THEME:「夏に涼しい料理&テーブル作りコンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
*回答条件* 下記のページで詳しい質問をご覧になってご投稿くださいね!
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110601
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
※回答欄には、1行目に「 」をつけて、メッセージのタイトルをご記入ください。
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。
※回答欄のはてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は回答欄のスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
氷なます
味噌を氷水(砕いた氷がベスト)に溶かす。
冷やご飯に、アジのたたき、刻んだ野菜(キュウリ、大根、レタス、何でも可)を乗せる。生姜やシソや茗荷を加えるともっと良いです。
それから、味噌を入れた氷水をぶっ掛けて、氷ごとジャリジャリ、ガリガリと食べる。
美味しくて栄養もたっぷり取れますし、塩分もあるので、汗で失った塩分の補充にもなります。
「発酵食品パーティー」
どんなパーティー!?なんて思っちゃうかもしれませんが、今年の夏は発酵食品を皆で持ち寄って発酵食品パーティーを開いてみるのはどうでしょうか♪
発酵食品は腸内環境を正常化させてくれますので、体の中にため込んでいる不要なものをお掃除してくれる役目もあります。
そして、夏に多いウイルスからくる夏の風邪予防にも良いものです。
発酵させた食品は本来よりも体に大切な栄養素がパワーアップします。
ビタミン、アミノ酸、ミネラル…
夏バテを乗り切るのに大事な栄養がたっぷりです。
それならば皆で発酵食品料理を持ち寄って、パーティーするっていうのも面白い!
発酵食品はすでに私たちのなじみ深いものも多いです。
・酢のもの料理
・甘酒
・納豆
・醤油
・味噌
・ヨーグルト
・テンペ
・漬けもの
・塩辛
・アンチョビ
・ピクルス
・キムチ
・チーズ
こうしてなじみ深いもの多いですね。
これらを使って、そのままではなくて一工夫こらしてパーティーしてみましょう。
例として一つ私おすすめの発酵食品料理をご紹介(o^∇^o)ノ
テレビで一度見てから私のイエではよく作る一つです。
≪豆腐の味噌漬け≫
・豆腐一丁
・味噌250g
材料はこれだけ!!!
お豆腐は絹でも木綿でもOKです。
まず豆腐に重しをして水切りします。
ここしっかり水切りしましょう。
タッパなどの容器を用意し、味噌を1/3程敷きます。
そこに水切りしておいたお豆腐を入れ、残りのお味噌を入れてかぶせてください。
これを2日程しっかりと漬けこんでください。
(冷蔵庫で漬けこみましょう)
これで完成!!!
是非食べてみてください。
お豆腐がチーズのような味わいになりとっても濃厚です。
乳製品にアレルギーのある方や、動物性を避けている方、そんな方にもおすすめ。
チーズの代わりとして食べて頂けると思います。
お味噌の種類によって味わいも変わってきますので色々チャレンジしてみるのもgood。
発酵食品料理を持ち寄り、テーブルは涼しげにするために、小さなコップなどにバジルや大葉などを入れて添えてみましょう。
そして持ち寄った料理を食べる時に皆でその薬味を少しつまんでお料理にかけて食べるのも良いかも♪
見た目にも涼しげなテーブルになりますし、料理の味も薬味で一層さっぱりと美味しくなりますね。
今年の夏がこのパーティー開催の計画で楽しみです。
「冷たい粥と棒棒鶏」
中華料理というと火の料理というイメージがありますが、アレンジの仕方によっては夏に涼しいものになるかもしれません。
簡単にできる粥と棒棒鶏で冷たい中華を手軽に楽しめたら、と思いました。
まずは粥から。
一番簡単なのは、炊いたご飯に水をかぶるくらい入れて、もう一度炊くことです。そしてご飯が粥状になったら、冷やしてゆきます。
冷たい粥は下手にダシを使うとあまり美味しくない場合がありますので、うっすらと塩を隠し味程度に入れるくらいでいいと思います。
棒棒鶏も簡単にできます。
まず、蒸し鶏ですが、これは鶏胸肉に塩をすりこんでから酒に半分くらいかぶる程度に浸します。そのさい、一緒にネギの青いところと、薄切りしょうがを何枚か一緒に浸しておきます。この時間だいたい15分程度。
それからラップをかぶせて電子レンジへ。大きさにもよりますが、胸肉1枚で大体表5分、裏返して3分程度でしょうか。
出来上がったら、中まで完全に火を通すために、ラップをしたままで室温で冷ましてゆきます。これは大体1時間から2時間程度。
蒸し鶏のほかに、野菜も用意しましょう。
うちで用意するのは、ナスの蒸したもの、キュウリ、レタス、インゲン、アスパラ、トマト、といったものを何種類か組み合わせています。もやしのゆでたのや、ホウレンソウのゆでたものを追加してもいいかもしれません。変わったところではブロッコリーなんかもいけます。
棒棒鶏の具材がそろったところで、タレです。
これも簡単に作れてしまいます。
練りゴマと味噌と酢を混ぜます。大体ですが、1:2:1くらいにして、お好みで調節してください。ここに隠し味として豆板醤をお好みに応じて。これがないとしまりがこないのです。
これらを混ぜると、随分と固いタレになって使いにくいので、うちでは水で食べやすい固さにしています。
タレが1種類では寂しいので酢醤油風のタレもつくってみましょうか。
これも簡単で、ごま油1、酢2、醤油3、豆板醤お好みでという感じになります。甘めのが好きな方は砂糖を入れても可ですし、薬味としてすりおろしたしょうがや刻んだネギを混ぜてもいいでしょう。
もし、デザートをつけるとしたら、ナタ・デ・ココにキウイやレーズンを混ぜたフルーツポンチ風のものなどいかがでしょうか。もちろん、中華のデザート、杏仁豆腐も美味しいと思います。
こうして、タレ2種類に鶏肉を初めとした具材。そして冷たい粥。粥に具材を載せて食べてもいいですし、別々に食べてもいいです。
ゴマの入ったタレが具材の味とマッチして料理初心者でも失敗なく作れる中華です。
器は青磁っぽいシンプルなものが涼しげで良いかもしれません。
あるいは和の色合いの黒を基調とした食器が案外マッチするようにも思えます。
前日の夜に用意して、朝食や昼食にいかがでしょうか。
彩り鮮やかな冷やし中華
暑い夏の日に、少し時間があれば冷やし中華を作ります。
簡単なのでついついそうめんに頼りがちですが、
冷やし中華のほうが彩りも鮮やかで好きです。
個人的には、ちょっと濃い目のつゆに
麺が隠れるくらい野菜を多めに入れて
しっかり栄養満点にするのが好きです。
最近も暑いので、解答を書きながら食べたくなりました。
「氷黒蜜『宇治なし』金時」
暑い日、即効性のあるスイーツといえば、やはり「かき氷」でしょう。
私が最も好きなのは、イチゴでもメロンでもブルーハワイでもなく「金時」。
つまり、あずきですね!
氷かき器さえあれば、あとはゆで小豆の缶詰を用意するだけ。
出来れば作る1時間くらい前から、ゆで小豆の缶詰も冷蔵庫で冷やしておくとよいです。
しゃかしゃか削った氷に、ゆで小豆を、スプーンでとろりと乗せます。
これだけでも充分美味しいのですが、ここに「黒蜜」が加わると、さらなるハーモニー!
