THEME:「エコな涼タイム」「夏バテ対策」「海の日に」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、シーズン・バージョン。季節をさまざまに楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか?
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110706
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
※回答欄には、1行目に「 」をつけて、メッセージのタイトルをご記入ください。
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。
※回答欄のはてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は回答欄のスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
「ひんやりシートでエコな涼タイム」
ふとんの上に敷くひんやりシート、マットを 買ってきた。
確かに ひんやりするけど しばらくしか もたない。
でも敷いておくだけだから そんなに手間もかからず
お手軽に ひんやりを 楽しめるのは いいことです。
うちの子は 汗かきなのか そのひんやりシートの上に 頭のところに
地図を 描きます。
なので お昼寝の最中は たまに ごろんごろんと 場所移動させてやります。
枕のも必要かなぁ?
「氷水を飲んで涼む猫」
まずはこちらを。
今年で11歳になるうちの猫「朔(さく)」ですが、氷水を喜んで飲みます。
氷を取り出してあげると、それを舐めます。
猫は生ぬるい水を喜ぶという話を聞いたことがありますが、
(例:http://neko-cats.com/sommelier_water.shtml )
朔は、暑い日になると「氷水を出しなさいよ」というかのように、私たちに向かって「にゃーん!」と強く鳴きます。
そして、氷水を出すと、このように飲みます。
知り合いの飼っている猫は、「エアコン」を覚えてしまって、暑くなるとその冷風の吹き出してくるあたりに居座って「あの魔法の箱をつけなさいよ」と要求しているかのような顔をするそうです。
うちはあまり冷房を使わないので、朔は冷房は要求しません。
氷を作るのにも冷蔵庫は使いますから、必ずしもエコとは言えないかもしれませんが、まあ、冷房という「魔法の箱」に比べたら環境負荷は小さいかな、と思っております。
「家の中では半ズボンで身軽に、たまにベランダに打ち水も。」
やっぱり家の中では、格好は、半ズボンにする事が気に入ってます
来客が来たときとか半ズボンだとはずかしいと思う時もあるけれど・・
家にいるときは可能な限り薄着ですごしたいものです
扇風機やクーラーを使うにしても半ズボンとそうでないもの場合の
感じる風は違うし・・
私は可能な限りそうしています
(本当ならタンクトップと半ズボンを着てすごしたいくらい)
それと日中ではないけれど打ち水もベランダでやっています
気分がそれだけでも変わるから
「エコな涼タイムなアイテム」
ぼくは、スポーツとかをやります。
そのときに使うのが、コールドスプレー。
衣服の上からかけて涼しい気になります。
ひんやりタオルもいいです。
肩にかけると・・・・・ひんやり~~~イエでも大活躍なアイテムたちでした。
扇風機と霧吹きの組み合わせで涼んでます。
扇風機の風を浴びながら、霧吹きを自分や扇風機の風に向かって吹きかけてみます。
そうすると、細かい水の粒が風によって蒸発するのですが、水が蒸発するときには周辺の温度を奪っていくという特性があります。それを「気化熱」といいます。
試してみてください。結構涼しさを体感できます。
気化熱を利用した涼の取り方としては、打ち水が同じような原理を使用しています。過去の知恵も利用しながら効率的に涼む方法を考えるのも面白いですよね。
「簡単にできる月桂樹入浴」
海の日は第三月曜日。
ちょうど月の第3週目にあたるので、身体も心身共に夏バテ気味。
お風呂の温度を少し低めの38度に設定して、月桂樹成長期の今、生葉でも乾燥葉でもどちらでもいいので、細かくちぎって、もしくは、すり鉢ですり潰したものを、お茶ネットに入れて浴槽の中でネットをよく揉みほぐしながら溶け出してくる成分と香りで身体も心もリフレッシュするエコな涼タイム。
そんな時間が海の日のわたしへのご褒美です。
月桂樹は、身体にも心にも優しい小さな魔法のサプリなのかな?
葉の主成分は、ゲラニオール、リナロール、テルピネオール、シネオール、オイゲノール、フェランドレン、ピネンなどで出来ていて、中でも独特の香りはシネオールという成分によるものです。
☆湯温38度というのは、とても身体に優しい温度で、子宮の中に赤ちゃんがいる場合は特にお勧めしたい湯温です。
☆妊婦さんは流産、早産の危険が伴うので、月桂樹入浴はお勧め出来ません。
「夏バテには甘酒を」
梅雨明け前からすでに夏バテを感じさせるほど暑い日々が毎日続いていますね。
食欲も出ないし、暑さから体を冷やす食べ物ばかり欲ししてしまったり、栄養の無いもので簡単に済ませてしまうことも多い時期かと思います。
暑いからこそ体力をつけたり栄養を補給しなければならないのに、本末転倒と言わんばかりな生活になってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、「甘酒」。
え!?夏バテに甘酒??なんて思うかもしれませんね。
しかし、甘酒って凄く栄養効果高いのです。
下記に少しその栄養価を引用させて頂きます↓
http://allabout.co.jp/gm/gc/298644/
夏ばてに甘酒? 実は栄養ドリンク [食と健康] All About
◆甘酒は、総合ビタミンサプリメント
2002年6月から7月に放送されたNHK人間講座「発酵は力なり」小泉武夫(東大農学部教授)によると、甘酒には、ブドウ糖が20%以上含まれ、人間が生きていくために不可欠なビタミン類が豊富に含まれています。
麹菌が繁殖するときに、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシトール、ビチオンなど、すべての天然型吸収ビタミン群を作って米麹に蓄積させ、それが甘酒に溶出されてきます。ですから甘酒は、まさに総合ビタミンドリンクなのです。
また甘酒は天然の必須アミノ酸を最も多く含む飲物です。米の表面はタンパク質が多く、そこに麹菌が増殖すると、タンパク質分解酵素を出して分解し、アミノ酸に変えてしまいます。病院でよく行われる点滴は、ブドウ糖溶液とビタミン溶液とアミノ酸溶液を血管から補給するものですから、これと同様の効果が得られるということです。
◆腸内環境を改善するジャパニーズヨーグルト!!
麹に由来する食物繊維とオリゴ糖が腸内環境を整えるので、便秘や肌荒れなどを予防・改善、体内の有害物質の排出に役立ちます。この働きにより、甘酒は「ジャパニーズ・ヨーグルト」と呼ばれているほどです。
さらに、ペプチド(たんぱく質を酵素で分解してできる物質)の一種である「アンギオテンシン変換酵素阻害物質」という物質は、天然の降圧剤と云われ本態性高血圧症の人に効果があります。
まさに夏バテのためにあるような素晴らしいものだと思います。
でも私もそうなのですが、どうも甘酒でそのまま飲むのが少し苦手だったりします。
そういう方他にも多いのではないでしょうか?
