観光でアメリカに来た人にとってアメリカの銀行口座を開くことはなかなか難しいと考えがちです。でも、それができるのです。
アメリカの銀行でバンクアカウントを開く際、通常2つのIDの提示を求められます。もちろんアメリカで通用するものです。ただし、銀行の支店によって対応は異なります。
観光ビザで来た人はパスポートを持っています。もう一つのIDが必要になります。日本の運転免許証を持っている人は多いと思います。レンタカーの運転は出来ても、銀行口座は開けません。では、どうすればいいのでしょうか?
それはアメリカの運転免許証を取得するのです。日本では、自動車教習所に通って何時間も教習を受けなければいけません。でも、アメリカの場合、日本に比べたら短時間で取得できてしまいます。もちろん、ペーパーテストは英語ですし、教官もアメリカ人です。英語が全く出来ない人にとってはハードルが高いかもしれません。自分もそうでした。日本で20年近く車の運転をしていましたが、アメリカでは交通ルールが異なります。そんな自分でも取得することができました。
自分の場合はハワイ州でのドライバーライセンスです。観光ビザでハワイに来た際取得しました。
以前は日本語でペーパーテストを受ける事ができました。今は英語のみです。でも、5ドルくらいで買える簡単な問題集をやれば合格することは可能です。知人もその問題集だけで合格しました。
ペーパーテストをクリアしたら、実技です。これも1日で終わります。ただ、試験場まで車を持っていかなくてはいけません。レンタカーでは受け付けてくれません。知人に頼んで借りる必要があります。あるいは、ドライバーライセンスの取得を斡旋している人がいますので、その人に頼む方法もあります。自分も頼みました。
実技がクリアできればその場で免許証を発行してくれます。手数料も数十ドルです。ただ、斡旋者を頼んだ場合は手数料はまた別にかかります。
今度は、アメリカの運転免許証と日本のパスポートの2つのIDを持って銀行にいきます。
自分の場合はハワイにある銀行にいきました。聞かれる事は、現住所などです。このとき、観光でハワイに来てましたので、アメリカのアドレスはありませんでした。でも、日本の住所で手続きしてくれました。その際、オンラインバンキングの手続きもしました。数週間後、日本の住所に銀行のキャッシュカードが届きました。オンラインバンキングもインターネット上で登録しました。
これで、日本にいながら、アメリカの銀行の口座を持つ事ができました。アメリカの銀行は預金通帳がありません。そのかわり、バンクステートメントが定期的に届きます。もちろん、オンラインでも確認できます。
通常2つのアメリカで通用するIDが必要と書きましたが、1つのIDだけで、口座を開く事ができました。それは、ボストンに行ったときです。ある銀行に口座を開こうと思い手続きに行きました。その時、うっかりパスポートを部屋に置いてきてしまいました。財布に入っていたのはハワイ州のドライバーライセンスと日本の運転免許証、中央大学の学生証でした。また、パスポートを持って再度来ると言うと、その銀行マンは、日本のIDで手続きしてくれました。これはレアケースです。
ボストンとニューヨークにあるいくつかの銀行で、特に必要ないのに口座開設してみました。どの銀行もアメリカで通用する2つのIDの提示が求められました。それ以外では、アメリカの現住所と学校名を聞かれました。このとき、自分は学生ビザでアメリカに滞在しており、実際に学校に通っていましたので、その学校名を答えました。ただ、在籍確認は特にしませんでした。アメリカの現住所も実際に住んでいるアドレスを答えました。
観光ビザでアメリカに来た際、まずドライバーライセンスを取得してください。そうすれば、銀行口座を開くことができます。
(これ以外の方法があるのかもしれません。これはあくまでも自分の経験談です。)
http://ameblo.jp/hirohirobbb2000/entry-10469155143.html
免許取得について、ハワイ州は最近厳しくなっています。2012年から原則SSN必須になり、SSNの発行も今は合法的に働ける証明が無いと取れません。昔は観光ビザでSSNも免許も簡単に取れたんですけどねー。
2015/04/29 17:41:49ただし、免許なしでも観光客や一時滞在者向けの口座開設サービスをやっている銀行はあります。ハワイなら確かFirst Hawaiian Bankがやっていたような。メインランドはわかりませんが。必要書類は銀行によって異なるので、行先の州にある銀行を調べて直接問い合わせるしかないと思います。日本人顧客が多い銀行なら日本語で問い合わせ可能なところもあります。