市販の黒蜜、もしそれがなければ粉の黒砂糖を水に溶いて、黒砂糖風味のシロップを作ります。
これが、あずきとよく合うのです。
この季節、ファミリーレストランに行くと「氷黒蜜宇治金時」として、さらに抹茶アイスを加えたメニューが登場したりしますが、抹茶アイスがなくても充分美味しいですし、何と言っても、家で氷を削るので安上がりでいいです。ゆで小豆の缶詰も、安いところだと102円くらい、スーパーで200円台くらい、高くても300円台くらい。
夏場、気温が上がってくると、コンビニエンスストアでは、アイスクリームより氷系(アイスバーやカップタイプのかき氷)がよく売れるようになると聞いたことがあります。うーん、そうかもしれないなあ、なぜか、アイスクリームよりも「かき氷」の方が、涼しくなるような気がします。
「葦簀の日陰で麦とろ」
麦とろ。麦飯に山芋を摺りおろして調味した物をかけていただくご飯ですね。これなら食欲がない時でもサラサラといただけ、おまけに栄養満点です。
山芋は大別してジネンジョ、ダイジョ、ヤマノイモの3種類に分けられます。風味も粘りの強さも天然のジネンジョが最高ですが、価格も最高級で一般のスーパーなどに出回ることはほとんどありません。この際何でも手に入る物でやっていきましょう。
まず麦飯を炊きます。普通の白飯でも構いませんが、栄養価から言えば麦を採用したいところです。麦の分量は白米の1/4くらいが食べやすいでしょう。つまり、米2合に対して麦半合といった割合です。水加減は、麦半合を米1合に換算します。
具体的には、上記分量で炊くなら、まず米2合を研いで炊飯器に入れ、麦半合を加えて軽く掻き混ぜ(押し麦として売られている物は洗う必要がない物がほとんどです)、米3合分の水加減をする、ということです。水加減をした後、30分ほど浸水時間をとり、それから炊くとふっくら仕上がります。炊き上がった後も30分ほど蒸らすといいですね。
炊き上がったら、麦が上の方に集まっていると思いますので、全体を均等に混ぜながらよくほぐし、できれば「おひつ」に移しましょう。天然木の「おひつ」に移すとご飯が美味しくなりますし、なにより見た目が涼し気です。使ったことがないという人は、「おひつ 取り扱い」等で検索すれば、基本的な使い方が分かると思います。
山芋は皮をむき、すり鉢に直接こすりつけて摺りおろし、山芋300gあたり卵黄1個を目安に加えて、すりこぎでさらに摺って滑らかにしていきます。卵黄は地域によっては入れないこともありますから、それはお好みで。
ここにだし汁(わが家ではカツオ節と昆布でとっています)を冷ました物を少しずつ加えて、さらに摺り伸ばしていきます。だし汁の分量はとろろ汁の固さを決める物ですから使う芋の種類によって異なりますが、いわゆる大和芋などなら、使う芋と同重量程度と考えておけばいいと思います。なお、山芋の粘りや摺りおろした後のコシはムチンという糖タンパクが担いますが、熱いだし汁を加えるとこのタンパク質が変質して、ダレたとろろ汁になってしまいます。
だし汁を加えていくとだんだん泡立つ感じになっていきます。とろろ汁もアイスクリームと同じで、細かい気泡をよく含んだ方が口当たりが軽やかで夏向きとなりますから、すりこぎをスピーディーに使って、シャッシャッと気持ちよく摺って行きましょう。最後に薄口醤油で味を調えて完成です。分量は使った芋の重量の1割強くらい。味を見ながら好みで決めてください。なお、山芋は素手で触ると痒くなりますが、これは山芋に含まれるシュウ酸カルシウムのせいですから、調理用のポリ手袋などをして扱えば大丈夫です。
これを、葦簀の陰で食べましょう。葦簀を立てた窓をぐわーっと開け放して、思い切り風通しを良くしたところに卓袱台を置き、イ草の座布団でも並べます。そこに、おひつに入れた麦飯と、クラシカルなすり鉢に入ったとろろ汁が登場。まだエアコンなど無かった時代の食卓の風情が、ちょっと涼しげな印象ではありませんか?
あとはひたすら食べましょう。サラサラとした食感で無理なく食べられますし、不思議と食べても汗を掻きません。これはおそらく、前述の山芋の粘り成分、ムチンの効果。これにはブドウ糖の吸収を遅らせる作用がありますから、食べてすぐには血糖値が上昇しないのです。冷たい料理ばかりが夏に涼しい料理ではないということですね。
さらにムチンには胃粘膜保護作用もありますし、山芋にはデンプンに対する消化酵素であるジアスターゼも含まれていますから、とても胃に優しい食べ物です。
山芋には免疫力を高める作用があるとも言われていますから、夏の暑さがストレスとなって弱っている体もこれでシャキンと蘇り、暑さが苦になりにくい体作りにも役立ってくれるのではないかと思います。
なお、山芋の収穫時期は、天然のジネンジョなら秋、蔓が枯れて地面から離れてしまう前(先に蔓を見つけて目印を付けておけば冬まで収穫できます)。栽培物も秋から春にかけてが収穫時期ですが、今は貯蔵技術の発達で、年間を通して店頭に出回るようになっています。かつては秋の季語だったとろろ汁を盛夏に楽しむというシチュエーションも、またちょっと気持ち的に涼しさを呼んでくれるのではないでしょうか。
「保冷器(うつわ)でゴマだれ素麺」
素麺という食材がid:nakki1342さんとかぶってしまいますが、こちらは保冷器(うつわ)と自作ゴマだれがメインということでご勘弁ください。
まず器ですが、これは先の“リブ・ラブ・サプリ~KIDS” #012でid:nawatobi_penguinさんが紹介されていた方法と少し似ています。
■ 氷の器と自家製シロップでかき氷を
http://q.hatena.ne.jp/1306299284/285846/#i285846
異なるのは、氷その物を器として使うのではなく、器の内側にもう一つ器を置き、その間に氷の層を形成して、器・氷・器の三重構造の器を作るという所です。
やり方は簡単。少し大きめの適当な器の中心にプリン型のようなカップを置き、カップが浮かないように重りを入れ、その外側に水を張って冷凍庫で凍らせる。それだけです。いかにも間に合わせ的な見栄えになりますが、内側のカップの中につゆを入れると、氷が溶けても水っぽくならない、すてきな保冷器のできあがりです。
素麺はそんなに長い時間をかけて食べる物ではありませんから、食べているうちに氷が溶け切ってしまうことはないと思いますが、全て溶けてしまったら、あとは内側のカップを直接持って食べてください(笑)。
これで素麺を食べましょう。夏はスタミナが欲しいですから、私はゴマだれです。
材料は、つゆなので何人前と説明するのは難しいのですが、出し汁300mlで作るとすると、
・ゴマ(白か金) 40gグラム
・味噌 小さじ5
・きび砂糖 大さじ1
・大葉 3~4枚
・出し汁 300ml
くらいの感じ。つゆですから分量はごく適当です。
ゴマは香ばしさが命ですから自分で煎ります。油気のないフライパンを熱してゴマを入れ、強火の遠火でゴマ粒を転がすように煎っていると、そのうちパチパチとはじけはじめます。これで煎り上がり。ポップコーンではありませんから、数粒はじける様子が観察できたらもう火から下ろします。これをすり鉢に入れてゴリゴリごますり。
よくすれると、ゴマはみな、すり鉢の目の中にへばりついてしまいます。このへばりつく様子が、誰にでもすり寄っておべっかを使うゴマすりの語源のようですが、そこに味噌と砂糖を入れてさらにすると、すり鉢におべっかを使っていたゴマが今度は味噌の方にすり寄ってきます(笑)。
ここに大葉をみじんに切った物を入れ、さらに軽く当たって、冷やした出し汁を注いでよく混ぜれば、これで自家製ゴマだれの出来上がりです。大葉を入れて、軽く当たって香りを引き出す。これが爽やかさのポイントです。
付け合わせ(具)は、私はキュウリのスライスや、焼いたナス。さらに大葉の千切りなどを加えてもいいですね。わが家の場合、これらは全て庭やベランダで採れた物です。特に焼きナスが好きなので、私はどっさり。お好みで、刻み海苔、ショウガの千切り、その他色々な具を加えてもいいですね。
さらにわが家では、具というより箸休めに、アサツキの球根を添えます。アサツキを引っこ抜くと、下がタマネギの赤ちゃんみたいな小さな玉になっています。これを数日干しておくと、コリッと歯ごたえが良く辛味が爽やかな、いい箸休めになるんです。よく洗って、表面の皮を一枚むいて食卓に出します。うちのアサツキは野生の物を庭に移植してきたので、辛味が強くておいしいんです。暑い季節にも食欲を増してくれますよ。プランター栽培も出来ますから、皆さんもぜひどうぞ。
