THEME:「夏のお部屋作り」「盛夏の美味しいもの」「お盆休みに」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、シーズン・バージョン。季節をさまざまに楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか?
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110803
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
※回答欄には、1行目に「 」をつけて、メッセージのタイトルをご記入ください。
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。
※回答欄のはてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は回答欄のスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
「盛夏の美味しいもの」
盛夏の美味しいものといったらカキ氷ですよね。
暑い夏には これが一番。
ということで 子供のときは よく 食べてました。
最近は、少ないですが・・・。
むかし、家でカキ氷をつくるといったら手動ものしかありませんでした。
いや電動のがあったのかもしれませんが、我が家には なかったですね。
手動のやつで 一生懸命、まわしてカキ氷を作ったのを 覚えてます。
暑い中、さらに暑くなったりして・・・。
それに 冷蔵庫が 小さかったため、そんなに 氷もなかったし。
だけど そういうのが 思い出になるんですよねぇ。
「クーラーなしでも少しでもさわやかに寝るためのプチ努力」
今の家に引越しをしてきて、クーラーの涼しさの中で眠る事のできない
部屋にねています。
扇風機を駆使をしてるのですが正直暑くてたまりませんでした
しばらくして扇風機をもうひとつ
保冷剤を2つ、ひとつは、枕の上に置くのですが
(ただし。タオルに巻いてね)
ひとつは、首に巻くバージョン
正直、それだけでも暑く感じる事はあるのですが
以前よりは、涼しく感じるようになりました
あ、寝る時は、半ズボン、半そでのTシャツの服装
タオルをおなかに巻いて寝てますよ
お盆休みと言えば、地元の盆祭りなのでは。
最近では有名どころに行く人が多いのかもしれませんけど。
昔は、特に子供時代は地元の盆祭りには必ず行きましたね。
焼きそば、綿菓子、りんご飴食べたり、花火大会とかも小規模ですがありましたし。
近所の子供も毎日行ってた記憶があります^^
「夏のお部屋作り」
お部屋作りというほどではありませんが、イグサや萱などを使ったものを多くすると、涼しげに感じられます。
おなじ日陰でも、和風な日よけの方がなんとなく涼しげな気がするのは私だけでしょうか?
「盛夏の美味しいもの」
この季節は、冷やしタヌキが出てくるのでそれが楽しみです。
「体を冷やすなら夏野菜!夏野菜の冷汁」
暑さが増してくるとキンキンに冷えたビールやアイスクリーム、ジュースなどすぐにでも体を冷やしてくれるようなものを好んでとりたくなりますよね。
体には良くない?と解っていながらも今すぐにでも体を冷やしたい衝動に駆られます。
そんな暑い日に、体の内側から冷やしてくれる方法を提案!
夏野菜を活用しましょう!
夏野菜というのはとっても画期的で、体を冷やす作用のあるものが多いのです。
そんな素敵な夏野菜を活用しない手はありません。
直接的に体を急激に冷やすよりも、内側から冷やし、野菜の効果を最大限に使ってこの暑い日々を乗り越えて行きましょう。
そこでおすすめしたいのが夏野菜で作る冷汁。
私の家で作るレシピですので、一般的な冷汁とは少しお味も違うかもしれませんがご了承くださいませ・・・
材料***
トマト1個
なす1本
きゅうり1本
大葉5枚
みょうが2個
すりごま大さじ2
お味噌大さじ2
お砂糖大さじ1
だし汁400ml
トマトは大き目にざく切りにします。
キュウリは薄切り
大葉は千切り
みょうがも千切りにします。
ボールの中に味噌・砂糖・ゴマをよく混ぜ合わせておきます。
そこにだし汁を少しずつ注ぎながら伸ばしていきます。
きゅうり、大葉、トマト、みょうがを加えて冷蔵庫で冷やしたら完成!
ご飯、そうめん、うどんなどにこの冷汁をかけて頂いてください。
私の家のレシピでは少し甘めの冷汁です。
これは私の母が昔からそうしていたためです。
少し甘い感じとお味噌が凄く合うのでとっても大好きな味になっています。
お子様も食べやすいかなと思います。
夏野菜って本当に素晴らしいんですよ~
下記参考にしてみてください。
http://www.d2.dion.ne.jp/~choco_c/sub88.htm
旬の野菜には、旬の効能がある。 「トマトが実れば、医者が青くなる」。この言葉はローマ(ギリシャ時代)の言葉です。
古くから、野菜の効能は評価されているのです。もちろんハウス栽培なんてない時代ですから、露地栽培
のことを指しています、つまり、旬の野菜の効能のことです。
夏になると暑さで体が火照る・熱がこもる・疲れがとれず食欲が落ちる。こんな時は夏野菜をしっかり食べる
ことで私達の体を快適に保ってくれます、そんな効能を夏野菜達は持っているのです。
例えば、トマトは体の塩分を取り除き、疲労を回復してくれる。血圧を下げ、夏のイライラを緩和して食欲増進。
あなたの回りでトマトを好物にしている人はいませんか?
その人が夏バテしたの見たことありますか?
通称、ぶらり野菜、体を冷やす効果アリ。
キュウリ・トマト・ナス・ピーマン。夏の旬野菜の代表です。ぶらんぶらんと下がって実るので、通称ぶらり野菜。
なんだか男の私からすると卑猥ですね(笑)。
この野菜達は、夏の暑さで火照った体を冷やしてくれます。(農家人が日差しの強い夏の暑い中、野外で仕事
しても夏バテしにくいのは、この野菜達を一杯食べているからですよ。)
特にカリウムの多いキュウリは、利尿作用が抜群。体にこもった熱を尿と一緒に排出してくれます。
その上、水分の摂りすぎで起こるむくみもとってくれます。
あっと、忘れてましたが、キュウリを食べる時は生で食べるのが一番。塩・みそをつけて食べてみて下さい。
効果は倍増しますので。
暑いからといって、急激に冷やすと胃腸はびっくりしますし、働きが悪くなれば消化不良など起こします。
暑い日も私は白湯などを飲むようにして胃を冷やさないよう気をつけています。
それでも暑くて体に熱がこもってしまう時は、突然冷やすのではなく、夏野菜を最大限に活用して体を冷やしてみましょう!
「お盆休みに」
どーんと上がる、まばゆい光!
煙だらけのバーベキュー!
風鈴がチリリーン!
1年ぶりにやっと会えた、家族の顔!
みんな笑顔!
今年も元気でいてくれた!
来年も無事でいてくれたらな!
楽しい日々はもうすぐです!
