新しい機器が出ると、それに対応したホラーも出ます。
・携帯電話→着信アリ
・ビデオ→リング
・ビデオカメラ→パラノーマル・アクティビティ
など。
そこで「3Dプリンターを利用したホラー映画」のあらすじを募集します。3Dプリンターで「なるほど」と思うようなホラーのアイデアを出すか、特に怖いシーンを描写してください。未来の映画監督様、参考にしてOKですよ!
高性能な3Dプリンタの所有者が、相次いで死亡するという事件が発生。警視庁捜査一課の永井は、捜査を開始した。
メイクアップアーティスト、ソムリエ、鳶、タクシードライバー、ガンプラオタク、フィギュアコレクター、モデル、医者…
一見何のつながりもない人々をつなぐのは、ある高性能3Dプリンタ。一般家庭で使用するには、高性能すぎるプリンタで、彼らは何を作ったのだろうか。
永井の地道な捜査が続く。PCに共通するデータはないか、同じアプリケーションを使っていないか。
彼らの死因もまちまち。心臓発作、脳卒中、転倒事故、毒物中毒。
やがて、彼らが死亡する前に、あるアプリをダウンロードしていることがわかる。
そのアプリは、スナップ写真をジオラマに仕上げる、3Dプリンタ用のアプリだった。
「永井さん、その風景ジオラマ、かっこいいですねぇ。」
山下は、永井の机に置いてある、富士山のご来光と、警視庁から見た皇居のジオラマを見て言った。
「だろ?このジオラマアプリ、結構いいものできるんだよな」
「そのアプリって、被害者がみんな持ってたってやつでしょう?大丈夫なんすか?」
「い、いまのとこ大丈夫だ。そんなこと心配して、刑事やってられるかよ」
「ちゃんと、鑑識に分析させないと、死にますよ。」
被害者の持っているジオラマの、もとになるデータを入手。
3Dプリンタの技術者の大屋と、共同で調査を進めた。
そのデータを分析していると、また犠牲者が。
今度は、大屋の彼女の優子だった。
身近に迫る死に、永井は初めて恐怖を覚える。
ついに、永井は彼らの持つ画像データに共通項があることに気付く。
それは、
「死」を写した物だった。
自殺の名所の滝。
交通事故のあった現場。
飛び込み自殺のあった駅。
末期ガン病棟
大事故のあったトンネル。
伝染病の発生した村。
それらを3Dプリンタにかけて、彼らは逝ってしまった。永井は気付いてしまったのだ。
大屋が撮影した、火山の噴火口のジオラマが、彼女を死に至らしめた。
確かめずにいられない永井は、その可能性のある現場を撮影する。
永井が留守の時、永井のデータを使って、3Dプリンタでジオラマを作成してしまう永井の彼女の由美。
かすかな喘ぎを携帯で聞き、起こったことを知る永井。
自宅へと急ぎながら、大屋に告げる。
「わかったんだ。あの3Dプリンタが形成したものが」
「な、なんなんだ」
「それは、」
「それは?」
「それは、死、そのものだ」
「死?」
「そう。死だ。人が死んだときの、死という物を再現しているんだ」
「よくわからない」
「その現場の死因を再現しているんだよ。病気なら、病原菌とか。事故なら事故を。」
「ええ?ガン患者のガンとか?」
「そうだ。その死の状況を再現しているんだ。そして、その死の現場に包まれたとき、人は死ぬ」
「じゃあ優子は」
「火口から発生した硫化水素を大量に吸い込んだんだろう」
「そんな能力が、あのプリンタにあったなんて」
「性能がよけりゃ何でもいいわけじゃないんだ」
「くそっ」
※ここから、更にラストに向かって3Dプリンタを使うんですけど、なんだかもったいなくなってきました。
自分で書きます。どんでん返しの結末を。
それに。
ホラーじゃないなこれ。サスペンスだな。
人型の模型を作成するときに 中に 藁を入れて作成します。
できた模型に五寸釘を打ち込むと その元になった人に 影響をきたします。
id:taknt様、ありがとうございます。ハイテク機器+藁人形という取り合わせがユニークですね。素晴らしい着想だと思います。
ショートショート的ネタなんですけど、
ある男が居ました。恋人を事故かなんかで失っていました。
3Dプリンタで事業を起こそうと、事務所とか借りて起業したばかりの頃でした。
やる気を失い、それでも事務所に行きます。
いくつか発注の仕事は来ているんですが、仕事は手につかず、3Dプリンタのある部屋で
じっと過ごしています。
同棲もしていたので、恋人との思い出のある部屋には帰りたくありません。
すると、3Dプリンタが突然動き出します。
不思議な形の部品が出てきました。
毎日毎日、何かが出来上がります。
いつか気づきます。その部品を組み合わせたら、死んだ彼女の体ができることに。
で、最後の部品を作るために3Dプリンタがまた夜中に動き出したっていうところで
短編小説は終わります。
ここまではかきつばた用。
映画にするなら、前から、主人公に優しくしてくれて、新しい恋人になりそうな女の人をヒロインとして登場させます。
ある日、主人公は、その女性に打ち明けます。
で、二人で3Dプリンタを見に行くと、死んだはずの彼女が完成してて、
でも質感は人間じゃなくって、組み合わせて作られているので、つなぎ目とかも見えてて怖いし、追いかけてくるし、喋れないみたいだし。
キャーッ!
