今まで会社のITの担当者にウェブのアプリケーションの作成と運用をお願いしていました。
・担当者が急遽退社することになった。
・引き継ぎの人が入社するまで遺留しましたが無理とのこと。
・したがって、引き継ぎの人が入社したときに、ウェブのアプリケーションが理解できるような書類をのこして欲しいとお願いしました
・あまりやりたくないけど、言われたことは書きますとのこと。
そこで、何を書類として残せば良いかわかりません。本人に聞いても、言われたことはやる。の一点張り。
なにを書かせればよいでしょうか?
どのような機能・規模のシステム化分かりませんが、一般論として、Webアプリなら以下のようなドキュメントが用意されます。
もし自分が引き継ぐ立場だったら、とくに★印のドキュメントが必須です。
【1】最優先事項
(1)使用しているソフトの一覧
(2)各ソフトのライセンスキーと有効期限
気にせず使っている人も多いのですが、これは意外に重要
(3)各ソフトのアカウント名とパスワードの一覧
いわずもがなですね。前任者が何も言わずにやめたために困っている人はよく見かけます
上記3点が揃っていれば何とかなりますが、揃っていないとどうしようもなく面倒なことになります
【2】優先事項
(1)概要書/仕様書
Webアプリケーションとやらで、どのようなことを行っているかを数ページの書類にあらわしたもの
(2)外部設計書
おおまかに、どのような機能を持っているかをあらわしたもの
アプリケーションの内容や規模によって数ページから数十ページに及ぶものもあり
(3)詳細設計書(データベース設計書)
トランザクションの範囲や、テーブルの連携、ならびにテーブルに入れる項目の詳細など
テーブル1つにつき1ページから数ページであらわしたもの
これらがあるかないかで、引き継いだ者の仕事量は大きく変わります
無い場合で、かつ、引き継いだ者がよほどの技量を持っていない場合にはブラックボックスのままで運用される恐れもあり、その場合には多大な損失や損害を出す可能性まであります
【3】出来る限り欲しい資料
(1)詳細設計書(プログラム設計書)
各プログラムが何を行っているかをあらわしたもの
プログラムファイル1つにつき1ページから数ページになる場合もある
(2)日々の運用管理やメンテナンスで苦労させられる点
運用環境や、利用者のスキル/性格によるところも大きいのでこれは正直には書きづらい部分もあります(苦笑)
【4】最悪、無くても良いもの
(1)一般ユーザー向けの操作説明書
運用中ということですから、これは無くてもなんとかなる場合も多いです
やめる時のことまで考えている社員はまずいませんし、管理者がいなければ上記のようなものもゼロから作ることになるやもしれませんので、指示はお早めに
参考URLはありません。ダミーです
ありがとうございます。大変参考になりました。
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