病院を探しています。躁鬱の判断が科学的な機械(脳波を測る時のような電極みたいのを頭に付けてテレビ画像のような画面で赤や青で判断できるらしい)で測定しているのをテレビで見たのですが、そのようなより科学的、客観的な躁、鬱、躁鬱の判断をしてくれる病院を知りませんでしょうか。また、上記に書いた方法ではなくてもひょっとしたらこのことかな?と思われた方はお知らせ下さい。最近もテレビで紹介していたようです。半年?くらい前にもNHKの番組でも取り上げていましたし、他のテレビ局でも同様な取り上げ方で科学的な躁鬱の判断が現在はできることを紹介していました。重病と思われる病人がいますので大至急情報提供よろしくお願い致します。

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  • 終了:2010/08/13 23:10:03
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ベストアンサー

id:hathi No.7

回答回数216ベストアンサー獲得回数49

ポイント17pt

既に6名の方の回答があるので、その中に回答されていると思いますが、躁うつ(双極性障害)は躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患なので、ある時点での検査で確定診断ができるものではありません。

本人あるいは周りの人から、過去の状況を聞き取って、それで推定することはできますが、それだと伝聞で診断したことになります。

 

精神科の医師は、自分独自の判断基準で確定診断することが許されている人なので、伝聞と本人持参のチェックリストだけでも確定診断する人がいるかもしれません。あるいは、来訪者の話を聞きればそれで確定診断する人もいるかもしれません。少なくとも数回あるいは長期間の面談を経過しないと確定診断しない人もいるかもしれません。脳波検査やPET当人と面談することで確定診断をする人、脳の血流を調べて確定診断する人、光トポグラフィーで確定診断する人がいても、それを持って不当とはいえません。

なお、精神医学の常識では、機械で検査した画像や数値で精神疾患の確定診断はできません。

比較的大きな病院で精神科などの専門医が数名いらっしゃるようなところ、そして内科や内分泌などの検査や治療もできる総合的なところに通ってきちんと診断してもらうのが一番良いと思います。街中にある精神科クリニック、メンタルクリニックでもしっかりした医師が多いと思いますが、短時間の面談で即決で確定診断して薬を処方するような医師もいますので注意した方が良いです。

 

というのは、精神障害は質問紙のチェックと短期の面談だけで診断した場合に判断を誤る危険を避けきれないからです。

うつ、そうの見立てでも、人間として当然に生じる範囲のことを疾患・障害として治療をしてしまうと、悪い結果をもたらします。それを避けるためDSM-Ⅳ等では多軸診断が勧められています。また確定診断には時間が掛かることも多いので(内容によっては長期の経過を見ることが必須になるので)とりあえず暫定診断をして状況を見つつ治療方針を変えていくのです。

双極性障害で重症な方、大うつ病で重症な方、軽度の気分障害では治療も薬も違います。どのような障害か治療が必要な状況なのかを判断するのは医師の見識です。良い医師に当たることが大事です。

何か高度の科学を使ってパッと明確な診断をして欲しいという希望を持つ本人や周りの人もいると思いますが、そうした簡単な決めつけでの治療は状況を悪化させて直りにくくする原因にもなると思います。

最近の傾向として何でも気分障害(うつや躁うつなどのこと)と思い込んでしまう傾向が我々一般人にはありますが、専門家向けの医学書でも統合失調症と躁病を鑑別するのは難しいと言っています。

他の身体的疾患で具合が良くなかったり、その方の周囲で起きている色々な環境的なことが気分を大きく変化させているのかもしれません。またそれほど重症ではなくて多少軽度の傾向が強調されているだけかもしれません。躁うつとかうつとかに最初から決め込んで服薬治療をさせるようなことは危険です。

他の障害や疾病の可能性のきちんとしたチェック、薬物などの影響の有無、その人の家族や社会的な生活の側面、その方が育ってきた文化的背景や人格面の個性などを総合的に見てくれる可能性が高い、総合病院で相談することをお薦めします。

 

重病と思われる病人という判断をどのようにされているのかわかりませんが、ご本人が生活上でも自分の症状に困っていると病相を自覚しているのであれば、大学病院や大きな総合病院の精神科を訪ねて下さい。

  例:http://www.hosp.keio.ac.jp/shinryo/neuropsy/index.htm

大きな病院は「特定機能病院」として紹介受診を原則としているところが多いです。

その場合でも「選定療養費」を6000円くらい追加して払えば紹介状がなくても診てもらえると思います。

 

ご本人が自分の症状に困っていない場合、精神科を訪問させるのは大変だと思います。

なにか身体上の不具合でも発生していたら、それを理由に総合病院で診てもらい、その診察の場で色々の状況を述べて医師に精神科受診の必要性を判断してもらうのも手だと思いますが、結構難しそうです。あなたがその方のご家族でない場合にはそのような場面を作るのさえ難しさがあります。

 