とか、主人公が目的を持って自分で彼女の遺体からスキャンしたデータで作り上げる(現代版フランケン?)
とか、いろいろ膨らませて、話を広げます。
元が小説書きなので、映画用のアイデアはあんまり浮かびませんけどっ!
回答させていただいてありがとうございますっ!
id:doumorimikan様、ありがとうございます。
3Dプリンター → 人体 は王道ですよね!
そして、恋人を3Dで作る・・・というのも、絵的には絶対、必要だと思います。すばらしいアイデアでした。
「彼女の遺体からスキャンしたデータで作り上げる」というのも、鬼気迫っていいアイデアですね!!
だれかがつくって回覧されている「かわいい人気キャラができるけれど決して3Dプリンタで実際につくってはいけない」3Dデータを好奇心あふれる若者がダウンロードしてつくるがしばらくはなんともない。なぜこれが呪いなどといわれているのか調べていく課程でとある女の子と仲良くなったりするが、女の子はそのキャラが大好きで3Dデータダウンロードなどもよくやっており、楽観的。その子のおばさんがくわしいときいて一緒にききにいくとき、そのおばさんは親戚うちでも変人で有名だといわれているとかいろいろ教えてくれる。 おばさんの言葉によれば「つくったとしても50センチ以上のところから落としてはいけない」といわれていることがわかる。具体的に何が起こるかはちょっと素人には言えないという。
そこで、若者はちょっとアレンジしたものをつくっておもいっきり(ビルの天辺とかから)落としてみる。これもなんともないが、実験に立ち会った女の子は気もそぞろ、近くであった友達と立ち話。もうすぐ長期留学にいってしまうというのでなんとかいそいで気を引きたくなってきた。
意地で最初につくったデータのプリントアウト(アレンジなし、女の子としりあったきっかけ)をかわいいフィギュアにしあげてプレゼントしようと精緻に塗装しているうちに、塗装台からとるときに軽くとり落としたような気がするが外見上なにも変化はないのでそのままあげてしまう
飛行機でいじっているうちに中でぱきっと音がして、なにかが分離した音がする。そういえば、あのデータは内部が複雑な空洞になっていたが、原料節約、軽量化と強度維持を同時に行うことはよくある。ちょっと注意しなきゃとおもいながら転がすというにいわれない悲鳴のような声が鳴りだし、外側のキャラの顔もなぜかへこんだりして変形する
それをもちこんだ留学の飛行機が急に電波障害を受ける
どうも特定波長域に干渉の強い物体が近くにあるらしい
みんな携帯の電源もゲーム機の電源も切っているのになぜ…
うぎゃああああああ
留学途上の飛行機墜落事故でなくなった女の子のことを調べる若者。遺品として鞄についていたそのフィギュアをみつけて、自分がプレゼントしたものですといって凹んだものをとりかえして家においておくと毎晩不気味な声がきこえ日に日に女の子の声に
助けを呼ぼうとしても最近携帯の電波の調子がわるい
