はじめまして。E.APoe(知のくずかご)と申します。
主題:「ノルウェイの森」上巻82ページの記述がそれに近いのではないか
--
ちょっとずれるかもしれませんが、手持ちの「ノルウェイの森」上巻より。
P82より。
僕はTVの野球中継をつけて、それを見ているふりをしていた。そして、僕とTVの間に横たわる茫漠とした空間を二つに区切り、その区切られた空間をまた二つに区切った。そして何度も何度もそれを続け、最後に手のひらにのるくらいの小さな空間を作り上げた。
十時になると僕はTVを消して部屋に戻り、そして眠った。
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この下りは、小生の浪人時代の現代文の模擬試験に出題され、出題者の現代文の講師が出題意図を授業中に解説したので印象に残っていました。
もっとも、肝心の解説の内容は全く理解できなかったのですが(笑)。
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ひょっとすると「蛍」という短編だったかもしれません。小生は両方読み「『蛍』は『ノルウェイの森』の出だしとほとんど同じだ」「『ノルウェイの森』を書く前の習作が『蛍』かな?」と思った記憶があります。
残念ながら「蛍・納屋を焼く・その他の短編」は手元にないので、表現の細かいところを確認することはできませんが、ほぼ同じだったと記憶しています。
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>二人の間の空間を無限に分割して~
ではないのですが、それに似た表現としてご連絡差し上げます。
お役に立ちますかどうか。
はじめまして。E.APoe(知のくずかご)と申します。
主題:「ノルウェイの森」上巻82ページの記述がそれに近いのではないか
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ちょっとずれるかもしれませんが、手持ちの「ノルウェイの森」上巻より。
P82より。
僕はTVの野球中継をつけて、それを見ているふりをしていた。そして、僕とTVの間に横たわる茫漠とした空間を二つに区切り、その区切られた空間をまた二つに区切った。そして何度も何度もそれを続け、最後に手のひらにのるくらいの小さな空間を作り上げた。
十時になると僕はTVを消して部屋に戻り、そして眠った。
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この下りは、小生の浪人時代の現代文の模擬試験に出題され、出題者の現代文の講師が出題意図を授業中に解説したので印象に残っていました。
もっとも、肝心の解説の内容は全く理解できなかったのですが(笑)。
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ひょっとすると「蛍」という短編だったかもしれません。小生は両方読み「『蛍』は『ノルウェイの森』の出だしとほとんど同じだ」「『ノルウェイの森』を書く前の習作が『蛍』かな?」と思った記憶があります。
残念ながら「蛍・納屋を焼く・その他の短編」は手元にないので、表現の細かいところを確認することはできませんが、ほぼ同じだったと記憶しています。
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>二人の間の空間を無限に分割して~
ではないのですが、それに似た表現としてご連絡差し上げます。
お役に立ちますかどうか。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる、「百科事典棒」の話ではないですか?
http://www.nurs.or.jp/~lionfan/mainichi_2003_182.html
村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」(下)、新潮社、昭和63年、p125。
このページで引用されている文章の直後に、人と飛ぶ矢の間の空間も、
無限に分割していけば当たらない、みたいなことを言っていたと思います。(手元に本がないです。すみません・・・。)
ただ、「二人の間の空間を無限に分割して~」ではなかったと思います。
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