墓参り
お盆休み。まずイメージするのは墓参りです。
実家を離れると仏壇や遺影を見る機会すら少なくなってしまいます。
せっかくの休みだからこそ、祖父母やご先祖様のことを思い出すのもいいのではないでしょうか。
無縁社会だからこそ、自分の命のつながりやルーツに触れる機会が大切なのだと思います。
お盆くらい実家に帰って仏壇に手を合わせ、お墓参りをしましょう。
「インゲンの天ぷらを堪能」
真夏は食欲が落ちて美味しいものもそれほど食べられなかったりしますが、我が家で真夏に大好評なのは家庭菜園で作った夏野菜の天ぷら。なす、ピーマン、シシトウなど、そのほかの調理方法ではそれほど多く食べられないのが、天ぷらにするとあっというまに売り切れてしまいます。
そんな中でも特に売れ行き抜群なのがインゲンの天ぷらです。
前に、家庭菜園の話でインゲンのことを少し書かせていただきましたが、http://q.hatena.ne.jp/1310533429#a1085595
実をいえば、家庭菜園で生のインゲンを大量に収穫する前まで天ぷらにして食べてみるという発想がありませんでした。
植える前までは主に冷凍にしてあるインゲンを買ってきて、シチューやカレーの具材にしたり、肉巻きに使う程度だったので、添え物の野菜というイメージが抜け切れなかったのです。大量に収穫したインゲンはゆでて胡麻和えにするにしてもとても減るものではありませんし、ゆでたインゲンはちょっと青臭い風味ものこっているのでインゲン自体の美味しさというものを知らずにいました。
とにかく消費するにはまず揚げてみよう、ということになり、天ぷら衣をつけてあげてみたのですが、これが大当たり。
マメの風味を残しながらも青臭くなく、塩をふって食べると絶妙なのです。私はお酒を嗜みませんが、ビールのおつまみにぴったりなのではないかと思いました。
あまりにも美味しかったので、冬場、冷凍保存しておいた我が家のインゲンを改めて天ぷらにしてみたのですが、これがどうもいまひとつ。まずくはありませんが、風味が抜けたような味になっていました。
そこで、わかったのは、一度ゆでてしまったインゲンを天ぷらにしてもそれほど美味ではなく、天ぷらには生のインゲンをそのまま揚げるのが一番いいということ。
となると、この天ぷらは夏場に生のインゲンが出回ってるときが食べごろだということになります。
インゲンはそれほど際立った特徴があるというわけではありません。
天ぷらもそれほど珍しいものではありませんが、収穫して洗い、筋やヘタの取り除いたあと、すぐに揚げる天ぷらほど贅沢なものはありません。
今年もまた先日からインゲンが収穫できるようになったので、早速なすなどと共に天ぷらにしていただきました。
我が家の真夏のごちそうの一つです。
「夏に栄養たっぷり参鶏湯(サムゲタン)風スープ!」
参鶏湯(サムゲタン)は鶏丸ごと一羽の中に、もち米や高麗人参に、ナツメ・栗・にんにく・生姜などを入れて、じっくり煮こんだ滋味あふれる美味しいスープです。
薬膳料理でもある参鶏湯(サムゲタン)は、日本でも寒い冬にいただくことが多いのですが、韓国では夏場にも人気があるスタミナ栄養料理!とのこと。
私たちが夏の土用の丑の日に鰻を食べるのと同じように、盛夏の伏日(三伏の日)といわれる日にこの参鶏湯(サムゲタン)をいただくそうです。
しかし参鶏湯(サムゲタン)の作り方の基本はじっくりコトコト煮込むことですが、夏にイエで作る場合、煮込み時間の長さと、台所の熱気が気になります。
そこで、我が家オススメの炊飯ジャーを使った参鶏湯(サムゲタン)風スープはいかがでしょうか。
ただし、このレシピでは鶏に薬膳具材は詰め込みません。
鶏丸々一羽を使って作るのはちょっと大変!という方や、夏でもお手軽に参鶏湯(サムゲタン)を作りたい方に最適です。
作り方は簡単です、下味をつけた鶏肉と材料を炊飯ジャーに入れて、お水を張ったらスイッチを入れるだけ♪
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炊飯ジャーで作る参鶏湯(サムゲタン)風スープ (三~四人分)
《材料》
◎鶏手羽元・・・六~八本位
(手羽先や、一口大にカットした鶏の胸肉や、もも肉一枚分でもOK)
◎野菜・・・大根(3センチ位)、人参(3分の1位) 冷蔵庫にあるものでOK!
◎ネギ・・・1本(一口大にカット)
◎もち米・・・2合(玄米やウルチ米でもOK)
◎おろし生姜(カットしたものでも)・・・小さじ1
◎にんにく(2~3欠けをつぶしておく)・・・(お好みで)
◎栗・・・10粒ほど。甘栗・むき甘栗でもOK(お好みで)
◎乾燥ナツメ・・・5~10粒ほど(お好みで)
(調味料等)
#水・・・適量
#塩・・・小さじ半分ほど
#コショウ・・・適量
#ごま油・・・小さじ1
#酒・・・大さじ2
☆松の実(適量)
☆クコの実(適量)
《作り方》
・大根と人参の皮をむき、5ミリ位の厚さのイチョウ切り又は半月切りにします。
・もち米はサッと研いでおきます。
・むき甘栗はそのままでいいですが、栗や甘栗は皮と渋皮をむいておきます。
・手羽元に、酒と塩コショウをしておきます。
・炊飯ジャーに、◎印の材料をすべて入れ、水を四~五合目の目盛りまで注ぎます。
・材料の上から、酒、塩、コショウ、醤油、ごま油を回しかけ、炊飯ジャーのスイッチをオン。
(ちなみに我が家の炊飯ジャーは一升炊きです)
あとは炊き上がるのを待ちます。
湯気がいい香りをして、食欲をそそります。
もち米以外にも、玄米や普通のお米、それに余ったご飯、お餅をいれてもいいですね。
お米は水分を吸いますので、炊けた後に味見をしながらお湯を足します。
お米を入れない場合には、とろみのないサラッとしたスープになります。
・炊きあがったら保温スイッチを切り、十分~十五分程度むらし、味を見て薄いようなら塩でととのえてください。