少々内容が散漫になってしまいましたが、ゴマは古くは薬用にも用いられていた栄養豊富な食材で、A、B1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、Eなどのビタミン類、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれ、たんぱく質や、オレイン酸、リノール酸といったコレステロール抑制効果のある脂質も豊富。アレルギーが無い人なら夏の優良な栄養源となってくれます。さらに上のレシピで作ってもらえば、イエはてなでお馴染みの大葉の様々な効果が加わって一層暑気払い向き。「暑い~、食欲がない~、箸を持つ元気もない~」というような時こそ、器もタレもキリッと冷やしてツルリといきましょう。
「涼やかな梅の香りの梅酢飯」
梅雨明け前だが、気温の高い日が続き、職場でもイエでもエアコンは控えめにしているため、クールビズでもさすがに暑い。
冷たい飲み物をよく飲むせいで、水腹で食欲も減退気味。
夏のこの時期には、実家では毎年のように梅干や梅の甘酢漬けを作っている。
今年は我が家でも梅の甘酢漬けを作ってみた。
母親のレシピは、梅4キロ、氷砂糖1キロ、酢500グラム、塩450グラム。
これだとちょっと多いので、量は半分にしてみた。
母親が昔、梅の実の種類などを変えていくつか作って、梅の甘酢漬けの味比べをした時に、
使う梅の種類によっても味が全然違うことを知った。
何と言っても一番美味しかったのは、杏梅という杏のように大きな特別な梅で、木の上で赤くなるまで熟した実を漬けたものだった。
次は普通の梅でも、実が黄色く熟した梅を使ったもので、これもフルーティで味がまろやか。
青梅も充分に美味しかったが、比べるとずいぶん味が違う。
その時に使ったのはどれも氷砂糖だったが、蜂蜜を入れることでも味がまろやかになるそうだ。
購入した梅は、少し色づいた青梅を2キロ。丁度いただきものの蜂蜜があったので、これも入れてみることにした。
蜂蜜は約400グラムあったので、残りの100グラムを氷砂糖にする。
梅は、本当はアクを抜くために2~3時間水に漬けておく方がいいが、面倒なら丁寧に洗うだけでもいいそうだ。
キッチンペーパーで梅の水気をしっかり取り、ヘタを爪楊枝で取る。
漬け込む容器はよく水で洗い、水気を拭き取っておき、焼酎(分量外)50ミリリットル程入れて蓋をして、容器をよく振ってしっかり消毒する。
容器の底に氷砂糖を100グラム敷き、その上に梅と塩を交互に入れ、最後に蜂蜜と酢を静かに注ぎ入れる。
塩は伯方の塩で、酢は美味しい千鳥酢を使用。
蓋をして涼しいところにおき、氷砂糖が溶けるまで日に数回容器を軽くゆする。
今回梅は青梅だが、氷砂糖の代わりに蜂蜜をたっぷり入れたので、その分味がまろやかになることを期待するw
1月もすると梅の実は食べられるようになる。
この梅でつくったおにぎりはフルティーな香りと甘さに酸味のバランスがなんとも絶妙な味なのだ。
また梅甘酢は甘酸っぱいだけあって、防腐・殺菌作用があり食材の脂っこさを和らげたり旨味を増したり、梅の風味で食欲がわいてついつい箸が進むなど夏バテ対策にはもってこいだ。
梅甘酢は梅のエキスが凝縮された香りが非常に良いもので、野菜の浅漬けや煮物の味付けに使っても美味である。
キャベツを漬けるとザワークラフト風に仕上がる。
オススメは梅甘酢に少量の出汁を足して大葉としらす、そしてゴマを散らした美味しい梅酢飯。
梅と刻んだ大葉、そしてゴマの香りが食欲をそそる。
この梅酢飯は手巻き寿司やチラシ寿司、お稲荷さんにはもちろん、カレーをかけても相性がいい。
カレーに酢飯はさすがに合わないんじゃないか?と思われるかもしれないが、冷やした梅酢飯に、
トマトやナス、オクラにさやいんげんなどを入れた夏野菜カレーはよく合うのだ。
おまけに辛いカレーも、夏野菜と、そして梅酢飯の酸味で普段より辛さがぐっとマイルドになる。
暑さに負けずに元気に過ごすためにはしっかり食事を摂って体調を整えることが大切だ。
さっぱりした後味で、食欲が湧く涼しげな梅の香りの、梅甘酢に梅酢飯。
今年は、梅甘酢を活用し、いつものメニューも新しい料理にアレンジして、梅のパワーで暑さをおいしく乗り切りたい。
「レモンの酸味が涼感を呼ぶ夏のちらし寿司」
材料は3~4人前。まず合わせ酢です。
・レモンの絞り汁+米酢 100ml
・砂糖 大さじ2杯
・塩 大さじ1杯
酢はレモンの絞り汁と米酢を合わせて100mlとして使いますが、分量比は半々からレモン7割くらいの間で好みで調節してください。夏なので甘さは控えめに。塩はやや強めでいいと思います。
ご飯は3合。炊きたてのご飯を飯台にあけて合わせ酢を振りかけ、うちわで扇ぎながら切るように混ぜて冷ましていきます。寿司飯が出来上がったら、3等分あるいは4等分にして、涼感ある器に盛りましょう。ちらし寿司の常識を破ってガラス器などを利用するのもいいですね。寿司飯を盛ったら、上には香ばしさと夏の栄養補給も兼ねて、切りごまを適宜ふりかけておきます。
具はお好みですが、夏は海の物が食欲をそそりますから、刺身中心で行きましょう。うちでよくやるのは、刺身の盛り合わせの利用です。ちらし寿司の具なら1人前100gもあればたっぷりすぎるくらいですから、マグロだ、イカだ、甘エビだ、白身魚も欲しいぞなどと単品で買っていると、普通の家庭では量が多くなりすぎてしまいます。そこで盛り合わせの利用。3~4人前として300g程度の物を1パック買ってくれば、これで海鮮類はあらかたカバー。さらにもう一種類くらい小さなパックで何かを追加したら、すばらしい豪華バージョンです。刺身は適宜食べやすい大きさに切って乗せていってください。
夏らしくキュウリも添えましょう。生のまま使ってもいいですが、板ずりしてから使うのもオツなもの。枝豆もちらし寿司に合いますからぜひ使いましょう。ミョウガなども涼感を誘いますね。そしてプチトマト。合わせ酢にレモンを使いますから、トマトと相性がいいんです。半分に切って、彩りよく配置しましょう。最後に夏らしく大葉を細く刻んだものと刻み海苔を散らし、ワサビを添えて完成です。レモンのスライス、あるいは櫛切りを一片添えてもいい感じですね。
せっかくのご馳走です。ただ食べるだけではもったいないですから、落語のCDなど流しながらいただきましょう。落語は、たとえ夏にちなんだ噺でなくとも、どこか打ち水や花火といった夏の風物詩に通じる情緒が漂っています。テンポの良い噺に耳を傾けながら夏のちらし寿司。これは納涼のひとときです。本当に打ち水でもして冷酒の杯など傾けながら楽しんだら、隅田川の川風に吹かれながら屋形船を楽しんでいるような気分に浸れるかもしれません。
「食欲がない時でもこれなら別腹!スイーツみたいな冷たい夏ランチ」
まず主食は、冷めてもおいしいパンケーキ。
油にマーガリンを使えば冷めても固くなりませんが、人体への悪影響がわかっているトランス脂肪酸を多く含む素材は、あまり使いたくありません。
なにかいい方法はないかなぁと思ってネットを探していたら、すばらしいアイデアに出会いました。
それはバターの代わりにマヨネーズを使うこと!
以下、そのレシピを引用させていただきますね。
http://sarajya.exblog.jp/12910795/
『 冷めても美味しい ホットケーキ 』 sarajya家 オーソドックスホットケーキのアレンジ編
たまご 2個
砂糖 80g
牛乳 140cc
マヨネーズ 30g (いつもは溶かしバター)
薄力粉 200g
BP 小さじ2
1 卵・砂糖をボウルに入れ もったり白っぽくなるまでハンドミキサーで撹拌する
2 1にマヨネーズを入れ再びしっかり撹拌し、牛乳も加え混ぜ合わせる
3 薄力粉、バーキングパウダーを合わせ、振るいながら2に混ぜ合わせる
4 『 ビタントニオ バラエティーサンドベーカー』 の パンケーキプレート 」に生地を流し、2~3分焼いて出来上がり
(もちろんホットプレートでもOKです!)
そのままでもほんのり甘くて美味しいく、冷めても固くなりにくいので
よくアイスなどをのせて頂きます*
ん~、おいしい~。
パンケーキに、バターの代わりにマヨネーズが使えちゃうなんて!!これは目からウロコでした。
卵の攪拌に手を抜かなければ、冷めてもぺちゃんこにならないパンケーキが作れます。
パンケーキが焼けたら粗熱を取っておきましょう。
その間にクリームをホイップします。
アイスクリームも用意しましょう。
ジャムもお好きな物をたっぷりと。
これで主食の準備は完了です。
付け合わせはフルーツでいきましょう。
たとえばメロン。
デザートじゃないですよ。これが副食。
メロンの主成分はもちろん糖質ですが、ブドウ糖や果糖などは吸収が早いので、夏の疲れをすばやく癒す効果があります。
またカロテンやビタミンC、カリウムなどの微量栄養素も豊富。
特にカリウムは可食部100gあたり320mgと、スイカよりも多いんです。
カリウムには過剰な塩分を排出して水分バランスを整える効果がありますから、むくみや暑気あたりの改善にも役立ちます。
東洋医学的には肺にこもった熱を収めるとも言われているらしいですよ。
というわけで、おかずはメロン!!
