ゲームのローカリゼーションに関する素材を見ていたら、

登場人物のセリフのところに“Beat”という単語が頻繁に出てきました。

Aのセリフ...(beat) Aのセリフ...
といった感じに、セリフの間に挟まれています。

前後の状況から見ると「間が空く」感じかなと思うのですが、
実際にゲームや脚本の翻訳に詳しい方がいらっしゃったら、
普通はどう訳されてているか教えてください。

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  • 終了:2009/07/10 12:29:36
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id:doji No.2

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http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20070625165653AAlVdK...

"Beat" would mean to wait a moment, as in conversation where one party might pause a moment for thought. In the film it could create a dramatic moment or allow the audience to take in what is happening.

欧米yahooの知恵袋です。


http://www.dvinfo.net/conf/totem-poll-totally-off-topic-everythi...

こちらではbeatの意味するところ、効果などについて話し込んでます。参考に。



http://johnaugust.com/archives/2007/pause-or-beat

They mean the same thing, though I almost always use beat. The term is probably taken from music, because it refers to the natural rhythm of dialogue. A beat is the pause a speaker takes to separate thoughts. Calling one out can help clarify a joke, a point of information, or a shift in the scene.

pauseを使うか、beatを使うか。

「beat」はやりとりの自然なリズムへ注意を向ける事から、恐らく音楽から持ってきたものだろう。と、書いています。訳は適当です。


beatの意味するところは一般の英語圏の人ではいまいちよく分かっていないようです。

ddateさんのコメントの中では「拍」というのが一番分かりやすそうです。「一拍置いて」という感じですね。拍というのは、音楽の拍という以外にも、心臓の音、呼吸などの意味があり、人がとるタイミングの元になるものですし。

id:ddate

なるほど!米Yahooの知恵袋の説明は分かりやすいですね。

Pauseとあったら私も最初から迷わなかったかもしれません・・・。

ありがとうございました。

2009/07/10 12:22:47

その他の回答2件)

id:practicalscheme No.1

回答回数157ベストアンサー獲得回数42

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せりふ中の(beat)というのはお察しのとおり、ちょっとした間のことで、ゲームに限らず芝居や映画の脚本でもよく使われます。

日本語の脚本の場合は (間) のように表現するのが普通だと思います。

id:ddate

ありがとうございます。では(間)と置き換えて読めばいいんですね。

手持ちの辞書ではそれらしい訳例が乗っていないので、不思議に思っていました。

なぜbeatと表記するのか、解説してくれる方が登場することを期待しつつもう少し質問を残しておきます。

ちなみに私の見た辞書で訳例がいちばん多かったのはこれです:

【名-1】打つこと、打って出る音

【名-2】〔警官などの〕巡回区域、受け持ち区域、持ち場

【名-3】〈米方〉優れている人[もの]

【名-4】〈話〉=<→beatnik>◆Beat とも表記

【名-5】拍動、脈拍

【名-6】《物理》うなり

【名-7】《音楽》拍、拍子

【名-8】《音楽》〔指揮者の〕振り

【名-9】《音楽》〔ロック音楽の〕強拍、ビート

【名-10】〔韻文の〕強韻

【名-11】〔釣りや猟で〕良く行く場所、縄張り

【名-12】〔ジャーナリズムの〕スクープ

【形-1】〈話〉疲れきって、へとへとで、くたくたで、くたびれて

【形-2】ビート族の

【自動-1】〔続けざまに〕打つ、たたく、殴る、殴打する

【自動-2】〔心臓が〕鼓動する

【自動-3】〔脈が〕打つ

【他動-1】〔続けざまに~を〕打つ、たたく、殴る、殴打する

【他動-3】~に先んじる、~を出し抜く

【他動-4】〈米俗〉~をだます、詐欺にかける、だまし取る、詐取する

【他動-5】~を困惑させる、参らせる、~の理解を拒む◆【類】puzzle

【他動-6】~をかくはんする、スプーンや泡立て器などで強くかき混ぜる、泡立てる

【他動-7】~を克服する

【他動-8】〈米話〉〔料金などを〕ごまかす、踏み倒す

【他動-9】〔懲罰・税金などを〕免れる、逃れる

2009/07/09 01:29:14
id:doji No.2

回答回数201ベストアンサー獲得回数30ここでベストアンサー

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http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20070625165653AAlVdK...

"Beat" would mean to wait a moment, as in conversation where one party might pause a moment for thought. In the film it could create a dramatic moment or allow the audience to take in what is happening.

欧米yahooの知恵袋です。


http://www.dvinfo.net/conf/totem-poll-totally-off-topic-everythi...

こちらではbeatの意味するところ、効果などについて話し込んでます。参考に。



http://johnaugust.com/archives/2007/pause-or-beat

They mean the same thing, though I almost always use beat. The term is probably taken from music, because it refers to the natural rhythm of dialogue. A beat is the pause a speaker takes to separate thoughts. Calling one out can help clarify a joke, a point of information, or a shift in the scene.