・器によそい、あれば松の実、クコの実をトッピングします。
私はごま油の風味が好きなので、炊き上がってから少し追加しました。
野菜は夏には夏の旬の野菜を使ってもいいと思います。
そうそうこの料理、鶏肉やにんにくはもとより、ナツメが女性の美容にものすごく良いんです。
胃腸の働きを促進し、利尿作用が高く、ビタミン・鉄分・カリウム・マグネシウムも豊富でアンチエイジングにも効果ありです。
そのため参鶏湯(サムゲタン)を作る際にはナツメを是非入れたいと思っています。
参鶏湯を汁ごといただくとポカポカと体が芯からあたたまり、体の中の余計なものが汗と一緒に出ていくようで元気がでます♪
ボリュームも栄養も満点で、これ一杯でお腹が満たされます。
長時間キッチンに立つ必要がなく、お肉がとろけるほど柔らかくなり、骨からスルッと身がほぐれるのも炊飯ジャーのいいところ。
炊飯ジャーで料理をするようになってから、圧力鍋の出番が減りました。
節電のために、炊飯ジャーを使う場合は、出来れば電力使用が集中する時間帯は避け、また長時間の保温もしない方がいいでしょう。
この時期は炊飯ジャーは電源を落としても保温性が高く、保温スイッチを切っても一時間位は暖かいままです。
夏に熱い料理はちょっと、と思うかもしれませんが、暑い日にこそ熱い料理を食べて新陳代謝を高めましょう。
夏バテや、夏風邪を引いた時の栄養補給にも、参鶏湯(サムゲタン)をどうぞ♪
「生まれ育ったマチに今年も家族で帰って盆踊り」
今年も行きます。私の生まれ育ったマチ。引っ越す時、いつか必ず帰ってくるねと泣きながらお別れしたマチ。やっとその誓いを果たせたのが2007年の夏。イエはてなにそのマチのことを書いたのが切っ掛けになって実現したものでした。
http://q.hatena.ne.jp/1188190097/112357/#i112357
懐かしいマチや友だちとの再会。うれしかったなぁ。それからは何度も足を運びました。でも、最初に帰った時は家族みんなで行ったのですが、後はほとんど一人の列車の旅でした。父の仕事が忙しくなって、なかなかまとまったお休みが取れなかったんです。
でも、今年は色々あってお盆休みがたっぷり。せっかくのお休みにじっとしてたら日本が元気にならないねということで、また家族みんなで懐かしいマチに帰ることになりました。最初に帰った時は父の車でしたが、今年は列車の方が省エネになるかなという意見で、家族みんなで列車の旅の予定なんです。楽しみ~。
父も、列車なら移動しながらビールが飲めるとうれしそうです。もう私は何度も列車で行き来しているので、どの駅弁がおいしいとか、どこの車窓の眺めがすてきだとか、み~んな知っています。だから私が旅のガイド。旅館も、安くてお料理がおいしくて、お風呂もすてきなところをちゃんと押さえました。
そして、何より楽しみなのが盆踊り!今年はほんとのお盆に帰れますから、子供のころ毎年楽しみにしていた盆踊りに参加できるんです。友だちに「あのころと何か変わってる?」ってメールで聞きました。そしたら場所も雰囲気も、私が子供だったころのままだって!
盆踊りのお楽しみは夜店。地方の小さなマチの盆踊りですが、地元の人たちが色んなお店を出してくれるんです。お祭りとはちょっと違いますから、イカを焼いたのや、焼き鳥や、そんな大人のおつまみになるような物が中心ですが、マチの人たちがねじり鉢巻きで作ってくれます。子供には券が配られて、食べる物何か一つとかき氷が無料でもらえるので、それがとても楽しみでした。
「今年も無料券あるの?」と聞いてみました。そしたら「あるよ」って。「大人ももらえるの?」「もらえるよ、出店を手伝えば」。やった~!私はかき氷やさんをお手伝いすることになりました。子供、たくさん来てくれるかなぁ。メールの様子では、地元の子供の数はだいぶ減っているそうです。でもお盆には、マチを離れている若いお父さんやお母さんたちが、みんな子供を連れて帰ってきます。盆踊りの前後は、とてもマチが賑やかになるそうです。
そういう子供たちに、私も遠くに住んでるんだよ、でもこのマチが大好き、みんなもここをふるさとだと思って、思い出いっぱい作ってね、そしてまた来年も帰ってきてねとお話ししたいと思っています。
父と母は、向こうの知り合いに浴衣を貸してもらって盆踊りに参加するそうです。「○○町音頭、覚えてる?」「覚えているさ、こうだろう?」「そこ違わない?」「え、どう踊るんだっけ」なんて、二人で地元の踊りを思い出すのに一生懸命の様子です。
子供のころに親子で行った盆踊り。それにまた親子で参加できます。私も地元の音頭、教えてもらって一緒に踊ろうかなぁ。子供のころは大人の踊りの輪には参加していませんでしたから、踊るとすれば今年が初体験になります。楽しいお盆になりそうです。
「ペルセウス座流星群・今年はマチで楽しもう」
毎年お盆の前後はペルセウス座流星群が夜空を彩ります。今年のピークは8月13日。ペルセウス座流星群は期待を裏切らない流星群で、ピーク時には毎年、1時間あたり数十個の流星が流れるのが恒例です。
例年なら、この文字通りの降るような星を眺めに、空がきれいで市街地の灯りも少ない場所に行こう、となるのですが、8月13日の月齢は13.3。ほとんど満月に近いお月様なのです。しかも月の出は18時ちょうど、月の入りが4時11分(東京の場合)と、ほぼ一晩中夜空に居続けます。これではマチ灯りを避けて山に登ったとしても、月明かりが邪魔して、ほとんど意味がありません。
でも物は考えよう。今年は都会で夜空を眺めたってほぼ条件は同じなのですから、気軽にイエの庭やベランダからこの天体ショーを楽しもう、と割り切れるのです。都会でも見られるかって?おそらく大丈夫。毎年ペルセウス座流星群は明るい流星が多く流れますから、観測個数は減ると思いますが、きっといい流れ星に出会えます。
