現在は「絶滅した」と言われているが、目撃例もちらほらある動物。
オーストラリアのある雑誌社が、「タスマニアタイガーを見つけたら1億円!」と銘打ち、
情報募集に募っているそうです。(2005年の話、現時点での情報は未確認)
実際、そのタスマニアタイガーを追い求めるハンターがいる、と聞いたことがあるのですが、
オーストラリアにはそういった人が何人か知られているのでしょうか!?
もしくは、広く「(絶滅)動物ハンター」として活動している人達がその話を聞きつけ、
オーストラリアに足を運んだのでしょうか。
実は、こういった「絶滅動物」を追いかける「動物ハンター」なる人たちの映像を探している
のですが、どなたかご存じないでしょうか!?
※タスマニアタイガーだけには限定しませんので、他の国・動物での事例で結構です。
タスマニアタイガーは絶滅していない?
ドイツ人男性、絶滅したとされるトラをビデオ撮影できるか?
[キャンベラ 2日 ロイター] ドイツ人観光客が以前、絶滅したと思われていたタスマニアンタイガーの写真を撮ったと主張したが認められなかったため、今度はビデオ撮影するためにタスマニアを訪れている。
タスマニアンタイガー(ザイラシーヌ)は縞模様があり、狼に似たトラ。欧州からやって来た移民により乱獲され、最後の一頭が1936年に動物園で死亡したため絶滅したと考えられていた。
しかしこのタスマニアンタイガーの目撃報告が未確認ながらも毎年のように寄せられ、世界中からその謎を解明しようとミステリーハンターたちがオーストラリアを訪れるようになった。
2005年2月、タスマニアを休暇で訪れていたドイツ人観光客、クラウス・エメリッヒ氏、ブリジット・ジャンセンさんのカップルが現存するタスマニアンタイガーの写真を、デジタルカメラで2枚撮影することに成功した。
金曜日、エメリッヒは「私たちは高い所にいたので気付かなかったようです。鼻を下げ、何かの臭いを嗅いでいました」とコメント。また、オーストラリアン・ブロードキャスティング社のラジオ番組では、「絶滅していなかったことを証明したい」と話した。
専門家は当時、確かにタスマニアンタイガーの特徴を持った動物が写っていることを認めていたが、詳しい調査により写真は“でっち上げ”だと結論。
タスマニアに戻ったエメリッヒ氏は、このトラの生息を昔から信じるポール・ベイリー氏と行動を共にしており、今度はビデオ撮影するつもりだと話している。ベイリー氏は1967年にタスマニアンタイガーを目撃した人物だ。
「絶対いると思います」とエメリッヒ氏は語る。
(ロイター/エキサイト世界びっくりニュース)
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別名フクロオオカミ。背中の縞模様からタイガーと呼ばれる
タスマニア"タイガー"といってもフクロネコ目フクロオオカミ科であり、トラでもオオカミでもない。強いて言えばフクロネコ目フクロネコ科のタスマニアデビルなどに近く、胎盤を持たず袋で子供を育てる有袋類。
1936年に動物園で死亡した最後の一頭は1933年に捕獲された。タスマニア島は北海道くらいの面積があり、ひっそりと生息していた可能性もゼロではないだろうが、かなり難しいだろう。
多くの科学者が、今地球は、全生物種の4分の1が絶滅の淵にあり、地球史上6回目の大量絶滅が始まっていると確信しているんだそうだ。
とはいっても古い種が淘汰され、新しい種が芽生えていくのが自然の流れである地球の生物界においては、それほど大ダメージになることはないそうなんだけれど、もう二度と写真でしか見ることができない11の生物が紹介されていたので、見てみることにしよう。
BBC で "Last Chance to See" というシリーズをやった動物学者の Mark Carwardine 氏は、「絶滅危惧動物ハンター」と言えるのでは?
Last Chance To See - The Kiwi - BBC Two とか。
タスマニアタイガーに関して言えば、Hunt for the TASMANIAN TIGER の Murray McAllister 氏をはじめ、Michael Moss 氏、Col Bailey 氏が有名どころのようです。
ニホンオオカミみたいなものですから、この他にも大勢いるとは思いますが。
Michael Moss氏による Tasmanian Tiger Rediscovered - Gippsland Victoria, Mainland Australia. (Part 1) なんてのもありますけど、失礼ながらビデオがお上手ではないようです。
ちなみに懸賞金の件ですが、Wikipedia の Thylacine によれば、オーストラリアの The Bulletin が 2005年の3月から6月までの期間で懸賞をかけましたが、生存している証拠を提示できた人は誰もいなかった、との事です。
ご参考になれば幸いです。
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