巨人は資金が多いという話を聞き、カープと巨人を調べてみました。カープの所有者は車で有名なマツダで資本金が読売の1000倍もあります。仮に、良い選手を引き抜ける資金力というとカープの方が1000倍も有利なのではないでしょうか?ちょっと不思議になっています。
[勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
野村克也 - Wikiquote
おめでとうございます。
比較の対象は資本金じゃなくて純利益じゃないかな。
球団を手放したダイエーだって読売よりだいぶ資本金が多いよ。
あと、読売が安定収入なのに対してマツダは景気に左右されるっていうのもある。
抱えている従業員が多いほど不景気の影響が大きいというのもあるから、
軽率にお金を使えないんじゃないかと思うよ。
読売は国内だけですが、マツダは全世界に出荷していますし、単年ではなく何年か平均して考えると純利益も2桁程度マツダが大きいように見えます。
カープの経営がマツダから独立して久しいのですが、資金に難のある状態だったのは確かです。
FA宣言した選手を引き留めるだけのお金はなかった。
風向きが変わったのはマツダスタジアムの建設からです。
当時の広島県ではカープ存続の危機意識が芽生え、官民挙げて新球場の建設をやりました。
当時、ちょうど売りに出ていたJR西日本の操車場跡地を買い取り、ここに新幹線の駅から歩いていける新球場が建設されました。
効果は絶大で、わずかながら資金に余裕が出てきたカープは主力選手の流出をある程度食い止めることができるようになった。
更に、黒田と新井の帰参が大きかった。
前々から若手の養成には定評のあったカープですが、二人の力添えもあり、ここにきて一気に花開いたってわけです。
若手の成長は前ケンの抜けた穴を見事に塞いでしまった。
カープはプロ野球球団唯一の独立採算制ですが、そうなったのにはわけがあります。
古い話になりますが、マツダは倒産寸前の状態に追い込まれたことがあります。
当時、住友銀行の管理の下にフォードに身売りしました。
その際にカープの処遇も問題になったのですが、独立採算で松田家が引き受けることで決着したと聞き及んでおります。
要するに売り飛ばされる寸前だったんですね。・・危ない危ない!!
以降、マツダはオーナーと経営が分離した状態のままです。
それなりに目立たない形での支援はあるようですが、直接の資金援助とかはほとんどありません。
松田家にしても、マツダの経営者だった当時と比べると資金力には限界があります。
カープが貧乏なのは昔からで、市民球場の設備は終戦直後の闇市の時代を感じさせるものでした。
幅の狭い木のベンチや薄暗い通路、スコアボードの裏のうどん屋とカレー屋。
カープは広島県民全体の、具体的には樽募金から始まって企業の寄付など掬い合わせて何とかやってきたわけです。
松田オーナーも本当に頑張られた。
万年最下位とか揶揄されて球団存続の危機だったことも何度もある。
地方球団がまともにやろうとすると、そんなものです。
ありがとうございます。
そのような経緯があったのですね。
他、色の球団はオーナー企業がありますがそのような事もないちょっと変わった球団なのですね。
一応広島で市民球場へも何度か行ったことがありますが、普通かなぁーと思っていました。といっても、少し前に取り崩されてしまいましたが・・・
たる募金なども見かけたことがありますが、そのような経緯があったのですね。ただ、今も毎年そごうでしていた気がしますので、うーんという気もしますが・・・
余談ですが、カープについてはそこそこ強いというイメージがあり、四半世紀ぶりの優勝というのが個人的には意外だったりします。
1990年代から数年前までのカープには、「怪我で選手生命が縮んでしまった選手が、あまりにも多すぎる球団」というイメージを私は持っています。
ここ数年(特に今年)は、その点が改善されていると思います。
巨人が強いのは圧倒的な資金で良い人材をかき集めていることが大きいように思うのです。なぜ、マツダは読売のようにお金をマツダに投じないのでしょうか?
真っ向から資金力勝負をすれば巨人以上によい人材を集められる気もするのです。
資金力うんぬんというより、どんなに優秀な選手でも、試合出場ができないような怪我をしてしまったらお話にならないという意味です。
1990年代から数年前までのカープでは、「(特に主力)選手の紹介をする際に怪我のことも同時に語られていた」というイメージが私の中にあります。
資金が潤沢な球団は良い選手を集めていますし必ず勝つわけでは決してありませんが勝率は間違いなく高くなる気がするのです。
2016/09/11 22:57:00