だからこそ、少しアレンジを加えてみましょう♪
”甘酒の蒸しパン”
ホットケーキミックス200g
甘酒200cc
材料を混ぜ合わせ、蒸し器にて15~20分蒸します。
ここからは更にアレンジ。
小豆を入れるとほのかな小豆色になり、お豆の優しい味がたちます。
抹茶を加えますと、いい香りと緑の色がとっても癒しになります。
きなこを加えますと、香ばしいきなこのお味と素朴な風味が美味しいです。
ごまを加えますとカルシウムなど栄養価もアップし、ごまの香ばしい風味がまた美味しいです。
他にもレーズン、甘栗、黒糖、バナナ、チョコ、ココア、さつまいも、おから、チーズ、豆腐、はちみつ、ヨーグルトなども相性がよく、美味しく頂けます。
蒸しパンにしてしまえば、甘酒が苦手な方も頂けますし、一緒に加える材料によって栄養価もアップできますし、手軽におやつとして食べることができますね。
甘酒としてそのまま飲む場合にも、生姜のすりおろしを加えたり、牛乳と混ぜ合わせてミルク甘酒として飲んだり、ミルクティーのように甘酒を入れたり、豆乳で割ってみたりしても美味しいです。
それから大人の方には日本酒などを甘酒で割るのも美味しいですv
夏バテしたな~と思った時はこうして甘酒を取り入れて体の中から暑さを乗り切る力をつけるのも良いかなと思います。
是非是非お試しくださいませ!
「酸味を使い食欲増進」
暑い季節は消耗するので食事に気をつけなければなりませんが、夏バテしてくると食欲も減退して悪循環になりがちです。
酸味を使うことで暑い季節でも食べやすいように工夫しています。
我が家では毎年梅シロップを作っていますが、今年は梅のハチミツ漬けに挑戦しました。
作りかたは梅1キロに対しハチミツ1キロ。
水洗いしてしばらく水に晒した後梅を良く拭いて冷凍庫で一日冷凍します。こうすると細胞が壊れますのであとでつけるときにフォークで穴を開けなくても自然と漬かります。
梅を消毒したビンに入れた後、ハチミツをいれます。そして冷暗所に置いて一ヶ月ほどで美味しいシロップができあがります。
今年はこのシロップを使って酢豚風の料理を作ってみました。
酢豚は普通固まり肉をサイコロ状に切ったものを揚げて使いますが、手軽にするために、モモ薄切り肉を使いました。
材料4人分でブタ薄切り肉300~400g、ピーマン4つ、玉葱1つ。
調味料として、梅シロップ大さじ3、梅酒大さじ1、酢大さじ3、醤油大さじ3、とりがらスープの素小さじ1、水カップ2分の1、片栗粉大さじ1、これらを全部あわせておきます。
材料を食べやすい一口大に切ります。
ブタ肉は醤油と酒で下味をつけたあとに片栗粉で軽くまぶしてから油を敷いてフライパンで炒めます。火が通ったら一度皿に取り出し、もう一度油を敷いて玉葱とピーマンを炒めます。野菜に火が通ったら肉を戻してあわせるように混ぜ、最後に火を小さくしてからあわせた調味料を加えます。そしてとろみがつくまで炒めれば出来上がり。
砂糖を使う代りに梅シロップを使うことでほんのりと風味のある酢豚風が出来上がりました。
酸味といえば、照り焼きのタレを作るとき酢を混ぜるとさっぱりした味になって食べやすくなります。
自宅でできる照り焼きのタレは、酒、醤油、みりん3に対し砂糖1の割合で加えますが、酒と醤油とみりんを少しづつ少なくして、代りに酢を大さじ1程度入れることでさっぱり照り焼きのタレが完成します。
どんな肉にも合いますし、ブリの照り焼きにも使うことができます。
ブタ肉ですとバルサミコ酢と相性がよく、普通の酢に比べて風味がかなり良くなります。しかし鶏肉ではあまり一般の酢と変わらないようです。
汗をかく季節は塩分も取りたいところですが味の濃い料理は敬遠されがちです。こってり料理もさっぱりと仕上げてくれる酸味を是非活用したいところです。
「一人サマータイム・早起きして仕事する」
今、7月8日の午前6時50分。
あるお店のメルマガを発行し終えたところです。
割と朝早く目が覚めることが多いので、起きたら一仕事片付けるようにしています。
だいたい1日1~2時間くらいでしょうか。
この時間、窓を開ければ冷房が全く必要ありません。
自宅が2階、仕事場が1階という環境だから出来る話で、誰にでもお勧めという訳にはいきませんが、夕方の2時間ですとどうしても冷房なしでは辛く(というか、資料や印刷物が汗で濡れて困ってしまう)、それを朝2時間にシフトする訳です。
通勤の方の場合は、2時間早く出社したからといって2時間早く帰るという訳にもいかないと思いますが・・・それが可能になったら、日本も結構変わるんじゃないかなあと思います。というか、変えて欲しいです。
「ハッカ油を活用して、エコな夏タイム」
薬局で必ずハッカ油。我が家ではこれを活用しています。
¥1000もせずに、薬局で手軽に手に入ります。
安全でお手頃価格で、エコ!!!活用法をご紹介します。
数滴ずつしか使用しないので、1本買えば、約半年はもちますよ。
【1】ルームスプレー・ボディミストとして
スプレーボトルに水を入れて、ハッカ油を数滴。
お部屋にスプレーすれば、エアフレッシュに。お客様が
来る前に、シュッシュ。掃除の後にもシュッシュ。
爽やかな香りが漂います。防菌効果にも。
これをボディにかければ、ひんやりクールミストです。
ハッカの効果も相俟って、効果絶大。扇風機と組み合わせると
寒いくらいです。(笑)
【2】虫除け・虫さされに
網戸に霧吹いておけば、蚊などの虫除けになります。
また、ブヨに刺されたときに、ハッカ油を塗ると
かゆみ止になります。いい香りがするし、気持ちがいいですよ。
蚊のさされに効くかどうかは、これから実験してみます。
【3】バスオイルとして
夏のお風呂に、ハッカ油を数滴。(沢山入れると冷えるので、必ず
少量からお試しください)。お風呂は入りたいけど汗が・・・
なんていう、暑~い日にはオススメです。
【4】頭皮マッサージとして
ハッカ油は少量なら直接塗ってもOKなオイルなので、手に少量つけて
頭にもみこんでみましょう。スーっとして気持ちがいいですよ。
【5】手作り?熱さまシート
コットンやふきんを水で濡らして、ハッカ油を数滴たらします。
これをオデコに張ると、手作り熱さまシートの出来上がり。
ご家庭でのお仕事やお勉強時のクールダウンにいかがでしょう。
ハッカの名前の由来は、大量のミントからほんの少ししか精油が採れない
ことから「薄荷(はっか)」から来ているそうです。
自然が作ってくれた、貴重な効果をぜひ楽しんでみませんか。
エコだし、自然を傷つけません。
我が家では冬でもエアフレッシュナーとして、使っています。
「花ごおりで納涼空間作り」
この夏、できるだけエアコンをつけずに暑さを乗り切れるアイディアはないかしら?と考えていたら、ふと思い出したことがありました。
それは十数年ほど前に、真夏の体育館にて開催されたイベントでのこと。
エアコンがない場所のため、工夫されたのが、あちこちに配置された大きな氷柱!