その方が躁状態の場合には医療機関を受診させるのは特に難しいでしょう。

本人が躁状態の場合はすぐに興奮状態になるし、自信を強めていることが多いので、よほど危険が切迫しているのでなければ、しばらくは落ち着いてくるのを待った方がいいでしょう。

 

その方がうつ状態になって元気なく落ち込んだ時には、勧めれば精神科を訪問してくれる可能性が高くなりますが、診察時にうつ状態のことばかり説明して、結果、誤診と具合が悪くなる処方をされる危険をなくすのは難しいです。

できるかどうかはわかりませんが、あなたが患者らしい方のご家族を説得するか、あなた自身が、ご本人が属する学校の保険医や企業などの産業医と相談されるのが良いと思います。とにかく科学的な機械を使うと客観的にわかるようなものではないので、日常の状況を細かく記録して、医師が具体的に状況の変化がわかるようにすることは大切だと思います。本人が受診時に、あなたやご家族の作ったそうした過去の状況を日時も含めた記録メモを持参し、医師に提示してもらえるようなことも一つの考え方かもしれません。

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございます。みなさんサイトのご紹介なので、

詳しく解説していただき、とても参考になりました。

重病の判断は本人も自覚があり、本人の依頼でどうせ治療をうけるなら最新の科学的判断ができるところがいいとの希望です。

検査後の継続治療の環境なども考えないて行けません。ありがとうございました。

2010/08/08 10:25:32

その他の回答6件)

id:Yoshiya No.1

回答回数1047ベストアンサー獲得回数280

ポイント18pt

単純に「科学的うつ病診断」をgoogleで検索したら、以下の診断法が出てきました。

うつ病の客観的な診断を目指す光トポグラフィー検査(最新事情がわかる情報発信サイト 先進医療.net)

光トポグラフィ波形

http://www.senshiniryo.net/column_a/10/img/img02.jpg

血流量を測定し、それを決められた計算式で処理した結果が、グラフの波形となる。0から10秒の間は何も考えずに「あいうえお」を繰り返すだけなので波形は平坦だが、10秒から70秒の間に、例えば「『た』で始まる言葉を言いなさい」という課題に従い、「たぬき」「たから」「たてもの」などと、考えながら声に出していくと、疾病に特有な波形が形成される。健常者は振れ幅が大きい緑色の線、うつ病患者は振れ幅が小さい青色の線となり、波形ではっきり区別することができる

うつ症状の光トポグラフィー検査・医学書院/週刊医学界新聞(第2867号 2010年02月15日)

http://www.igaku-shoin.co.jp/contents/picture/paper/nwsppr/n2010dir/n2867dir/n2867gif/n2867_03.gif

図1 NIRS検査装置と検査風景(週刊医学界新聞より)

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございます。

こんな感じだったと思います。どこで、具体的に利用出来るのか?が知りたいです。

ありがとうございました。

2010/08/08 10:17:47
id:yamaneroom No.2

回答回数1040ベストアンサー獲得回数61

ポイント17pt

うつ病の客観的な診断を目指す光トポグラフィー検査

東京大学医学部附属病院では、先進医療として光トポグラフィーという光学的な手法を使って脳の血流量を計ることにより、うつ病の客観的、科学的な診断につなげる技術の開発に成功しています。

http://www.senshiniryo.net/column_a/10/index.html

id:lalune77

早速の回答ありがとうございます。

 東京大学で、利用できるようですね。早速詳しく調べてみます。

ありがとうございました。

2010/08/08 10:19:03
id:bfm35462 No.3

回答回数515ベストアンサー獲得回数17

ポイント17pt

東大病院で光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断を行っています。

http://www.h.u-tokyo.ac.jp/index.html

http://www.h.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?newsid=632

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございました。

 プレスリリースが役に立ちます。

具体的に予約、入院可能か?調べてみます。

ありがとうございました。

2010/08/08 10:20:13
id:yuki1123 No.4

回答回数43ベストアンサー獲得回数0

ポイント17pt

あるサイトでは誤診だったそうです!

http://.hatena.np.jp

id:lalune77

あるサイトの記事、内容を見ないと確認できないですね。

2010/08/08 10:21:06
id:suppadv No.5

回答回数3552ベストアンサー獲得回数268

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございます。

虎ノ門のクリニックはチェック済みです。

ありがとうございました。

2010/08/08 10:21:52
id:suka-to No.6

回答回数430ベストアンサー獲得回数5

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございました。

 すでにいろいろ教えて頂き、参考になりました。

ありがとうございます。

2010/08/08 10:22:39
id:hathi No.7

回答回数216ベストアンサー獲得回数49ここでベストアンサー

ポイント17pt

既に6名の方の回答があるので、その中に回答されていると思いますが、躁うつ(双極性障害)は躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患なので、ある時点での検査で確定診断ができるものではありません。

本人あるいは周りの人から、過去の状況を聞き取って、それで推定することはできますが、それだと伝聞で診断したことになります。

 