サラダもほしいですから、夏らしくトマトで作りましょう。
・トマト 1個
・タマネギ 少量
・チーズ お好きな量
・ドレッシング用材料
エキストラバージンオイル 小さじ1
レモン汁 小さじ1
塩 少々
コショウ 少々
好みでおろしにんにく 少々
・パセリかバジルのみじん切り 少々
トマトは湯むきして乱切りに。種の部分のプルンとして所も捨てずに一緒にしておきましょう。
タマネギは粗みじん。生のまま使ってもいいですが、オリーブオイル(分量外)を引いたフライパンで軽く炒めて粗熱を取っておいてもいいですね。甘味が出ます。
チーズも粗みじんにしておきます。
チーズ以外の材料をボウルに入れ、上記材料で作ったドレッシングで和えて、涼しそうな器に盛りつけ、上から粗みじんにしたチーズを乗せ、最後にパセリかバジルのみじん切り(乾燥物でも可)を振りかけて出来上がりです。
これだけちょっと甘さからかけ離れた味になりますが、一皿くらいこういう味がないと、食事をした気がしないですよね(笑)。
飲み物はシャキッと冷たい豆乳バナナシェイク。
・無調整豆乳 100ml
・ガムシロップ コーヒー1杯分と同じ程度
・バナナ 1本
・氷 製氷皿で作った物なら2~3個
・バニラエッセンス 2滴
豆乳独特の癖を、バニラエッセンスで密かに消しています。
これらをミキサーに入れてガーッとやれば出来上がり。
さぁ、テーブルに並べてみましょう。
スイーツみたいなラインナップなのに、ビタミンもミネラルもタンパク質も脂質もバランスいいでしょう?
糖質がちょっと高めかなぁ。そこはちょっと目をつぶりましょう(笑)。
食欲の落ちる夏は、別腹で食べられるこんな食卓の楽しみ。
家族の食事にも、お友だちを招いてのちょっとしたおもてなしランチにも使えます。
「夏の食卓に枇杷茶とフィンガーボウル」
先日、先輩が会社に大きな箱を大事そうに抱えて持ってきました。
箱の中には沢山の枝葉付きの枇杷!
無農薬で作ったお庭の枇杷の木に実がたわわに実ったからと、持ってきてくれたのでした。
皆で分けて、私も2枝ほどいただきました^^
枇杷は収穫後どんなに保存しておいても、メロンのように追熟はしない果実です。
食べるなら早いに越したことがありません。さっそくイエに持って帰りいただきました^^
枇杷の実は冷蔵庫で食べる少し前に冷やして、皮をむきつつかぶりつきます。
このところ暑い日が続いたので、枇杷を皮ごと凍らせてシャーベットにしてみました。
甘さは控えめですが、枇杷の風味はしっかり残っていてとても美味しいのです。
おまけに果物なのでローカロリーなのも高ポイントですね。
この枇杷シャーベット、美味しくてつい何個も食べられますが、どんなに気をつけて食べていても
手が枇杷の汁で濡れてしまいます。
そこで、小さなガラスのボウルに水を入れ、フィンガーボウルにしてみました。
手を水でちょっとゆすいで綺麗にした後、布ナプキンを使って拭けばいいのでは!?と思ったのです。
今まではその都度手を洗ったり、ティッシュやおしぼりを使ったりしていたけど、水+布ナプキンの方がエコだし、
実際にやってみると丁寧に洗わなくても、手を水に浸すだけで、かなりスッキリします。
夏の食卓にフィンガーボウルがあると見た目には涼やかですし、ボウルの中の水に薄荷液を入れたりレモンを絞ったりすれば、
その日の気分で香りを変えられるし、水も沢山流さずに済み、
一石二鳥。フィンガーボウルはレストランでしか目にしたことなかったけど、普段の生活の中でも使うとなかなか便利ですね。
さて、枇杷の実を食べた際に種がいっぱい出ましたが、この種ただ捨ててしまっては勿体無い!
枇杷の種には杏仁と同じような香りが含まれていて、この種を漬けた枇杷”種”酒は、とても香りのいいお酒になります。
作り方は簡単! よく洗って乾かした枇杷の種と、ホワイトリカー又は焼酎と氷砂糖を 1:2:1の割合で漬けるだけ。
飲み頃は半年くらい経ってからですが、種を割ってから漬けると、より香りが強まりますのでもう少し早く飲み頃になるかもしれません。
枇杷の種には暑気あたりを防ぐ薬効成分が含まれているそうなので、夏場に飲むと良いお酒ですね。
さらに、お酒以外にも種の楽しみ方はあります。
枇杷の種は栄養価豊富ですが、そのままではとても堅くまた大変苦いもの。種の皮をめくり、炊飯器でお米と一緒に
炊き込むと、食べられます。食感は栗のようで後味に銀杏に似た苦味が少しあります。
一度にあまり食べ過ぎない方がいいとされるので、沢山種がある時は冷凍して少しずついただきましょう。
そして、せっかく無農薬栽培の葉をいただいたので、葉も枇杷の葉茶に。
枇杷の葉の成分は、昔から着目されていて、江戸時代には「枇杷の葉茶売り」が夏の風物詩とされていました。
枇杷の葉茶の作り方は簡単です。
表面をこすりながら良く水で洗い、ホコリや汚れを落としたら洗濯バサミなどでつるして乾かし、
葉先が丸まるくらい乾燥したら、手で揉むように砕きます。できた茶葉はビンや空き缶に入れて保存しましょう。
この枇杷の葉は、急須に入れて上からお湯を注いでもすぐには枇杷の葉成分が十分に出ないので、
淹れる際はヤカンの底に枇杷の葉を一掴み入れ、上から水を注いで水から沸かします。
沸騰してからもしばらく火にかけて煮出し、火を止めて5分くらい待って茶葉を漉したら出来上がり!赤い綺麗な色のお茶ができます。
香りはあまりありませんが、甘みがあってさっぱりしているので、ごくごく飲むのに最適です。
また、単に渇きを癒すだけでなく、食欲増進、疲労回復、夏バテや暑気あたり、さらには食中毒予防にもなるそうです。
まさに夏にもってこいのお茶ですね。
暑い夏には、枇杷の葉茶とフィンガーボウルを使って、すっきり爽やかにすごしたいです^^
「体の熱を取る夏野菜ジュースとエコ料理」
暑い日が続くと食欲がなくなりがちですが、今年の夏は旬の野菜や果物を搾ったジュースをたくさん摂って、
体の中から涼しくなりませんか?
もともと生野菜には、体にこもった余分な熱を取る効果があり、特にナス、スイカ、トウモロコシにキュウリ、トマトなどの夏野菜や、
ゴーヤ、バナナ、パイナップル、メロンにマンゴーなど、南国の野菜や果物は特にその効果が高いそうです。
健康診断で指摘された高脂血症を改善するため、夫と一緒に野菜ジュースを飲み始めたのは昨年の秋からですが、
寒い時期には飲むとなんだか体が冷えるな~と、ヒーターの前で飲んでいましたw
ところが最近めっきり暑くなってきましたが、野菜ジュースを飲んだ日にはなんだか気分も爽やか!で、
暑さも気にならないって思うことが増えたのです。
昔、冷房などなかった時代には、暑い時期にはごく普通に、体の熱を取る物を食べて涼をとっていました。
夏野菜を旬の夏に生で食べることは、美味しさのみならず、それが暑さを緩和するという効果があるんですね。
普段は市販の野菜ジュースを飲むことが多いのですが、たまには自家製野菜ジュースを作ることがあります
電動ミキサーを使うのが一番簡単でしょうが、我が家では、手で押す搾り出し式のジューサーでジュース作りしています。
もちろんミキサーやジューサーなどの機械がなくても、おろし金でも作れます。
昔病気の時に、母親にりんごや梨を擦りおろし、ガーゼで漉したジュースを作ってもらった経験をお持ちの方も多いかと思います。
とにかく野菜や果物をしぼることで、少量でも効率的に栄養素を摂ることができます。
週末に、冷蔵庫の整理をして半端に残った野菜があると、ジュースにしますが、野菜だけだと苦味やエグ味が強かったり、
渋かったりするので、キウイにりんご、レモンやオレンジなどの果物も足しています。
ただし、セロリやピーマンなど、味に個性がある野菜ほど栄養価は高いのですが、味を調えるためには果物の量も増えてしまうので、
野菜ジュースなのか果物ジュースなのかわからなくなりそうです。
そんな時にはフルーツビネガーやハチミツ、牛乳をまぜたり、リキュールのノンアルコール版、コーディアルが少量でも甘みが強く、
野菜の割合が高いままで味を調えるのには最適です。
こうしたいいこといっぱいの自家製野菜ジュースですが、作ると出るのが野菜や果物の搾りカス。
この搾った後の野菜や果物は、最初の頃は捨てていましたが、今はこれも料理に使っています。
搾った後なので繊維ばかりで、味も栄養もなさそうですが、案外優れた食材なんですよ♪
例えば餃子のタネに混ぜてみたり、カレーやシチュー、スープに混ぜると食物繊維が増えて、お通じがよくなります(*^v^*)
あとはハンバーグを作る際に、塩、胡椒、醤油、オイスターソース、しょうがなどで味を整えたお肉に、搾った後のにんじんやホウレン草、小松菜にリンゴを加えると、色んな種類の野菜が入っているため、味に深みや味に丸みがでます。
おまけにゴミもグンと減らせてとっても便利!
