例えば、日本では、マグロの消費量て、かなり多いですよね。寿司やシーチキン(ツナ缶)をよく食べますし。
また、秋になると、秋刀魚が美味しい時期で、消費量もかなり多いです。
鮭(サーモン)もかなり消費されているし、魚離れという割には、それなりに食べているのですが、どうして魚離れ、魚離れと叫ばれているのでしょうか?
ちょっと古いデータですが。
水産庁/(2)水産物の消費動向
元になった平成24年の国民健康・栄養調査報告(厚生労働省)は、こちら。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h24-houkoku.html
年次で個人当たりの肉の消費量と、魚介のそれは逆転しています。
2000年くらいだと、魚の消費量がまだまだ多いんですね(ちょっと意外)。
年代別のグラフを見ても、どの年代でも2000年→2010年で、どの年代でも肉の消費量が増える傾向にあります。
それでも、平均的なデータでは、魚が全く食べられていない、というわけではない。
最も肉類の割合が多い15~19歳でも、肉:魚 = 3:1 です。
まあ、これは、四食に一回は魚が食べられている、ということではなくて、肉と魚をバランスよく食べているグループと、ほぼ肉しか食べないグループの割合が、1:2 とか、そういうふうに読むべきなんでしょうけれども。
もうひとつ、農林水産省の食料需給表という資料。
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/zyukyu/
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/zyukyu/pdf/zyukyu_140805-2.pdf
P9 の「国民1人・1年当たりの供給純食料の推移」という表に、もっと昔からのデータがあります。
肉類と魚介類のところだけ見てみると、昭和40年には、魚は肉の3倍食べられていたのが、逆転してます。
これを、減ったと言わずして、なんて言いましょう。
ぼくは、子供のころから割合と魚を食べた方ですが、会社に勤めて結婚するまで、ウィークデーの食事は全てコンビニという時期がありました。
会社の寮住まいだったんですが、帰りが遅いから寮の食堂でなんか食べたことないし、毎日居酒屋ではお金が続かないので、結局コンビニに落ち着きます。
その時期だと、魚介類なんて、おにぎりの具の鮭とタラコぐらいしか口にしてなかったんじゃないかと。
こういう人は、一定割合いると思います。
それに、コンビニや、スーパーの惣菜で済ませちゃう家庭も、昭和のころに比べると多いと思います。
揚げ物なんか家ではやらない、という人はいっぱいいます(子供の学校で付き合いのあった範囲で)。
そういう人は、グリルで魚も焼かないでしょう。洗い物が面倒だし。
一方、ぼくも含めて、魚が好きな人もそれなりにいる。
だから、魚の消費量は極端にゼロとかにはならない。
でも、先の年代別の肉と魚の消費量のグラフ、もし次の10年も同じ割合で肉の方にシフトしたとしたら(なんてことは、絶対ないんですが)、かなり極端な感じになりそうです。
id:oharanohara さんは、魚が好きなんですよね、きっと。
だからお寿司屋さんにも行くし、スーパーで魚が並んでいる光景もよく見る。
昔と、それほど変わっている気がしない。
でも、その場面で近くにいる人は、基本的に魚から離れていない人達がほとんどでしょう。
ハンバーガーしか食べない人は、お寿司屋さんに行きませんし。
そういうことも、「魚離れと言われて久しいが、私の周りでは、そういったイメージがない」ということにつながってると思います。
# 少なくとも、矛盾ではありません
回答ありがとうございます。グラフを見てみると、極端な偏りはないものの、やっぱり、肉類の消費量は増えてますね。
2015/02/09 17:01:57私の場合は、魚も食べれば、肉も食べます。
魚介類でも苦手なものもありますが、肉類に関しては、魚介より好き嫌いが、細かいですね。
安い魚が減った、ということも一因になっている気がします。
2015/02/09 17:40:38この秋は、サンマはそれほど高くはなかったですが、イワシなんて高くて買う気になりません。
買いやすい値段でいうと、サケ、サバ、アジ、タラといったあたりでしょうか。
それでも、決して安い、という値段ではない。
一方、肉類は、最近はブラジル産の鶏肉だとか、カナダ産の豚肉だとか、輸入物の安いものがスーパーの店先で見かけるようになりました。
ものにこだわらなければ、500円ちょいも出せば、どっさりと買えます。
そういったことも、魚離れに影響しているのかもしれません。