東南アジアの、質の悪い家に住んでいます。
築6年ですが、激しく雨が降ると、コンクリートの壁から水がしみ出てきます。
壁にはヒビが入っている箇所もあり、年々水漏れがひどくなってきています。
業者に頼みましたが、素人に毛が生えたような業者で
全く解決に至りません。
ここは一つ自分で修理してみたいと思うのですが、
以下の質問につき、アドバイスをいただけると助かります。
1、防水処理の大まかな手順
2、作業に必要なお勧めの塗料や、特殊な即効浸透性水漏れ防止剤等
3、その他注意点
また、ネット上で下記の商品を見つけましたが、これはどうでしょうか?
http://www.mildsoft.jp/ms3000.html
アドバイスいただけると助かります。
RC造の雨漏りは素人では直せないと思ってください。
まず、どこから漏ってきているかすら判断できないはずです。
毛細管現象など下から吸って上から漏りますので結局建物全体を防水しないと埒があきません。
アスファルト防水トーチ工法が一般的ですがもちろん素人に出来る工事ではありません。
頑張ってよい業者を探す以外ないと思います。
リンク先の商品を見ましたが使用目的が違う商品です。
住宅コンクリート用浸透性吸水防止塗料
を塗るのがお手軽ですが、これで解決できるかどうかはわかりません。
アサヒペンなどから、コンクリート用のものとして出てます。
強力防水塗料用シーラーを塗って、その上からそういう系の塗料を塗るとよいかも。
水漏れしている部分だけ塗ったとしても、弱い違うところから水漏れする場合が多いです。
だから、屋根や建物の外壁も塗らないとだめでしょう。
素人の場合、
室内は水溶性のものを使用するほうが安全でしょう。
室外は、強力なものでよいと思います。
屋上などで雨水の排水がうまくいってない場合など
建物に欠陥がある場合は、いくら頑張っても水漏れします。
素人では無理というのはそういうことです。
防水のペンキを壁に塗っただけでは無理だということです。
それは引用元のものも同じです。
シリコンコートなどするとある程度その部分は効果があると思いますが、
コックリートでほかの部分で水を吸ってしまったら、その水はほかの場所に分散していきます。
水漏れの程度にもよりますけど。
一番は、どこから染み込んで来たかというところを見つけることです。
これさえ見つけることが出来れば、素人でも可能です。
雨が激しく降ると、ということですが、どのような状況でしょうか?
単に量が多いということであれば、屋根そのものの可能性があります。
特に、強くなくても長雨でも雨漏りをするということなら、上部からの漏れの可能性があります。
また、激しくというのが横殴りのということであれば、上部ではなく側面でベランダのひび割れなどからの染み込みということが考えられます。
染み込みの元が見つかれば、その当たり全体をペンキで塗るだけでも防げたりしますし、樹脂でコーティングすれば完璧です。
また、原因によっては、水の流れるトイのようなものをつけなければ治らないこともあります。
塗る防止剤は、はっきり言って何でも良いので、値段と見栄えで考えれば良いと思います。
重要なのは、どこから染み込んでくるかを見つけることです。
染み込んでくる所を見つけるのはプロでも難しいことがあるので、ご自分でやられるなら、怪しいところをコーティングして防水してみて、ダメなら次を見つけて防水してみて、という作業を繰り返して、最終的に漏れをなくすということが良いと思います。
回答ありがとうございます。
原因は壁のひび割れだと思われます。
質の悪い建物で、最初から適切な塗装を行わなかったのが原因かと思われます。
壁全体にひび割れが広がってきているので、全体を塗装し直す計画を立てようかと思ってます。
ホームセンターで色々見てきました。
相談に乗ってくれた店員さんは、
1、ひび割れに刷りこむ素材
2、更にその上から塗る透明の樹脂
3、更にその上から塗るペンキ
この手順と、商品を勧められました。
3のペンキは必須でしょうか?