他にもケーキやクッキー、自家製パンにも使えます。
搾りカスも食材にすれば、野菜や果物を二度楽しむことができますね。
「爽やかに汗がかけて清熱効果で食後スッキリ夏スープカレー」
材料はおよそ2人前。
まず最初に、豆腐の水切りから始めましょう。沖縄の豆腐みたいに、ちょっと固いかなくらいまで水を切ります。
ゴーヤーは縦2つ割りにしてスプーンで種とワタを取り除きます。スープカレーの具は大きく切るのが特徴ですが、ゴーヤーだけは大きいと苦いですから、チャンプルーにするような薄切りが無難です。苦味が苦手な人は塩を揉み込んで、少し絞って使ってもいいですよ。
冬瓜、人参、トマトはそれぞれ大振りに切ります。トマトのタネはトマトジュースと一緒にしておきましょう。豆腐も水が切れたら、大振りのサイの目にしておきます。タマネギはみじん切り。
具材が別調理となるのもスープカレーの特徴ですから、冬瓜、人参、豆腐は、市販のめんつゆをうどんつゆ程度に稀釈した物で30分程度煮込んで、そのまま冷まして味を染み込ませておいてください。ちょっとおでんみたいですね。
さて、カレーのスタートはクミンシード炒めから。しっかり炒めて香りを引き出します。フライパンにサラダ油大さじ1を入れて火にかけ、クミンシードを2~3粒落としてみます。これは油の温度測定用。シュワシュワと細かい泡が立ってきたらクミンシード全量を加えて、細かい泡が出る状態を維持するくらいの火加減で、焦がさないように炒めていきます。
十分に香りが立ってきたらタマネギを加え、これもじっくりと時間を掛けて炒めていきます。完全に飴色にする必要はありませんが、軽く色付くくらいまでは炒め続けてください。火はもちろん弱火です。
トマトを入れてざっと炒め、カレー粉を小さじ1程度残してまぶします。さらに香ばしい香りが立ってくるまで炒めてください。
トマトジュースを注ぎ、火を強めて一度沸騰させます。沸騰したら弱火に戻して固形スープの素を入れてよく溶かし、浮いてくるアクをすくいましょう。かなり浮いてきますから、しっかり取ってくださいね。煮込み時間は約20分。
仕上げに残り約小さじ1のカレー粉とブラックペッパー小さじ1/2を加え、味を見ながら塩で整えます。煮込んでいる間に煮詰まってしまったようなら、冬瓜などを煮込んでいた煮汁を加えて伸ばしてください。
器にカレーを注ぎ、温め直した別調理の具材をバランス良く配置して、はい、これで出来上がり。スープカレーですから、カレーのみの器と、ご飯のみの器に分けて盛り付けてくださいね。
これは何がポイントなのかというと、北海道で生まれたスープカレーに、沖縄料理に多く使われる具材を合わせた点。東洋医学には「四気五味」という考え方があり、食材を寒・熱・温・涼の四気、酸・苦・甘・辛・鹹の五味に分類して、それぞれの取り合わせで漢方処方のような効果を醸し出していきますが、このカレーは爽やかな辛さで一回がーっと汗を掻き、その後、五味の中の辛さが持つ熱の発散効果と、ゴーヤー、豆腐、冬瓜、トマトといった四気の中の寒に分類される食材の働きでスッと涼しくなるという効果を狙っています。
特にゴーヤーは四気が寒で五味が苦ですから、体の熱を取りさらに陽の気を遠ざけるというクールダウン効果に優れています。ただ、陽の気はあまり遠ざけすぎると精力が減退しますから、他の寒系食材には五味が甘の物を持ってきて、滋養強壮の効果を補っています。
なんて書くと「スープカレー大使」の大泉さんにひっぱたかれそうですが、野菜ソムリエのマミさんなら分かってくれるかなあ(笑)
ちなみにこのスープカレーは冷めて固まる脂分を含みませんから、冷製スープとしても楽しんで頂けます。あ、夏カレーというとナスも捨てがたいですね。これも四気では「涼」に分類される食材で清熱効果を持ちますから、お好みで加えて楽しんでください。以上、食べている間は汗を掻きますが、食後に涼を呼んでくれるスープカレー夏バージョンのご紹介でした。
「テーマは昼間でも夕涼みの風情、盛夏のテーブルのしつらい」
まずテーブルクロスは、男物の夏の和服地を思わせるような渋く涼しげな物にするか、思い切って取り去ってしまいましょう。
続いて竹のテーブルランナー作りです。材料は巻き簀。巻き寿司を作る時などに使う小さなスダレですね。これをずらっと細長~くつなげてやると、あっという間に涼しげな夏のテーブルランナー。テーブルの横幅を計って、必要な巻き簀の枚数を割り出してください。
ランチョンマットも涼しげな和風の物。私のお気に入りは、ざっくりと織られた麻の生地を柿渋で染めた、文字通りの渋いマットです。ほかにも探すと、夏の食卓にぜひ使いたいなぁと思える品が色々見つかります。そういうのを何セットか持っておいて気分で使い分けると、似たような献立が続いても、毎日違うご馳走気分が味わえます。
テーブルに欠かせないのが花ですね。花を生ける器は背が低い方がテーブル上の空間を広々と見せてくれますから、夏は花瓶より水盤の方がいい感じです。どんな器でも剣山を置けば立派な花器ですから、専用の水盤だけでなくガラス製の食器などを色々活用していきましょう。
花の生け方は、わが家には生け花経験者が一人もいませんので、「自然が師匠」です。自然の状態で咲いている姿をそのまま写し取ったように生けていくのがわが家流。本物の生け花のような造形は作れませんので、使う花材は一種類のことが多いです。時々私もやりますが、自然に咲いている様子を意識しながらやっていくと、不思議と花と葉のバランスなどがとても美しく仕上がります。食卓の上に飾るのですから小さな生け花ですが、そこから自然の風が吹いてくる気がしたら大成功です。
植物を主役に生けるだけでなく、水盤を池に見立てて、水面が主役になるような生け方も工夫します。剣山を使わずに水面に花を浮かべるのも有りですね。
一つ気を付けたいのは、食卓に飾る物ですから、有毒植物を避けること。エディブル・フラワー(食べられる花)としても使われる植物を調べておいて、それを使えば安心です。大人はテーブルの花をちぎって食べるなんてしないでしょうが、子供は何をするかわかりません。またペットがいるイエでも要注意です。
夏らしい植物のしつらいは、花には限りません。トマトやキュウリ、ナスなどの夏野菜を器に盛って水を張ってみても、涼しげなディスプレイになります。大きなぶっかき氷を入れてもいいですね。水に濡れた野菜たちは見るからに涼しそうです。もちろんこれは食べられます。
これをさらに進めて、たっぷりの漬け汁をガラス器に張って、そこに夏野菜のピクルスを泳がせるという作戦も。これはパーティー用のテーブルにも使えます。エディブル・フラワーもあしらいましょう。
なお、生け花として使う場合は、食べないけれど念のための「エディブル・フラワーとしても使われる植物」の利用をお勧めしました。これは観賞用として売られている物をお花屋さんで買えばいいですが、本当に食べてもいい存在として花を扱う場合は、必ず食用として流通している物を選ぶようにしてください。
観賞用と食用では育て方が違い、特に農薬に関しては、食用の場合は農薬取締法と食品衛生法の両面で厳しく規制されますが、観賞用には食品衛生法上の規制がありません。万が一口にしても健康上の影響がないというのと、積極的に食べていいというのとは違いますから、間違っても生け花用に買ってきた花をピクルスの器に浮かべるなんていうことのないようにお願いします。
仕上げに、人が着座した後に冷たいおしぼり。これで真っ昼間でも夕涼み気分のテーブルが整いました。涼しさの表現を追い求めていくと、日本人の遺伝子は結局、侘びの風情を選んでいると思うんです。ですから、長々と書いてきましたが、テーブルの上はとても簡素。物も色数も、もう一品もう一色加えたいという気持ちをグッと抑えて渋くまとめる。これがコツだと思います。華美さを排した落ち着いた佇まいは、和食はもちろん洋食にも良く合いますから、ほとんど料理を選びません。私としては、今年の夏は和服に挑戦したいと思っていますので、休みの日中は薄物の着流しで、夜は浴衣で、こんなテーブルを楽しみたいですね。
