需給減であれば問題ですが、現在の場合、シェール革命の成功によるだぶつき、アラブの不安によるOPECの機能不全でカルテルの解消、ルーブル安による資源価格の低下、イラン経済解除による増産。全て原油価格を引き下げる原因だと思います。
原油価格が下がることは金補的には経済にプラスだと思うのですが何故このようにはならないのでしょうか?
デフレが予想されるからでしょう。
また、実体経済に対して過大な通貨がマーケットに存在することも問題です。
ドルを始め、日銀がやったような通貨の過大な供給を各国がやれるだけやっている。
通貨の供給量が比較的少なければ先の円高不況のように輸出産業に不利だからです。
一種の保護貿易と言っても良い。
世界人口の増大だけでは生産や消費の増大になりにくい。
バランスの良い生産と消費でなければ破滅的な経済の破壊もあり得る。
化石燃料による環境汚染で更なる温暖化の進行が予想されていることも、世界経済全体の不安定要因になっています。
通貨の供給過剰は集中豪雨的な投資や資金の引き上げで破綻する国家が増えることも予想されます。
そういった不安心理が一番の不安定要因でもあります。
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