次の選挙でもし自民党が勝ったら、自民党はまた公明党と連立政権を組むのでしょうか?
それともほかの党と連立政権を組むのでしょうか?
分かる人教えて下さい。
選挙結果によると思いますが、連立を組む可能性は結構高いように思われます。
衆議院だけ過半数を取得した場合、予算案は成立させることが出来ますが、予算関連法律を成立させるためには参議院でも過半数が必要になります。
例えば、新しい制度を作る時、制度改正に必要な予算は成立したものの、予算を使うための法律の改正案が成立しなかった場合、予算はあっても法律で使えないという状態になってしまいます。
このような状態にならないよう、衆議院、参議院とも過半数を取得すると政権与党として安定することになります。
現在の参議院の勢力図はこちらです。(新勢力の数字)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/
参議院の過半数は121なので、自民党単独(84)では足りません。
121以上にするためには、公明党の19だけでなく、みんなの党11、立ち上がれ日本3、新党改革2を加えても足りず、国民新党3や無所属2(3?)とも連立を組まないと過半数に達しません。
この参議院の数字だけ見た場合、次の政権は自民中心でも民主中心でも連立は避けられず、複数政党の連立になると政策調整などに時間もかかりますし、各党の同意が得られるような政策しか実行できないという、中途半端な政権になると予測されます。
しかしながら、参議院廃止論が出てきていますし、衆議院選挙で民主党が過去にないほど大敗するような状態になると、政界再編により参議院の勢力図が変わり、連立の組み合わせも変わるかもしれません。
参議院が言う事を聞かないときは衆議院を解散し、衆議院で大勝したら、参議院も言う事を聞くようになる、という小泉政権の実績もありました。
次の選挙かその次か、いずれにしろ選挙結果によって、政界も政策も変わってくると考えて良いと思います。
ご丁寧にありがとうございます。どうなるのでしょうね。
2012/02/29 15:39:55