古今東西、ジャンルは問いません。
実在の人物でも、フィクション作品(小説・映画・ドラマ・漫画etc.)に登場していればOKです。
どんなところが素敵か、熱烈に語ってくださいね。
「ノンフィクション」「ドキュメント」と銘打っていても、書籍や映画などのかたちで発表されているものは挙げてくださってOKです。
××は読みました・見ました、というコメントを書くかもしれませんが、私が未見かどうかではポイント差をつけません。有名な作品でも気にせず挙げてください。
既出とかぶる回答は、魅力を独自の言葉で熱く語っていればOKです。(「自分も上と同じ意見です」はNG)
日本の冒険家で言えば子供の頃、世界初五大陸最高峰登頂の植村直己や南極探検の白瀬矗(のぶ)の活躍を読んでワクワクしたものです。
大人になって読んだので特に印象に残っているのはこのあたり。
『劒岳―点の記』
明治時代、近代的な地図作成のために各地をその足でまわり、険しい山岳においても三角点埋設の任務に勤しんだ男たち。
それが測量官であり、主人公柴崎芳太郎は地図の空白を埋めるために前人未踏、また決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス・劔岳を目指すという物語です。
新婚にも関わらず長期間の山籠もりを強いられたことに加えて、同じく登頂を目指す登山会との軋轢や、信仰心強い地元民との折衝、天候に左右される山にあっての行動計画の難しさ…etc
幾多の困難を乗り越え国としての事業を成し遂げてゆく明治人の気概を感じさせます。
現在、私たちが気軽に使っている地図には測量に携わった名の知れぬ人々の辛苦の上に成り立っているのだと伺える作品です。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090712/1247400406
映画もなかなか良かったですよ。
『凍』
凍、この一文字の作品にはクライマー山野井泰史の壮絶な人生が綴られています。
登山の中でも特に危険度が高いロッククライミング。
その中でも極限まで荷物を減らし、無酸素で短期間でアタックを掛けるアルパイン・スタイルを好むのが山野井氏であり、その技術の高さと実績は世界的に知られている人物です。
それにしても怪我や事故、時には命を失うことさえ不思議ではないほどの危険を乗り越えてまで、なぜ急峻な岩壁に挑むのか?
その生い立ちやロッククライミングに魅了された半生、そして妻の妙子氏と共に登山一色の生活が紹介さえています。
ついにヒマラヤの難峰ギャチュンカン北東壁にアタックをかけた時に九死に一生の目に遭い、凍傷によって右足の指5本と左右の手の薬指と小指を付け根から失いました。
それでもクライミングを諦めず、リハビリの末に度々難関壁登頂を行ったというのですから、すごいというか、もはや想像を絶する精神力であると言えましょう。
妻の妙子氏もまた夫に負けず劣らずタフで、この夫にしてこの妻ありと言うしかありません。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20130516/1368712191
日本の山岳・冒険小説家として有名なのが谷甲州なんですが、読もう読もうと思いつつここで紹介できそうな作品はあまり無いんですよね・・・。
あえて言えばSFと冒険アクションが融合した『惑星CB-8越冬隊』でしょうか。
気候改造のために用意された人口太陽の機能が狂って、環境激変の恐れがあるという惑星が舞台。
そんな中で主人公は人口太陽を止めるため、苦難の旅に出るというストーリー。
とにかく、序盤のとっつきにくさを乗り越えると中盤あたりからの展開にめりこんでしまう。そういう意味では期待を裏切らない作家ですね。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20091206/1260111292
最後に、アフリカと日本をまたにかけた冒険活劇の傑作として名高いのが『ガダラの豚(全3巻)』(さすがに既読かな?)
