X雄「俺たち、なんで金ないんだろうな?」
Y美「X雄がギャルゲーを買いまくるからでしょ」
X雄「Y美もコスプレにいくら金かけてんだよ」
二人はため息をついた。
X雄「なあ、どうする?」
Y美「今度の冬コミに出すギャルゲーをつくってくれない? あなたがプログラミングして、私がコスプレで売るの。さあ、作った作った!」
X雄「ひぇぇぇぇ!」
コミケ終了日の夜・・・
X雄「どう、ゲームは売れた?」
Y美「ぜんぜん売れなかった」
X雄「仕方ないさ。でもパッケージは良かったよな。見せてくれる?」
Y美「ごめん。片付けてたら、オタクの6人組が来て、欲しそうにしてたのね。でもビンボーそうだったから、タダで1枚ずつあげちゃった」
X雄「パッケージは5個しかなかったろ?」
Y美「1枚はその場でCD-ROMに焼いて、手書きでタイトルを書いて渡したの」
X雄「ははは。楽しんでくれるといいな」
X雄とY美は眠った。
次の日、二人は携帯の着信音で目覚めた。
※続きを書いてください。10/30夜締切。ルールはhttp://q.hatena.ne.jp/1178303651
初になります。ガチガチに緊張中。
本題は「かさ地蔵」ですね。
正月の餅を買う為に傘をおばあさんが編んで、おじいさんが町に売りに行く。
でも結局売れずに、その帰りにお地蔵様に傘をかけて上げる。
今回は性別が逆になってますが X雄=おばあさん Y美=おじいさん 冬コミで売る=町に売りに行く 6人組のオタク=お地蔵様
最後の一人はパッケージがなくてその場でなんとかしたって言うのも、傘の代わりに手ぬぐいをかけてあげた点と一致しますし。
何より冬コミ最終日(12月31日)が時期的に丁度です。
さて、ココからが想像力の働かせ所ですが。
「朝に2人が携帯の着信音で目覚めた」
で終わるのですが、直接6人の誰かから電話が架かってくる訳がないですね。
個人情報保護のこの時代にパッケージや配布物に携帯の番号を記入しておくなんて有り得ない話ですから。
なのでココはY美さんの友人から電話が架かってきたと考えるのが妥当かと。
Y美の携帯が鳴っている、見ると友人からの電話だった。
友「おはよう。今、ネット見てる?」
Y「見て無いよ、今起きたところだもの。何かあったの?」
友「えっとね、いまネットで冬コミの話題が凄く盛り上がってて。確かY美ってギャルゲー売ってたよね?」
Y「売ってたよ。それがどうかした?」
友「冬コミで売ってた神ゲーって紹介されてるのがあって、パッケージの画像とか出回ってるんだ。その中にCD-ROMに手書きでタイトル書いてある画像があるんだけど、この字ってY美の字にそっくりなんだー。」
Y「え!ちょっと待って確認してみる!」
Y美がネットで確かめてみるとそこには確かにY美の字でタイトルが書かれたCD-ROM画像が・・・。
そこからの展開ですが2通り。
1.急いで大量生産してショップ委託→即日完売で大儲けして貧乏脱出。
2.6人組がギャルゲー企業の重鎮で、引き抜き→お抱えのクリエイターになって貧乏脱出。
と考えたのですが。
かさ地蔵の最後でお地蔵様は後姿だけ残して去って行ってしまうので1の展開がいいかなと思います。
ので。
二人は大急ぎで製品を作り、ショップへ委託をしてみる。
すると委託するやいなや即日完売。
ショップから大量の注文が来て、二人は短い期間で大金を手にするのであった。
って感じでしょうか。
また、CD-ROMの画像で気付いたのは。
おじいさんとおばあさんは去って行く人影の中に一人だけ手ぬぐいをした姿を見てお地蔵様だと気付いたから、です。
長文&要点を得ない回答ですみません、途中を要約したりしてなるべく短くなるよう心がけましたが長くなってしまいました・・・。
次の日、二人は携帯の着信音で目覚めた。
「このギャルゲーを作ったのはあなたでしょううか?ぜひとも私のゲーム会社から出したいので権利を売ってくれないか」
電話は次から次にひっきりなしになった。
「続編をぜひ作ってくれ」
「映画化しませんか」
冬コミでまったく売れずに、パッケージの5個とその場で1枚焼いてただで渡しただけなのに、
どうしてこんな反響になってるのか不思議に思っていると、程なく理由がわかった。
パッケージを貰ったオタクたちは、ネットでも名のあるギャルゲー批評家の面々だったのである。
彼らはネットでそのゲームがいかに優れているかのレヴューを書いたことが、人気に火が着いたというわけである。
