民放バラエティー番組である漫画家が、日本の安全保障関連の話題で「戦うのはアメリカに任せとけばいい」と発言したと聞きます。一部のはこれを暴言と非難する輩もいますが、私は別に構わないと思います。

御質問の趣旨からそれるかもしれませんが補足です。

「戦うのはアメリカに任せとけばいい」という考え方そのものには個人的には反対です。
ただ、その人がそう考えるならばそう発言することは自由であり、暴言だと非難するほどのことではないと考えます。

ちなみに、農民と武士階級を明確に分離したのは秀吉や家康あたりからで、それは彼らの政治的な思想や都合によるものです。

階級ではなく職業選択だったら～というお話ですが、秀吉、家康の政策は、信長が採った兵農分離の方針を参考にしたものだと思います。
が、それ以前の時代で組織的に職業軍人的な職能を運営した例は無いように思います。むしろ、戦のないときは畑を耕し、農民もまた自分たちの村を守るための簡単な武装はしていたと思います。
そういう意味で兵農分離は桃山～江戸時代初期くらいまでは一般的でなかったというのが私の意見です。

また、仮に武士の起こりは平安時代だという基準で考えても、農耕はもっと昔から定着しているわけですから、いずれにせよ農耕文化と専業武士の話は少し理屈がおかしい気がします。

＞兵農分離はそれが有効だから進んだ
これはそう思います。

ただ、
専業の軍隊が機能的かどうかと、
自国の防衛を他国の軍隊に任せるかどうかはまったく別の話だと思います。

とりあえず、２つが別の話だってことは了解いただけたってことでいいでしょうか。

ちなみに、自国の防衛を他国の軍隊に任せるかの是非は私にはなんとも言えません。

米軍の持つ抑止力の恩恵を受けているのは事実ですし、
いや、いざという時に米軍がどこまで頼りになるの？　日本の為に兵士を危険に晒せないとか言わない保証あるの？という疑念だってあります。

今どちらが正しいという決め手に欠ける状況だと思いますので、どちらの立場であっても「暴論」とは言えない。
それが私の意見です。

在日米軍の是非を問いたいのであれば別質問にされた方がいいかもですね。