(リンクは上巻だけにしておきます)
超能力ブームに乗っかって、一般向けの呪術著書がベストセラーになったおかげで本意とは逆にタレント扱いされてしまった民族学学者・大生部が主人公。
その彼が家族やTV関係者らと共にケニアの呪術の本場に乗り込んだ末に巻き起こす大騒動。
超能力・宗教・呪術盛り沢山ゆえに一見荒唐無稽になりがちですが、その謎解きも含めてじっくりと物語が構築されているので、最後まで目が離せない。
その長さに比して、寝食忘れて一気読みしてしまうほど夢中になれること請け合いです。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20130323/1364039387
他の方の回答・コメントを見てて思ったのですが、単純に冒険小説ならばタイムスリップ小説の含むのかな?と思ったのですが、私の大好物なので、そちらをメインにしてしまうとどれだけ回答に時間がかかるか見当つきません。
なので今回はできるだけ正統派(?)な冒険・探検で考えてみました。
もし興味があれば、いつの日か「魅力的なタイムトラベラー」の質問を実施していただけたら嬉しいですね。
私も過去にタイムトラベル関係の質問を何度もしてますけど(笑)
原作は1846年に書かれた小説です。
今でも古さを感じさせない質を持っています。
作者は「SFの開祖」とか「SFの父」とまで呼ばれている方です。
リーデンブロック! ヘッセと並んで初めて覚えたドイツ人の名前かもしれません。「今でも古さを感じさせない質」その通りだと思います。余談ですが、僕にとってこの本で披露される知識の幅広さは、どういうわけか奇書「ヴォイニッチ手稿」を思い起こさせるんですよね。
ヴェルヌは冒険物の元祖のような人ですね。
彼のもう一つの代表作「海底二万マイル」は10年ほど前にもリメイクされて、「ナディア」だったかな?
アレも面白かったですね。
ありがとうございます! あと、ぜひ児玉孝也「司王国」は読書子のみなさん読んでみてください。戦後、食糧難の時代に、庄内狩川のあたりに独立王国があったんです。ただ、飢えを観念で遊びに変える自由な精神としての独立王国なので、革命とか、地方の蜂起とかいうのとは違います。もっとおおらかで、インテリで、ちょっと左っぽいですけれど(笑)、まちがいなく児玉孝也の傑作です。なぜ冒険譚かというと、ヤミ米を運ぶ=遊ぶ行為自体が彼らの冒険なんです。賊、ですね。子供のころ、男の子は、何があるというわけではない帰り道にキャンプごっこや家出ごっこをした方、冒険気分だったと思います。そんな感じです。説明になっていない(笑)
いきなりアパッチ族が登場したので「アパッチ族って冒険家?」とびっくりしました(いい感じにつかまれたとも言える ^^)
復活の日は壮大な物語ですね。
嘉門達夫の歌は、川口浩が危険な場所に≪カメラマンの後に≫入ってくる、というフレーズが子ども心に鮮烈に印象に残っていて、今でも危険な映像を見ると自動的に「カメラマンはどの位置にいるのかな」と考えてしまいます。
月山はずいぶん昔に読んで記憶があいまいです。ぜひ読み返したいです。
丸谷才一は、あの独特の文体も含めて好きですが「笹まくら」は未読です。読みます。
私のオススメはアルケミストです。
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
この物語に元々の冒険家が登場してくるわけではありませんが、主人公の羊飼いであった少年が、自分自身の宝を探す道のりの中で、冒険家へと変わっていきます。
自分のことをどろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるか、そのどちらかを選ばなければならないことに気がついた。『僕は宝物を探している冒険家なんだ』
などが分かりやすい部分です。私は、この物語がとても好きで、ブログのサブタイトルもこの中の一文です。
Tell your heart that the fear of suffering is worse than the suffering itself.
