日本の作者さんでは、有栖川有栖の「学生アリス」シリーズの4部作は読みました。おもしろかったです。
あのような読み口で、犯人当てを論理的に行なっている作品をわたしに薦めてください。
フーダニットのタイプに限る、ってことですよね。
容疑者の範囲が広いか、狭いか、でも好みが分かれそうですが、狭いタイプから、これを推しておこうかな。
探偵役がひとりに固定されている通常のタイプとちょっと違います。
いわゆる「本格物」を志向されているようなので、好みに合うんじゃないかな、という気がします。
因みに、岡嶋二人だと、いちばん好きなのは、これじゃなくて、
だったりするんですが、多少の当たり外れはあるにしろ、どれも読みやすい文体で、
プロットも練ってある(本人たち、というか、井上夢人は、そう思ってなかったみたいですが)ので、
未読なのであれば、一読をお勧めします。
推理小説は好きなんだけど、日本の作家はあまり読まないんです。しかし、この人の作品は別です。映画になった大誘拐の作者といえば解かりますか?
元々は連続TV小説で知った作品です。結末が違いますので両方共楽しめます。
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