空気の場合は熱伝導率が低く、比熱も低いので体の回りに「体温で温まった空気の層」が容易に形成されます。
水の方は、熱伝導率が高く、似熱も高いので、「温まった水の層」は形成されにくいんですね。
そのために、体感温度に違いが出てくるのです。
ちなみに、当然水中でもある程度は「層」が形成されますので、水流を受けるのと受けないのでは体感温度は違ってきます。
湿度の方ですが、湿度が高いと汗が蒸発しにくいので、体温を下げる効果が少なくなります。
そのために、湿度が高いと気温異常に暑く感じるのです。
気温が体温より低くても、上記のように層ができますので、体温を一定に保つためには、汗を蒸発させて気化熱で冷却する必要があるわけです。
#もちろん、いわゆる体温と、対表面温度はまた違います。
Yahoo知恵袋に同じ質問がありました。
熱伝導率の違いだそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queI...
こちらも非常にわかりやすくまとまっています。
全国こども電話相談室
人間には二つの温度感覚がある。皮膚の神経で感じる皮膚温度と、視床下部で感じる自分の体温である。日本語では、この感覚を言い分ける。
皮膚温度 体温
高温 熱い 暑い
低温 冷たい 寒い
「暑い」とは体温が正常より高いことで、皮膚の血流が増え、発汗する。この状態から体温が望みどおり下がる感覚が、「涼しい」である。一方、「寒い」とは体温が正常より低いことで、皮膚の血流が減り、体が震え、鳥肌が立つ。ここから体温が望みどおり上がる感覚が「暖かい」である。
高温では、字は違うものの「熱い」と「暑い」で同じ言葉であるが、なぜ低温では言葉が違うのか、考えてみよう。
熱い物を飲食すると、胃の血行が良くなり、その熱を逃がす。血は全身を巡っているので、結果的に体温が上がる。したがって熱い物をとり過ぎると、暑くなる。体温が低いときはこれが快いので、暖かく感じる。したがって寒い時期の熱い飲食物は、「温かい」と言える。「熱い」と「暑い」、「温かい」と「暖かい」は近い感覚なのである。風呂に入っても「熱い」と「暑い」、「温かい」と「暖かい」の近さが分かる。お湯の熱が皮膚から入り、血流に乗って全身に運ばれるからだ。
一方、冷たい物を飲食すると、胃の血行が悪くなり、胃は冷えたままになる。血が十分に流れないので、体温が高いときでも、冷たい飲食物が体を快く冷やすことはない。冷たい物をとり過ぎると、胃が痛くなったり、体温が不本意に下がって寒くなる。したがって「冷たい」と「寒い」はかなり異なる感覚である。また冷たい水に入ると、皮膚の血流が減り、熱が奪われるのを防ぐ。たとえ体温が高くてもそうなる。そのため涼しさを感じない。熱中症の患者は日陰で風に当てるのが一番で、水に入れると良くないのは、人間の体は発汗でしか体温を下げようとしないからだ。だからこそ「涼しい風」はあっても「涼しい飲み物」や「涼しいプール」が無いのである。
一般的な皮膚表面温度、ご存じですか?
もちろん部位によって違いがあるのですが皮膚表面は30~35度、平均は32度だそうです。
ちなみに、耳や鼻は22度、熱を生産する肝臓は40度。 ..... ナルホド。
お風呂の温熱効果の境目は40℃とされ、
40度より温度が高いお湯は交感神経が優位になり、低いと副交感神経に優位になる。
血液はおよそ1分で全身を一巡するスピードで体内をめぐっていて、
身体を芯(しん)から温めるには、約20分が目安だという。
ここでは家庭のお風呂について、知っておきたい基本をマトメています。
冷え性対策の前に、お風呂の温度について。
コメント(1件)
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空気の場合は熱伝導率が低く、比熱も低いので体の回りに「体温で温まった空気の層」が容易に形成されます。
水の方は、熱伝導率が高く、似熱も高いので、「温まった水の層」は形成されにくいんですね。
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