(『傷つくのを恐れることは実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。)
凹レンズ ―まとまりのないブログ―
メッカに巡礼にいくことを夢見るものの安定した生活を手放すのが怖いクリスタル商人との会話もとても好きな場面です。
「ではどうして今、メッカに行かないのですか?」と少年がたずねた。
『メッカのことを思うことが、わしを生きながらえさせてくれるから、そのおかげでわしは、まったく同じ毎日をくり返していられるのだよ。・・・もしわしの夢が実現してしまったら、これから生きてゆく理由が、なくなってしまうのではないかとこわいんだよ。・・・実現したら、それが自分をがっかりさせるんじゃないかと心配なんだ。だから、わしは夢を見るほうが好きなのさ』・・・
誰もが、同じ方法で夢を実現できるとは限らないのだ。
・・・
『今の店は、わしが欲しいと思っていたちょうどその大きさだ。わしは何も変えたくない。どうやって変化に対応したらいいかわからないからだ。わしは今のやり方に慣れているのだ。・・・おまえはわしに、今まで知らなかった富と世界を見せてくれた。今、それが見えるようになり、しかも、自分の限りない可能性に気がついてしまった。そしてお前が来る前よりも、わしはだんだんと不幸になってゆくような気がする。なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、わしにはそれをやる気がないからだ』
自分の大切にしているもに向き合うことですら、恐れや不安、罪悪感も伴うというのは、とても興味深かったです。
主人公のサンチャゴは生活レベル・教育レベルが低く、聖人のように達観しているわけではありませんが、環境の変化をそのままに受けとめ、自分なりの答えを出していきます。その姿勢がとても魅力的に感じます。
ていねいに紹介してくださってありがとうございます。
アルケミストいいですね。長く読み継がれてほしい物語です。
定番といえばそうなんですが、インディジョーンズシリーズはどうでしょうか?
インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ(数量限定特典 フィルム・セル付) [Blu-ray]
考古学の教授をしながら、財宝や秘宝の発掘をしているインディが繰り広げる冒険です。秘宝が眠る場所には、知恵と体力がないと通れないようになっていてそのアクションをドキドキしながら観ていた記憶があります。
また、世界大戦時のやんちゃをしていたインディの若き日の大冒険もみればはまると思います。
冒険と考古学なんて、これ以上ない組み合わせです!この、何も考えなくていい2時間は、貴重です。
インディジョーンズ大好きです。一番好きなのは、お父さん(ショーン・コネリー)。
ふしぎな島のフローネ
世界名作劇場・完結版 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ [DVD]
80年代に50話で放送されました。
フローネ一家が無人島に漂流してしまうのですが、苦難を乗り越えて生活していくおはなしです。
植物から油を取ってロウソクを作って灯りを得るなど、子供ながらにとても感心した覚えがあります。
原作はロビンソン・クルーソーだったと思います。
原作は「スイスのロビンソン」だと思いますよ
漂流もの、他にもいろいろ挙がるとうれしいなあと期待してます。わくわく。
冒険と言えば、真っ先に浮かぶのが、
ワクワクする冒険の数々と、未来への希望と。
宮崎アニメには、さらなる冒険が、
ワクワクと言う言葉が、こんなにも当てはまるものは、少ないと思う。
少年の冒険の原点とも言える、古典。
シルバーが、かっこいいんだ。
ラリイニーヴンのノウンスペースシリーズには、冒険家が多々登場します。その中でも
ベーオウルフ・シェイファーとその義理の息子ルイス・ウーは、その冒険の距離と速度が際立っています。
シェイファーの訪れたのは、
中性子星 (ハヤカワ文庫 SF―ノウンスペース・シリーズ (400))
中性子星。銀河一速い宇宙船「ロングショット号」(のるかそるか号って訳が笑わせる)に乗って、異世界である中性子星をかすめていく。
そして、その超高速宇宙船を使って、次に訪れたのは
それに乗るのは、シェイファーの義理の息子ルイス・ウー。
どうにも、二人とも騒動に巻き込まれる体質らしく、冒険がさらに冒険を生んでいく。
未来少年コナン懐かしいです。ヒロインが精神的に強いところが大好きでした。
ラピュタも大好き。真夏に入道雲を見ると「あの向こうに空飛ぶ島が…」とつい思ってしまう。宝島は王道ですね。シルバーかっこいいです。海賊にオウムがつきものなのは彼が原点ではないかな?
