お世話になっております。
2015年が始まりましたね!
今年もよろしくお願いします。
唐突ですが、昨年の【人力検索かきつばた杯】で
私が回答した作品の感想を募集したいと思います!
いちいち書くのが面倒!と言う方は、以下の記号参加もアリアリです。
A:好みだ B:どちらとも言えない C:好みでない
全作品は大変かと思いますので、
気に入った作品を挙げるだけでも構いません。
下のURLから飛べます。
たくさんのご参加をお待ちしております。
http://kobumari5296.hatenadiary.com/entry/2015/01/06/162040
ポイントは参加してくださった皆さんに平等に分配しようと思っています。
お返事もします。
よろしくお願いします。
お報せ(?)
お一人あたりの回答数を増やしました。
ころころ変わってすみません。
駆ける、駈ける、翔ける
そのか細い足で、地に足をつけて、幼い馬は駆ける
あたしも走ってみたい
幼い馬のように 彼のように
あたしが一番好きな新緑の季節。
生命の息吹を感じるこの季節。窓から見える木々は緑がとてもきれいで。
緑の薫りを肺いっぱいに取り込みたい気分にさせる。そんな中を走れたらどれだけ気持ちがいいだろう。
「広翔ちゃん、点滴の時間よ」
「はいはーい」
あたしの名前は広翔(ひろか)という。広い草原を翔けられるような丈夫な体に育って欲しいとママが付けてくれた。
さっきまでベッドの横に居たママは、
「午年なんだからね。広翔も元気になるんだから!」と言葉とは裏腹な少し暗い表情を残して帰って行った。
あたしを励ましながら……、それでいて自分に言い聞かせているように。
窓の外の緑が少し暗く澱んだ気分になる。
生まれつき心臓が弱く、入退院を繰り返しながらの小学校生活を終え……。
死にもの狂いでこの病院の付属中学への切符を手にしたものの、入学直後にまた病院へ逆戻り。
死に物狂いが文字通りとなっちゃったみたいで。
お医者さんからは、手術を薦められているけど決心がつかない。
投薬と入院による安静で治らないってことは手術が必要なんだろうって頭ではわかってるけど。
ママの表情からも、お医者さんの言う態度からもわかるけど。
逆にそこから手術だって絶対じゃないっていうのが見え隠れして。
「あ、やってるなあ、いいなあ」
「どうしたの?」
ふと漏らした言葉に看護師さんが問いかけてくる。
「なんでもないです」
窓から見えるグランドはあたしが元気だったら通うはずだった中学のものだ。
病室から見えるその風景はテレビよりもおやつよりも大切なあたしの今一番の宝物になっている。
陸上部がトラックをぐるぐると走っている。その中でひとり。いつもずっとびりっけつで走っている男の子に自然と目がいく。
「今日も相変わらずだなあ……」
「広翔もねぇ」
背後からの声にびくりと体が震えた。
「もう、先生! いるなら要るって言ってよ!」
いつの間にか看護師さんが居なくなり、ベッドの脇にはニヤニヤした顔の主治医の先生が居た。
「広翔、いい加減にため口やめてよね」
「先生がちゃん付けで呼んでくれたらね」
取り留めのない会話。狭い世界で生きているあたしが唯一心を許しているのが彼女。友人兼姉のような存在で彼女が研修医とかいう修行時代からの付き合いだ。
パパやママにも言えないような秘密も何故か離せちゃう大切な存在。
「外見てたんでしょ?」
「見ればわかるじゃん」
「何がそんなに楽しいの?」
「ほら、あそこの男の子。四月からずっとびりっけつなんだよ。
頑張ってるみたいなんだけど全然タイムも伸びないの」
「タイムまで把握してるって……。ストーカーじゃあるまいし」
「べ、別に……。単なる暇つぶしの一環。
なんかさあ、自分が走れない分、頑張って欲しいとか感情移入しちゃってる……ってわけでもないか。そう、やっぱり暇つぶし。あんまりにも遅いからついつい目がいっちゃってるだけ」
それを聞くと先生はにやにやを一層強めた。
「そうかあ、充が喜ぶと思ったのに……」
それを聞いて頭にクエスチョンが浮かぶ。
「えっ? 先生、あの子と……知り合い?」
「まあね。手術を担当したのも私だし」
「しゅ、じゅつ……?」
「そう、広翔と同じ心臓だよ。それも小学生の時にね。
しっかりした子なんだよ。ああ見えて」
「どうせあたしはチキンですよ~だ」
先生は、後ろで組んでいた手をほどいて前で組みなおす。
そのまま椅子に腰かけてグランドを見つめた。
「充だってさ、いやがってたよ。怖いって。
ちょうど今の広翔みたいに」
「あーもう! あたしは臆病ものなの!