観測場所は、もちろん全天が見渡せる広い場所が最高です。でも、流星はどの方向にも軌跡を描いて飛んでいきますから、夜空が見える所ならどこでもチャンスがあります。ただ、月が視界に入ってしまうとその光に邪魔をされてしまいますから、南向きのベランダなどはやや悪条件かもしれません。月に邪魔されない方角が見える場所を探してください。
ペルセウス座流星群という名前は、ペルセウス座のある方向が放射点となることから名付けられていて、それは北東方向になりますが、放射点にこだわらなくても流れ星はちゃんと見えます。
流星の見え方ですが、これはかなり気まぐれです。先に「ピーク時には毎年1時間あたり数十個の流星が流れる」と書きましたが、平均して数分ごとに必ず見えるとは限らず、短時間のうちに立て続けに飛んできたり、その後しばらく音沙汰がなかったりを繰り返します。
これは流星のもとが、彗星が置きみやげとして軌道上に残している宇宙のチリだからですね。チリの密度は一定ではなくまばらですから、チリが固まっている所が大気圏に接触すれば流れ星の大群になりますし、そうでなければ全然流れないということになるわけです。
ちなみにペルセウス座流星群の母彗星はスイフト・タットル彗星です。この名前は、きっと多くの人が知っているでしょう。もしかしたら地球にぶつかるかもしれない彗星として話題になることもあります。
スイフト・タットル彗星の公転周期は133.28年で、前回地球に最も接近したのは20世紀後半でしたから、次にやってくるのは22世紀になってから。NASAによると再接近日は2126年8月5日で、月と地球との距離の59.7倍離れた場所を通過するそうです。ぶつかりはしませんが、かなりの至近距離ですね。この年にはきっとすごい彗星が地上から見え、直後の流星群もシャワーのような流れ星の大群となることでしょう。そんな未来を想像しながら夜空を眺めてみるのもまた興味深いのではないでしょうか。家族で、友だち同士で、みんなで夜空を眺めて、宇宙の一端に触れる体験を共有してください。
なお、当日が曇り空だったとか、期待したほどの流れ星に出会えなかったという場合は、こんなDVD。NHKの映像技術が記録してきた様々な夜空の決定的シーンが収められたDVDです。もちろんペルセウス座流星群の映像もあります。
天文ショー ~超巨大彗星、流星群、オーロラ、皆既月食・・・~
「夏は茗荷!!」
盛夏に涼をもたらしてくれる味覚の一つに茗荷がありますね。子供のころ、私はショウガとミョウガの名がごっちゃになっていましたが、それもそのはず、ミョウガもショウガ科ショウガ属。日本に渡来したのもほぼ同時で、どちらも香りが良かったので、ショウガの方はお兄さん格で「兄香」(せのか)、ミョウガの方はその妹として「妹香」(めのか)と呼ばれていたという楽しい話があります。その後、長い時代をへて、「せのか→せんか→せうか→しょうが」、「めのか→めんか→めうか→みょうが」というふうに訛って、今に至っているわけですね。
茗荷には、やや小型で夏に花を付ける夏茗荷と、それより大きな花を秋に付ける秋茗荷があります。もちろん食べる部位は花の部分。あれは茗荷のツボミなのです。今が夏茗荷の花盛りの時期、ということですね。
香り成分はα-ピネン類で、食欲増進と、発汗により体内のこもった熱を発散してくれる働きがあると言われています。α-ピネンはマツ、ヒノキ、スギなどの針葉樹に含まれる香り成分でもありますから、茗荷の香りでイエ森林浴なんて言ったら大げさですが、心落ち着く香りであることは確かではないかと思います。また茗荷の赤い色はアントシアニンの一種ですから、こちらも体に良さそうですね。
茗荷は薄く刻んで生のままいただくのが一番ですが、たくさん手に入ったら甘酢漬けもお勧めです。漬け酢は、夏茗荷10個程度としてお酢100ml、砂糖大さじ2を混ぜた物を使います。茗荷はサッと茹でてよく水を切り、熱いままで漬け酢に漬けます。ピクルスの作り方と似ていますね。漬けて半日くらいしたらもう食べられます。夏の疲れを取ってくれるお酢と茗荷の組み合わせは、盛夏のバイタリティ維持に最適な箸休めです。
ミョウガの天ぷらもいいですね。ナス、カボチャ、大葉、サヤインゲン、シシトウ等々、夏はおいしい天ぷらの種がいっぱいですが、ミョウガの天ぷらも本当においしいです。キリッと冷やした蕎麦と共に。あるいは冷酒で一杯やりながら。衣を薄めにカラッと揚げれば油っぽさが軽減されて、夏でも爽やかにいただけます。
良い茗荷の選び方はまず色。薄紅色の鮮やかな物が新鮮で、黒ずんでいる物は鮮度が落ちています。根元も黒ずみがないものを選びましょう。形はもちろん先端がピンとしている物。茗荷は簡単に自家栽培できますから、イエに植えている人もいるかもしれません。この場合、摘もうとして触った時にブヨッとした感触の物はもう花が咲いてしまっているので、食用には遅すぎます。
最後に茗荷を自家栽培する方法を書いておきます。植えるのに適しているのは、強い直射日光が当たらないところ。農村では裏庭の斜面や屋敷林の木陰などに植えられていることが多いようです。半日陰で、風通しはよいけれど地面はいつも湿っている。そんな感じの所ですね。土の質はほとんど選びません。
そういうところに、苗を植えるなら6月ごろ。苗といっても農村の人は、茗荷分けてくれんかい、おぅ適当に抜きやすそうなの持ってけや、みたいな感じで、簡単に抜ける小さな物を選んでひょいと抜いて植えているようです。引き抜く時に根が切れますが、強い植物なので、ちょっとでも根が残っていれば活着します。株間は15センチくらい。土の表面を落ち葉や藁などで覆い、乾燥がひどい時だけ水をやっていれば、そのうちどんどん茂ってきます。植えたその年に花芽が出るかは定かではありませんが、そのうち勝手に増えてたくさん収穫できるようになります。イエの裏庭などに植えて毎日新鮮な茗荷が収穫できたらいいですね!!