X雄とY美はうれしい悲鳴をあげながらその年を越すことになる。
ネタ元は笠地蔵です。
地蔵は7体で1体多いですが、最後の地蔵に手ぬぐいをかぶせたこと。
季節も冬コミで冬ですね。
SALINGER様、ありがとうございます。これでぴったり正解です。
次の日、二人は携帯の着信音で目覚めた。
Y美「もしもし?…」
X雄「だれだよ?こんな朝っぱらから」
Y美「・・・」
X雄「どうした?」
Y美「昨日ギャルゲーあげた人たちのうちの一人だったの。」
X雄「どんなやつよ?」
Y美「それが。どの人だかわからなくて。」
X雄「何だよ、特徴ぐらいあるだろう?背が高かったとか、色黒だったとかメガネだったとか。」
Y美「メガネはかけてたよ。でもさ…。6人同じメガネだったんだ。しかも同じ服装で。
X雄「え。何のコスプレしてたの?」
Y美「コスプレって言うよりみんな同じ身長・同じ顔。同じ髪型だったんだ。」
X雄「しぇー」
Y美「なんか六つ子らしいのよ」
X雄「シェ~」
Y美「…あまり見せたくないんだけど、写メ頼まれたんだ。見る?」
kia_44様、ありがとうございます。
クイズの答えとしては不正解ですが、楽しく読みました。
Y美は眠そうに目を擦りながら、もしもしと電話に出た。
電話口の男「あのー、失礼ですがY美さんでしょうか…?」
Y美「えっ、はい、そうですがどちら様?」
電話口の男「ああ、やっと見つかった。大変だったんですよ、あなたの連絡先を知るのに。冬コミに参加してる知り合い1人1人に聞きまわったんですから。」
Y美「一体全体どういうことなの」
電話口の男「あっ、一方的にしゃべってしまってすいません。実はこないだ、冬コミでゲームをもらった6人組がいたでしょ、その中の一人です。あなたからもらったゲームがあまりにも面白くて、是非私の会社でそのゲームを販売させてもらいたくて。」
Y美「ますます話がわからなくなってきたわ」
今まで電話口で話を聞いていたX雄が、ちょっとかわれと電話をかわった。
X雄「もしもし、あのゲームを作ったX雄だけどどういうことか詳しく説明してくれないか」
電話口の男「あ、あのゲームを作ったX雄さんですか、実は私○×というゲーム会社の制作を担当しているもので。」
どうやらその人は小さなゲーム会社のスタッフで、冬コミにはゲームの原画スタッフなど新人発掘の為に度々訪れるらしい。今回の冬コミで偶然手にしたX雄のゲームに興味を示し、社長に見せたら是非わが社で販売したいので制作者を探して来いといわれたらしい。X雄はすぐに彼と会う約束を取り交わした。
それから幾度も会社の人たちと話し合いがもたれ、ついにX雄がつくったゲームが正式に○×ゲーム会社から販売される事となった。そのゲームはたちどころに売れ、それがもとで○×ゲーム会社は急成長、X雄も多額の利益を得るとともにゲーム制作のスタッフとして雇われることになった。
また冬コミ当日X雄が作ったゲームのコスプレをしたY美をみたスタッフがY美をいたく気に入ったらしく、社長に頼み込んでX雄が作ったゲーム販売の際、ゲームポスターのモデルに起用された。
以後○×ゲーム会社専属のモデルに採用され、新作ゲームが販売されるたびにゲームキャラのコスプレ衣装を着たY美がゲームの宣伝をあちこちの店先で行う事となる。
Y美「お金がもらえて尚且つコスプレできるなんて、これ以上いいことって他にあるかしら」
【謎解き・ミューザック小説・6人のオタク】終わり
オタク6人に対してパッケージが5個しかない、そうだCD-ROMがあった、これでもう一人にというとこから元ネタは笠地蔵でしょうか
X雄は普段からギャルゲーを沢山プレイしていたからこそ、プレイする側の気持ちをくんだ面白いゲームがつくれたんでしょうね。
短くまとめるのが苦手なので長文になってしまいました。。。
Zelda様、ありがとうございます。もちろんこれで正解です。
二人とも幸せになったことを明記してあるのがポイント高いです。
初になります。ガチガチに緊張中。
本題は「かさ地蔵」ですね。
正月の餅を買う為に傘をおばあさんが編んで、おじいさんが町に売りに行く。
でも結局売れずに、その帰りにお地蔵様に傘をかけて上げる。
今回は性別が逆になってますが X雄=おばあさん Y美=おじいさん 冬コミで売る=町に売りに行く 6人組のオタク=お地蔵様