絶対だなんて信じられないの!」
「充はね……、ずっと走りたかったんだって」
「えっ?」
「動物図鑑のね、馬のページを開いて。
私のところへ来て言ったんだ。
『僕も走ってみたい。手術したら……、心臓を治したら走れるようになるんだよね?』って。
でも治ったからって、過度の運動はやっぱり心臓に負担がかかるから。
ああやってマイペースに。無理はしない程度に走ってるってわけ」
それを聞いて衝撃が走った。心を強くぶたれた気がした。
どこか……馬鹿にしていた。
あんなに走っているのに。周りから何周も遅れて。
みっともないとさえ思っていた自分に。
「だけど……、それでもああやって……」
「手術を受けるのも受けないのも、広翔の自由だよ。
あんたの人生なんだから。
ずっと走れない生活が好きならそうすればいいのよ。
今までどおりの自分でいいんならね」
普段は優しい先生が、いつもとは違う神妙な口調になっていたような気がする。
既にあたしに背を向けて……、病室を出て行こうとしていたからその表情は見えなかったけど……。
あたしはとっさに先生を呼びとめた。
「先生!」
「なあに?」
振り返った先生はいつもの優しい表情に戻っていた。
あたしは勇気を振り絞って、今沸き起こった気持ちを言葉に変える。
「あたし……、充くんとお話してみたい。
走るっていうのがどんな気持ちなのか……。
走れなかった自分と走れるようになった自分。
人生っていうのがどう変わったのか……。
聞いてみたいの!」
「うん、そういう地道な一歩の積み重ねがね。
人生には大事なのよ。
期待してちょうだい。ちゃんと連絡してあげるから。
あなたのことが好きな女の子が……」
「ちょ、そういうんじゃないから!」
緑が赤に変わり、白い雪が積もり……。
そして桜の季節がやってくる。
「新入部員を紹介するぞ!」
先輩たち――といっても半分は同学年だけど――の中に充くんの姿も見える。
「二年だけどな、新しく入ることになった広翔だ。
充と同じで激しい運動はできないそうだが……」
去年あたしが見ていたあの窓辺の病室には今どんな子がいるんだろう。
ずっとマイペースで走るあたしたちを見てどんなことを想うんだろう。
駆ける、駈ける、翔ける
その頼りない心臓で、自分のペースで、彼は翔けつづけた
これからはあたしも一緒に走れるんだ
彼のように 彼に貰った勇気のおかげで
~fin~
リライトしながら気になったのは、まず……
広翔いう名前。しょうがないんだけど女子っぽくないよねという点。あえて手を入れず。
あと、口調。新中学生にしては大人びすぎ。
先生と広翔の台詞。キャラが被っているので、本当は少し差をつけるべき。
看護師さんが必要なかったり、説明が多かったり。
「ついてない……」とか「無きにしも非ず」とか、文脈にそぐわない台詞がちらほら。
でも、ストーリー的には良い話なので『A:好みだ』の範疇です。
ラストはなんとなく自分流になりましたが途中まではあくまで文章をぐらんこ。流にするリライトを心掛けてみました。
勝手に作品弄ってごめんなさい。感想”等”に甘えましたっ!