「【空】と【風】を活かす盛夏の部屋作り」
まず空。「そら」ではありません。空間のことです。
以前、外側に拡散していくようなレイアウトにすると涼しさを感じさせる部屋になる、逆に冬は中心に集束していくようなレイアウトにすると温かさを感じさせることが出来る、といった書き込みがあったと思いますが、やってみると本当にその通りなんですね。
拡散していくレイアウトとは難しい言い方ですが、とにかく二次元的にも三次元的にも空間を広くとった部屋作りと考えればいいでしょう。たとえば床の上に物を置かないこと。乱雑な物を片付けるのはもちろん、床に置かれて当たり前のマガジンラックなども、涼しくなるまでちょっとお休み。床を広々と空けることを第一とします。
テーブルも、もし一人暮らしか二人暮らしなら、思い切って小さな座卓にしてしまいましょう。これでさらに床が広くなりますし、天井との空間も大きく空いてスッキリします。
椅子の代わりはイ草の座布団がいいですね。イ草は肌触りがサラリとしているので、半ズボンやステテコ(笑)で過ごす夏には最適です。私は直径55cmくらいの丸座布団がお気に入り。四角い座布団も一辺が55cmくらいですから、丸ならその分面積が少なくなり、床に「空」が生まれます。
そして風。風通しを良くすることはもちろんですが、風を感じる部屋、風を視覚化する部屋を作りたいですよね。たとえば暖簾。風の通り道となる扉に暖簾を下げるんです。私の部屋の暖簾は、こちらでも書かせていただいたバングラデシュ製のジュートの布。
http://q.hatena.ne.jp/1306910489#a1075756
日にかざすと光が透けて見える軽やかな布で、わずかな風の動きにもひらりとそよぐんです。とっても涼しげですよ。
日本にも、麻で織られた同じような軽やかな布がありますね。あるいは葛布。葛の蔓から取った繊維で織られた物で、これがまた素敵な風合いなんです。古くは司馬遷の史記にも夏の衣として登場した葛の布。日本でも古墳時代前期の古墳から、鏡に付着した葛布が出土しています。江戸時代までは公家や武士の装束として用いられていましたが、明治以降はその風合いを活かして輸出用の壁紙に加工されたりもしてきました。そんな布で作られた暖簾もまた軽やかに風にそよいで、部屋に涼感をもたらしてくれます。
ちなみに、葛布と書いて普通は「くずふ」と読みますが、「かっぷ」「くずぬの」などと読まれることもあります。色んな読み方で呼ばれるのは、それだけ長い歴史を経てきた証拠ですね。
あるいは、暖簾の大元は几帳であるとも言われていますから、薄絹で作られた暖簾なんていうのも素敵です。几帳とは、公家の邸宅に使われた間仕切りの一種のこと。こういう物です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~masi-usi/sozai/kibutu/kityou1.html
やや蛇足が続きましたが、部屋を飾るアイテムにちょっとこういう蘊蓄も加味すると、そこからそれに相応しい室礼の連想が生まれたりして、さらに季節の部屋作りが楽しくなっていくと思うんです。
さてさて、風鈴もぜひ欲しいですね。窓辺で揺れる短冊は、見ているだけで涼しさを感じます。しかし今のご時世、風鈴の音が迷惑がられて隣人とのトラブルにもなる時代。そこでお勧めしたいのが、こんなCD。
風鈴はこの際、糸に付いている玉を取っちゃいましょう。鳴らない風鈴。サイレント・ウインドベルです。で、いい風だな、音を聞きたいなと思ったらCDをかける。これでたっぷり夏の風情が楽しめます。窓を開けている時はもちろん、閉め切っていてもOKなのですから、これは本当にお勧めですよ。
昔ながらの季節の風物詩が楽しめなくなっている現代生活だからこそ、現代らしい機器と知恵でそれを取り戻す。そんな工夫もまた楽しいではありませんか。
夏の風情を感じさせてくれるアイテムとして、団扇もさりげなく置いてみたいですね。夏はあちこちでプラスチックの骨の宣伝用団扇がもらえたりしますが、そういうのはバーベキューや花火などの屋外イベントで使うとして、盛夏の部屋作りの小道具としては、やはり素材からして涼しげな、竹製の骨の物が最適です。
竹骨と紙で作られる今の団扇の形が登場したのは室町時代末。江戸時代には一般大衆にも普及して、町民文化の中で広く用いられてきました。もちろんこの価値は現代にも生きていますよね。たとえばエアコンをつけていたとしても、手元に団扇が一本有ると、設定温度をかなり高くしていても涼しく過ごせます。
雰囲気は出るし、実用性もあるし、おまけに省エネだし。日本の夏にはぜひ伝統の自然素材で作られた団扇を。これ、お勧めです。
こうしてしつらえた夏の部屋に、今年の私は家庭菜園で収穫してきた夏野菜を篭に入れて飾っています。狭いながらも広々と空間を空けた室内に風を呼ぶ。そこにすくすくと育った野菜達が盛夏の生命力を輝かせる。うーん、我ながらいい部屋になりました。
皆さんも「空」と「風」を活かす夏真っ盛りの部屋作り、楽しんでみてください。
「盛夏の味覚、夕顔の実」
朝顔がヒルガオ科なのに対して、夕顔はウリ科。名前は似ていますが、全然別の植物です。種類としては瓢箪に近いですね。というか、瓢箪の中で特に苦味の少ない実を付ける物が選別されて食用として育てられているうちに、夕顔として分化していったのではないかと言われています。
夕顔はとても大きな実を付けます。品種により、また収穫時期により違いはありますが、大きな物はどっしりと太った大根より大きいくらい。これが地上の蔓に実るのですから、もう圧巻です。
今は特定の地域でしか出回らない食材になっていますが、昔はかなり広い地域で食べられ、特に「ハレの日」の食べ物として認識されていたようです。また、夕顔の出来によって作物の出来不出来を占うような風習もあったと聞きます。
現在の主な生産地は栃木県。ここの干瓢は有名ですね。干瓢は、夕顔の実を薄く削って乾燥させた物です。あとは山梨県の富士北麓周辺や新潟県、東北の一部、そして沖縄など。新潟、東北、沖縄などでは、干瓢にするより、冬瓜と同じように料理して食べるのが主流ですが、これがまたうまいのです。
味わいはとても淡泊で、煮物などすると染み込んだ煮汁の味しかしない感じですが、しかし独特の爽やかな風味が何とも言えません。甘いとか辛いとかといった味覚では分類できない、ちょっと言葉では表現できないようなおいしさ。それが夕顔の味なんですね。冬瓜ともハヤトウリとも違う夕顔独特の風味。これは、はまるとやみつきになります。
調理は、大きな実なので、使う分だけ輪切りに切り取るところからはじめます。そして外側の皮をむいて種とワタを取り除けば下ごしらえ完了。