一抱えほどもある氷柱が、体育館のあちこちの床に置かれたタライの中に鎮座していたのです。
そこへ出入り口から適度に入る風とあいまって、大勢の人がいる体育館にもかかわらず涼しさを感じさせてくれました。
見た目にはもちろんですが、実際に氷柱の近くを通ると空気がヒンヤリしたんですよ。
イエで一抱えもあるような氷柱はさすがに難しいですが、紙パックで作った四角い氷にビー玉や花、グリーンを閉じ込めて水中花
ならぬ氷柱花を作ったら素敵だなぁと思いました。
そこで作り方を調べてみたら、この氷柱花には別名「花ごおり」という風流な名前があるそうです。
早速いくつものビー玉を閉じ込めた、花ごおりを作ってテーブルに置いてみました。
しばらくすると、溶けた氷からビー玉が器に転がり出て、カランコロンと澄んだ音を響かせます。
花ごおりは、本来は氷の中に花やグリーンを閉じ込めたものですが、私は子ども達向けにビー玉やフィギュアやかわいい小物を入れて
気軽に楽しんでいます。
デザートの果物(さくらんぼや葡萄、ライチなど)を氷の中に入れて、溶けたら中の実を食べられるというのも、子ども達のお気に入りw
容器は深めのボウルや紙パックを使うことが多いですが、取り外し可能な製氷器の一個一個に、おはじきや花びらなどを入れて
凍らせた小さなキューブの花ごおりを、透明な器に入れるのも面白いですよ。
そしてこのキューブ氷を入れた器はそのままでも素敵ですが、花を生けると水水の冷たさのおかげで、花の寿命が延びるそう^^
「見て!こっちから見ると形が変!!」息子が娘のお気に入りのアンパンマンフィギュアの見え方が違うのに気づきました。
「氷がレンズの役割をして、中のオモチャが大きく見えるのよ」と説明してみますが、???な顔。まだ難しかったかな?
角度や溶け具合で氷の表情が変わるのが面白いようで、子ども達は時が経つのを忘れて眺めています。
せっかくなので、紙パックでの花ごおりの作り方も書いておきますね。
『材 料』
・よく洗った1リットルの紙パック(牛乳じゃなくてもOK!)
・中に入れる花やグリーン、(小物やフィギュアなどでも)
『作り方』
・用意した花やグリーンの、茎の下の方を束ねます。葉が多すぎる場合は適度に整えておきます。
・水を8割程入れた牛乳パックの上部に、割り箸を置き、そこに花束を二つに開いてひっかけて下げます。
浮き上がってこないように、割り箸は牛乳パックのふちにしっかり固定しましょう。
・紙パックは立てて冷凍庫に入れ、中まで凍りきったら、紙パックを切って剥がして花ごおりの出来上がり^^
(割り箸をはずして、氷からはみ出した花の茎は切って下さい。)
*小物や切り花、ビー玉やフィギュアを入れる場合には、一度に入れると一箇所に固まってしまうので、
時間差で水を入れ、段階的に凍らせて位置を調整すると綺麗に出来上がります。)
花ごおりに、扇風機の風を当てると涼しい風が室内を循環して一層涼しさが増します。
この花ごおり、夏の季語でもあるんです。
先人達の知恵を活かした花ごおりの納涼空間、皆様のイエでもいかがでしょうか?
「上手な水分の取り方で夏バテを防ぐ!!」
夏は水分摂取がとても大切です。私たちの身体はおよそ2/3が水でできていますから、それが汗で失われてしまうと、その影響が全身に出てしまうのです。
人の体は、安静にしていても、1日に約2.6リットルの水分を失っていると言われます。一番多いのはトイレに行って出す分ですが、そのほかにも、体表から蒸散したり、呼気として掃き出す水分などなど。それらを合計すると、毎日毎日こんなに大量の水を失っているわけですね。ここに汗として失う水分が加わる夏の体調管理には、上手な水の取り方がとても大切になります。
でも水分は、取りさえすればいいというものではありません。飲み物の内容や状態、飲み方などで、夏バテを防ぐ良い水分になったり、逆に夏バテを増幅する困った水分になったりするのです。
たとえば冷たい飲み物を飲み過ぎると、ただでさえ暑さで弱っている胃腸に大きな負担をかけて食欲不振におちいりがち。
さらに甘い飲み物も要注意。運動の前後には糖分補給が必要ですが、ろくに運動もしていない時に甘い飲料を飲んでしまうと、それによって血糖値が高めになり、空腹感が抑制されて、さらに食欲が減退してしまうのです。
これらをまとめると、暑い夏に冷たく甘い飲み物は夏バテの元と言えますね。無糖のお茶ならいいだろうと言われても、自販機から出したばかりの体温との差が30℃もあるような飲み物は考え物です。
では、どんな飲み物がいいのか。私が愛飲しているのはまず緑茶です。仕事中など、冷房が入っている室内で飲む時は夏でもホット。これが大切です。
マイ水筒に入れて持ち歩いているのは水出しの緑茶か、冷ましたハイビスカスティー。どちらもビタミンC供給源としても位置づけています。温度は常温。氷など入れません。
イエで菜園作業などをする時には、自家製ニンジンレモン水を作ります。レモン1個の果汁にニンジン100gの絞り汁を加えて、甘くなりすぎない程度の糖質補給としてハチミツをティースプーン1杯、および汗で失われる電解質を補給する意味で自然塩少々。ほとんどが塩化ナトリウムの精製塩より自然塩の方が電解質補給効果は高いです。これに200ml位の水を加えて出来上がりです。ビタミンCはもちろん、クエン酸の働きで疲労の回復も早くなります。クエン酸回路ってやつですね。ニンジンはこもった熱を冷まして火照りを静めると聞いたので加えています。おいしいですよ!