し、師匠と呼ばせてください……!
すごいです!筋は同じなのに、ぐらんこ。さんのものに!
そしてギリギリAいただいてありがとうございます。
この時はプロットすらあまり考えずに書いていたので、
アラが目立つというか。
私の国語力がまだ小学生だったというか。
(未だに小学生ですが)
いやはや、ぐらんこ。さんに弄っていただいて嬉しいです。
こんな書き方も、あるのよね。みたいな。
一本目
好みではあるんだが、説明が多いな。病気とこれまでのあらすじが。
それより、充君を見つめる時間を表現した方がいいんじゃないかなぁ。
決意に対する逡巡が、もう少し欲しいところだ(筒井の言う遅延)先生には、二回目に来てもらおう。
一回目は看護師が知っている気配。2回目に種明かし。A
※しょうがねぇな、リライトしてみた。
『新緑を翔ける風』
翔ける、翔ける、翔ける
遠い背中が立ち止まる。仲間に囲まれるその背中へ、私も追いついていく。
幼い馬のように。
仲間に囲まれながら、私は少し背伸びをする。昔、私がいた場所を探して。
「またびりっけつ。」
窓の外を見ながら、思わずつぶやく。新緑の季節に、病室からできることと言えば、外を眺めることぐらい。
でも、普通の病人より私は少し余裕。最近、窓の外がちょっと気になるから。
「点滴を先にする?ゴールするのを待つ?」
看護師の亜由美さんの声だ。私が毎日窓の外を見ている理由がバレバレ。
「陸上部の練習、面白い?」
亜由美さん、わかってるくせに。
「あの、おっそい子が気になるから」
そうね気になるわよね、と頷きながら亜由美さんが点滴を交換しているうちに、あの子がゴールした。
ストップウォッチの数字を確かめていると、なにしてるのと覗き込まれた。
「タイム測ってるの。おやおや、隅に置けないわね。というか、ストーカーの領域?」
「毎日練習してるのに、全然タイムが上がらないの。どうして」
「理由は人それぞれよ。あの子のタイムにも、事情があるのよ。広翔さんに走れない理由があるように」
走れない。そう。私の病気は心臓病。もう長い付き合いになる。入退院を繰り返す私には、トラックを走ることなんて、夢のまた夢でしかない。走るなんて、もう無理だから。
翔ける、翔ける、翔ける
その細く長い脚で、この地を踏みしめて、幼い馬が翔ける。
「どう?受ける気になった?」
主治医の由香里先生の問いかけに、目が泳いでしまう。手術が必要なのは、わかってるんだけど。怖いものは怖い。
「怖いのを乗り越えると、トラックを走れるようになるのよ」
由香里先生の視線は、私ではなく、窓の外に向いていた。
今日もびりっけつが、よたよたと走っている。
「心臓の手術をしても、一応走れるの。でも、人より速くは走れない。」
先生の視線は、びりっけつを見つめてる。
「充君、あんなに長い間走り続けられるのね。」
私、たぶん目がまん丸になってるんじゃないかな。
「え、あのびりの子、充君って…それに、先生の知り合い?患者さん?」
先生はゆっくりと頷く。
「あなたより小さかったから、もっと怖かったはずよ。でも、乗り越えられた。走りたかったから」
「それって。先生の患者ってことは、心臓病だったの?」
「そう。あなたと同じように、小さい時からベッドにしばられてて。手術をすれば、それなりに走れるようになるけど、危険もあったことも知っていたの」
トラックを走る充君と、先生と亜由美さんの間を、私の目は何回もさまよう。
翔ける、翔ける、翔ける
その細く長い脚で、この地を踏みしめて、幼い馬が翔ける。
私も。私も、走りたい。
「それでも、走りたいって。眼に涙浮かべて、どうしても走りたいからって。」
先生は、充君から視線を外す。優しく、いとおしく、私に振り返る先生は、優しく微笑んでいる。
「先生。由香里先生。私、私も。」
亜由美さんが私を見つめてる。窓から新緑の風が舞い込む。その香りが、私の口を動かしていた。
「走りたい」
もう一回頷く先生の向こうに、部員に取り囲まれている、ゴールした充君が見えた。
翔ける、翔ける、翔ける
その細く長い脚で、この地を踏みしめて、幼い馬が翔ける。
私も。私も、走りたい。
あの馬のように。あの、幼い馬のように。
もう少し練りたいところだけど。
二本目
日常の切り取りには成功しているのだと思う。で、どうなの?という問いかけが読者に生まれるかも。
バタフライ効果が唐突な単語として浮き上がってる。(この表現で、バタフライ効果と言って大丈夫?)