定番料理はまず味噌汁です。夕顔の実だけで仕立ててもおいしいですし、夏のナスやカボチャなどを加えてやや具だくさんでいただくのもおつなもの。煮物としては、油揚げや厚揚げなどと一緒に煮付けるとおいしいです。
薄切りにして油炒めにするのもいいものです。淡泊な味わいの実ですから、油ともよく合うんです。やはり油揚げや厚揚げなどと一緒に炒めるとおいしいですね。こつは、強火で炒めて、醤油などは最後に加えること。水っぽい素材ですから、早い段階で塩分を加えてしまうと、浸透圧で水分が出てきてべちゃべちゃになります。
あるいは薄くスライスして、加熱しない生のままで食べる。これもまたおいしいです。胡麻和えなどにするといいですよ。とにかく大きな実ですから、一個あれば様々な食べ方が楽しめます。
ただし、一つ注意しなければならないのは、夕顔に含まれるククルビタシンという成分です。これはウリ科植物特有のステロイドで、ゴーヤの苦味成分もこの仲間なのですが、夕顔の物は、唇の痺れや嘔吐、腹痛、下痢などの中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。特に未熟な果実に多いようですが、個体差や生育状態によってもククルビタシンが多くなることがあります。
新潟に旅をした時、大きく実った夕顔の手入れをしている農家の方に出会い、「でかいですね~」と声をおかけしたら、こういうでかいのがいいんだ、店で小さなのを売っていることがあるが、ああいうのには時々苦いことがある、苦いのを食うと腹を下すぞと話してくれました。これがククルビタシンについての話だったんですね。食べて苦味を感じる物は避けた方が無難です。いい夕顔の実は全く苦味を感じません。
また、このおじさんは、日照りの年も苦いゆうごう(新潟の人は夕顔のことを「ゆうごう」と発音するみたいです)が多くなるすけ~、と話してくれました。いい夕顔の実を育てるのは、なかなか大変なようです。
東京ではなかなか手に入らないちょっと貴重な食材ですが、それだけに夏になるとどうしても食べたくなるのが夕顔です。今がその最盛期です。
「お盆休みに新しいことに挑戦」
何に挑戦してみたいかというと、私の場合は小説書き。友達に書いている人がいるのです。アマチュアですが、毎年夏冬の同人誌即売会に自主製作本を出して、かなりの人気のようです。私も読ませてもらいました。ジャンルは歴史小説。でも戦記物ではなく、ある戦国武将の少年期を描くフィクションでした。
ストーリーの切っ掛けとなる人物との出会いなどは史実に基づいていますが、後は自由闊達な展開になっています。それでも主人公のイメージは全く崩れず、そしてラストシーンは後に起こる史実につながっていきます。そんな歴史のサイドストーリー。歴史の一コマのパラレルワールド。私は感動してしまいました。そして無謀にも、自分も書いてみたいと思ってしまいました。
私にも書けるかな。そう聞いてみました。すると答えは、書きたい物がある人ならきっと書けるとのこと。小説を書きたいとか、本を作りたいなどという外側からの動機では、実際やってみるとなかなか書けない。でも書きたくてたまらない題材が内側から湧き上がってくる人はスッと書けちゃうものなんだよとのこと。
アマチュアはプロの作家と違うから、誰かに手紙を書くような気持ちで書けばいいんだ、作品の登場人物にあてて書いてもいいし、同じ価値観を持っている同好の誰かに読んでもらいたいという気持ちで書いてもいい、それなら誰でも書けるでしょ。これがその友人の言葉でした。
私の中に、書きたいテーマが、夏の入道雲みたいにもくもくと湧き上がってきました。夏ですから、熱く燃えています。書いた物を本にしようなんて考えてはいません。ネットで発表なんていうことも考えていません。でも、とにかく書きたくなってしまったのです。
私もジャンルは歴史物。とある歴史の影で埋もれている姫君の物語です。歴史の一こまを作るための道具としてしか登場しない、歴史の中ではお人形のようなお姫様。でもやはりそこには人生があり、意思があり、未来への希望があったはずじゃないですか。それを描いてみたいのです。
今、ストーリーの骨組みを決める様々な史実を発掘しています。探してみると、やはり人一人の人生ですから、色々なスクープが出てきます。もうそれだけでも私の胸は高鳴っています。その断片を創造力でつなぎ合わせて、一人の人物像を描き出していくこと。それが私の初作品ということになりそうです。
お盆休みだけで書き上がるとは思っていませんが、今年の夏期休暇はちょっと作家気分。執筆場所は、高校時代に受験勉強にかこつけながら、秋にひかえた文化祭の相談ばかりして過ごしていた、懐かしの図書館がいいかなぁなんて考えています。
皆さんもこの夏、何か新しいことに挑戦してみませんか。未経験のスポーツをやってみるでも、行ったことのない場所に行ってみるでも、何でもいいと思います。大人だって夏は自由研究。夏のアクティブさに力を借りて、新しい何かを切り開いてみましょう。実りある夏を思い切り楽しんでいきましょう。
「寒色アートで涼しい部屋作り」
この2011年の夏は、ブルーが流行色!
クールなイメージであるブルーですが、一言で「ブルー」といっても、ものすごく沢山の色があるんです。
スカイブルー、オーシャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルー、ベビーブルーに、グリーンがかった海の色シーグリーンや、アイシーブルーといってグレー系の深い色まで、さまざまな「ブルー」があります。
「ブルー」には心理学的に心を落ち着かせる効果があるため、夏の暑さのイライラを軽減させてくれます。
また、ブルーやグリーンなどの寒色系は、部屋を広く見せてくれる効果もあります。
夏のインテリアコーディネイトはブルーを主役に、同系色の濃淡をつけ、ホワイトをところどころに取り入れるのがコツだそうです。
ホワイトと冷たいブルーの組合せは爽やかさを演出し、やすらぎを与えてくれます。
そこで、寒色系の色を使ったアート作品を飾って、涼しい部屋作りをしてみましょう。
水滴形にカットしたPPシートに、寒色系のペンや絵の具で絵を描いて、完成後、雨にみたてて室内に飾り、部屋にアートの雨を降らすのです。
PPシートはクリアファイルにも使われているもので、分厚くしたものはメガフォンに使われたりします。
50cm×75cmサイズのものが100円程度で手に入ります。
一人で雨つぶを沢山作るのは大変かもしれませんが、家族や友人と一緒に作ると楽しくできると思います。
小さい娘も、指先に絵の具をつけて筆代わりにして書いたり、息子は筆を使ってアートに挑戦。
失敗しても乾く前なら簡単に拭き取れます。
私はペンで水滴に青と緑のストライプ模様を。
こうして一人ひとりが作った作品、一粒一粒が集まると、雨になっていくというわけです。
