私たちが株を購入することで、企業の時価総額はあがっていきますが、企業はそれによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
株価がそのまま企業が使えるキャッシュになるということはあるのでしょうか?
増資等によるキャッシュ獲得や、株式交換によるM&Aは理解出るのですが、それ以外の通常の株価が、企業活動にどのように活用されてるのかがわからず。
詳しい方、ぜひおしえてください!!
資金を集めたいとき、
少ない株数を発行するだけで多くの額が集まります。
現状ではほぼ「無い」と言っても良いでしょう。
M&Aされにくくなる、つまり買収にかかる費用が株価の上昇とともに大きくなる・・・というだけで、各国が過剰なマネーサプライを続けていてマーケットに余剰資金がダブついているから、あまり意味をなしません。
物言う株主あたりに資金を貸し出しているのはダブついた資金を貸し出したい各国の銀行なのですから。
資金調達にしても、株は後々の配当を意味しますから、金利が安い現状では銀行融資を受ける方が割安です。
だからこそ自社株買いする企業が増えているのです。
逆に言えば、資金需要に対してマネーサプライが少ない場合、株価の上昇は資金を調達する必要がある企業にとって大きな意味を持ちます。
しかし、各国が景気対策として競ってマネーサプライを増やしインフレターゲットまで狙っている現状では株の意味はマイナス要素だけでしょう。
そうですよね。
にもかかわらず、なぜ企業は株価をあげるのでしょうか??
結果的に上がっているだけでしょう。
経営の独自性や健全性を保つためにも、出来れば自社株買いして上場廃止したいのが企業の本音でしょう。
株の供給が少なければ株価は上がる。
一般消費者も含めた外部の取引先全体への与信力は向上する。
又ストックオプションを導入していれば内部の従業員のやる気にも繋がります。
しかしその程度であって直接の実益があるわけではないのも又一面の真実です。
そうですよね。
実質的には。まわらないですよね。
それは増資とかワラントといった資金集めのときですよね。
今回の質問は、普段の株価上昇に関しての質問です。