「夕方からの卓袱台ベランダ食卓」
夏に涼しいテーブル作りといったら、ベランダは狙い目ではないでしょうか。あまりサプライズ感はありませんが、わが家の去年の例をご紹介してみたいと思います。
去年のわが家は、打ち水+葦簀+スノコ+卓袱台というスタイルでベランダ食卓を楽しみました。ターゲットは「夕方からの食卓」ですから、葦簀の役目は日陰作りではなく、いわばベランダのラジエーター。葦簀に水を打てばその気化熱で涼しくなるという、イエはてなで教えてもらったワザの実践です。緑のカーテンを作っていれば、その葉に水を打ってもいいですね。日が翳った後なら植物も水分を喜びます。
ベランダの床にも水を流してさらに打ち水効果を高め、その上にスノコを敷き、卓袱台とイグサの座布団で古き良き日本の食卓の再現です。卓袱台の、使わない時は片付けて部屋を広く使っていた日本の知恵はベランダにも最適。軽量なので出し入れ楽々。椅子を運ぶ必要もないので、セッティングが実に簡単です。ベランダで食事ならテーブルは卓袱台に限ります。
卓袱台には、座ってしまえばご近所様から目立ちにくいという利点もあります。葦簀でうまく目隠ししてしまえば、少々お行儀が悪くても気になりません。
ここで何を食べるかというと、炭火愛好家のわが家としてはまず炭火料理。去年はすさまじい猛暑でしたが、ベランダなら七輪を真っ赤に熾しても苦になりませんでした。それで魚を焼いたり、夏に付き物のウナギも炭火で焙り直して食べるとこれが絶品。刺身などの火を使わない食事の場合は、炭火でご飯を炊いたりもして楽しみました。まるでキャンプみたい。カレーもベランダで炊いたご飯で楽しみましたね。
調理はキッチンで行いますが、蕎麦や素麺などもベランダで楽しむとすてきな納涼の席に早変わり。冷やし中華もやりました。焼きそばやお好み焼きなどのお祭りメニューも楽しかったですね。もちろん日が落ちてからですからアルコールも入ります。うちわでパタパタ扇ぎながら「なんで飲むと暑くなるものを好んで飲むんだろうねぇ」。でも、これもまた夏の醍醐味です。
スノコにイグサの座布団に卓袱台なんて、お洒落ではないかもしれません。でも卓袱台の機能性はスペースの限られるベランダに最適です。しかも椅子を使うテーブルにはないくつろぎ感。日本の夏を楽しむなら、この食卓計画はお勧めできると思います。
「冷えひえ料理+α」
<材料>
パスタ・・・・・・・・・・・・100g
お湯・・・・・・・・・・・・・250cc
●昆布茶・・・・・・・・・・・小さじ1
●お醤油・・・・・・・・・・・小さじ1
●みりん・・・・・・・・・・・小さじ1
具・・・・・・・・・・・・・・お好きな物をどうぞー
<作り方>
1鍋にお湯を沸かして、●の材料を入れて
みりんのアルコール分が飛ぶまで沸かした後、冷やしておきます
2パスタを茹でて氷水に取り、ザルにあげて水気を切っておきます
3お皿にパスタを盛り、お茶漬けに良さそうな具を乗せます
4食べる直前に、昆布茶のスープをかけていただきます
なんか食欲が落ちる夏でもさっぱりといっちゃおう!
ウッドデッキなどの場所で食べるともっとさっぱりいけるかも。
気のぬくもりがいいウッドデッキのテーブル。
おいしい夏がやっていた~ 食欲無いけど。。。
「食べ応えも満点の冷製おでんと素麺のコラボレーション」
食事、素麺でいい?というと、家族の中の一人くらいは、サッパリしすぎて食べた気がしないんだよなぁ、なんていう声が出てきます。素麺が度重なると特にそう。そこで、冷製おでんと素麺のコラボレーションを考えました。これ、うちの弟に評判いいんですよ。
冷製おでんといっても、普通のおでんと、そんなに変わるわけではありません。でも普通のおでんとはちょっと違う部分もあります。
・揚げてある素材はしっかり油抜きしてから使うこと。
・冷えると固まる脂を含んだ素材は使わないこと。
・冷ます過程で味が染み込むので煮込みすぎないこと。
などです。つゆの味も、濃いと冷ました時にしつこく感じるので、薄味にした方がおいしくつくれます。そのかわり、だしはしっかりと。関西風うどんつゆのような感じですね。
というわけで、つゆは自分でだしをとって薄口醤油で仕上げればいいのですが、手間をかけずに作るならお店で買える関西風うどんつゆの素を使えばOK。味の濃さは、うどんつゆとして使う時よりちょっと薄目がいいようです。
おでん種は、さつま揚げなどお好きな揚げ物、ちくわ・はんぺん・つみれなどの揚げていない練り物、ゆで卵など。夏のおでんですから、トマト、オクラ、さやいんげんなども入れましょう。
揚げ物は、たっぷりの湯をかけて油を流し去っておきます。ちくわは斜め切り、はんぺんは対角線でバッテンに切って4等分しましょう。はんぺんが小さいよと言われそうですが、冷ました時にペシャッとならないようほとんど火を通さずに使いますから、ちょっとでも表面積を多くして味の染み込みを図るんです。
トマトもよく味が染み込むよう湯むきしましょう。ヘタの部分は固いので、ちょっとくり抜き気味に取っておきます。
さやいんげんは半分に。オクラはヘタだけ取ればいいですね。さやいんげんとオクラは下茹でしておきます。下ごしらえはこれで完了。
つゆを沸騰させたら、まず味の出る揚げ物から入れていきます。続いて、つみれ、トマト、ゆで卵。10分ほど煮たら、ちくわ、はんぺん、下茹でしておいたさやいんげんとオクラを入れ、火を強めて再沸騰したらもう火を止めてしまいます。あとは余熱で十分。粗熱が取れたらそのまま冷蔵庫で冷やします。食べる時はガラスの器などに適宜盛り付け、冷たいつゆを張って食卓に出してください。
コラボする素麺の方はごく普通。お好みの具、お好みのつゆと一緒に出します。ただし薬味にはぜひ、おろし生姜、大葉の千切り、そしてスダチのスライスを添えてください。冬のおでんは練りカラシと相場が決まっていますが、冷たい夏おでんにはこれらの薬味が相性いいんです。お好みで柚子胡椒もどうぞ。
これで、素麺を楽しみつつおでんも楽しめる、涼しくサッパリ、でも食べ応え満点の夏メニューの出来上がりです。ヒントは駅の立ち食い蕎麦で食べた冷やしおでんそばでした。おでんと麺類って、夏も冬も相性がいいですね。
「夏はジュレ料理で爽やかに!」
ジュレはフランス語でゼリーのこと。甘いデザートのジュレもありますが、
今回のジュレはスープやコラーゲンをゼラチンや寒天などでゲル状にゆる~く固めた「出汁ジュレ」です。
ジュレを使った料理は、食感も見た目も、とても涼やかです。
湯むきして冷やしたトマトに、大葉を散らしてジュレをかけたり、豆腐にも具沢山のジュレをかけるとたちまち豪華な一品に変身します。
私が友達に教えてもらって気に入ったのが、夏野菜のジュレサラダです。
「夏野菜のジュレサラダ」
<材料>
・トマト 1個(プチトマトなら5~6個)
・キュウリ1本
・オクラ1パック
・大葉3~5枚
・長ネギ少々
・胡麻 適宜
・出汁ジュレ
出汁2カップ(出汁はお好みで・・・私はカツオ出汁を使いました)
みりん大さじ2
醤油大さじ2
胡麻 適宜
粉ゼラチン(分封1袋分)大さじ1の水でふやかしておきます
【作り方】
1、出汁ジュレを作ります。
鍋にダシの1カップとみりん、醤油を入れて一煮立ちさせ、
みりんのアルコール分を飛ばしたらボウルに移します。
残り出汁1カップも先ほど空いた鍋に入れ胡麻を入れて温め、沸騰しかけたら火を止めてゼラチンを入れて溶かします。
(沸騰させてしまうとゼラチンが固まらないので注意!)