紐をつけて窓や壁に吊るしたり、天井から下げても素敵です。
PPシートは透明~半透明で、光を通すので、影にも薄い色がつきます。
ちょっと高価ですが、アクリル板に描くと絵が映えますよ。
寒色アートを飾ると部屋の雰囲気が変わりました。
なんでも暖色系と寒色系は、体感温度がなんと3℃も違うという科学的な実験結果もあり、体感温度の低下の効果が感じられます。
見た目の印象が涼しい部屋では、クーラーをいれる回数も減り、節電にもなりそう。
暑い夏も、涼しいインテリアで快適に過ごせたらいいですね^^
「夏はスズキ」
hazamaさんが太刀魚を取り上げていましたが、夏が旬の魚と言えばスズキも絶品です。
鮮度のいい物が手に入るなら、まず「洗い」。生の魚という点では普通のお刺身と同じですが、「洗い」の場合は冷水や氷水にくぐらせ、キュッと身を締めてから盛りつけるのです。透明感のある白身の刺身がキリッと冷やされ、それが氷の器に盛られていたりしたら。しかもその魚は夏こそが旬。まさにこれは盛夏に相応しい一品ですね。
ただし洗いは、刺身にしたらすぐ冷水に放ち、それをすぐに盛りつけて行かなければならない調理法ですから、お店に並べることはほぼ不可能。和食専門店で食べるか、自分で造らなければなりません。しかも洗いに出来るスズキは活き締めにされた物に限られ、相当鮮度の良い物でないと、弾力がありながら歯切れが良いという洗い独特の風味になりません。
ですから、家庭でスズキの洗いを楽しむためには、素材の入手ルートと、それ相応の包丁捌きの技術が必要ですが、良い素材に恵まれたら、ぜひ挑戦してみてください。詳しい造り方は次のサイトなどが参考になります。
http://temaeitamae.2-d.jp/top/t5/aa/seabass.handled.001.html
あるいは、刺身用のサクとして売られているスズキが手に入ったら、洗いにせず普通のお刺身として楽しんでもいいですね。これは下ごしらえもなく、ただサクになっている物をお刺身に切るだけですから、ちょっと切れ味の良い包丁が有れば誰でも出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=yWm6no5Bn4k&feature=related
コツは、ノコギリのように何回も包丁を往復させず、包丁の長さ一回でスッと切っていくようにする事。こうする事で切り口が綺麗になります。
それから切った刺身は手で持つことなく、包丁に貼り付いている状態で、まな板の上に綺麗に並べて行く事。こうしておけば最後の盛り付けの時まで殆ど刺身を手で触る必要がないですから、手の熱を加えて味を落とす事がありません。刺身を指でつまんでお皿に並べていくようなやり方は、ちょっとスマートではありませんね。
夏ですから、盛りつける前にはお皿を冷やしておきましょう。洗いでも刺身でも、氷の器が作れたらいいですね。わが家では、見栄えなんか気にしませんから、ステンレスのバットに水を張って凍らせて、その上にツマや大葉を乗せ、その上にお刺身を盛る、なんていうことをやります。スズキに限らず、夏のお刺身の涼しい盛り方です。
なお、スズキは幼少時を河川の淡水で過ごすので、コイなどと同じような独特の癖があります。ですから酢味噌で味わっていくのがお勧めではないかと思いますが、梅肉醤油もいいですね。この癖は腹側の身で強いので、サクとして売られている物を買う場合は、比較的淡泊な背側の身を選ぶといいでしょう。洗いにするとこの癖はだいぶ抜けますし、洗いにしない場合も、薄造りとして口に入れた時に酢味噌の味が勝るようなバランスにすれば、慣れない人でも美味しく食べていく事が出来ると思います。
最後に、スズキにまつわる逸話を一つご紹介しましょう。時は平安後期。熊野信仰全盛のおり。安芸守に任じられた平清盛はまだ30代。やっと出世街道に乗った所です。この清盛が熊野詣でに出かける事になりました。魚や肉、臭いの強い野菜などを断って精進潔斎をし、いざ伊勢より船に乗り込みました。するとその船に、なんと大きなスズキが飛び込んで来たではありませんか。これは周の武王の船に飛び込んで来た魚が武運を招く吉兆となったという故事そのままの出来事です。船に同乗していた修験者達はこれを熊野権現の御利益と判断。清盛に食す事を進めました。精進潔斎の身でありながら魚を食べて良いものかと迷う清盛でしたが、素直にこの御利益に感謝を捧げる事に心を決め、自ら調理して家来達にも振る舞い共に食したのでした。その後清盛は太政大臣にまで上り詰め、平氏にあらずんば人にあらずとまで言われる繁栄を誇るようになりますが、まだ駆け出しの頃の一匹のスズキがその兆しとなったというお話しです。
こんな逸話も楽しいスズキの洗いや刺身で、涼しげな盛夏の食卓を彩ってみてください。
「植物を取り入れた部屋作り」
夏も植物は元気ですね。野山の植物は、夏こそわが天下と茂りまくります。そういう緑の元気がもらえるような部屋作りが、今年のリビングのテーマになっています。
まず窓辺には、今年流行の緑のカーテン。よく育ったサンシェード・プランツは、本当にかなり遮光用のカーテンを不要にしてくれますね。ですから窓の外まで部屋が広がった感じになって伸び伸びします。カーテンを閉め切って直射日光を避けていた時とは大違いの開放感です。もちろん緑のカーテンが窓に近すぎるとこの広々感は出ませんが、うちの場合は成功でした。
東側の窓には緑のカーテンがありませんので、かわりにハンギングバスケットからツル植物をぶら下げてみました。これも設置位置は屋外です。つまり窓の外の軒下にバスケットを吊り下げているわけですね。使った植物は名称不明。そのへんに生えていたのを採取してきて植えた物です。
巻きヒゲも出さず、ツルの途中から根を出すこともないので壁などにへばりつかず、なかなか扱いやすい植物ですが、おそらくガガイモの仲間だと思うので、実は熟す前に、早めに摘んだ方がいいかなと思っています。地面で繁殖させるとどんどん増える植物なので、種を飛ばしてしまうと来年が大変そうだからです。こんなふうに、庭への植物の導入には、繁殖対策が大切ですね。
この東側の窓辺のツルはサンシェード・プランツとしての役割はほとんど果たしていませんが、南側の緑のカーテンと対になって、部屋の周りがぐるりと緑に囲まれているようなイメージを醸し出してくれています。
テーブルには、テーブルクロスを取り払ってスッキリさせた上に金魚鉢を置きました。丸形の典型的な金魚鉢です。水を入れ、底に青と緑のビー玉を混在させて沈め、ホテイアオイを浮かべてみました。
ホテイアオイは夏に花を付ける植物ですが、これは株分けしてきた小さなものなので、花は咲いていません。日当たりのよい所に置いてやれば株分け後でも咲くと思うのですが、室内のテーブルの上ではちょっと日照不足のようです。でも、緑の本体だけで十分に涼しさを感じさせてくれますし、かわいらしさも満点です。
