今日、都内の映画館(シネコン)で映画「湯道」を見てきました。前方真ん中の席を購入し、上映開始時間(14:20)に合わせて入ったのですが、同じ通路の入り口に既に二人並んで着席されていたので(ネット購入時にそこが買われていることは認識済)、すいませんと、手を出して前を通してもらい、購入したその三席隣の席につきました。
シネコンでは当たり前の10分ほどの予告CM時間が過ぎ、さあ本編が始まるぞ!という正に東宝のロゴがでる直前に先程の通路脇の二人組が二人とも席を立って出て行きました。
荷物も残さず二人同時に離席した不審さからすわ置き引きか?と暗闇の中、自分の荷物を確認しましたが何事もありません。
映画館は7割ほどの埋まり具合で年配の方が多めの客層でした。
そのまま二人組は本編が始まっても戻らず終いで、気になった私は映画本編のあらすじが支離滅裂に感じられるほど動揺してしまい、気になってしょうがありません。
どなたかこの謎の二人組の行動に説明か、若しくは映画湯道のあらすじを解説していただけませんでしようか。
橋本環奈が可愛ければ何でもゆるされるという筋立ては、納得いきません。
席を立つ観客 ~ The departure from sound for silence. ~
わたしは、東京時代に多くの映画を観ましたが、映画ファンとして、
映画館に通った経験から、観客には、さまざまの目的があるのです。
一に居眠り、二に時間つぶし、三四を飛ばして、五に痴漢など……。
わたしの推測では、くだんの二人組は、その映画館の近辺に、重要な
会談の予定があり、映画館ならば、他の誰かに邪魔されることもなく、
無駄な会話をする必要がないため、選ばれたのだと思います。
たとえば、駅の待合室が手形詐欺に利用されるのと同じ趣向です。
── 松本 清張《目の壁 19570414-1229 週刊読売 19710330 新潮文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4101109176
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…… 『目の壁』は二課にはじまって一課に終っています。(略)この
小説を書くための調査に行ったときも、東京駅の待合室で、いろいろな
取引をやっていました。(P243-244)
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── 江戸川 乱歩・松本 清張・編《推理小説作法 ~ あなたもきっと
書きたくなる 1959 20050801 光文社文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4334739288
(20230224)
…… インドの映画館では、主人公が殺されると観客が騒ぎだし、口々
に「何とかしろ」と叫ぶそうです。支配人が現われて「これは映画だか
ら主人公は死なない。かならず明日また生き返ってくる」と説明します。
(略)映画文化のもっとも純粋な感動をとどめているのでしょう。
いつの日か、この国でも、日本とおなじ斜陽産業になるはずです(略)。
わが国の映画館では、わたしの幼時記憶によれば、終りの字幕が出る
直前に席を立つ観客が多かったのです。筋書を覚えることが最重要で、
感傷に浸るのは女々しいことだ、という風潮に支配されていたのです。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3691099.html (No.1 20080119 09:53)
私論:未熟から完熟へ ~ 見世物から興行へ ~
アドリブさん回答ありがとうございます。
ひさびさにきた人力検索でデジャブ感たっぷりの回答はある意味安心しました。
ミステリアス回答ありがとうございます。予告編のcm中であれば確かに秘密の会話には適してそうですね。
改行位置がおかしいのは下書きからのコピペだからでしようか?
そして誰もいなくなる ~ And Then There Were None ~
本来は、警察が犯人を割り出すために関係者に容疑者の顔を見せたり、
映画《七つの顔の男》シリーズのように、通行人や浮浪者に扮装する。
逆に犯人が刑事二人を“面割”すべく開幕時刻を指定した可能性あり。
このタイミングで映画館から出てくる観客は、刑事の他にいない。
この条件を呑むのは、人質など主導権を握った犯人側の優位による。
Shikata, Osamu《グリコ・森永事件「えっ、ホント?」NHK》20000213 時効/旧姓=竹岡
── 四方 修《双頭の頂 元警察官僚 自叙伝 20170921 幻冬舎》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4344913612
四方 修 大阪府警本部長 19300924 京都 大阪 20230227 92 /19840328-1985
山本 昌二 滋賀県警本部長 19260711 山口 大津 19850807 59 /焼身自殺(勇退の日)
宮崎 学 ノンフィクション 19451025 京都 20220330 76 /198508‥ キツネ目の男
https://www.gentosha-book.com/products/9784344913615/
…… 一網打尽が基本方針で、現行犯でなければ逮捕できない。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BB%CD%CA...
浦上 郁夫 ハウス食品社長 19371002 大阪 群馬 19850812 47 /日航事故/靖介の二男
江崎 勝久 江崎グリコ会長 19410827 兵庫 /19840318-0321 誘拐脱出/利一の孫
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19300924
── Christie/清水 俊二・訳《そして誰もいなくなった 195506‥ 早川書房》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4151300805
こちらだとすると二人組の刑事の他に犯人がどこかから見張っていたということですね。興味深い。
>刑事の他に犯人がどこかから見張っていた<
二度の大事件で、捜査を誤った、痛恨の大失態……。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19630331
村越家の人々 ~ 吉展ちゃん誘拐殺人事件 ~
https://ameblo.jp/hide-smile/entry-10763873376.html
19840628 キツネ目の男を尾行したが、捜査本部長が尋問を禁じた。
19850403 二度にわたり計7人の捜査員に目撃されたが、看過された。
なら、契約どおり予告編が入っていることを確認する仕事で来ていたとか。
なるほど、その発想は無かったですね。自分の中の仮説はあるのですが、正反対の考えでした。
ありがとうございます。