ボウルにゼラチンを入れた出汁を合わせて、粗熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間ほど冷やし固めます。
2、野菜の準備
鍋に熱湯を沸かし、オクラとトマトを入れます。
オクラは2分ほど、トマトは皮がはじけたら冷水にとり、トマトは湯むきしてカットし、(プチトマトならカットせずそのまま)
オクラは、キュウリと一緒に小口切りにして、それぞれ一旦冷蔵庫で冷やしておきます。
大葉は洗って千切りに、長ネギは白髪ネギにしておきます。
3、盛りつけ
出汁ジュレの胡麻が底に沈んでしまっているのでよく混ぜます。
夏野菜を器に盛りつけ、食べる直前によく混ぜたジュレをかけてできあがり!
このところ暑い日が続いているので、先日、この夏野菜サラダをを出してみたところ、これは素麺に乗せたら美味そうだな~と、夫からリクエストがありました。
そこで今日早速作ってみたのが素麺に冷たい夏野菜と合わせたジュレをかけた「ジュレ素麺」
一口食べると口の中でジュレがスーッと溶けて、後から出汁の香りが広がるんです♪
夏のおもてなし料理の締めにも、このジュレ素麺はいいかもしれません。
ゼラチンを使ったジュレは、暑い日は室温ですぐに溶けてしまいますから、食べる直前に添えると美味しくいただけます。
溶けるのが心配な方は寒天で作るのをお勧めします。
小皿に盛った鯵やカツオの叩きに、出汁ジュレをかけて浅葱を散らせば、見た目にもとても涼やかです。
ジュレの出汁は、カツオ出汁にすれば和食によく合いますし、コンソメやブイヨンを使えば洋風になります。
野菜やエビを閉じ込めてカクテルのようにして食べてもいいですし、料理のトッピングや、食材に絡めてツルリンプルルンとした食感を楽しんだり、また、お鍋の汁をジュレにした「ジュレ鍋」で夏に冷えひえのお鍋を楽しむという手も!
ジュレ鍋の最後に少し残ったジュレは溶かしてスープにしたりと、変化を楽しむのもいいですね。
今年の夏は、出汁ジュレ料理を作って眺めて、そして食べて涼しくなりませんか?(*^-^*)
わー、まだ書ける(^-^) というわけで、ちょっと皆さんの書き込みに対するレスポンスなど。
まずid:suppadvさんの「氷なます」。これは夏の爽やかなタンパク源として、そして薬味に含まれる様々な栄養素と健康効果も合わせて摂取出来る、とてもいい食べ方ですよね。
漢方では処方を構成するそれぞれの要素のことを「薬味」と呼びます。なぜ薬が「味」の字を付けて呼ばれるかというと、漢方では薬効が「酸・苦・甘・辛・鹹」の五つの基本味から生じると考えるから。食べ物の薬味も元は同じ。その証拠に、食の薬味として使われる食材には、生薬としても古くから使われてきた物がたくさんあります。
その薬味をいかにうまく使っていくか、いかに美味しく体にもいい組み合わせを編み出していくかが夏の食のポイントであり、また楽しいところですよね。シンプルな料理ほど薬味の良さが生きてきます。suppadvさんの「氷なます」はその代表選手と言えるでしょう。
注意点は衛生。青物の魚を生食する場合、細菌性や寄生虫性の食あたりに注意すること。薬味でバイキンや寄生虫の危険が消せるという人もいますが、科学的な根拠はほとんどありません。また、魚肉中に含まれるアミノ酸の一種が細菌によって分解されるとヒスタミンなどを生じ、それによってアレルギーを引き起こすこともあります。とにかく夏場の魚は、信頼できるお店から、生食用に売られている新鮮な物を買い、鮮度が落ちないうちに食べる。これに限ります。
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id:siuajj22さんの「発酵食品パーティー」は、まんが「もやしもん」を思い出してしまいました。このまんがは農業大学の微生物学系研究室が舞台で、それはもう、古今東西のあらゆる発酵食品が登場するんです。
発酵食は、菌と人類の長年の経験のコラボが生み出してきた素晴らしい食品。菌の働きで素材の成分がより消化吸収されやすい形に変わり、新たな成分が生み出され、そして何より独特の味覚が醸し出される。これらの相乗効果が食欲を増進し、暑さに負けない体を作ってくれるんですよね。
豆腐の味噌漬けは私も大好きで、よく作ります。「チーズの代わりとして食べて頂けると思います」とありますが、まさにその通り。ほんとに豆腐が大変身です。私は水切りをした豆腐を煮沸消毒したガーゼで包み、名古屋の八丁味噌で漬け込みます。美味しいですよ~(^-^)
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id:offkeyさんの「冷たい粥と棒棒鶏」は、冷たい粥というのがとてもいいと思いました。お粥は、熱々を食べる時も粘りを出さないように静かに炊いていくのがベストですが、おそらく冷ましてから食べる場合は特にその点に気を付けて炊くと美味しく出来上がるでしょうね。
冷たい粥は下手にダシを使うとあまり美味しくない場合がありますので、うっすらと塩を隠し味程度に入れるくらいでいいと思います。
これも重要なポイントだろうと思います。別回答の「冷製おでん」でも、冷やして食べる場合は薄味がいいという記述がありましたが、温かいうちに食べるのと冷やして食べるのでは味覚が全然違ってきますから、食べる温度に応じた味付けの工夫が必要になると思います。
そうしてうんとシンプルに仕上げた冷たいお粥に棒々鶏。この組み合わせはきっと食欲をそそるに違いありませんね。もしかしたら普通の白飯を水で洗って温度と粘りを取り去った上に棒々鶏を乗せた「冷製棒々鶏丼」なんていうのもいけるかもしれません。やってみよう(^-^)
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id:adgtさんの「彩り鮮やかな冷やし中華」。冷やし中華はもう夏の定番ですが、彩りを鮮やかにするというのがポイントですね。漢方では素材の薬効を「五味」で分類しますが、色の取り合わせでも、食のもたらす健康効果がけっこう分かります。
「麺が隠れるくらい野菜を多めに入れてしっかり栄養満点」。ラーメンや丼物など、器からはみ出すほどの具を乗せて客を驚かせる店がありますが、冷やし中華もそのくらい贅沢に具を使ってみたいですよね。具のいくつかは丸のままで麺の上に配置して、それを隠すように千切りの具を何種類も乗せてサプライズ効果を狙うなんてどうでしょう。「びっくり冷やし中華はじめました」なんて(^-^)
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id:iijimanさんの「氷黒蜜『宇治なし』金時」。敢えて抹茶を取り除いて、小豆と黒蜜の美味しさで食べていくわけですね。「宇治なし」と割り切ってしまうとグンと作るのが手軽になってきます。ここがこのアイデアのポイントですね。
小豆は栄養に優れ、特にビタミンB1なんかは玄米に匹敵しますから、たっぷりゆで小豆を使えば、これはもうスイーツというより夏の栄養補給源。黒蜜も即効性のエネルギーとなる糖分の他、様々なミネラルを含みます。同じかき氷を食べるなら、食べ物には有り得ないような色の付いたシロップをかけるより、こういう方がずっと体に優しいですよね。
私は子供の頃、なんで大人は氷に小豆なんて変な取り合わせが好きなのかなあと思っていましたが、大人になってみると、こういう方がずっと美味しい。きっと体が求めるんでしょうね。
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続いては素麺系。id:nakki1342さんの「ちょっと手間をかけて冷やしそうめん。」は「器に凝る」。これは大切ですよね。食欲が落ちる夏はメニューを考えるのも面倒になってきますから、今日も素麺でいいや、なんてことになりがちですが、器を変えることで気分が変わり、また不思議と取り合わせる具や薬味も変わってきたりしますから、使う器は本当に大切だなあと思います。
id:YuzuPONさんの「保冷器(うつわ)でゴマだれ素麺」は、まず器と器の間に氷の層を形成した保冷器(うつわ)のアイデアが素晴らしい。これ、(うつわ)を取ってしまうと「ほれいき」と読んでしまって、クーラーボックスのことかなと思ってしまいますね(笑)
お手製ゴマだれは大葉の風味と健康効果も併せ持った物。これも夏の健康維持を考えた素晴らしいレシピです。ゴマだれは甘ったるくてしつこいからと敬遠する人もいるかと思いますが、だったら自分で作ればいいわけですよね。特に煎る所から自分でやると香りも良くて、ゴマだれのイメージが変わると思います。
id:MINTさんの「食べ応えも満点の冷製おでんと素麺のコラボレーション」は、ヒントになったという立ち食いの冷やしおでん蕎麦を数段お洒落にランクアップさせた素晴らしいメニューです。
最近はおでん種メーカーなどからも冷やして食べるおでんのパックが売られていますが、素麺とのコラボにはちょっと無理があるかなあという印象があります。一緒に食べるとしても、それぞれ別の料理。でも、つゆの段階から素麺とのコラボを意識して作っていれば、まさに素麺と一体になった料理として楽しめます。薬味も素麺と相互乗り入れ。この楽しさは手作りならではですね。
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id:toughさんの「葦簀の日陰で麦とろ」は、
ムチンの効果。これにはブドウ糖の吸収を遅らせる作用がありますから、食べてすぐには血糖値が上昇しないのです。冷たい料理ばかりが夏に涼しい料理ではないということですね。
これが超注目点ですね。とろろにはそういう効果があるんだ!! だから、本来は旬じゃない山芋を夏に食べたくなるんですねー。
山芋というと、私は前年に収穫して数ヶ月寝かせ、味が濃くなったところで出荷される初春の物を旬と呼びたいと思うんですが、麦トロに限らず、トロロそばや山かけなども含めて、なぜか山芋料理は夏に食べたくなる。精がつくと言われているからかなあと思っていましたが、どうやらそれだけではなかったみたいですね。
葦簀やおひつや擂り鉢といったクラシカルな道具が醸し出す涼しさも素晴らしい着眼点です。
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まるいち(id:maruiti)さんの「涼やかな梅の香りの梅酢飯」は、梅の健康効果に大葉としらす、さらにゴマを散らした、夏の健康メニューのチャンピオンのような梅酢飯もさることながら、これにカレーをかけて食べるというびっくりアイデアが素晴らしい!!