無線キーボードが変調をきたし書き込みが不気味な悲鳴に
果ては電子エントリキーである自宅の鍵がどうしてもあかなくなってとじこめられ
これ以後は書かれていない
ちょさっけんは大事にね☆
id:NAPORIN様、良くできてます。これは怖い!! ぜひ未来の映画監督様、なぽりん様のクレジットを入れておいてくださいね。
1 すでに出てしまいましたが。キングの名作「ペット・セマタリー」の3Dプリンタ版
直人は画面にでているOKキーまで、震える手でマウスを操作し、カーソルをあてた。
ハアハア、と荒い呼吸を、自分がしているのがわかる。直人は眼を瞑り、マウスのボタンを押した。
直人の後ろにある、3Dプリンタが静かに動き出した。すりガラスの向こう側で、青白い光がほのかについたり、消えたりしている。
コンソールがスクリーンンセーバーに替わり、部屋はほとんど真っ暗になった。
すりガラスの向こうの青白い光の明滅が細かくなる。フラッシュライトの点滅の中で、かすかに見えてきたものは。
爪
よく見ようとして、直人はプリンタに近づき、すりガラス越しにその形を確かめようとした。
明滅する光が途切れ、すりガラスの中が見えなくなった。直人は、かけているメガネがすりガラスに着くほど近づいた。
青白い光が、強く光り、その向こうの手がすりガラスを掴もうとしているのが見えた。
驚いて飛び退くと、3Dプリンタはガタガタと振動し始めた。まるで中に、猛獣がいるかのように激しく揺れている。
すりガラスにひびが入る。と、見る間にガラズが割れ、何かが出てきた。毛におおわれた拳だった。
そして、その割れ目からは、深く響く唸り声が聞こえてきた。
ますます揺れるプリンタは、ついに横倒しになってしまった。
こわれたプリンタのカバーの向こうには、なにやら毛におおわれた蠢くものが見える。
カバーの破片が飛び散るのを見て、直人は急に恐ろしくなり、部屋を飛び出した。
ふっかつのじゅもん を唱えると、生前の何かに「近い」ものがよみがえるという定番ですね。以前のペットとか、子供とか、奥さんとかのデータを入れてみましょう。
2 普通に何か作ってたら、邪悪な何かが憑依した。
別に3Dプリンタじゃなくてもいいんじゃね。
3 人物の立体コピーを作ると、身代わり人形になっちゃうプリンタ。
はじめは、落ちたらねんざ。いたずら書きが刺青に。程度だったんだけど。
指取れて、腕もげて、とエスカレートすると、大けがから死人がでて。
意図的にコピー作って、何かしちゃう人がでてきて大混乱。
4 3Dプリンタアーティストの作る人形は、まるで生きているかのよう。
しかし、それは本物の人体を使ったものだった。
3Dプリンタ使ってないか…
id:takejin様、いつもありがとうございます。「ペット・セマタリー」は未見でしたが、ネットでだいたい調べました。「愛するあまり、3Dプリンターで再現」→「でも現物とは微妙に違う」は、王道でいいです。4は、法月綸太郎を彷彿とさせますね!