こうした体のことを考えた飲み物を軸に、あとは水。常温の普通の水です。
・夏は喉の乾きを感じないうちに水を飲む。これは熱中症対策としても重要。
・夏は一日一升(1.8リットル)は飲む。特に寝る前、起きた直後、体を動かす前後と最中、入浴前後などには乾きを感じなくても必ず飲む。
といったことが大切ではないかと思います。
とにかく夏は意識的に水分補給ということですね。ただし、一気に大量の水分を取ると急激に体液の組成が変わってしまうので避けた方がいいそうです。一回の量はせいぜいコップ一杯。これを一日の活動サイクルに合わせて計画的に飲んでいくのがいいですね。
水分はただ乾きを止めるだけにあらず。夏の体調の土台を作ってくれるものと考えて、上手な水分補給で夏バテを防いでいきましょう。
「夏バテ防止と回復に森林浴」
夏バテの原因の大きなものに、自律神経の乱れがあります。人間の体は、暑くなると血管を広げたり汗を出したりして体温を逃がそうとしますね。そんなこと考えもしないのに、自動的にそうなります。
これをつかさどっているのが自律神経。体の自動調節回路です。夏はそれがとても酷使されるので、自律神経がコントロールしている様々な部分にエラーが発生。これが夏バテと呼ばれる症状になっていくそうです。特に現代人は、屋外の猛暑と冷房が効いた室内を行ったり来たりしますから、なおさら自律神経が狂いがちなんだとか。
そこで「緑のセラピー」です。森に行くと空気がおいしいですね。これは空気が汚染されていないというだけでなく、植物の光合成が生み出す大量の水蒸気のおかげでもあります。この水蒸気は蒸し暑くこもった湿気と違って、気化熱であたりを涼しくしてくれる水蒸気。心地よい潤いが心も体も癒してくれます。
そしてフィトンチッド。殺菌力を持つ揮発性の物質で、植物が微生物の活動に負けないように放出しているものですが、これは単一の物質ではなく、様々な成分を含んでいて、その中には植物が生み出す生理活性物質もあります。そういう自然の精油によるアロマセラピー効果も、「空気がおいしいなぁ~」のひとつですね。ほーら、もうこれだけで自律神経が癒されそうな感じになってきました。
目をつぶって、そーっと森の音に耳を澄ませてみましょう。さわさわさわ、さわさわさわ。葉ずれの音が聞こえます。この音が「1/fの揺らぎ」。規則性のある変化とランダムな変化の中間的な存在です。
これの生理学的な効果はまだあまり解明されていませんから、「1/fの揺らぎ」にヒーリング効果があるんですよ、なんて断定したらトンデモ科学の部類になってしまいますが、でも経験的にこれがリラックスを誘うことは間違いありません。
森は大地に保水力を与えますから、特に山間地の傾斜地の森の付近には、小川が流れていたりすることも多いですね。このせせらぎの音も「1/fの揺らぎ」です。では、そーっと目を開いてみましょう。木漏れ日がゆらゆら。これも視覚による「1/fの揺らぎ」です。こんなふうに、森には「1/fの揺らぎ」が満ちています。
そのほかにも、森には命を育み癒してくれる仕組みがいっぱい。こちらを見ると、さらに森林浴に関する様々な効果が、独立行政法人 森林総合研究所などによる研究結果として掲載されています。
http://www.fo-society.jp/forest-medicine/
さらに日本衛生学会という学会の中に森林医学研究会というのがあって、森林がもたらすセラピー効果などについての研究が色々と発表されています。
http://forest-medicine.com/index.html
こんなふうに、だんだん解明されつつある、森林浴がもたらす健康効果。森は涼しいですから、節電の夏の避暑にも最適です。今年の夏は森に行って、暑さに負けそうな体をゆっくりと癒してみませんか。
「お昼寝タイム」
夏バテ対策にお昼寝はいかがでしょう。
熱帯夜が続くと、どうしても眠りが浅くなってしまいがちです。
そこで、昼食のあとなどに20分から30分ほど昼寝をすると、
気持ちがリフレッシュでき、
午後からの仕事にも集中することができると思います。
「今年は東北の海へ」
東日本大震災の直後に沿岸の被災地にボランティアに入った人から話を聞きました。救援に訪れたアーティストの人たちが、避難所でミニコンサートを開いたそうです。様々な歌が披露されたあと、みんなで歌おう、何がいいですかと呼びかけると、海の歌がたくさんリクエストされたそうです。
歌っていた人は戸惑ったそうです。海の歌なんて歌ったら、聞いている人たちの心の中に津波の記憶が蘇ってしまうのではないかと。しかし違いました。人々はみな、どんな大災害に襲われても、海こそがふるさとだったのです。みんなで声を合わせて海の歌を歌ったそうです。めちゃめちゃになった港や船を作り直してもういちど漁業をやる。これからも海と共に生きていく。そういう思いを歌に託したのでした。
その話を聞いて、私も大学時代に行った海を思い出しました。泳ぎにではありません。漁村出身の友人に誘われて、漁村で漁師の真似事みたいなことをさせてもらったのでした。体力だけが自慢の学生も、漁師の仕事のきつさにはヘトヘト。漁師の人たちはそんな私たちを、取れたての貝を焼いたり、大きな魚を包丁一本でさばいて刺身にしたりして労ってくれました。私はその時、海は地球の恵みと漁師の汗で出来ているのだと思いました。あの時に眺めた海のでかさ、力強さ、そして美しさは、今も忘れません。
そういう海へ今年は行きたい。漁民の皆様と一緒に復興作業に汗を流して、そして大きな海を眺めたい。そう思っているところです。
海洋国日本にとって、海は働く場所でした。海がレジャーの場所となったのは江戸時代も終わり頃。日米修好通商条約締結によって多数の欧米人が日本にやってくるようになりましたが、その彼らが外国人居留地の近くの海で泳ぎはじめたのが、日本で最初のレジャーとしての海水浴だったと言われています。それがしだいに日本人にも広がり現在に至るわけですが、それまでの長い間、日本の海はまぎれもなく勤労の場だったのです。
その海を蘇らせるということ。町なみだけでなく、港や養殖場や船、また海産物の保管や加工流通といった、様々な海で働くための施設や設備などを再建するということ。そのためのお手伝いが何かできないかと、今、つてをたよって探しています。
福島第一原発事故に伴う汚染水の流出などで、東北の海は今なお災害が継続しています。じゃあどうすればいいんだ。そんなことは私にはわかりません。でも、現地の皆様と一緒に汗を流し、復興を祈ることならできます。今年の海の日には、まず東北の海に向かって祈ります。そしてまとまった休みが取れる時期になったら、有休も全部使って、東北の海に行ってまいります。
「公共スペースの活用で涼しく過ごす」