本職の独立自営の防水職人です。
No.3の方の回答がもっとも的を射ていると思います。「何を塗るか」に先んじて「どこから、どのように水が侵入しているか」が判明してるかどうかがポイントです。もし判明していればそこにシール材などを充填すれば済む話です。これは仕上がり耐久性を差し引けば日曜大工レベルでだれでもできます。
今一度、いくつか外壁・と屋根の嫌疑点をリストアップして、散水ホースで水をかけられてテストしてみてはいかがでしょうか?内外壁の断面位置関係、東南アジアの固有の設計傾向などがわかりかねますので、あくまで一般論として漏水しやすい箇所を参考にあげておきます。(順不同)
屋上 パラペットの天端及び側面の亀裂 排水ドレン部の金属とコンクリート躯体との取り合いの空隙
外壁 ひび割れ(特に初心者が観察する場合太さそのものよりも長さ、および水や白華、苔、カビ類などの出入りの痕跡に注意してください)もっとも内壁側から極端に離れているクラックははなから除外してもかまわないでしょう(たとえば2M以上)
サッシ廻りの金属とコンクリート躯体との取り合いに空隙等が無いか
コンクリートに打ち込んである各種金属類(役モノと呼ぶ)が根腐れしたりしんていないか
自然換気のための換気口やエアコン室外機のためのダクト穴から横殴りの雨で漏水することもあるのでテストやチェックをしてください。
さてこのようにひとつひとつチェックしていったところでそれでも判らない、といった事態は日本の防水工事業界でも日常茶飯事です。といいますか、気長にひとつひとつチェックしていっては時間が掛かりすぎてコストパフォーマンス的にあわないのが実情です。そのために「将来他の箇所でも起こるであろうひび割れ漏水に対する事前防止措置等」の意味も含めて屋上なら屋上を全面防水材で被覆してしまう方法が一般的です(No.1さんの言っているアスファルトトーチ工法の防水など選択もこのうちの一つに属します)。ところがこの方法は素人がやろうとしてもまず無理でありまして、下手に一度被覆してしまうと後々取り返しのつかない禍根を建築物に残してしまいがちなので日曜大工ではやめたほうがいいでしょう。DIYレベルでは、調査期限・コストが限定されないのですから、前述したとおりトライ&エラーをこころみながら、浸水箇所を比定されていったほうが「建設的」です。
ちなみにリンク先の防水材は新興メーカー?の見たことも聞いたこともないもので、とてもDIYレベルでおすすめできるものではありません。主たる化学組成も書かれていなければ消防法等の各種法令に準ずる危険等級の明記、溶剤の比率などがラベルにまったくかかれていません。
http://www.filestube.com/ URLはダミー
回答ありがとうございます。
本職の方からの回答、ありがたいです。丁寧に教えていただき、ありがとうございました。
仮にひび割れが原因で、水漏れ箇所が判明している場合の対応手順は、下記2点でよいでしょうか?
水漏れを修理することのみを目的とした場合、シール材を充填した時点で、目的は達成できるのか?
または、更にその上からペンキを塗ったりしなければ、目的は達成できないのでしょうか?
1、ひび割れ周辺の汚れを落とす。
2、シール材充填
教えていただけると助かります。
非常に助かりました。
二回目の回答をさせていただきます。
シール材の充填をした時点で「機能上」の目的は達成されます。ただそれだけですと一定量の長さのナメクジが這ったような跡が外壁に残るので「美観上」はよろしくないですね。日本の町屋風景でも昭和30年代クラスの木造モルタルの外壁でよくあるじゃないですか、ひび割れだらけのところを充填物でトレースしてあちこちニョロニョロ跡丸出しの民家物件って、あれですよ、アレ。ああいうのはおそらく昔の木造系工務店の社長や大工さんが片手間にやったメンテナンスのものなので、現代的なマンション等の改修基準では通用しないです。ですから
最低限、同系統の色を調色したり立体傾向の肌合わせまでやって、美容整形・形成外科のように跡形も無く・・・というのが理想なんですが
日曜大工レベルでそこまでやる必要はないんじゃないですか、というのが一つの意見。