リングワールドもいいなあ。巨大な人口建造物って、それだけでワクワクします
タンタンのシリーズ。地球上のいろいろなところへ行きます。
タンタン懐かしいです。『黒い島のひみつ』が特にオススメな理由があれば、教えてくださいませ。
冒険家と言えばこれ
ちょっとくぐもった声で「ボウケンだ!」「おい、いい事考えた。お前、俺のパンツの中をボウケンしろ」とか言うと特撮ファンにはウケますね
戦隊ものも冒険するんですね。
「冒険」をメインテーマとして「トレジャーハンティング」がモチーフになっており、地球に眠る宝「プレシャス」を巡る、正義と悪の争奪戦を描く。大きな特徴が、戦隊の目標が「敵組織の打倒」ではないことである。ボウケンジャーの第一任務はあくまでプレシャスの保護で、敵との戦いも「プレシャスを悪事のために狙う者の排除」として展開される。
轟轟戦隊ボウケンジャー - Wikipedia
という設定がなかなか興味深いです。
ラスト・コンチネント part 2―昭和浪漫空想科学社会派冒険大活劇 (マイコミックス)
先ずはかなりマイナーでクラッシカルな冒険活劇から。
舞台設定が魅力的なのと、古き良き時代を感じさせる登場人物も魅力的です。
この作家の絵もキレイですしエネルギッシュな雰囲気に溢れています。
スリルたっぷり。
ネタバレにならないようにこれくらいで。
私の好みでSFが多いのですが、ファンタジックな世界と少年の組み合わせが魅力的な作品です。
異世界物って好きなんですよね。
「自転地球儀世界シリーズ」は2と3が既出です。
小川一水は冒険物を色々出している作家ですが、最近の作品では私はこれが良いと思った。
海中に展開される美しい風景と風変わりな異星人たち。
謎に挑む主人公。
複雑なパワーゲーム。
孤独なヒロイン。
かなり高いテンションで全編を読み通せます。
「ラスト・コンチネント」いい雰囲気の表紙絵ですね。ネタバレしちゃいけない話だそうですから、レビューをなるべく見ないようにします。しかし入手できるかなあ。
「臨機巧緻のディープ・ブルー」もかなり面白そうです。わくわく。
山田章博さんの方は出版社がマイナーなのと知る人ぞ知るって作家なんで、例えばリンク先のアマゾンの中古で送料に毛が生えた程度のお値段で入手できます。
小川一水の方は売れっ子作家さんなので、知っているかと思った。
最近少しお疲れモードの作家さんですが、バックナンバーは全て準ベストセラーくらい売れている中堅です。
作品の内容が濃いうえに作品数も多い。
初期の作品から全て読み通しても損はありません。
日本の冒険家で言えば子供の頃、世界初五大陸最高峰登頂の植村直己や南極探検の白瀬矗(のぶ)の活躍を読んでワクワクしたものです。
大人になって読んだので特に印象に残っているのはこのあたり。
『劒岳―点の記』
明治時代、近代的な地図作成のために各地をその足でまわり、険しい山岳においても三角点埋設の任務に勤しんだ男たち。
それが測量官であり、主人公柴崎芳太郎は地図の空白を埋めるために前人未踏、また決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス・劔岳を目指すという物語です。
新婚にも関わらず長期間の山籠もりを強いられたことに加えて、同じく登頂を目指す登山会との軋轢や、信仰心強い地元民との折衝、天候に左右される山にあっての行動計画の難しさ…etc
幾多の困難を乗り越え国としての事業を成し遂げてゆく明治人の気概を感じさせます。
現在、私たちが気軽に使っている地図には測量に携わった名の知れぬ人々の辛苦の上に成り立っているのだと伺える作品です。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090712/1247400406
映画もなかなか良かったですよ。
『凍』
凍、この一文字の作品にはクライマー山野井泰史の壮絶な人生が綴られています。
登山の中でも特に危険度が高いロッククライミング。
その中でも極限まで荷物を減らし、無酸素で短期間でアタックを掛けるアルパイン・スタイルを好むのが山野井氏であり、その技術の高さと実績は世界的に知られている人物です。
それにしても怪我や事故、時には命を失うことさえ不思議ではないほどの危険を乗り越えてまで、なぜ急峻な岩壁に挑むのか?
