ジャンルは何でも構いません
読んで考え方が変わった新書
難しい事柄が短くまとめて解説してある新書
などなど何でも構いません
ちなみに私が今まで読んで面白かった新書は
山井 教雄 「まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)」
堀井憲一郎「いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)」
鈴木 孝夫「英語はいらない!? (PHP新書)」
根本 橘夫 「人と接するのがつらい―人間関係の自我心理学 (文春新書 (074))」
八幡 和郎「歴代総理の通信簿 間違いだらけの首相選び (PHP新書) 」
パオロ・マッツァリーノ「つっこみ力 (ちくま新書 645) 」
などです
皆さんのおすすめを教えてください
補足*他のサイトに同様の質問をしています
タイトルが非常に印象的なので既にお手に取られたかもしれないのですが、
「人は見た目が9割」は容姿の美醜の問題ではなく、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの話です。
「理科系の作文技術」(木下 是雄著)は主に理系大学生向けに書かれたものですが、
文学ではない文章を書く際のテクニックや留意点が述べられています。
理系と銘打たれているので例文に"の"が多用されているのが汎用的ではないものの、
内容としては古臭くないです。
詳細だとやはり"スライド"や"OHP"というのが古くなっているのは否めませんが。
随分昔の新書ですので、今ならライフハックやビジネス書として広告や営業されたと思います。
作中でアメリカの義務教育の国語教育においては早期から文学研究のみならず自己表現にも重点が置かれているというのは、非常にうらやましいと思いました。
余談としては学習院の小学校ではこのアメリカの国語教育を参考にして、
教科書以外にも自己表現の練習をとりいれたそうで、そういう話を聞くといわゆる「お受験」というのをする親心も理解できました。
新書の大きさと価格設定ではあるものの、含んでいいのか分からないブルーバックスシリーズでもよければ以下二作です。
「死因不明社会」は小説「チーム・バチスタの栄光」等で知られる現役医師で作家の海堂尊の本です。
日本では死因究明のための解剖が非常に少なく適切な治療にフィードバックしきれていないとの問題提起の話です。実際に解剖するには解剖医の数が圧倒的に少なく時間もかかるとすると従来の解剖と死体検案書を繋ぐものとしてMRIなどを利用した死因究明の重要性が小説シリーズの登場人物との対話形式で前知識無しで読めます。
#この本から海堂尊シリーズに踏み込みました
この本はアメリカのアルコー社(人体冷凍・復活を行う会社)の暴露本を読んで、
人体を一定期間代謝を落として老化を遅らせられないのかと思って調べていて、
見つけた本です。
原始の生物が代謝に利用していた硫化水素が、酸素を利用している生物にも重要な働きをしているのは生命の連綿とした道を感じました。
細かいところだとクマは冬眠中に出産し授乳するのは初めて知りました。
もっぱら歴史に偏りますが、
最近(去年今年)読んだ中では
これらの本で、中世や近代の詳しく知らなかった側面について興味深く読み進めていった覚えがあります。
では理系から一冊。
講談社ブルーバックス1731、村山斉「宇宙は本当にひとつなのか」
ISBN:9784062577311
宇宙を満たしているのは暗黒物質、暗黒エネルギーか?
そして、今観測している、我々のいる宇宙が唯一の宇宙なのか?
まあ、読んでいてすべてが理解できたわけでもありませんが、
面白かったです。
最近読んで良かったものを紹介します。
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) 下條 信輔
カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた (中公新書) 川口淳一郎
日本人の誇り (文春新書) 藤原 正彦
無思想の発見 (ちくま新書) 養老 孟司
40歳からの適応力 (扶桑社新書) 羽生 善治
こちらはいかがでしょうか。ベストセラーになった本は読んでみると確かに面白くて読みやすい本が多いです。
●国家の品格 (新潮新書) [新書] 藤原 正彦 (著)
●あざやかな弁論術・孟子 (知的な創造のヒント (1)) [新書] 明治書院第三編集部 (編集)
●頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書) [新書] 樋口 裕一 (著)
※参考URL←[バックナンバー[▼]も見てみてください。
●新書ランキング・今売れている新書ベスト10(2011年8月1日~31日) - WEBマガジン[KAZE]風
タイトルが非常に印象的なので既にお手に取られたかもしれないのですが、
「人は見た目が9割」は容姿の美醜の問題ではなく、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの話です。
「理科系の作文技術」(木下 是雄著)は主に理系大学生向けに書かれたものですが、
文学ではない文章を書く際のテクニックや留意点が述べられています。
理系と銘打たれているので例文に"の"が多用されているのが汎用的ではないものの、
内容としては古臭くないです。
詳細だとやはり"スライド"や"OHP"というのが古くなっているのは否めませんが。
随分昔の新書ですので、今ならライフハックやビジネス書として広告や営業されたと思います。