精神科の医師は、自分独自の判断基準で確定診断することが許されている人なので、伝聞と本人持参のチェックリストだけでも確定診断する人がいるかもしれません。あるいは、来訪者の話を聞きればそれで確定診断する人もいるかもしれません。少なくとも数回あるいは長期間の面談を経過しないと確定診断しない人もいるかもしれません。脳波検査やPET当人と面談することで確定診断をする人、脳の血流を調べて確定診断する人、光トポグラフィーで確定診断する人がいても、それを持って不当とはいえません。

なお、精神医学の常識では、機械で検査した画像や数値で精神疾患の確定診断はできません。

比較的大きな病院で精神科などの専門医が数名いらっしゃるようなところ、そして内科や内分泌などの検査や治療もできる総合的なところに通ってきちんと診断してもらうのが一番良いと思います。街中にある精神科クリニック、メンタルクリニックでもしっかりした医師が多いと思いますが、短時間の面談で即決で確定診断して薬を処方するような医師もいますので注意した方が良いです。

 

というのは、精神障害は質問紙のチェックと短期の面談だけで診断した場合に判断を誤る危険を避けきれないからです。

うつ、そうの見立てでも、人間として当然に生じる範囲のことを疾患・障害として治療をしてしまうと、悪い結果をもたらします。それを避けるためDSM-Ⅳ等では多軸診断が勧められています。また確定診断には時間が掛かることも多いので(内容によっては長期の経過を見ることが必須になるので)とりあえず暫定診断をして状況を見つつ治療方針を変えていくのです。

双極性障害で重症な方、大うつ病で重症な方、軽度の気分障害では治療も薬も違います。どのような障害か治療が必要な状況なのかを判断するのは医師の見識です。良い医師に当たることが大事です。

何か高度の科学を使ってパッと明確な診断をして欲しいという希望を持つ本人や周りの人もいると思いますが、そうした簡単な決めつけでの治療は状況を悪化させて直りにくくする原因にもなると思います。

最近の傾向として何でも気分障害(うつや躁うつなどのこと)と思い込んでしまう傾向が我々一般人にはありますが、専門家向けの医学書でも統合失調症と躁病を鑑別するのは難しいと言っています。

他の身体的疾患で具合が良くなかったり、その方の周囲で起きている色々な環境的なことが気分を大きく変化させているのかもしれません。またそれほど重症ではなくて多少軽度の傾向が強調されているだけかもしれません。躁うつとかうつとかに最初から決め込んで服薬治療をさせるようなことは危険です。

他の障害や疾病の可能性のきちんとしたチェック、薬物などの影響の有無、その人の家族や社会的な生活の側面、その方が育ってきた文化的背景や人格面の個性などを総合的に見てくれる可能性が高い、総合病院で相談することをお薦めします。

 

重病と思われる病人という判断をどのようにされているのかわかりませんが、ご本人が生活上でも自分の症状に困っていると病相を自覚しているのであれば、大学病院や大きな総合病院の精神科を訪ねて下さい。

  例:http://www.hosp.keio.ac.jp/shinryo/neuropsy/index.htm

大きな病院は「特定機能病院」として紹介受診を原則としているところが多いです。

その場合でも「選定療養費」を6000円くらい追加して払えば紹介状がなくても診てもらえると思います。

 

ご本人が自分の症状に困っていない場合、精神科を訪問させるのは大変だと思います。

なにか身体上の不具合でも発生していたら、それを理由に総合病院で診てもらい、その診察の場で色々の状況を述べて医師に精神科受診の必要性を判断してもらうのも手だと思いますが、結構難しそうです。あなたがその方のご家族でない場合にはそのような場面を作るのさえ難しさがあります。

 

その方が躁状態の場合には医療機関を受診させるのは特に難しいでしょう。

本人が躁状態の場合はすぐに興奮状態になるし、自信を強めていることが多いので、よほど危険が切迫しているのでなければ、しばらくは落ち着いてくるのを待った方がいいでしょう。

 

その方がうつ状態になって元気なく落ち込んだ時には、勧めれば精神科を訪問してくれる可能性が高くなりますが、診察時にうつ状態のことばかり説明して、結果、誤診と具合が悪くなる処方をされる危険をなくすのは難しいです。

できるかどうかはわかりませんが、あなたが患者らしい方のご家族を説得するか、あなた自身が、ご本人が属する学校の保険医や企業などの産業医と相談されるのが良いと思います。とにかく科学的な機械を使うと客観的にわかるようなものではないので、日常の状況を細かく記録して、医師が具体的に状況の変化がわかるようにすることは大切だと思います。本人が受診時に、あなたやご家族の作ったそうした過去の状況を日時も含めた記録メモを持参し、医師に提示してもらえるようなことも一つの考え方かもしれません。

id:lalune77

早速の回答、ありがとうございます。みなさんサイトのご紹介なので、

詳しく解説していただき、とても参考になりました。

重病の判断は本人も自覚があり、本人の依頼でどうせ治療をうけるなら最新の科学的判断ができるところがいいとの希望です。

検査後の継続治療の環境なども考えないて行けません。ありがとうございました。

2010/08/08 10:25:32

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