その生い立ちやロッククライミングに魅了された半生、そして妻の妙子氏と共に登山一色の生活が紹介さえています。
ついにヒマラヤの難峰ギャチュンカン北東壁にアタックをかけた時に九死に一生の目に遭い、凍傷によって右足の指5本と左右の手の薬指と小指を付け根から失いました。
それでもクライミングを諦めず、リハビリの末に度々難関壁登頂を行ったというのですから、すごいというか、もはや想像を絶する精神力であると言えましょう。
妻の妙子氏もまた夫に負けず劣らずタフで、この夫にしてこの妻ありと言うしかありません。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20130516/1368712191
日本の山岳・冒険小説家として有名なのが谷甲州なんですが、読もう読もうと思いつつここで紹介できそうな作品はあまり無いんですよね・・・。
あえて言えばSFと冒険アクションが融合した『惑星CB-8越冬隊』でしょうか。
気候改造のために用意された人口太陽の機能が狂って、環境激変の恐れがあるという惑星が舞台。
そんな中で主人公は人口太陽を止めるため、苦難の旅に出るというストーリー。
とにかく、序盤のとっつきにくさを乗り越えると中盤あたりからの展開にめりこんでしまう。そういう意味では期待を裏切らない作家ですね。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20091206/1260111292
最後に、アフリカと日本をまたにかけた冒険活劇の傑作として名高いのが『ガダラの豚(全3巻)』(さすがに既読かな?)
(リンクは上巻だけにしておきます)
超能力ブームに乗っかって、一般向けの呪術著書がベストセラーになったおかげで本意とは逆にタレント扱いされてしまった民族学学者・大生部が主人公。
その彼が家族やTV関係者らと共にケニアの呪術の本場に乗り込んだ末に巻き起こす大騒動。
超能力・宗教・呪術盛り沢山ゆえに一見荒唐無稽になりがちですが、その謎解きも含めてじっくりと物語が構築されているので、最後まで目が離せない。
その長さに比して、寝食忘れて一気読みしてしまうほど夢中になれること請け合いです。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20130323/1364039387
他の方の回答・コメントを見てて思ったのですが、単純に冒険小説ならばタイムスリップ小説の含むのかな?と思ったのですが、私の大好物なので、そちらをメインにしてしまうとどれだけ回答に時間がかかるか見当つきません。
なので今回はできるだけ正統派(?)な冒険・探検で考えてみました。
もし興味があれば、いつの日か「魅力的なタイムトラベラー」の質問を実施していただけたら嬉しいですね。
私も過去にタイムトラベル関係の質問を何度もしてますけど(笑)
ではノンフィクションとフィクションを架橋します。「空飛ぶ山岳救助隊」はお読みになりました?
http://www.amazon.co.jp/dp/4635047318/
篠原秋彦さんと「岳」をつなぐ1冊です。たぶん。微妙だなあ。ウェブでもいろいろと問題のあるらしいことが散見されます。でも牧さんも魅力的だしそれ以上に篠原さんも魅力的で亡くなったときにはそれなりにショックを受けました。「空飛ぶ」を勧めると「岳」から反撃をくらい、「空飛ぶ」自体、篠原さん寄りに過ぎるのですが、そういう時代、足跡として、ときおり読み返す1冊です。
id:cj3029412さん、コメントありがとうございます。
長野県警山岳遭難救助隊のドキュメントは読んだことがありますが「空飛ぶ…」は未見です。実は「岳」もちょっぴりしか読んでません(^^;ゞ
興味あります。機会があれば読んでみたいです。
初めのほうで場を荒らしてしまった観なきにしもあらずなので反省して、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」を高く評価し、お勧めします。
江戸時代後期に著された、室町時代後期の安房(千葉県)を舞台とするドラゴンボールです。ウィキペディアによると「安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説」とあり、まったくその通りです。
馬琴の原著はもうれつに長いので(少しだけ手を出して断念)、現代のわれわれが読むとしたらこれかなあ。
義、というのか、忠節を尽くす若者と姫にはわかりやすいすがすがしさがあります。悪者も悪者なんだけどシーンが幻想的で、うーん、話飛ぶぞ、「3X3 EYES」みたいな、場面が繰り広げられていくのを読む喜びも大きいです。
