日本の場合、なんにでも一律で、だから駄菓子(非生活必需品)が安いわけです。
わかりやすい例では、たばこを考えてみてください。
たばこについても欧米への密輸がらみで、日本は莫大な制裁金を課されています。
チョコレートだけに限らず、日本人がグルメだからだと思います。
先日出た「ミシュランガイド」でも東京はとても評価が高かったですよね。
知人のオーストリア人も日本に来て日本の食の種類の豊かさと味へのうるささにびっくりしていました。
なるほど……。
確かに、「アメリカ料理」とかって聞きませんし、食へのこだわりが違うのでしょうか。
フランスとかイタリアとかも食べ物はおいしいと聞きますが、スナックはおいしいんでしょうか……。
日本のお菓子は優秀ですよね。
私も海外からのお土産のお菓子を食べても、まず日本のものより美味しいとは思いません。
日本の方が美味しい理由ですが、それは日本人が食べ物への拘りがどん欲だからではないでしょうか。
ミシュランに載るような高級なお店でなくても、街中のお店や家での料理においても、美味しいお店は多いです。
海外からも、日本料理を賞賛する声は多いですよね。
日本人の食への拘り、食環境ゆえの消費者の要求の高さ、こういったところがレベルを高めているのだと思います。
また、カルビーのページですが
http://www.calbee.co.jp/soudanshitsu/faq/snack.php#q07
かっぱえびせんは、それぞれの国(地域)の人の好みに合わせた味つけにしているそうです。
ですので、日本人向けか、そうでないか、という面も多少はあるとは思います。
やっぱり日本人の味へのこだわり、ですね。
しかし一方で、日本人ほどレトルト・インスタント・冷凍食品に依存している国民もあるまい、と思うのですが。
……それが逆に、市販の食品の水準を押し上げる一因なのかしら。
かっぱえびせんの話は初耳でした。
マクドナルドとかも現地向けにメニューを構成すると聞きますが、スナック菓子にもあるのですね。
ありがとうございました。
私も日本のお菓子が好きですね。おばがアメリカにいますが、たまにお菓子やケーキを送ってもらいますが 味はアメリカン・・というような感じでおいしいものもいっぱいありますが、すごくケーキにしてもすごく甘すぎたり、味が濃かったりいろいろです。日本の物のほうが繊細??というか味付けがちょうどいいというかおいしいと思いますね。
http://allabout.co.jp/travel/travelengland/closeup/CU20060530A/i...
私もそう思ったので質問しました。
で、それはなぜなのか? という回答を求めているのですが……?
私も外国産のお菓子はあまりおいしいほうではないと思います。
このお菓子は甘ければいいと思ってるのか・・と思ったり
甘すぎだったり辛すぎだったり。
日本人の味覚が鋭いから、お菓子もおいしくなってるのでは?
ミシュランガイドでも日本のお店の数が多いとききますし。
http://q.hatena.ne.jp/1229781891
だみーです
日本人の味覚は鋭い……のでしょうか。
そうなのかも知れませんが、裏付けになる研究とかがあれば知りたいです。
味覚の数
日本には味覚を現す表現の数が多いらしいです。
例えば
アメリカなどは
甘い、酸っぱい、辛い。の3種類
日本は
甘い、酸っぱい、塩っ辛い、辛い、苦い5種類
大きい味のくくりだと他国は大体3~4種類の味覚日本は5種類だそうです。
ちなみに中国はそれにサクサクという食感も味として数えられているとか…
それはさて置き
その味の感じ方を表す方法が他国より多いというのは味のバリエーションにつながっていいる
のだと聞いた事があります。
それと
一度アメリカに行ったときに
何かというとお菓子はチェダーチーズ味かチリペッパー味かチリレモン味で…まずい
カップヌードルも売ってあったんですが
なんとそれもチェダーチーズ、チリペッパー、チリレモンの3種類の味がおいてあり…
この国にはこの味しかないのか!!と思いました。(笑)
調べるとどうも他の味もあるようなので調度その店にその3種類だっただけだと信じてます。
http://marrrsan.exblog.jp/i22/
↑チェダーチーズアジです。
回答ありがとうございます。
「ビター」っていうのは日本では苦みを表す英単語として使われていますが(塩辛いは「ソルティ」かなあ?)、現地では違うのでしょうか。
中国は、あまりスナック菓子というのは聞きませんが、点心の方に力が入っているのでしょうかね?