作中でアメリカの義務教育の国語教育においては早期から文学研究のみならず自己表現にも重点が置かれているというのは、非常にうらやましいと思いました。
余談としては学習院の小学校ではこのアメリカの国語教育を参考にして、
教科書以外にも自己表現の練習をとりいれたそうで、そういう話を聞くといわゆる「お受験」というのをする親心も理解できました。
新書の大きさと価格設定ではあるものの、含んでいいのか分からないブルーバックスシリーズでもよければ以下二作です。
「死因不明社会」は小説「チーム・バチスタの栄光」等で知られる現役医師で作家の海堂尊の本です。
日本では死因究明のための解剖が非常に少なく適切な治療にフィードバックしきれていないとの問題提起の話です。実際に解剖するには解剖医の数が圧倒的に少なく時間もかかるとすると従来の解剖と死体検案書を繋ぐものとしてMRIなどを利用した死因究明の重要性が小説シリーズの登場人物との対話形式で前知識無しで読めます。
#この本から海堂尊シリーズに踏み込みました
この本はアメリカのアルコー社(人体冷凍・復活を行う会社)の暴露本を読んで、
人体を一定期間代謝を落として老化を遅らせられないのかと思って調べていて、
見つけた本です。
原始の生物が代謝に利用していた硫化水素が、酸素を利用している生物にも重要な働きをしているのは生命の連綿とした道を感じました。
細かいところだとクマは冬眠中に出産し授乳するのは初めて知りました。
私は皆さんとはかなり違うのですが、フィクションのお話が好きなので、そこから数冊おすすめしようと思います。
ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
このお話の最初は、自分の意識がゲームの世界に入るオンラインで、普通にゲーム攻略を目指していた主人公が”クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の死を意味する”という過酷なデスバトルへとルールが変わったゲームで生死の戦いをするお話です。
特に目的や柱があるお話ではないのですが、先に進んで読んでいくと、心を打たれるような話が出てきたり、仲間との絆を改めて教えてくれる話が有ったりします。
こちらは全5巻のフィクションなのですが、こちらも読んでいて心が打たれました。
国との戦争で家族を亡くした王子”ジャン・アバディーン”が、相手国の主将”グロリア・レガリオン”へ復讐することを心に決め、竜の少女”ティアナレルド”とともに、名を偽って人工島を学園とするドラグーンを育てる学園、”グランデコルへ”と足を運び、修行を積んでいきました。しかし、なかなか思うようにはいかず、学園で最下位という成績を取ってしまう、アバディーン。周りからも期待外れと信頼をなくしていくが、あるきっかけがみんなへ期待を寄せられるようになる、という友情のお話です!
こちらはフィクションですがまたちがった感動が心を打つお話です。
大学生のゆきなの前に、長く行方不明になっていた兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、普通に楽しく振る舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。やがて、ゆきなは兄が長く不在だった理由を思い出し”それが自分のせいだ”と自分を責めていった。
生きることの愚かさと人生の痛みと喪失を丁寧に書いたお話です。
この3冊を私から勧めさせていただきます。
コメント(2件)
http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A1G7BE0H62BP08/ref=cm_pdp_rev_all?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview
・砂糖の世界史(川北 稔:岩波ジュニア新書)
ですね。
「産業革命頃のイギリスでは紅茶に砂糖を入れて飲む習慣ができた。インドから茶葉を、アフリカから砂糖を持ってきてもまだ他の飲み物より安く飲めるのはなぜか」
という話がありました。何ででしょうね?小生も実はよくわからなかったのですが(笑)「世界システム論」という考え方をすると、歴史が単なる暗記物ではないらしいということがわかりました。「砂糖という世界商品が世界を変えた」というところでしょうか。
もう一つ
・無限の果てに何があるか(足立恒夫 :カッパサイエンス)
「数は、人間が定義したものである」ということがわかりました。一応大学の哲学で「空集合から自然数を導き、そこから分数とかルートとかを定義していく」みたいなこともちょこっとやったのですが、この本を何度も繰り返し読むことで意味がかなりわかりました。
まさに、数や数学に対する「考え方が変わった新書」です。
ただし、内容はかなりきっちりしている(らしい)ので一読では理解できないと思います。
あと
・マクスウェルの悪魔(都筑 卓司:講談社ブルーバックス)
がありました。小生は中学の頃に読んだので考え方が「変わった」とは言えないかも知れませんが、きっと高校大学で読んだら「考え方が変わった」と言えると思います。
小説家の清水義範さんは「エントロピーは絶対にわからないものだ」と書いてましたけど、もしそういう方がいたらこの本を読むと考えが変わると思います。
小生はこの本で、小学生からの夢だった「永久機関の作成」は不可能であると悟りました。これもある意味「考え方が変わった」にあたるかな?(笑)。
こんな感じでいかがでしょうか。
お役に立ちますかどうか。