里見八犬伝は何種類かの現代語訳が出ています。可能なら図書館で(書店では昨今あまり見かけない(T_T))読み比べて、物語世界に入っていきやすそうなものを選ぶといいかもしれません。ちょっと話ずれますが「国府台(こうのだい)」とか、あるいは真間とか、市川には古い地名が残っていて、この物語にもいまに通じる地名が出るのも読む楽しみの1つかも。
南総里見八犬伝 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス (SP90))
こちらも楽しく読めます。八犬伝って語るの難しい。ドラゴンボール!w
八犬伝は大昔、若気の勢いで通して読みました(岩波文庫で)。とにかく長かった~。話がどんどん逸れるし膨らむし、名前がみんなイヌイヌしててややこしいし。
名作をダイジェストで読むなんてけしからん、と信じこんでいたけれど、やっぱダイジェストも必要だわ、と痛感した作品です(^_^ゞ
白井喬二版はレビューで評判が良さそうなので、ぜひ読みたいです。
薬師丸ひろ子の八犬伝も(ついでに)懐かしく思い出しました。また見たいなあ。
新しめのもひとつくらい混ぜて、と思ったのですが、さっぱり出てこない。
でも、ブクマも含めて、どうしてあれが出てないんだ、
という気持ちが抑えられません (`・ω・´)キリッ
一昔の少年は、身近なところにも冒険を求めて、探求の旅に出てただろう、というのはググるまでもなく共感を得られると思うのですが、自分の知らない世界を書籍に求めていたことも共感を得られると思います。
ぼくの場合は、多分、最初はベルヌだったのだとは思います。
二万マイルだったか世界旅行だったか、さては既出の地底旅行だったか、というのは記憶にはないのですが、ぼくが冒険譚としてはっきりと記憶しているのはペルシダーシリーズです。
挿絵があったような記憶もありますが、モグラは、ウルトラセブンのマグマライザーか、サンダーバードのジェットモグラを、地下に広がる別世界は、ファイヤーマンの世界観を妄想しながら、ターザンのテイストを絡めて(多分、挿絵が古かったんだろう)ドキドキしながら読んでいた記憶があります。
Wikipediaを見ると、ハヤカワと創元文庫があったようですが、どちらを読んでたのかなあ。
挿絵の記憶があるということは、ハヤカワだったのかしらん。
そのペルシダーシリーズが、今では著作権が切れて、gutenberg で読めるようになっているのだとは。
もうひとつは、ガンバの冒険です。
ああ、本当にノロイが怖かった。
「クカカカ……」と大塚周夫の声が耳に残る。
劇画調というには暗すぎる色調の絵が続き、ネズミとは言え、ばったばったと仲間が殺されていく(さすがに、レギュラーの七人は殺されませんが)。
種を超えたの友情、仲間の裏切り、自分たちの手が及ばない自然現象のカラクリ。
そんな難しいことを考えながら見ていたわけではありませんが。
「冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間」という原作があったことを知ったのは、随分と後のことです。
> ペルシダーシリーズ
バロウズはどういう訳か縁がなく、ほとんど読めてない作家です。できれば10代のうちにファーストコンタクトしておきたかった(大後悔)。
> ガンバの冒険
アニメ版は、op曲・ed曲とも(ウロウロですが)歌えます。ed曲の凄惨さは子供心にショックでした(悪魔とか髑髏とか)。ノロイも実に怖かった。
原作は小学校高学年ころに出会って、今でも大好きな作品です。
小説版ではわりと主要なメンバーが亡くなってしまうんですよね。いずれも好きなキャラクタなので辛かったです。
同じ作者の「グリックの冒険」「ガンバとカワウソの冒険」もおすすめ。
ではノンフィクションとフィクションを架橋します。「空飛ぶ山岳救助隊」はお読みになりました?
2014/12/07 14:29:01http://www.amazon.co.jp/dp/4635047318/
篠原秋彦さんと「岳」をつなぐ1冊です。たぶん。微妙だなあ。ウェブでもいろいろと問題のあるらしいことが散見されます。でも牧さんも魅力的だしそれ以上に篠原さんも魅力的で亡くなったときにはそれなりにショックを受けました。「空飛ぶ」を勧めると「岳」から反撃をくらい、「空飛ぶ」自体、篠原さん寄りに過ぎるのですが、そういう時代、足跡として、ときおり読み返す1冊です。
id:cj3029412さん、コメントありがとうございます。
2014/12/07 15:38:59長野県警山岳遭難救助隊のドキュメントは読んだことがありますが「空飛ぶ…」は未見です。実は「岳」もちょっぴりしか読んでません(^^;ゞ
興味あります。機会があれば読んでみたいです。