「暑い昼間は図書館へ」なんて言ったら、そんな提案ずるいよ、イエはてならしくないよと言われてしまうでしょうか。でも今年の夏はぜひ「公共スペースの活用で涼しく過ごす」ことをお勧めしたいと思うのです。一人増えようが減ろうが電力消費量はほとんど変わらない公共スペース。節電の夏にこれを活用しない手はありません。もちろん今年はどこも冷房温度の設定を上げているでしょうが、それでもそれなりに涼しいはずです。
では、まず図書館の楽しい活用法を考えていきましょう。最近はネットにつながるPCを備えた図書館が多くなってきました。無線LANのアクセスポイントを備えた図書館も増えてきています。そこでこんなWebサービス。これは国立情報学研究所(NII)サイト内に設けられているものです。
この「連想検索」というのがとても便利なんです。「文章から連想」のテキストエリアに、ふと見かけて興味を持った文章を何でも書き込んでボタンを押します。すると、検索結果ならぬ「連想結果」として、関連しそうな書籍がずらりとリストアップされてくるのです。
検索対象は、江戸期前から現代までに出版されたほとんどの書物、約1900万件。書名だけでなく、掲載されている作品名や論文名、著作者として現れる人物・団体・組織などのデータも含めて、それらを様々な角度から探索していけるように作られています。
これで面白そうな本を見つけて、それを図書館の書棚から探す。涼しく過ごしながら新しい本との出会いも知識のグレードアップも楽しめる、とても充実した時間が過ごせます。
うちは小さな子供がいるから図書館はちょっと、という方は、最近商業施設の中に増えてきたインドア型キッズ・プレイ・スペース。たとえばこんな場所です。
無料の所、有料の所、色々ありますが、有料でもたいてい料金はお安く、楽しい遊びや子供同士のコミュニケーションをサポートしてくれるスタッフがいてくれる所もあるようです。
たっぷり遊べて子供は満足。保護者も涼しくくつろげて満足。おまけに商業施設内のプレイ・スペースならその足で買い物も済ませられるのですから、これはエコな涼タイムに最適ではないでしょうか。
事情によっては外出がままならないという方もいらっしゃるでしょうが、外出が可能なら、こんなふうにして公共スペースを利用して涼むのはお勧めです。主婦の方はその間家事が滞ったりもしますが、わが家ではこちらで書かせていただいたように、
http://q.hatena.ne.jp/1305090718/285234/#i285234
専業主婦をイエに縛り付けない暮らし方が省電力につながると考えて、今年の夏は母に自由に出かけてもらい、家事は他の家族もサポートすることにしています。
これで原発が無くてもこの夏が乗り切れるなら安い物。こうした暮らし方の転換は電力消費を減らすだけでなく、一人一人のライフスタイルを豊かにすることにもつながりますから、これをずっとわが家の夏スタイルとして定着させていきたいと考えています。そしてゆくゆくは原発が一つも要らなくなる世の中を。そう願うのは悪いことではないと思います。
「夏バテを解消する就寝前の体操」
夏バテの一番の原因は「自律神経の乱れ」と皆さんも書かれていますように、外と室内の温度差、暑さによる寝不足などで、カラダの出す様々なSOS信号が夏バテの症状なのです。
血行が悪くなり、そのため老廃物や疲労物質が体に溜まると、筋肉は強張ります!
そして、やる気を出すための神経細胞へも酸素や栄養がうまく運ばれなくなるため、元気もでなくなります・・・。
そんな、夏バテを解消するためのポイントが「体操」です。
体操をして筋肉を効果的に動かすことで、血行促進&新陳代謝がUP♪
その結果、自律神経の働きが正常化して、体調も改善、安眠タイムも手に入っちゃうのです!
しかし、ただ無闇に運動をするだけでは疲労物質が体に溜まり、夏バテを助長させるだけ、
動かす部位も重要なのです!
体の筋肉は足を中心とした下半身に七割近くが存在しています。
そのため、夏バテ解消体操には、腰から下を動かすものが効果的!
例えば、うつ伏せになり、顔の下に両手を重ね、その上にあごを乗せて上体を安定させます。
鼻から息を吸い、口から長く息を吐きながら、足の裏全体でお尻をポン!と、左右の足を交互に叩いていきます。
膝から下、特に足首の力を抜いて、勢いをつけながら行うのがポイント!
回数は左右それぞれ10回ずつ程度行うだけで大丈夫。
これだけで体全体の血流が循環すると同時に、なんと足のむくみまでもスッキリ!
適度な疲労感で夜グッスリと眠れる効果まであるんですよ。
そして疲れている日に私は娘と一緒に柔軟体操をしてから寝ていますが、全身を5分ほど伸ばすだけでも気持ちがよく、特に酷使している首、肩まわりの筋肉を伸ばしてから寝るだけで、
いつもと同じ睡眠時間でも疲れがスッキリ取れるような感じがしています。
夏バテ防止の体操も色々紹介されていました。
http://www.k-salad.com/life/care/007_2.shtml
夏バテになっていない方も、予防として。
そしてちょっと夏バテ気味かな?という方は、軽い体操を寝る前にすることで体の凝りをほぐし、
蒸し暑い夜でも、ぐっすり眠って一日の疲れを持ち越さないようにしたいですね♪
「玄米食で夏バテ退散」
暑い季節になるとビタミンB1の消費量が増えるという話があります。体が消耗すると、この要求量が上昇するんですね。ビタミンB1が不足してくるとどうなるか。あまりにこれの欠乏が激しいと脚気になったりしますが、ちょっと足りない程度でも、糖質や脂肪酸の代謝に影響が出てきてしまうんです。ただでさえ食欲が落ちる夏に、せっかく食べた物がエネルギーにならなかったら、これはもう夏バテ一直線です。
さらに乳酸も糖代謝の一環で生成される物質ですから、ビタミンB1が足りなくなるとこれが貯まって疲れやすくなり、むくみや食欲不振、気力の減退といった状態に陥りがちです。
そこでビタミンB1を豊富に含む玄米の登場です。玄米にはこのほか、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、さらにビタミンEといった栄養もたっぷり。特に注目はビタミンE。これは抗酸化物質として細胞を守ってくれるだけでなく、冷えからも体を守ってくれる物質なんですよね。つまり夏に起こりがちな冷房によるダメージを遠ざけてくれるということです。
さらにカリウム、マグネシウム、リン、鉄、マンガンといったミネラル分も白米に比べて倍以上。特にマグネシウムは白米100gあたり23mgなのに対して玄米は110mgと、圧倒的に豊富に含まれています。マグネシウムは汗によって失われやすいミネラルですから、夏は随時補給しておきたい成分ですね。
さて、この玄米、夏はどうやって食べましょう。まずお勧めなのはカレーとの組み合わせ。玄米は特にスパイシーなカレーと良く合います。これなら暑い夏も食が進むのではないでしょうか。
先のイエはてなに「冷たい粥」というアイデアがあり、
http://q.hatena.ne.jp/1309324986#a1082410
これを玄米粥でも試してみましたが、結果は、うまいっ!!