切羽詰ってない(時間があるんだよね)から、ドラマが無い気がする。時間が押してるのは、文字を読ませる加速度になるのだな。
これはちょっと推せない。B
三本目
普通に好きです。外連味もなく、淡々と綴る感じが、かえっていい感じで。
ただ、ちょっと枯れてる感が強いかなぁ。
まあ、そんな父もいていいかなと言うところ。A
四本目
相変わらず、情景の切り取り方がうまいと思う。
絵的には問題なく、情景が浮かぶ。
ただ、淡々と時間が進みすぎていて、盛り上がりにちょっと欠けるかな。B
五本目
うむ。崇くんの存在価値が低いなぁ。もう少し絡めないか。
崇君とダイ君のあいだでちょっと揺れるとか。新婦に紹介するのに新郎が手間取るとか。
冒頭の説明が崇君なのに、ストーリーはダイ君。ちょっと戸惑う。B
六本目
唐突にこの設定を見せられると、知らない人には「鼻持ちならないやつ」が主人公だなと引かれてしまう。
でも、関係会社なのにカード使うの?とか、懐石って貧相な食事(本物って安いんだよ)とか、極端なお金持ちになりきらないのはちょっと半端。
なにより、一般人の挫折感を寄せ付けないから、何だか共感できないかな。B
七本目
幼馴染の不器用な告白が多いかな。一連の作品群を順に読んでいると。
これは、普通。でも、ピチカートポルカである必然性が見当たらない。ここだけ不満。
何か理由をつけて。伏線を収める場所がほしいところ。それ以外はOK。 A
八本目
昔の彼女に会ったシーンがちょっと違和感。彼女なんでしょ。姿かたちが。
処理はめんどくさいんだけど、ここはタイムスリップにするか、疑似空間にするか、シミュレーションにするか厳密に決めないと。AB
九本目
わかりやすいのは昇君だけで、後の二人は、前提が多すぎてちょっと戸惑う部分あり。
・冒頭、「私」はみやびか昇か判別しにくい。
・種明かしのメールが唐突。「真治先輩」が伏線無し→メールが唐突に来るのは??って感じです。(昇くんにかみ合わない問いかけをしたり、みやびさんに何かを言いかけたりしてほしいなぁ…)
とはいえ、雰囲気は好きなんですよ。絵的にもわかりやすいし。サックスや音大知ってる人には結構くすぐりもあって(次田真治とか、セルマーとか、ブースとか)好感が持てます。
ただ、昇君に応えてあげてほしかったなぁ。→みやびさん。
偉そうなことを言っていますが、私も半人前なので…
伏線って、「あれ、これってどうなったんだっけ」という”作者が意図しない伏線”の方が読者は気になったりします。(松本○士のように、決着つける気のない伏線もあって、それは読者としてはそのままでもしょうがないと思うわけで)
ノックスの十戒ではないけれど、「拳銃が登場したら発射されなければならない」(撃たなくてもいいとは思うんですけどね)ということです。
伏線を出したら自分だけウキウキしてしまうのですよね。
で、好き勝手書いて自分の世界……
いい勉強になりました。
ありがとうございます。
僕の開催の時に書いてくれた2作の感想を、その時より詳しく書きます。
約1年前の「馬」。
まず、広翔という名前。名前の由来が物語と深く関係してたのが高評価でした。
ま、そうでなきゃ、「私の名前は広翔という」なんて一人称小説で書かないよね。
途中、肝心な外の情景が伝わってこないなぁ。
