そこに出資してもいいと言う人やベンチャキャピタル、投資会社が現れたとします。
そこで増資して、出資する人が9900万円のお金を出した場合、
どのようにして創業者利益を確保するのでしょうか?
(1%のお金しか出していない創業者は、1%の株式しか持てないから、会社が成功して成長し株価が上がったとしても1%だとおいしくない??)
創業時、100株で100万円持っていたとします。
その後、増資ししたいという人が現れた場合、1株増資して、1株を9900万円で売れば良いのでは?
価格に見合うだけの価値があれば、1株に9900万円払う人は居るように思います。
>会社が成功して成長し株価が上がったとしても1%だとおいしくない??)
設立時は、1株50円のものが
株式上場すれば1000円とかついた場合は20倍ですから
100万円が2000万円になるわけです。
http://www.rondan.co.jp/html/digest/ron13/sekisui.html
質問文の場合100万円しか出さなくても1億のお金が動かせますので
創業者に入る年間の収益もそれなりにあると思われます。
その収益の中から、増資して株を買い増していけばよいのです。
買い増さないでも、現在の株の一部を買い取れば比率を変えることは可能です。
あくまでも想定の話ですが、
1.会社の資産価値が上がると言うことは、内部留保が相応水準あり会社の資産価値が上昇したから、株価水準(評価額は税法で定められています)が上昇するので、業績が安定し内部留保を構築できるだけの利益が出た場合は、創業者の業績に対する役員賞与を支払うことで、創業者利益を株式売却以外の方法で享受する方法があります。但し、役員賞与は株主総会の承認を得なければならないので、常識的な額でしか受け取れません。
2.そもそも事業基盤が構築できたのは9,900万円の第三者増資があった訳ですから、事業基盤が構築できた場合は出資割合に応じて利益還元をするというのが株式会社の考え方です。よって、利益還元をするのが嫌な場合は、利益の有無に関わりなく定められた金利を支払う借入によるしかありません。
上場して株価が20倍となれば、9900万円額面は19億8000万円になる訳ですから、比率が変わる事はありません。
出資比率1%であれば何百倍になっても1%のままですし、増資しても出資比率を変えない限り同じままです。特定の人にだけ無償で増資する事はできませんから、比率変更には資金が必要になります。
ですから、ベンチャーキャピタルなどに99%の出資比率を許せば、それは会社を売り渡すのと同義です。その時点で創業者利益をかなり渡す事になります。
99%の創業者利益を差し出す代わりに資金を得るわけです。
もし、会社が倒産すればその99%はゼロになりますから、出資側もリスクがあります。
しかし、一般的には最終議決権を維持するために過半数は保持します。9900万の出資を受けるなら、自身も同額ぐらい用意して1億:9900万にし、過半数超を維持します。
また、必ずしも出資を全て資本金に充てる必要はありません。
一定額を借り受けとし、一定の利息で返済するとか、いくらでも方法はあると思います。
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