玄米粥その物の味を確かめるため、トッピングは煎り胡麻と少量の塩だけというシンプルな物で試しましたが、5人の友人に食べてもらったところ、5人とも「おかわり!!」と元気良く茶碗を差し出してくれました。「冷たい玄米粥」、大成功です。
さらに玄米で爽やかな冷製パスタ風味の不思議料理もやってみました。材料は1人分として、
まず玄米ご飯は粗熱を取っておきます。ニンニクはみじん切り。エクストラバージンオイルの中に入れて、玄米ご飯の粗熱が取れるまでそのままにしておきます。
トマトは適当にサラダ風に切ります。中の種は使いませんから、もったいないので作りながら食べてしまいましょう。ししとうはヘタと種を取り除いて粗みじん。これらを玄米ご飯と合わせ、切りごまを加え、バルサミコ酢を振りかけて混ぜ、味を見ながら塩胡椒。そしてニンニク入りエクストラバージンオイルを振りかけてさらに混ぜます。これをお皿に盛って、バジルを添えて出来上がり。ニンニクは、ビタミンB1の摂取を促進する働きがあります。ん~、バルサミコの風味がいい感じで食が進みます。これも大成功です。
他にも色々と、玄米を使ったアイデア料理が考えられると思います。玄米には栄養素の代謝を助ける成分が豊富ですから、少量でもしっかり身になってくれるのがいいところ。食欲がない時でも、楽に食べられる量で体を維持してくれます。
明治・大正・昭和を代表する医学者の一人、ミュンヘン大学でも研究に携わり、駒込ピペットの考案者としても知られる二木謙三博士は、玄米を完全食と呼びました。その言葉は今も色褪せないばかりか、近年蓄積されてきた全粒穀物の健康効果に関する科学的な研究成果が、さらにそれを裏付けています。夏バテ対策には玄米食。お米の恵みを余す所無く頂ける、最高の栄養食です。
「夏ばて防止にのみやすい栄養を取れるドリンクを」
毎日暑くて、食欲がない日もしばしば。
果物はあっというまに熟したり黒くなったりすることも。
部屋も暑くて火を使うのは大変。
そこで、夏らしいすずしいドリンクはいかがですか。
[ミックスジュース]
お勧めは、安くて栄養価の高いバナナです(庶民的ですみません)
基本のバナナジュースは氷5個くらいと、バナナ2本、牛乳200mlくらいをミキサーで混ぜます。バナナは、冷凍しておくと、「バナナアイス」としてもつかえますし、ミックスジュースに入れることも、切ってパウンドケーキなどに入れることもできます。
●ヨーグルト+キーウィ+砂糖+氷も、かなりおいしいスムージーができます^-^
●バナナジュースに小松菜、キャベツを入れたり、豆乳などを併せて入れるのもおすすめ。
●卵を入れるとミックスジュース風の濃厚な味わいになります
●濃く出した麦茶で、麦チャイ!
コーヒー、紅茶はカフェインがダメという妊婦さんなどにも。
濃い麦茶に、牛乳を入れると、やさしいお味でおいしいですよ。
●豆乳きなこ黒蜜!
豆乳に氷をいれ、黄な粉をかけて、黒蜜を入れて食べるとおいしいですよ。
黒蜜は、沖縄などの黒糖に少量のお湯や水を入れて溶かすとできます。
番外編
●冷たい寒天を作るとき、一段目に豆腐を入れておき、重ねて固めて切ると、きれいな二段の豆腐寒天ができます。
糖蜜をかけると和風でおいしいですよ。
「海の日に森に行く」
今年は梅雨明けが早かったので、きっと海の日はもう、すてきな海水浴日和となっていることでしょうね。
でも今年は国際森林年ですから、海の日には海の源流、山に行こうと思っているんです。
森のいっぱいある山。
「NPO法人 森は海の恋人」という団体があります。
http://www.mori-umi.org/index.html
海を守るために森を育てている人々です。
最初、この活動は宮城県気仙沼市の、牡蠣やホタテの養殖を営む漁師さんがはじめたそうです。
牡蠣の食べ物は海水中の植物性プランクトンです。
牡蠣はあの小さな体で1日に約200リットルもの水を取り込み、吐きだし続けます。
こうして海水の中のプランクトンを食べて育っていくんです。
すごいですね。
でも高度成長期の70年前後。
突然海に異変が起こりはじめたんだそうです。
赤潮の発生です。
養殖場はリアス式海岸の奥の方にありました。
河口の近くです。
赤潮の原因は海ではなく川にある!!
直感的にそう思ったそうです。
でも川の何がおかしくなったから海がおかしくなったのか、その原因はなかなかわからなかったそうです。
その後降って湧いた河口近くのダム計画。
川がだめになれば海もだめになると団結した漁師さんたちが、海の見える山に木を植える運動をはじめたのだそうです。
最初は、海を守るには川、川を守るには森という漁師さんの直感ではじめた植樹活動でしたが、だんだんその意義が科学的にも裏付けられていきました。
なんと、海の植物性プランクトンには、森の腐葉土が必要だったんです。
植物性プランクトンも植物ですから色々な養分が必要ですが、養分をとりこむためには、まずプランクトンの体の中に鉄分が必要なのでした。
でも、鉄屑を海に入れてもだめです。
植物には、植物が取り入れやすい形の特別な鉄分のかたちがあるそうです。
木の葉が腐って腐葉土になる過程で鉄イオンと結びついていくとそれができあがる、それが川を伝って海に入ってプランクトンを育てる、それを牡蠣が食べるという仕組みが自然界にはあったのです。
すごいー!!
