ルコント・ド・リールの場合は、詩王が多いですね。
他にも詩王という訳を良く見かけました。
ただ、仰るように杜甫を示す場合が多いですし、フランスの中の称号なので適切では無いと思います。
「詩人たちの君主」のソースは見つかりませんでした。
称号に限ったことではありませんが、海外の称号の場合、有名な方の訳がソースとして定着するようなことが多いと思われます。
通常、そのような状態になるまで、海外の称号をそのまま使用するか、皆が自由に訳してしまう状態になっています。
le prince des poètesも、まだ、定着する日本語訳が無いものと思われますので、正式に使用する場合には、「le prince des poètes」を使用するのが良いと思います。
suppadvさん、早速ありがとうございます。
そうなんです、WEB上ではたしかに定着していないようにみえますよね。
ただ、ヴェルレーヌやマラルメ、シュペルヴィエル、コクトーと錚々たる詩人が受け継いだ称号の日本語訳が、イギリスの「桂冠詩人」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%82%E5%86%A0%E8%A9%A9%E4%BA%BA)みたいに定着していないのがしっくりこないのです。明治以降、鴎外や上田敏、荷風、堀口大学によって象徴詩が盛んに翻訳されたり研究された時代の文献に、何かしら言及されているはずなんですが、ソースがなかなか見つからないのです。