例えば充くんが遅く走っている情景をもうちょっと詳しく書いたらいいと思います。
例えば、他の部員にどんどん抜かれていくとか。
あと、一番大事だと思ったところがないですね。
それは、広翔ちゃんがなんで充くんを知っているか。
「みつる……? 先生知ってるの?」って言って、自分が知らなかったら変ですよね。
それに最後に「久しぶり」とか言ってたし。
あと、ストーカーかよ、ってくらい充くんを注目してるし。
例えば、実は幼馴染とか、どこかの場面で会ったことがある、とかそういう場面も書いて欲しかったです。
☆5つ中だったら、上記を踏まえて、☆3つですねぇ。でも雰囲気好きですし。
追加。
あ、でも、最後に3人称小説に変えちゃうのも悪くないな。
ただ、区切りがないんだよな。
例えば、空行を他より少しだけ多くするとか、
私も 走ってみたい
幼い馬のように 彼のように
☆ ☆ ☆
「お久しぶり、充君」
って感じで、マークで区切るとか。
1回答に2作書こうと思いましたが、長くなるので、2つに分けます。
part2は、もう少し待ってね。
勉強のお邪魔してすみません。
ありがとうございます。
区切り……改行オンリーだと分かりづらいですよね、確かに。
いいアドバイスをいただきました。
高評価、その言葉だけで救われます!
part2も楽しみにお待ちしております。
あ、無理しないでね!
とりあえず感想をば。否めない小並感。
『馬』
コブマリさんらしさってこんな感じだなあと思うのです。毒が無い、癖も無い、キャッチコピーつけてみたら「真っ白なノートにぼくらただまっすぐな線を引く。」とかになるのかな、と思いました、はい。毎回思うんですけど完成しきってて介入する隙間の無い完璧な作品を書かれる気がします、公式の安心感みたいな。童心や初心を思い出させてくれる純粋さというか…明度高いというか…
『犬もおだてりゃ空を飛ぶ』
第一印象は「ほんとそれな!!」でした。ちょうど色々で中途半端なメモ帳がドキュメントにごろごろしてた時期だったので…。高島さんの「あう…」がかわいくてびっくりしたり。文体も相まってポカポカした日の公園の風景が白昼夢のように浮かぶのがとても心地よかったです。日常を切り取るってこういうことなんだなあ…!
『父へ』
こういう家庭憧れるんだよなあ…ほっこりしました。結婚がまだ身近なものでないのでなんとも言えないけど好き!よく分からないけど好き!そんな感じです。なんだろ、コブマリさんの作品を読んでると混じり気のない理由のない感情ばかり生まれてくるので感想書くの難しいんですよ;
『草、百合、華』
六月の雨と不安、良いですね~。正直冒頭で事故って下ろしちゃったらどうしようって思ったんですけど、そこはやっぱり安定のコブマリさんでしたね。生命の誕生だからもっとこう感情がどっかんどっかんなるんじゃないかな?と少し思いましたけど、和やかなのも好きです。
『桃』『神』『祭』
桃を引っ繰り返したらハート、なんて言葉じゃありきたりすぎて。ぬぅん。これは微妙でありました。
『しゅうまつ』『きぼう』
ブラックカードとか懐石料理とか言葉選び気になるとこ多いです。恒星になれっていうのはかっこいいです。このあたりちょっと私とは違う車線というか路線というか。よく分かりませんー!