はたまた一方で、「美観上」とはまた別の観点から、塗らないよりは塗ったほうがよい、なぜなら弾性ゴム状のものは特に紫外線に弱いので今後の「耐久性」の点から「日焼け止め」として塗らないより塗ったほうがよい、という意見も又真なりです。はたしてそこが陽当たり厳しい場所なのかどうか、補修跡が目立つかどうか、お金・時間の制限はどうなのか、という諸々の条件を多角的に判断して決められたらよいと思います。
なおDIY的でコストパフォーマンスも満たすように私なりのチャートを提案してみます。
1.ひび割れ周辺の汚れを落とす。→汚れがどういう質のどの程度の汚れなのかわかりませんが、落とさないよりは落としたほうがいいです。
ただしクリーニングといっても「いわゆる洗剤の類」はぜったい使わないでください。塗装なりモルタルの目の中の水分蒸発後の洗剤成分の残滓が非常にあらゆる接着を阻害します。もし経年分の油・ガソリン汚れがあるようでしたら消毒用エタノールでもそれなりに落ちますので代用可能です。
ベンジン・マニキュア除光液(水+アセトンのもの)でもOKです。ただし周りが薄膜の塗装でしたらあまりジャブジャブ書けないで下さい。
ひび割れの中に水分が残る可能性があるのといずれも溶剤の一種ですので塗装が侵される可能性があります。
2.ひび割れ入り口とその周辺のホコリ、汚れ、水分が消え去ったとして、次はシール材を充填するだけです。ひび割れが何ミリの幅なのか
わかりませんが仮に0.5ミリ前後であると仮定すると、そのひび割れの上に材料を置き、次にひび割れの中により深く入りこむように(シール材の厚みをなるべく確保する)、ヘラ状の
ものや指の腹で何往復かこすり込みます。シール材もさまざまな種類が出ていて選択に困るとおもいますが、仮に0.5ミリ程度のひび割れでしたら、水性の
アクリルシールをおすすめします。これでしたら万が一指や服に付いても硬化前なら水で溶けて洗えます。又歯磨き粉のような荷姿のものが一般的なので専用ガンも不要ですし、
少量を使って蓋をして又半年後に使うというような使い方もできます。0.5ミリ以上の深いひび割れの場合は又別にお答えします。どなたか他の回答者さんがシリコーンシールを
挙げてらっしゃったかと思いますが、今回の場合は以下の理由から絶対に避けてください(シリコーンゴムとモルタル、コンクリート、石材との相性が大変悪く、経年変化でシール周辺が空気中の汚れを吸着してどんどん黒くなりまたそれが周囲に広がっていきます。.又、後年壁を全塗装しようと思ってもシール周辺は塗料そのものが付着しなくなります)。
http://item.rakuten.co.jp/brico/04325840/ メーカー・コニシ
http://shouhintamaru.eposcard.co.jp/item_info/21742478443497.htm... メーカー・セメダイン
その他何々用といった亜種も多数出ているようですが、水性のアクリルゴムであれば大同小異です。
1と2の間にプライマーが必要、という人がいるかもしれませんが、汚れが酷くなく、1の清掃がしっかりしているならプライマーは不要です。
上塗りをする場合もいろいろな塗料がありすぎて迷うと思いますが、ずばり「100均の水性アクリル塗料」で充分です。壁が何色かわかりませんが、赤・黄・黒・白で四色400円税込420円で充分、それをまぜまぜ調色して納得の行く近似色を作ってください。画材屋さんのリキテックスもちょっと高いですがOKです。いずれも水性アクリル系というのがポイントで値段もそんなに高くなく扱い易く、紫外線耐性も充分にあるというところがポイントです。
厳密に言えば、調色はプロでもかなり難しいジャンルです。ですが、時間の制約無しに気に入らなければ気が向いた時に上塗りしてやり直せるがDIYの良さではありませんか。
ご回答ありがとうございます。
minminjp2001さんの情報、すごく助かりました。さすが、本職。
出来栄えや、色はあまり気にしないので、まずは水性アクリルシールからはじめてみたいと思います。
ありがとうございます。
どうしても自分でどうにかしたいのです。
リンク先の商品は、使用目的が違うとのことでしたが、
私が見た限りは、水漏れを処理するコーティング剤と理解したのですが、
どのように使用目的が異なるのか、教えていただけると、すごく助かります。
よろしくお願いします。