最後の一人はパッケージがなくてその場でなんとかしたって言うのも、傘の代わりに手ぬぐいをかけてあげた点と一致しますし。
何より冬コミ最終日(12月31日)が時期的に丁度です。
さて、ココからが想像力の働かせ所ですが。
「朝に2人が携帯の着信音で目覚めた」
で終わるのですが、直接6人の誰かから電話が架かってくる訳がないですね。
個人情報保護のこの時代にパッケージや配布物に携帯の番号を記入しておくなんて有り得ない話ですから。
なのでココはY美さんの友人から電話が架かってきたと考えるのが妥当かと。
Y美の携帯が鳴っている、見ると友人からの電話だった。
友「おはよう。今、ネット見てる?」
Y「見て無いよ、今起きたところだもの。何かあったの?」
友「えっとね、いまネットで冬コミの話題が凄く盛り上がってて。確かY美ってギャルゲー売ってたよね?」
Y「売ってたよ。それがどうかした?」
友「冬コミで売ってた神ゲーって紹介されてるのがあって、パッケージの画像とか出回ってるんだ。その中にCD-ROMに手書きでタイトル書いてある画像があるんだけど、この字ってY美の字にそっくりなんだー。」
Y「え!ちょっと待って確認してみる!」
Y美がネットで確かめてみるとそこには確かにY美の字でタイトルが書かれたCD-ROM画像が・・・。
そこからの展開ですが2通り。
1.急いで大量生産してショップ委託→即日完売で大儲けして貧乏脱出。
2.6人組がギャルゲー企業の重鎮で、引き抜き→お抱えのクリエイターになって貧乏脱出。
と考えたのですが。
かさ地蔵の最後でお地蔵様は後姿だけ残して去って行ってしまうので1の展開がいいかなと思います。
ので。
二人は大急ぎで製品を作り、ショップへ委託をしてみる。
すると委託するやいなや即日完売。
ショップから大量の注文が来て、二人は短い期間で大金を手にするのであった。
って感じでしょうか。
また、CD-ROMの画像で気付いたのは。
おじいさんとおばあさんは去って行く人影の中に一人だけ手ぬぐいをした姿を見てお地蔵様だと気付いたから、です。
長文&要点を得ない回答ですみません、途中を要約したりしてなるべく短くなるよう心がけましたが長くなってしまいました・・・。
kitaku1205様、初の回答ありがとうございます。もちろん正解です。
個人情報保護のことは考えてなかったので、こちらの想定は「ゲームの説明の中に、連絡先の携帯番号が書いてあった」というものですが、kitaku1205様のほうがより深い答だと思います。ありがとうございます。
電話の相手「昨日は面白いギャルゲーを頂きまして、ありがとうございました。早速、徹夜でやっちゃいましたよ、どうだい最高の気分だろう?フォーーー!私、くまだまさしと申しまして、お笑い芸人をやっています。「あらびき団」というTV番組で“キュートン”というユニットでも活動してるんですが、昨日一緒にいたのはそのメンバーです。皆あのゲームを気に入りまして、今度ネタにして「あらびき団」で披露しようかということになったんですが、よろしいですか?」
X雄「えーー、芸能人の方だったんですか! そうとは知らずに失礼致しました。ええ、もう売れ残りになっていたゲームを楽しんで頂ける方がいただけでも十分だったのに、ネタにして頂けるなんて、大変光栄です。」
くまだまさし「東野さんに相談して、元ネタも紹介できるようにしますんで。ゲーム売れるといいですね。」
X雄「うわー、そりゃすごい宣伝効果になりそうですね。本当にありがとうございます。オンエア楽しみにしています。」
「あらびき団」ではY美から借りたコスプレを椿鬼奴が技術も無いのに連続早着替えに挑戦し、あらぬものを見てしまった残りの5人が悶絶するという内容で、結構好評だった。元ネタのギャルゲーも紹介され、オンエア直後からダウンロードサイトにアクセスが集中し、つながりにくくなるという状況まで起きた。儲けたお金で2人は、心行くまでギャルゲーとコスプレ衣装を買いまくったとさ。
でめたし、でめたし
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2009/07/20090...
(昔話「笠地蔵」と予想)
kuroyuli様、ありがとうございます。
「儲けたお金で2人は、心行くまでギャルゲーとコスプレ衣装を買いまくったとさ」
というのが、伏線を生かした良回答です!!
