GPL v3 ライセンスについて

会社内でGPL v3 のライセンスをもつRIAのライブラリを利用しようと思っております。
RIAライブラリのソースは一切変更する気はなく、社内の利用なので、GPLが既定する再配布には
あたらず、特に問題ないと判断しておりました。
また、再配布の既定に照らすなら、提供者に対してソースの開示とコピーレフトを行えば問題ない?
社員に対してソースを開示すれば問題ないのでしょうか?
RIAライブラリを日本で提供しているベンダーの資料に、「社内インフラなど、ソースコード非公開で使用する場合に、開発人数分のライセンスが必要。」とあり不安になったので、ご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。

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  • 終了:2009/08/10 11:25:02
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回答1件)

id:pahoo No.1

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RIAライブラリのライセンスは確認していませんが、GPL v3 に基づくなら、社内共同開発も、いわゆる“再配布”と見なされます。


日本語で言うところの“再配布”の原語は "propagate" です。

GPL v3 は "propagate" を、当該国の著作権法が規定する全ての複製行為w意味すると規定しています。つまり、わが国の場合、「私的複製」を除く複製行為がこれに当たりますので、当然、社内における複製行為も含みます。

市販開発ソフトの場合に社内開発スタッフの人数分のライセンスを買う――という状況を想定していただければ理解できると思います。


社員に対してソースを開示すれば問題ないのでしょうか?

加えて、GPL v3 を遵守させることが必要条件です。

適切なバージョン管理ツールを用い、関係社員からGPL v3を遵守する旨の誓約書をとっておいたらいかがでしょう。


社内インフラなど、ソースコード非公開で使用する場合に、開発人数分のライセンスが必要

これは、GPL v3 とは別に、商用ライセンスを提供しているのだと思います。ソース開示を嫌うベンダにとって都合がいいので、こういうことはよくあります。

上述のように、市販開発ソフトと同様、人数分のライセンスを購入する契約になるのだと思います。

id:bowseven

回答ありがとうございます。非常に参考になりました。

加えて、GPL v3 を遵守させることが必要条件です。

適切なバージョン管理ツールを用い、関係社員からGPL v3を遵守する旨の誓約書をとっておいたらいかがでしょう。

社内では法令順守に関する勉強会を実施しており、遵守に関する誓約書を社員から取得しております。

包括した内容となっていますが、これで特に問題ないと考えております。

また、RIAライブラリを利用したソースはSubversionで既に管理されており、すぐに公開可能な状態なので

このまま進めたいと思います。

実際に利用するRIAライブラリはEXT-JSなのですが、最近EXT-COREなるMITライセンスものを出しており、

EXT-COREは未だ機能がまったく充実していないので、苦慮しておりました。

2009/08/03 13:19:50

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