もちろん回答者の方が実際に読んだものの中からで頼みますよ。
※有川浩作品はほとんど読んでいるので今回は除外で。
高校の古典部を舞台にした殺人の起きない
ミステリー。
トリックも秀逸ながら、学生時代を思い出して
ほろ苦い気持ちにさせられます。
現在、5巻まで出ています。
ちなみに近日公開される映画『インシテミル』と
同じ著者です。
『このミステリーが凄い!』で紹介されてから
徐々に売れ始めた感じがします。
実はこの作者の「さよなら妖精」が積ん読状態なのですが、おもしろさ的にどうでしょう? 「氷菓」と大差はないですかね?
金銭的に「さよなら妖精」を読んでおもしろかったら「氷菓」に進みたいのですが(テイストが違うかもしれませんが)。
ホラー小説が好きで、角川ホラー文庫(当たり外れはあるけど)はよく読んでいるのですが、ちょうど質問の趣旨に合う作家でこれはと思ったものをお薦めします。
飴村行(2008年デビュー)
幻想的な世界観と見せながらも、突拍子もない人物に予想のつかない展開と読者を振り回す作品でした。
独特の内容であるゆえに好みが合えばよいのですが。
↓参考までに私のレビュー
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090131/1233401394
吉岡暁(2008年デビュー)
デビュー作にしては、人物描写とストーリーが巧みで妙に印象に残りました。
「サンマイ崩れ」はネタバレ厳禁。まずは最後まで一気にご一読あれ。
「ウスサマ明王」は中長編で読んでみたいくらい深みのある作品でしたね。
他の作品が出たらぜひ読みたいところですが、現在この1作しかないようです。
↓参考までに私のレビュー
「ウスサマ明王」よ…よんでみたい! みんなべた褒めじゃないですか。一体どんなオチなのか想像がつきません。
購入決定です。
道尾秀介さんはどうでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E5%B0%BE%E7%A7%80%E4%BB%8...
2004年デビューでここ最近は4回連続で直木賞候補にもノミネートされていたり、向日葵の咲かない夏という作品がとある事件の犯人が読んでいるとかで話題になったりもしました。
個人的なお勧めはラットマンです。
ラットマンはだまし絵のように見る人によって別の見え方を持ってくる絵のことを言いますが、過去と現在において発生する(した)殺人事件が見方を変え、色々な裏側が見えてきて二転三転することによって最後まで飽きさせません。
他の作品もそうですが、最後まで結末を予想させない文章力が魅力でどの作品も読んでみて損はない作家さんだと思います。
「向日葵の咲かない夏」は一時期すごかった記憶がありますね~。どこの書店に行っても平積み状態で。
私もついつい買って読んでしまいました。
「ラットマン」チェックしときます。
のっけからたくさんありがとうございます。
特に「秋の牢獄」はあらすじを読んだだけでもおもしろそうですね。文庫化もされているし、早速購入したいと思います