携帯には見知らぬ番号が。おそるおそる出てみると「玄関の前を見てください」との一言だけ言って電話は切れてしまいました。
言われたように玄関の前を見てみると立派な門松や鏡餅、樽酒など新年のお祝いに必要な物がたくさんそろっていました。確かに言われてみれば今日は元日です。
誰がくれたんだろうと思って急いで外に出てみると遠くにはどこかで見覚えのある6人の後ろ姿が。5人は揃いのデイパックをしょっていましたが、1人だけは昨日売っていたパッケージをデザインしたデイパックをしょっていたのでその招待が誰か分かったのでした。
(傘地蔵は思い浮かんだのですが、気の利いたアレンジがなかなかできないですね)
sylphid666様、ありがとうございます。
これは原作に忠実すぎる回答でしたが・・・。
元ネタは昔話の「かさ地蔵」でほぼ間違いないと思います。しかし、お地蔵様のお返しに相当する物がちょっと思いつかない…
次の日、二人は携帯の着信音で目覚めた。
X雄「Y美ぃ、携帯なってるよぉ」
Y美「うーん、お布団から出たくないの。X雄、出てよ」
X雄「Y美の携帯なんだから、Y美が出なよ」
Y美「もぅ、しょうがないわね…もしもし」
電話の向こうは例のオタク達だった。冬コミで売ったゲームについて話をしたいという。
待ち合わせ場所はとあるゲーム会社の応接質だった。
オタク「実は、僕らはここのスカウトなんだ。君達のソフトを見たが、出来もまぁまぁだし、それにコスプレも悪くなかった。良かったら、ここで働いてみないか。君達のソフトを売りたいと思ってる。企画開発と営業をお願いしたいんだけど。」
あまり面白いオチじゃないけど、こんな感じでどうでしょう。
kuro-yo様、ありがとうございます。もちろん「かさ地蔵」でOKです。
お地蔵様のお返しに相当する物は、具体的には何かは特定できませんが、
結局はお金になって(伏線「俺たち、なんで金ないんだろうな?」をここで回収)、
kuroyuli様の回答どおり、
「儲けたお金で2人は、心行くまでギャルゲーとコスプレ衣装を買いまくったとさ」
で締めれば完璧です。
大晦日の冬コミも終わり、疲れて寝ていた二人は携帯の着信音で目覚めた。そして、
「あけましておめでとう。お届けものです。」というメールを目にした。
新年早々、宅配なんて誰からかなあと思い玄関先をドアののぞき穴からみてみると、
なんとも巨大なダンボール箱が置いてある!
X雄は「何の悪戯だ!誰なんだ!」と思いドアの外に飛び出してみると、
雪が降っており、めちゃくちゃに寒い。
おもてに出て周りを見渡すと、雪の降る中を紙袋を下げたふとましい体型の6つの影が遠ざかっていくのが見えた。
「X雄!X雄!」
Y美の声に振り向くと、Y美がダンボールを空けて中を見て呆然としていた。
「おいおい!不審物かもしれないのに空けちゃったのか」
といいつつも、自分も中を覗いて見ると、
X雄の欲しかった様々なタイトルのギャルゲーと、
Y美が欲しがっていたコスプレの衣装が何着も入っていた。
驚きつつ、取り出してみると、それらの中にCD-ROM透明ケースのみが1つだけ入っていて
そのケースには「ギャルゲー萌えました。ありがとう」とマジックで書かれていた。
some1様、これは上手い!! 想定回答をいい意味で裏切りました!!
ふとましい体型の6つの影
も良かったですし、
X雄の欲しかった様々なタイトルのギャルゲーと、
Y美が欲しがっていたコスプレの衣装が何着も入っていた。
も笑えました。
「他愛のない良い話」感はいまのところ、一番ですね!!
これはイルカをだれにするか悩みます・・・。
「うーん。今頃なんのようだ?」
X雄はぶつくさ言いながら無愛想に電話に出た。
「はい。もしもし。はい。X雄は俺ですが」
「えっ、はい。本当ですか?はい。はい。少し待っていてください。メモを取りますから」
「はい。よろしくお願いします。はい。その時間にそちらに伺います。では失礼します」
電話が切れた。いつの間にか起きていたY美が
「どうしたの?そんなに興奮して。」
「俺たちを雇いたいって」
「えー。なんでよ?」
「ほら。昨日ギャルゲーを渡したオタクたち、実は有名会社のヘッドハンティングをしている人たちなんだって。それで俺の作ったギャルゲーを
やって自分たちの会社に来てほしいという電話だったんだ。」
「嘘でしょ?なんでそんな人がビンボーそうだったのよ?」
「あれは他のギャルゲーを買いすぎてお金がなくなってしまったんだって。Y美にもお金も払わず失礼しましたと言っていた。お詫びに今度立ち上げるゲームのデザイナーとして同じ会社で働いてくれないかだって。」
「ということは私たち、あの有名会社で働けるの?やったー!」
========================================================================
元になった小説はかさじぞうですね。
これでいいのか心配です。
fumie15様、ありがとうございます。これでばっちりOKです。
おみごとでした。
kitaku1205様、初の回答ありがとうございます。もちろん正解です。
個人情報保護のことは考えてなかったので、こちらの想定は「ゲームの説明の中に、連絡先の携帯番号が書いてあった」というものですが、kitaku1205様のほうがより深い答だと思います。ありがとうございます。