pauseを使うか、beatを使うか。

「beat」はやりとりの自然なリズムへ注意を向ける事から、恐らく音楽から持ってきたものだろう。と、書いています。訳は適当です。


beatの意味するところは一般の英語圏の人ではいまいちよく分かっていないようです。

ddateさんのコメントの中では「拍」というのが一番分かりやすそうです。「一拍置いて」という感じですね。拍というのは、音楽の拍という以外にも、心臓の音、呼吸などの意味があり、人がとるタイミングの元になるものですし。

id:ddate

なるほど!米Yahooの知恵袋の説明は分かりやすいですね。

Pauseとあったら私も最初から迷わなかったかもしれません・・・。

ありがとうございました。

2009/07/10 12:22:47
id:quict No.3

回答回数2ベストアンサー獲得回数0

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http://en.wikipedia.org/wiki/Beat_(filmmaking)

http://en.wikipedia.org/wiki/Beat-script

本来ある一定間隔にストーリーを分割し、そこになにかしら変化を置きその区切りをbeatと呼ぶ手法、言葉のようです

そのようなある一定間隔のリズムをbeatと言います

一拍置いて〜 に近いと思いますが

そこからかウィキペディアのその区切りからかは不明です

id:ddate

「ビート・スクリプト」のこと、知りませんでした。

filmmakingのほうに「When used within a screenplay it usually represents a pause in dialogue」とあるので、まさにこれですね。

すっきりしたので、この辺で質問を閉じさせていただきます。

コメントで回答を下さったkanan5100さんもありがとうございました。

いるか賞は決めがたいのですが、いろいろ詳しく調べてくださったdojiさんにします。

皆さんどうもありがとうございました!

2009/07/10 12:28:51
  • id:kanan5100
    ランダムハウス英和大辞典には、beatの意味として
    6〔演劇〕間、呼吸
    とあり、
    Wait four beats and then pick up the phone. 4呼吸の間をおいて受話器を取れ。
    という用例が載っています。
  • id:practicalscheme
    私の経験では、beatは本来はやはり一定のリズムでとる「拍」から来ているのだと思います。

    せりふ中の(beat)とか、kanan5100さんの用例のような場合はたまたま「間」になりますが、たまに演出上の指示として "take 2 beats to complete the action" みたいに言われることもあります。こういう場合は動作の長さを示しているので「間」とするのはおかしいですね。

    多分、演出家の頭の中では「間」とか「長さ」とか区別してるわけじゃなくて、どちらもある種のリズムを考えているのだと思います(その意味では日本語の「ひと呼吸」「ふた呼吸」などの「呼吸」に近いかも)。ただし、日本語でせりふ中に挿入される場合は「(ひと呼吸の間)」などと書くのは例外的で、慣例的には「(間)」とするでしょう。
  • id:ddate
    なるほど、そういう解釈だとpauseとbeatの使い分けの理由が理解できる気がします。
    私が仕事で使うのは日本語訳のほうなので、どちらも(間)でOKということがわかって本当に助かりました。

    「間をおく」という表現は日本風な感覚かと思っていましたが、英語でもこんな感じで言い分けているのでしょうか。勉強になりました。
  • id:practicalscheme
    たまたま、ステラ・アドラーの本を読んでいたら、beatの由来についての記述がありました。

    「ここで言うビートとは音楽用語ではありません。その昔、モスクワ芸術座のメンバーがアメリカの俳優たちとテクニックについて論じていた時に自然発生した言葉です。ひとつの小さなまとまりと区切りを示す「ビット(bit)」という英語を、彼らがビートと発音したのが始まりです」--ステラ・アドラー『魂の演技レッスン22』

    ただ、ここのbeatは「台詞の間のbeat」ではなく、「アクションのbeat」です。演技のクラスでアクションのbeatを扱った時は、時を刻むことではなく、複雑なアクションを小さな単位に分割して実行する、ということだったと思い出しました---結果的に実行するときに何となくリズムが生まれるのですが。

    台詞の間のbeatがアクションのbeatから来た、というのはありそうです (演技的に、ひとつの小さなアクションが入る、という意味で)。一方で、"Wait four beats and then pick up the phone."の例文ではアクションのbeatから意味が離れているような感じもします。

    なかなか興味深いので、今度演技の先生に会った時に詳しく聞いてみます。
  • id:ddate
    そんな語源があったとは!読んでいた本でそんな記述に出会うなんて、偶然の出会いに感謝です。

    セリフのbeatとアクションのbeat、果たしてルーツは同じなんでしょうか。もし何か新しいことがわかったら、教えていただけるととてもうれしいです。

    質問したときの疑問はもう解決しているのですが、話が掘り下げられて面白くなってきたので…。私もいろいろな資料に当たってみますね。
  • id:practicalscheme
    遅くなりましたが、以前演技のクラスで教わった演出家の方と会う機会があったので聞いてみました。ステラ・アドラーの話については、"It is one of the stories. But I don't really know where the 'beat' in scripts actually came from."ということでした。

    ただ、なぜ"pause"ではなく"beat"なのかについては、"It means there's something, without lines, taking place. Often internally. The problem of 'pause' is that, when a young actor sees it on the script, he just waits, doing nothing. There should be something happening. Some playwrights even avoid using 'beat', and instead put a character name in parenthesis." とのこと。

    ひるがえって考えると、日本語で「間」と言った場合、そこに何もないことを必ずしも意味しない---むしろ「間」という何か大事なものが存在する---という感覚がわりとあるんじゃないかと感じます。英語の"pause"については、ネイティブでないので本当のところはわかりませんが、確かに単に物理的に停止するみたいな感覚が強いのかもしれません。

    というわけで一巡りしてこの問題の解答については、こういった背景を含めて「間」という訳はぴったりなんじゃないか、と思った次第です。
  • id:ddate
    なるほどー。もしかしてPauseはたとえば日本語での「一拍置く」みたいな単に時間の問題と捉えられがちなのでしょうか。「間」は日本独特のものと言われたりしますが、どんな言語でも「間」のような感覚はあるのでしょうね。

    ことばのソースをたどるのは面白いですね。とても勉強になりました。ありがとうございます!

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