数年前までは神の指を持つと持てはやされたが、今は落ちぶれたモデラー。
そう、職人から賞賛を奪っていったのは3Dプリンタだ。
データさえあれば、誰にでも精巧なフィギュアが作れてしまう時代。
時代に追いつくために、なけなしの金をはたいて買った高精度3Dプリンタ。
まずは、性能を試すためにデータをネットを物色。
怪しげなサイトからダウンロードした3Dデータ。
古の神をモチーフにしているらしい。
ぬめっとした質感が感じられるかのような絶妙に連続した複雑なカーブを持つ頭部。
それに対比するように、細かく作りこまれたとげや鱗。
ガレージキットとして売り出すと、またたくまに100体を完売。
久しぶりに、ちょっとまとまった金を手に入れた男は、自室でフィギュアを眺めつつ、一人で祝杯をあげる。
最初に3Dプリンタで打ち出した第一号は自分の元に残してある。
薄暗くした部屋の中に差し込んでくる月明かり。
小さな丸窓から射してくる満月の明かりが照らす頭部に浮かぶ古の魔法陣。
データをみただけではわからなかった微妙な凹凸が、一定の方角から光を当てられると浮き上がるように計算されていた。
すごい。こんな仕掛けもあったのか。
かちゃりとなにかがはまったような感触。
部屋の温度が1、2度下がったように思える。
気が付くと窓から差し込んでいる月明かりの質が変わったようだ。
小窓に駆け寄る男。
外に広がるのは、宇宙空間だった。
そこに漂っているのは、異質の生物たち。
あれが、古の神の姿か。
フィギュアに浮かんだ魔法陣は異世界とつなぐ鍵だった。
ソファに戻ってぼうぜんと座っていた男は、生臭い臭いがしていることに気が付く。
窓を破ってぬるぬるとした触手が入ってくる。
悲鳴を上げる間もなく、巨大な触手にさらわれる男。
部屋に残されたのは、最初に打ち出したフィギュアと生臭い臭い。
ああ、フィギュアはあと100体あったのではなかったか。
どこかで聞いたような話ですみません。
フルCGの映画もいっぱいあることだし、誰か神話の系譜の続きを作ってくんないかな……
id:a-kuma3様、たいへん読みやすかったです。たしかにアイデアとしては聞いたことありますが、それでも映像で見ると怖いと思います。自分の敵を自分で作ってたなんて、皮肉ですよね。
高性能な3Dプリンタの所有者が、相次いで死亡するという事件が発生。警視庁捜査一課の永井は、捜査を開始した。
メイクアップアーティスト、ソムリエ、鳶、タクシードライバー、ガンプラオタク、フィギュアコレクター、モデル、医者…
一見何のつながりもない人々をつなぐのは、ある高性能3Dプリンタ。一般家庭で使用するには、高性能すぎるプリンタで、彼らは何を作ったのだろうか。
永井の地道な捜査が続く。PCに共通するデータはないか、同じアプリケーションを使っていないか。
彼らの死因もまちまち。心臓発作、脳卒中、転倒事故、毒物中毒。
やがて、彼らが死亡する前に、あるアプリをダウンロードしていることがわかる。
そのアプリは、スナップ写真をジオラマに仕上げる、3Dプリンタ用のアプリだった。
「永井さん、その風景ジオラマ、かっこいいですねぇ。」
山下は、永井の机に置いてある、富士山のご来光と、警視庁から見た皇居のジオラマを見て言った。
「だろ?このジオラマアプリ、結構いいものできるんだよな」
「そのアプリって、被害者がみんな持ってたってやつでしょう?大丈夫なんすか?」
「い、いまのとこ大丈夫だ。そんなこと心配して、刑事やってられるかよ」
「ちゃんと、鑑識に分析させないと、死にますよ。」
被害者の持っているジオラマの、もとになるデータを入手。
3Dプリンタの技術者の大屋と、共同で調査を進めた。
そのデータを分析していると、また犠牲者が。
今度は、大屋の彼女の優子だった。
身近に迫る死に、永井は初めて恐怖を覚える。
ついに、永井は彼らの持つ画像データに共通項があることに気付く。
それは、
「死」を写した物だった。
自殺の名所の滝。
交通事故のあった現場。
飛び込み自殺のあった駅。
末期ガン病棟
大事故のあったトンネル。
伝染病の発生した村。
それらを3Dプリンタにかけて、彼らは逝ってしまった。永井は気付いてしまったのだ。
大屋が撮影した、火山の噴火口のジオラマが、彼女を死に至らしめた。
確かめずにいられない永井は、その可能性のある現場を撮影する。
永井が留守の時、永井のデータを使って、3Dプリンタでジオラマを作成してしまう永井の彼女の由美。
かすかな喘ぎを携帯で聞き、起こったことを知る永井。
自宅へと急ぎながら、大屋に告げる。
「わかったんだ。あの3Dプリンタが形成したものが」
「な、なんなんだ」
「それは、」
「それは?」
「それは、死、そのものだ」
「死?」
「そう。死だ。人が死んだときの、死という物を再現しているんだ」
「よくわからない」
「その現場の死因を再現しているんだよ。病気なら、病原菌とか。事故なら事故を。」
「ええ?ガン患者のガンとか?」
「そうだ。その死の状況を再現しているんだ。そして、その死の現場に包まれたとき、人は死ぬ」
「じゃあ優子は」
「火口から発生した硫化水素を大量に吸い込んだんだろう」
「そんな能力が、あのプリンタにあったなんて」
「性能がよけりゃ何でもいいわけじゃないんだ」
「くそっ」
※ここから、更にラストに向かって3Dプリンタを使うんですけど、なんだかもったいなくなってきました。
自分で書きます。どんでん返しの結末を。
それに。
ホラーじゃないなこれ。サスペンスだな。
特報!!