『ピチカート・ポルカ』
いやあ…「俺にしとけば」ってこんなに素敵な台詞だったんだなあって思いましたね…コブマリさんの書かれるカップルはやっぱり素晴らしいですね。末永く幸せにばくはt…とはいきませんが見守っていきたいですね。
『光が奪うもの』
赤と紫っていうのも素敵だし、変人カップルが大好きです…あからさまな志望フラグ建てちゃってもう…!ドライな二人の関係カッコイイ。続きが気になります。
『彼女の悪戯』
コブマリさんも暗いの書くんだなーと思ったらちゃんとハッピーエンドでなんだか安心しました、ん?ハッピーエンドなのか…?というのはさておき、ごちゃっとしてるのはやはり慣れてないからでしょうか?削っちゃったからでしょうか。雰囲気で読ませるやつはやっぱりなめらかさが問われるのかなあと思いますがいかがでしょ。
『聖』『夜』
楽器店のあの温もりのある照明と冷たいサックスと、雰囲気が滲み出てて凄く好きですよ~。不器用な恋心のすれ違いが微笑ましい。先輩のとこ、唐突だったので何か伏線があったら良いのになと思いました。
とまあ、こんなところでしょうか。毎回楽しませていただいてますよ。
ありがとうございますー。
いやあ、銀鱗さんって本当にお上手だなあと(笑)
文章しかり、褒め方しかり、アドバイスしかり。
的を得ている(皆さんそうですが)ので、ズシッときました。
納得納得。。
しかも、毎回読んでいただけてるみたいで、本当嬉しいです!
追伸というか。
『光が奪うもの』は私も続きが気になります(おい)
お待たせしました、part2です。
「ピチカート・ポルカ」行きます。
僕に言えることはほとんどないのですが、そこんとこよろしく。
お話の最初の方から、行きますよ~。
まず、
「工太……やっぱり私」
「帰るとか言うなよ」 のところ。
なぜ音は帰りたいと思って、工太にそれがわかったかが、わからくて、モヤモヤします。
音のセリフではともかく、地の文で理由をちょっとでいいから、書いて欲しかったかな。
だって、工太のセリフからして、理由はわかってるよね?
ここは単なる感想ですが、
「こうたぁ~……この繊細な乙女のわたくしを慰めなさいよぉ~」
プッw ここ笑いましたw 悪酔いしてるときの顔って、どういうやつだろう。
それに、声も体もめっちゃフラついてんだろうなあ。
音には大変失礼ですが、ここ面白かったです。
結城家の方、よく平気でいられるよな。
「音の元に告白を記した手紙が届く」
あれ、これって、顔とか知ってるのかな?
でないと、普通告白なんてしないもんじゃないの?
会ったことがあるなら、そういうのも書いたほうがいいのでは。
あと、ウィーンに行くから音を連れて行けない、じゃあ告白すなって話ですな。
それとも、手紙を送ったあと、事務所側がダメって言ったのかな。
それなら、そういうのも詳しく書いて欲しかったです。
「隣にいる男が、どれだけ自分を心配し、心酔しているのかも知らない。」
おおっ! 来た! 実は自分も音が好きだったことがわかった瞬間、ドキッときました。
そして…
「想いだったら負けない。小学校から蓄積されてるんだ。どんなに深くても半年の想いなんて、負けない」
キターーーー!! ダメだ俺、こういうに弱いんだろうね。
心の弦がほどけて、二人は結ばれるという……。
ラストの雰囲気は大好きでした。
いろいろあっても、このお話はAですね。
コイルさんのツボにはまったみたいでよかった(笑)
少々まだるっこしいというか、「告るなら早くやれよ」とか、
思ったりしたのですが、プロットに忠実に書いてみました!
ありがとうございますです!
ありがとうございます。
2015/01/12 20:20:36