こんなふうにして、海と森は大きな命の環でつながれていたんですね。
山の木々、そして山に住むたくさんの微生物も含めた小さな生き物。
それらが海の植物を、そして海の貝も育てていたんです。
きっとほかにも、山と海は色々な部分でつながっているに違いありません。
大地と海を結ぶ大きな大きな生態系。
それを実感して、山を守り森を守り木を守っていくことで海の自然を守りたいと思う日。
私は国際森林年の今年の海の日は、ぜひそんな日にしてみたいと思っているんです。
どこの山にしようかなぁ。
あ、それから、「NPO法人 森は海の恋人」の活動は今は全国に広がっているそうですが、気仙沼の本部は全壊で、大変なことになっているようです。
最初にこの活動をはじめられた会長さんもご家族を津波で亡くされたとサイトに書かれていました。
被災地の一日も早い復興と皆様の暮らしの再建を祈りつつ海を思う日にもしたいと思っています。
id:hanatomiさんのいつもおいしそうなレシピ!!
しかも夏に大切な栄養がしっかり考えられていて、ナチュラルで体にもやさしいすてきなアイデアばかりですね。
麦チャイは、もう麦茶を作りはじめたのですぐできます!
さっそくこのあとやってみますね。
ネーミングもかわいい~。
番外編
●冷たい寒天を作るとき、一段目に豆腐を入れておき、重ねて固めて切ると、きれいな二段の豆腐寒天ができます。
糖蜜をかけると和風でおいしいですよ。
うわ~、これはすてきなアイデアです。
冷たくてヘルシーな、すてきな一品になりそうです。
上を寒天じゃなく葛餅にしてもおいしそう。
片栗粉のナンチャッテ葛餅ならすぐ作れるので試してみたいです。
きな粉かけちゃお♪
「夏の涼、象鼻杯で暑気払い」
暑い日が続くと思い出すのが「蓮酒(はすざけ)」を飲み、暑気払いをしたという古代中国の逸話だ。
出典は唐の『酉陽雑俎(ゆうようざつそ)』である。
今から1800年程前、魏の国の斎南郡の太守であった鄭公愨(ていこうかく)が、
山東省へ避暑に出かけていた時のこと。
道中あまりの暑さにたまりかねた鄭公愨は、近くの池から蓮の葉を取ってこさせ、その葉に穴を開け
中に酒を注ぎ、茎管を通り落ちてくる酒を飲んでみたとさ。
すると酒の味は蓮の香気に満ち、思いがけず冷たく、暑さを忘れるほどだったそうな。
そしてこの蓮の葉の器を「碧筒杯(へきとうはい)」あるいは「象鼻杯(ぞうびはい)」と名づけたという。
十数年も前に自分が知ってから、ずっとこの蓮の葉酒を味わってみたいものだと思っていた。
すると願いが通じたのか、7年前の夏、知り合いのツテで葉付きの蓮根を頂戴することができた。
蓮の葉の真中を先の尖ったナイフなどで穴を開けると、すぐ下にある茎には蓮根みたいに細い穴が幾つか通っており、そのままストローとなる。
断面はさながら小さな蓮根だ。
さっそく蓮の葉の中心に穴を開け、酒をゆっくりと蓮の葉に注ぎこんでみた。
酒は清酒よりも、にごり酒が良いと言われる。
酒は露のように葉の上で丸くなりながら茎の中に流れ落ちていく。
茎の先端に口をつけて思い切り吸う。
結構強く吸わないと出てこなかったが、そのままだとドロリとして癖ある酒が不思議なことに実に上品な味に変身した。
口当りもよく濁りも癖も濾過されたような舌触りと風味で実に美味だ。
* * *
そしてまた今年、久しぶりに蓮の葉を手に入れることが出来たので、今度は子供達にも象鼻杯の体験させてみた。
飲み方を子供に説明するのに、まずは葉に水を張り、下から息を吹いてみせる。
葉の上の水がポコポコあわ立つのを見て子供達は大喜び。しかし吹くのは吸うより案外息が苦しい。
その後、ようやく子供達が挑戦^^
もちろん飲むのはにごり酒ではなく、乳酸菌飲料w
「象さんみたい~」「私も!」と、最初は「出てこない~」と言っていた二人だが、あっという間に飲み干してしまった。
ところで、この蓮の葉での飲み方を「象鼻杯」とはよく言ったものだと思う。
蓮の葉を頭の上に持ち、茎を口にして中身を飲むその様子は、まさに鼻を上げた象にそっくりだ。
暑気払いに蓮の爽やかな香りの「象鼻杯」、みな様も機会があったら是非一度お試しあれ。
「ジャンクのPCパーツを使った簡易冷風扇の製作」
冬の間に降り積もった雪を地下に貯蔵して、そこから冷気を引っ張ってきて夏の冷房に使う、なんていうアイデアがありますが、それと似たようなことを卓上で実現する簡易冷風扇の製作です。材料は、
・発泡スチロールむきだしの安価なクーラーボックス、
・PC用ケースファン(できればファンの前面に取り付けるガードも)、
・ファン用取り付けネジ、
・ファンに対応する電源、
・保冷剤(個数は適宜)
です。
私が使ったファンは、ジャンクの直径12cmの物。デスクトップPC用のケースファンとして最も一般的な大きさですね。最近は秋葉に行かなくても、普通の街の中にある中古ハード店のジャンクコーナーなどで、この手のファンが1個百円、高くても数百円で買えたりします。
ファンのリード線につながっているコネクタには3ピンの物と4ピンの物がありますが、4ピンの物はPWMというパルス信号によって風量がコントロールできるちょっと高級品。主にCPUクーラーから取り外した物が多いようです。3ピンの物は電圧で風量をコントロールするスタンダードなタイプで、普通にケースファンとして売られている物はほとんどこれ。今回は風量コントロールなどは行いませんから、どちらでも構いません。
コネクタの結線は3ピンの物も4ピンの物も1番ピンがマイナス(線の色はたいてい黒)、その隣の2番ピンがプラス(線の色は製品によって異なる)で、この2本に電源を供給すればファンは回ります。他の線は無視して構いません。詳しい結線の様子は次のページなどを参考にしてください。
http://wiki.cpu-cooling.net/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BF
電源は、私は12Vのスイッチング電源を使いました。必要な電流は、ファン本体に「DC12V ○○A」などと書いてありますから、それがまかなえる容量の電源なら何を使っても構いません。ただしファンは回り始める時に定格より大きな電流が流れますから、多少余裕のある物を用意します。ACアダプタ式の物なら、ファンを売っているジャンクコーナーなどに使えそうな物がゴロゴロしていると思います。コネクタの形状は異なっても構いません。切り落として、線どうしを直接つないでしまえばいいのですから。