ってやつで。
まあ、あらすじってのより、予告編のほうがおもしろいんだよねぇ。
id:takejin様、ありがとうございます。今回の質問は、かきつばたにしておけばよかったと激しく後悔しました・・・面白い! ホラーかどうかですが、「リング」も謎解き要素で前半をひっぱりますので、ぜんぜん構わないと思います。とにかく一行目で引き込まれました。
「プリンテッド・ウイルス」
始めに気が付いたのは、においだった。
「なにか、変なにおいしない?」
私は、隣でパソコンを叩いている、貴子に聞いた。
「別に?なにも匂わない。結衣のコロンじゃないの?変えたでしょ」
そんな匂いじゃない。もっと、いやなにおいだった。
生臭いわけでもない、腐ったわけでもない。でも、嗅いではいけないにおい。そんな気がした。
「ちょっと、給湯室見てくるね」
貴子に断って、私は廊下に出た。かすかににおいが強くなった気がする。
給湯室は、廊下の突き当たりだ。薄暗い廊下を進むと、においが強くなってくる。
隣にあるトイレから出てきた社員が、顔をしかめている。
給湯室は、真っ暗だった。なにか、音がしたような気がして、スイッチに伸ばした手が止まる。
息を止めて、音を聞いてみるが、何も聞こえない。そっと、一歩踏み出して、壁のスイッチを入れる。
妙に明るいLEDの明かりが点く。誰もいない。しばらく使った気配もない。
生ゴミを入れる足踏み式のゴミ箱がある、奥へ駆け込む。
ゴミ箱のペダルを踏もうとすると、うまく踏めない。
やっと、ペダルを靴が捉えた。そのまま、踏み込む。
ふたが開いた勢いで、ゴミ箱が横倒しになる。
覗き込むと、何も入っていない。
私は立ち上がると、耳をすませた。ハアハアという、荒い呼吸が聞こえた気がしたからだ。
しばらくすると、かすかに床をこする音も聞こえてきた。音は、廊下から聞こえてくる。
私は、すくむ足をなんとか動かして、廊下へ出た。右隣りには、コピー室がある。音はそこから聞こえてくる。
コピー室の暗い入口から、中を見てみる。が、奥の方に明かりがともっているのが見えるだけ。
壁のスイッチを入れても、照明が壊れていて点かない。奥の明かりを頼りに、壁伝いに進んでいく。
においがますますひどくなる。ちょっと咳き込むほどになり、コンコンと咳をして立ち止まる。
右足を踏み出すと、足が柔らかい物に触れる。
なに。
これ。
ちょうど、コピー機とコピー機の間にあって、明かりが届いていないところに、なにかいる。
かすかな気配を感じて、真っ暗な中、手を下げていく。
腰のあたりには、何もない。
膝の下にも、何もない。
これは、足首くらいかしら。
もう少しで、床に届きそうなところで。
掴まれた。
振りほどいても、はがせない。
私は、自分の叫び声の大きさに、自分で驚いていた。
冒頭のシーン。または、結衣の朝からの日常を描いて、タイトル。平和に業務についてから、このシーンへ。
仕事が忙しくなかったら、続けますけど…
id;takejin様、ありがとうございます。素晴らしい作品だと思います。もうこれで、凄さと面白さは十分にイメージできます!! 質の高い回答、感謝です。
特報!!
2013/10/02 01:15:49ってやつで。
まあ、あらすじってのより、予告編のほうがおもしろいんだよねぇ。
id:takejin様、ありがとうございます。今回の質問は、かきつばたにしておけばよかったと激しく後悔しました・・・面白い! ホラーかどうかですが、「リング」も謎解き要素で前半をひっぱりますので、ぜんぜん構わないと思います。とにかく一行目で引き込まれました。
2013/10/02 08:39:34