アメリカ食の味付けは、確かに日本人向けではないような気がします。
ゼリービーンズとか甘いだけだし……。
憶測ですが、海外のものは、凄い色をしたお菓子が多いですよね。
それに比べ、日本は素朴というか、同じお菓子でも海外より、着色料が少ない?気がします。
余計なものがあまり入っていないために味を邪魔してないのかもしれませんhttp://q.hatena.ne.jp/1229781891
色遣いについてはおっしゃるとおりだと思います。
紫色のケーキとか、よく平気で食べられるなー、と思います。
もっとも、日本も過去には、毒々しい色合いのゼリーとか、駄菓子屋で販売していたわけで(今でも売ってはいますが)。
日本が過去に通過したその地点に、なぜ今でもアメリカ人がいるのか、というのはちょっと不思議です。
着色料の色……感じられるほどのものなんでしょうか?
というか、無色であっても、量が多いだけのポテトチップとかプレッツェルとか到底おいしいとは思えません。
あれを平気でもさもさ食べられる感覚が謎です。
日本人に比べ欧米人の
舌の味蕾(みらい= 味を感じる細胞)の数が少ないので、
味も濃い目、砂糖も多めに作ります。
そうしないと『味が薄い…』『甘くない』と言われます。
逆にスパイスなどは欧米人の方が味覚は鋭くて
日本人は鈍感。苦味は日本人の方が敏感で塩味に関しては鈍感だそう
なるほど!
……でも、参考資料があるととてもありがたいです。
何かの本で読んだのですが、その本を探し出せません。ですから根拠が示せないのですが。
それによると、西洋人(アングロサクソン)の舌は、日本人に比べて味を感じる組織の密度が
薄い(数が少ない)そうです。
だから、西洋人は味に鈍感なのだそうです。だから日本人の作る食べ物は繊細でおいしい。
西洋起源のお菓子でも同じことだと思います。
なるほど……いや、ほんとに資料が欲しいですね。
しかし、「100円台のスナック」に限れば確かに日本は優位ですが、洋菓子全般に視野を広げると、その繊細さは和菓子に勝るとも劣らない物だと感じます。
「西洋人は味に鈍感だからお菓子が不味いんだ」
と言い切るのは、私にはちょっとためらわれますが、どんなものでしょう。
味蕾の数ではなく、閾値が白人と日本人で異なるという説もあるそうです。
味覚の閾値が高い味盲と呼ばれる人たちが日本人では8~15%程度なのに対し、白人では30%にも達するそうですよ。
日本と欧米の味付けの違いはそこからくるのかもしれません。
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/29-2/index-29-2.html
資料ありがとうございます。
味覚云々の議論が出たところで、私もそのサイトに行き当たっていたのですが、興味深いですね。
もっとも、良く読むと「味盲」と言っても、「苦味を起こすフェニール・チオ・カルバミドの味を感じにくい」という話で、甘味とか酸味は別問題のようです。
(さらに同じ苦みでも、キニーネの苦みは正常、とか)
まあ、苦みに無頓着な分、重曹をどかどか入れてしまったり……ということが起こる、のでしょうか?
別に値段のことを聞いているわけではないのですが……?
また、イギリスではポテトチップの付加価値税率は17.5%。
日本の5%に比べ確かに高額ですが、例えば定価150円のポテチを「最低でも200円」に押し上げるには足りません。
税率が高いから産業の発展が阻害されるのだ、という趣旨のことがおっしゃりたいのかも知れませんが、どうも裏付けとなる情報が欠けているように思います。