ちなみにホテイアオイも生育が非常に旺盛な植物で、好条件に恵まれると1年で1株が200株くらいに増えるといわれています。これは日本の植物ではなく熱帯アメリカ原産ですので、増えすぎたからとそのへんの池に捨てると生態系を破壊する原因になりかねません。これもイエに導入する場合は繁殖対策が大切ですね。
サイトボードの上には「お花のランプ」を作って置いてみました。銅板と銅線で灯油ランプの吊り下げ金具を模した物を作り、
参考図 http://www.edogawaya.com/g_images/h0720.jpg
本来ならランプのオイルだまりが乗る所に背の低いグラスを置いて水を入れ、そこに切り花を飾るという趣向です。
シロツメクサの花が欲しかったのですが、花が咲いているものが見つからず、今は別の花が飾られています(先日の書き込みにもあった「ツメクサのあかり」をやりたかったのです)。でもこれはレトロな感じがいいと母に好評で、折に触れて色々な花を飾って楽しんでくれています。
植物を取り入れた部屋作りといってもただこれだけですが、窓の外の植物を室内の景観の一部として取り入れる作戦は大成功。室内の植物の飾り方も、子供のころの夏休みのワクワク感に似た、ささやかな非日常が表現できたらいいなぁと思いながら考えてみたものです。
今きっと自然の野山では、様々な植物たちがこれでもかというくらいに葉や茎を伸ばして、そこでたくさんの命を育んでいることでしょう。もうすぐ秋の声を聞かせてくれることになる虫たちも、そこで元気良く飛び回っているはずです。そんな真夏の自然ともちょっとシンクロする部屋は、暑さを夏らしさとして楽しめるスペースです。冷房温度を高めにセットしていても、あるいは冷房を切っていても、ちゃんと家族が集まってくる、人気のリビングになっています。
「盆に実家でお手軽ピザ作り」
保育園で先日体験したピザパーティに、いまだ興奮冷めやらぬ息子。
来週の盆休み、帰省したら是非、ばーちゃんたちにお手製のピザを振舞うのだと、会える日を指折り数えている。
もちろん息子が作る予定のピザは、生地から作る本格的なものではなく、餃子の皮を使った、お手軽ピザだ。
保育園でピザパーティ!?と自分は最初驚いたが、これは園で栽培した夏野菜をおいしく食べてもらうための知恵の賜物だとか。
そう、息子の通う保育園では、毎年4月から保育士と年少以上の園児が一緒になって夏野菜作りをしている。
トマトにナス、キュウリ、ピーマン、オクラにトウモロコシと種類も多く、毎日の水遣りが大変だとか、なかなか実が大きくならないと、子供たちの興味が薄れた時期もあったそうだ。
しかし、先生がたの努力のかいもあり、最初にピーマンにトマト、ナスがしっかりとした野菜に成長することができた。
そんな収穫が間近なある日、子供たちがおやつを食べている最中に、業務士の方から息子の担任にトマトとナスがカラスに食べられたと言う報告が。
息子たちはおやつを食べている最中だったそうだが、口々に「え~!!くそ~あのカラスかぁ。やられた!!」
「みんなの野菜が美味しいからって!コラぁカラスめ!」と、クラスのみんなは、すぐに園庭に飛び出しそうな勢いだったとかw
おやつを食べ終わって被害にあった野菜をみんなで見にいくと、食べ頃に熟したトマトとナスが、みごとにカラスに食べられてしまっている。
残念ながら、つつかれてしまったトマトとナスは食べられないが、絵の題材として、皆で写生をし楽しむことが出来た。
カラスのおかげで野菜の中身を普段と違う形で見ることが出来て、これも一つのいい経験となったようだ。
食べられずに残っていた小さなピーマン、トマト、ナスがその後、食べごろに育ち無事収穫。
そしてその夏野菜を使って保育園のおやつの時間に、ピザパーティが開催された。
「生地にケチャップ塗って、野菜を並べて、上からチーズをパラパラとふり掛けて、フライパンで焼いたんだよ~」と息子。
自分で作ったのも美味さの秘訣かな。
そして、「この野菜がぼくたちのだって、カラスは知らなかったんだよね」とか「カラスは美味しい野菜がわかっててすごいね」等、あれほどカラスを怒っていた子どもたちが、ピザパーティ後にはカラス擁護をしていて面白かったとの先生の後日談も。
すごいぞ~えらいぞ~子供たち(親ばか)。
その後、度々ピザパーティの話をしてくるので、先日とうとう根負けして「作りたいか?」と聞くと「うん!やった~」と期待に満ちた顔で言われてしまった。
イエで作るなら餃子の皮から手作りした方が安いけど、せっかくなので同じ材料で作りたいだろうと、餃子の皮を息子と一緒に買ってきた。
【材 料】
○ 餃子の皮1パック(30枚程度)
○ 具はピーマン、ミニトマト、ソーセージ、コーン(缶詰)、ツナ缶など適当に。
冷蔵庫と相談して具を決めよう。キムチやカニカマなども旨そうだ。
○ 注意点は、餃子の皮の生地はあっという間に焼き上がるので、上にのせる具はあらかじめ火を通したものか、生でも大丈夫なものにした方がよいことだろうか。
【作り方】
○ ケチャップとマヨネーズをつけてスプーンで伸ばす。
○ そして具としてスライスしたピーマン、ミニトマト、ソーセージ、缶詰のコーンなどをのせる。
○ 具の上からとろけるチーズをたっぷりふり掛ける。
○ オリーブオイルを敷いたフライパンで焼く。
作り方はとても簡単で、焼く以外の作業は息子一人でも大丈夫だ。
息子は最初は園でやった通り皮の上にソースを塗って、具をのせて、自分に渡し焼いてあげていた。
しかし、具をのせすぎると焼いている時に具がこぼれてしまうのが気になったようで、最後の頃に皮の縁を数箇所寄せて留め、カップを作り、これで中身を沢山入れられるよ~と工夫をこらしていた。
焼き上がったピザは生地がパリッとして、クリスピータイプのピザにそっくり!こぼれたチーズもこげてカリカリとしてこれはこれで美味。
口の中いっぱいに、チーズと旬の野菜の旨みが広がる。
調理時間は約3分!1枚が小さいから子供たちのおやつにはぴったり。 もちろん自分のつまみにもいいw
これはすごいぞ、おいしいぞ、さすがだな~と褒めちぎると、ばーちゃんたちも喜ぶかな?と自分の両親にも食べてもらいたがった。
「もちろん喜ぶぞ~」いいつつ、喜ぶより先に、息子の成長に両親が驚く顔が目に浮かぶ。
そして自分たち夫婦は息子のお手軽ピザ熱が、我が家に帰っても末永く続くことを願っている。
普段は苦手な野菜を食べるいい機会になるし、休日に親子でするクッキングとしては手軽でいいのである。
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