さて、使うパーツに関する知識が揃ったところで製作にかかりましょう。まず、クーラーボックスの横腹に、ファンの羽根と同じ直径の丸穴を開けます。カッターなどで切ると切り口がボロボロになりますので、私はハンダゴテにカッターの刃を取り付けて、その熱で切っていきました。ファンを取り付けるネジ穴も開けておきます。これはキリなどで開ければOKですね。
ちなみに、ファン1個では風量はたかがしれているので、私は2個並べて使ってみることにしました。したがって、クーラーボックスの横腹には穴が2つ開いています。2個のファンの電気的な接続は並列接続です。
次に、クーラーボックスの上蓋に、空気取り入れ用の穴を開けます。直径1cm位の穴を十数個程度開ければいいですが、吸い込まれた空気が中に入れた保冷剤に均等に当たるよう、穴は一個所に集中させず、うまく分散して開けていきます。
穴開けが終わったらファンの取り付けです。ファンはクーラーボックスの内側から取り付けます。多くのファンは羽根の後ろ側からだけでなく、側面からも空気を吸い込むからです。ファンガードも用意している場合は、ここで一緒に取り付けておきます。なお、ファンはもちろん外側に向かって風が出るように取り付けます。
あとは、ファンと電源を接続して完成です。通電してみましょう。ちゃんと風が出てくれば成功です。中に凍らせた保冷剤を適当な間隔を開けて詰め込み、スイッチオン。おー、涼しい風が出てきました。温度計で計ってみたら、室温25度の時に風の温度は16度くらいでした。これは保冷剤の大きさや量によって変わりますが、とにかく涼しい風が出て来ることは間違いありません。
風量は小さな物ですから、猛暑の日にこれだけで涼むというわけにはいきませんが、本物の扇風機に当たりながら反対側からこの冷風扇の風に当たっていると、けっこう涼しい感じがします。保冷剤を凍らせるための電力を別にすればせいぜい数ワットの消費電力ですから、もしかするとこれ、電源コードの先にシガーライタープラグを取り付けて、キャンピングカー用冷風扇として使ったりするといいかもしれません。
また、製作のほとんどは発泡スチロール箱の加工ですから、子供の夏休み工作にもいいかもしれません。電力消費のピークを避けて保冷剤を凍らせるといった使用方法もリポートにまとめれば、省エネの夏を乗り切る実用的な工夫として、なかなかいい自由研究になると思います。
id:iijimanさんの「氷水を飲んで涼む猫」、朔ちゃん涼しそうで幸せですね。うちの猫は水道から細~く水を出してやると、それをペロペロ舌で受けて飲みます。やがてお手々が出て、ぴしゃっ、ぴしゃっと水流に猫パンチして遊び始めます。猫は体表から汗を掻かないので、こうやって水浸しになるのが涼しいんでしょう。この水遊びをしたくなると、流しに上ってじーっとこっちを見ています。
「霧で涼む」
既に上でid:adgtさんが「扇風機と霧吹きの組み合わせ」を紹介されていますが、私のはもっと原始的な話です。子供のころ、屋外で霧吹きで水遊びをしました。二人で霧吹きを持って、水鉄砲のように霧を吹きかけ合って遊んだんです。霧吹きなら狙われてもビチャッと濡れませんし、むしろ霧を吹いてもらうと涼しいので、これはいい夏の遊びでした。
それを去年、近くに住んでいる、例の親戚の大学生の女の子とやって遊んでみました。が、大人の大きな体では、ハンディな霧吹きはちょっとパワー不足。そこで取り出したのが、ペットボトルに取り付けて使う噴霧器でした。これは霧吹きより強力なミストを噴霧できる物で、手押しポンプのようなレバーで霧を噴射します。植物の葉面散水用に購入した物でした。ダブルノズルなので、霧の拡散も霧吹きより広範囲です。
これは良く霧が出て、親戚の子は涼しいと大喜び。でも噴霧器が一個しかなかったので、一方的に私がサービスするだけになってしまいました。
そこで今年はさらに大型の噴霧器を作ろうと計画。最近「ドライミスト」なるクーリングシステムが注目されていますね。細かい霧を吹いて、その気化熱であたりを涼しくしようというシステムです。そのサブセットみたいな物を作る計画です。
ノズルに何を使うか、色々と考えました。できれば、うんと細かい霧を発生させられる物。しかも広範囲に拡散させられる物。これは炎天下での庭の植物に対する配慮です。中途半端な水滴で土や植物を濡らしてしまうと太陽熱で煮えてしまいますから、霧は空気中で蒸発してしまうようでないといけません。ガーデニング用の散水のズルの中にも霧が出せる物がありますから、いくつかの候補を店頭に見に行ったのですが、やはり実際に水を出してみないことには何とも言えませんでした。
そんなおり、知り合いから、農業用噴霧器のノズルを譲って頂きました。なんと未使用品です。ちょっとホースの接続に手間取りましたが、ジョイントを駆使して水道の蛇口に直付けできるように耐圧ホースを取り付け、霧を吹いてみると…。なかなか良好です。霧の周りにサァッと涼しい空気が発生します。
ただノズルが小さく拡散力が足りないので、二人涼むにはかなり仲良しこよしで近寄っていなければなりません。
「これは彼氏彼女用だねぇ」
「あたしと近寄るの、やなの?」
「いや、そんなことは…」
おろおろおろ。これはこれで涼しくなります(笑)。
当面、農業用噴霧器ノズルでミスト空間を楽しむ予定ですが、さらに探しているうちに「簡易ドライミストキット」なる物に行き着きました。これはちょっと期待できそうで、今どんな製品なのか検討中です。
とにかく、霧で涼むというのは本当に涼しいですし、子供の頃の夏休みも思い出して、とても楽しいですよ。唯一の注意点は前述のように、日差しの強い時間帯は植物やその根元を濡らしてしまわないこと。日が西に傾いてからなら、その心配はありません。
なお、当然のことながら、節水が呼びかけられる事態になると、水道直付けミストクーラーは使用自粛になります。また、自宅ではポンプなどの動力を使っていなくても、水道の大元では電動ポンプで加圧していますから、蛇口を開ければわずかながら電力消費量を増やします。噴霧ですから水も電力もどちらの消費量もわずかですが、一応は貴重な資源を消費することも忘れずに楽しんでいきたいと思っています。
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