たしかに梅酢飯の甘酸っぱさは、夏のカレーにベストマッチングかもしれません。今までにもいくつか素晴らしい夏カレーのアイデアが披露されていましたが、それらにこの梅酢飯を組み合わせたら、最強の夏カレーになりそうです。「夏限定イエはてなのカレー屋さん」が出来そうです!!
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id:momokuri3さんの「レモンの酸味が涼感を呼ぶ夏のちらし寿司」は、レモンの風味で爽やかに仕上げた酢飯に海鮮ネタを合わせるという、想像しただけで涼しげなメニューですね。刺身の盛り合わせを買ってくればそれで具が揃うという実用的なアイデアもgoodです。
さらにここに、落語を取り入れた納涼アイデア。
落語は、たとえ夏にちなんだ噺でなくとも、どこか打ち水や花火といった夏の風物詩に通じる情緒が漂っています。
まさにこれは膝ポン。これで「夏に涼しい料理&テーブル作りコンテスト」という今回のテーマの両方を満たすサプライズが粋に揃います。いやー、素晴らしい。
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id:TinkerBellさんの「食欲がない時でもこれなら別腹!スイーツみたいな冷たい夏ランチ」は、オヤツみたいなメニューなのに、食事として必要な栄養バランスがしっかり考えられている所がサプライズ!!
これなら、夏の食欲減退で体重が減ったと思ったら秋にすごいリバウンド、なんていうことも防げます。スイーツは別腹の女性の立場に立った素晴らしいアイデアです。
「スイーツみたいな夏ランチ」は、おそらく外食産業にもサプライズなアイデアとして注目されると思います。これは流行りますよー。ご商売に取り入れたい人がいたら、イエはてなまでご連絡くださいね。イエはてなとのコラボ企画でやりましょう(笑)
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ミケ(id:sumike)さんの「夏の食卓に枇杷茶とフィンガーボウル」は、まず「夏に涼しいテーブル作り」としてフィンガーボウルを取り入れるアイデアが秀逸だと思いました。たしかにおしぼりよりずっと涼しさがアップしそうです。手巻き寿司など、直接手に取って食べるメニューの時も、これ、応用したいですね。
そして、枇杷”種”酒。枇杷酒独特のあの味と香りは、じつは種から出てくるものなんですよね。枇杷は葉も古くから生薬として用いられてきました。
ただ、枇杷の種や葉には青酸配糖体であるアミグダリンが含まれます。アミグダリンそのものはほとんど無毒なんですが、これは加水分解されるとシアン化水素、いわゆる青酸に変わるので、そのへんがちょっと要注意。でも、種を何十個もバリバリ食べたりしない限り人体に害が出るほどの量にはなりませんから、普通はまず大丈夫ですね。
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むっしー(id:ekimusi)さんの「体の熱を取る夏野菜ジュースとエコ料理」は、
電動ミキサーを使うのが一番簡単でしょうが、我が家では、手で押す搾り出し式のジューサーでジュース作りしています。
ここが素晴らしいですねー。私も子供の頃、このタイプのジューサーで、母がジュースを作ってくれました。味は・・・・、うーーーん、なんか電動のジューサーより美味しかった気がします。手では電動ほど完全には絞り切れませんが、それが雑味のない美味しさにつながっていたのかなあ、っていう気がします。
昔病気の時に、母親にりんごや梨を擦りおろし、ガーゼで漉したジュースを作ってもらった経験をお持ちの方も多いかと思います。
そう。手絞りジューサーで作ったジュースの味は、これに近いんですね。ほんとに優しい味のジュースが作れます。
搾った残りも料理に活用。ここが素晴らしいですよね。これぞ家庭料理の真骨頂。うちの母も絞った残りをスープなどに使っていましたが、ハンバーグへの利用は思いつきませんでした。味わい深いハンバーグになりそうです。
それから、「夏はジュレ料理で爽やかに!」も素晴らしいメニューです。私はコンソメのジュレを作ってサラダやパンと合わせたりするんですが、和風ダシのジュレを素麺と合わせるというのはサプライズ!! これはぜひ試してみたいです。固める素材に寒天を使うかゼラチンを使うか。料理によって色々工夫してみるとよさそうですね。
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id:Oreganoさんの「テーマは昼間でも夕涼みの風情、盛夏のテーブルのしつらい」は、数少ない「夏に涼しいテーブル作り」に特化したアイデアでのエントリーですね。竹の簀巻きでテーブルランナーは、作る楽しみも相まって、素晴らしいアイデアです。
さらにお花。植物の自然の状態を写し取るように生けていく。これは華道の考えの一つの形として有りだと思います。私が属する流派では、「植物の貌」っていうのが大きなテーマなんですよね。自然の造形の美が望む新たな美の創造。これが私達のやっている生け花なんです。その点で、自然が師匠という考え方は、じつに理にかなっています。自然の美しさを理解できる人なら、誰でも素晴らしい花が生けられるはずですね。
植物を活かしたディスプレイのバリエーションも実に豊かで、これで特集記事が作れそうなほどのアイデアの数々です。しかし、その豊富なアイデアが生み出すのは簡素な「侘び」の世界。それを涼しさの表現としていくという考え方が秀逸です。
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id:Fuelさんの「夕方からの卓袱台ベランダ食卓」は、冒頭に「あまりサプライズ感はありませんが」と書かれていますが、とんでもない、素晴らしいサプライズが提起されています。
卓袱台の、使わない時は片付けて部屋を広く使っていた日本の知恵はベランダにも最適。
これだけで★獲得候補になるアイデアだと思いますよ。ベランダは多用途スペースですから、テーブルが常設できるイエは限られるでしょう。そのベランダで食事を楽しもうと思ったら、普通はセッティングが大変です。それを日本の卓袱台で解決。この発想は新しいです!! そして存分にお洒落です!!
卓袱台でベランダを楽しむ。夏を楽しむ。これぞニッポンの夏。私も早速取り入れましょう。卓袱台は既に有りますから(^-^)
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こば(id:yk1997kobba)さんの「冷えひえ料理+α」は、和風冷製パスタなんですね。具を「お茶漬けに良さそうな」物とする所が斬新な着眼点。そして昆布茶をダシとした冷たいスープでいただくと。これは美味しそうです。具は、ウナギなんかでもいけちゃいますかね。
冷製スープ系パスタを作る時、私はザルに布巾を敷いて、それで水切りをします。つまり、完全に水を切りきらない状態で器に盛り、そこにスープをかけるということですね。そうすると油を使わなくてもパスタが引っ付きませんし、スープとの絡みもよくなって、かえって水っぽくない冷製スープパスタが楽しめます(^-^)
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