主人公が男性/女性
長編/短編/シリーズ
新作/旧作など・・・洋邦ジャンルは問いません。
最近、再読を含め読んだ作家の作品は、
乃南アサ:音道シリーズ
横山秀夫:半落ち・臨場
高村薫:地を這う虫・マークスの山
事件の派手さよりも、
地道な捜査過程と捜査官の葛藤や心理描写を描いた泥臭い作品をお願いします。
警察小説と言えば、まず佐々木譲、今野敏が思い浮かびますね。
佐々木譲はドラマにもなった「警官の血」が有名かもしれませんが、質問に合うのは既に出ている「笑う警官」シリーズや「制服捜査」あたり。
今野敏は科学特捜班、略称STチームの活躍を描くSTシリーズと「隠蔽捜査」シリーズ。前者は地味というよりエンターテイメントっぽさの方が強く、後者は警察官僚の暗部を暴く趣きがあるのでやや違うか。あくまでも参考までに。
お薦めなのが山田正紀の囮捜査官シリーズ。
松下由樹主演の2時間ドラマとして知られていると思いますが、原作はかなり趣向が違うかと思います。
通常の捜査では解決が難しい異常な犯罪が対象となっており、囮という心理的かつ危険な方法と科学的な捜査によってトリックや動機を暴いていく、ミステリの面としても優秀なシリーズだと思います。
また、警察内部でも囮捜査官という半端な存在に対する強い風当たりなど内部の確執も描かれています。
それから森村誠一の棟居刑事シリーズを始めとする刑事ものも派手さは無いけれど、地道に犯人を追い詰める刑事の執念が味わえると思います。この人の作品ははずれは無いですね。
フロスト警部シリーズ
「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%8...
佐々木譲
「笑う警官」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E3%81%86%E8%AD%A6%E5%AE%9...
などが最近では面白かったです。
ご回答ありがとうございます!
フロスト警部シリーズ
作品数の多さに読み応えがありそうです。
佐々木譲は前に「川久保シリーズ」を少し読んだきりでした。
リンク先を参考に読み進めたいと思います。
北方謙三 老犬シリーズ
傷痕・風葬・望郷の三作
ご回答ありがとうございます!
北方謙三はメディアの風評や発言ばかりを知りつつ、
個人的には読まず嫌いな(大御所)作家でした。
オススメいただいたのを機会に読んでみます。
「犯人に告ぐ」はどうでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AF%E4%BA%BA%E3%81%AB%E5%91%8...
劇場型捜査という派手な方法を用いて事件を解決しようとはしますが、それに関わる人間の心理描写やその裏にある捜査過程を描いていると思います。
また、お書きになられてはいませんが、マークスの山を読まれたのであれば高村薫の照柿やレディ・ジョーカーはお読みでしょうか。同じ合田刑事が登場しますので、そういった意味でも未読であれば是非。
「犯人に告ぐ」
映画で観て、とても印象に残っています。
是非、原作を読んでみます。
高村薫は「マークスの山」以降挫折し、先の作品は未読です。
同作者の作品は再度興味を持って読めそうです。
ご回答ありがとうございました!
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SE/List?dcode=02&ccode=01&scode=27&Ge...
オススメは多くあるのですが、
上記リンクでちょうど警察小説特集がありました!!
あらすじも載ってます。
参考になるといいのですが。
ご回答ありがとうございます!
初めて目にした作家や既読作者の作品がいくつかありました。
警察小説にも流行りがあるとは驚きです。
特に警察組織を題材にしたものに惹かれましたので参考にします。
黒川博行
ミステリイ以外にも書かれてるんですね。
やはりクセがありそうで、
リンク先のレビューだけでは個人的に好き嫌いが出そうです。
実際手に取ってみます。
ご回答ありがとうございました!
警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1)) (文庫)
エドマクベイン著
警察小説の王道作家です。
http://www.amazon.co.jp/%E8%AD%A6%E5%AE%98%E5%AB%8C%E3%81%84-%E3...
ご回答ありがとうございます!
海外小説はほとんど読んだことがありませんが、
これは耳にしたことがあります。
王道であるほど内容の濃さが実感できそうです。
かなり期待して読みます。
ご回答ありがとうございます!
ある意味で王道。
既読の作品です。
とても興奮して一時期そういった作品を読み漁りました。
今回質問させていただいた部類とはエンターテインメント性が真逆ですが、
合間に挟んで読み、相乗効果を楽しみたいと思います。
横山秀夫。
県警シリーズと称されている作品があるのは知っており、
「D県警」の短編は文芸誌で読んだことがありまして、
他のシリーズはどれから手を付けようかと迷っておりました。
リンク先の「F県警」のレビュー参考にさせていただきます。
ご回答ありがとうございます!
松本清張はいかがでしょうか。人間の泥臭さが濃いと思います。
「点と線」
「張込み」
「夜光の階段」(←ドラマでもやってますが、面白いです。)
ご回答ありがとうございます!
松本清張賞を受賞している作品は読んでいるのですが、
同作者自身の作品は古典と決め付けており、遠い目を向けておりました。
オススメ頂き、後押しされました。
必須科目といたします。
ご回答ありがとうございます!
初めて耳にした作家です。
リンク先のレビューだけでは風俗色が強い気がして読書意欲が微妙ですが、
題名を「刑事」ではなく「巡査」としているタイトルに惹かれました。
警察小説と言えば、まず佐々木譲、今野敏が思い浮かびますね。
佐々木譲はドラマにもなった「警官の血」が有名かもしれませんが、質問に合うのは既に出ている「笑う警官」シリーズや「制服捜査」あたり。
今野敏は科学特捜班、略称STチームの活躍を描くSTシリーズと「隠蔽捜査」シリーズ。前者は地味というよりエンターテイメントっぽさの方が強く、後者は警察官僚の暗部を暴く趣きがあるのでやや違うか。あくまでも参考までに。
お薦めなのが山田正紀の囮捜査官シリーズ。
松下由樹主演の2時間ドラマとして知られていると思いますが、原作はかなり趣向が違うかと思います。
通常の捜査では解決が難しい異常な犯罪が対象となっており、囮という心理的かつ危険な方法と科学的な捜査によってトリックや動機を暴いていく、ミステリの面としても優秀なシリーズだと思います。
また、警察内部でも囮捜査官という半端な存在に対する強い風当たりなど内部の確執も描かれています。
それから森村誠一の棟居刑事シリーズを始めとする刑事ものも派手さは無いけれど、地道に犯人を追い詰める刑事の執念が味わえると思います。この人の作品ははずれは無いですね。
ご回答ありがとうございます!
詳しい概要と作家の個性をまとめていただき、とても参考になりました。
佐々木譲は文芸誌に掲載されているシリーズの短編を何作か読んだ程度で、
今野敏も作家名と評判だけは知っており、
いざ読んでみよう(本屋の棚の前に立つ)と、どの作品から手を付けていいものか迷っていました。
>警官の内部組織の暗部を暴く
この手の内容の作品は警察小説を読みはじめてから、
捜査過程と切り離せない絡みの面白さを感じていますので「隠蔽捜査シリーズ」から読みたいと思います。
山田正紀はドラマ化も含め知りませんでした。
松下由樹主演とのことで、
女性捜査官が主人公の作品は自分では探せなかったので、ぜひとも読みます。
森村誠一はミステリイ小説を含め、
読みだすと他の作品に手が回らなくなりそうですので後の楽しみにします。
大沢在昌の『新宿鮫シリーズ』は派手なものと地味なものとが交互にくる感じで、特に以下2作品が「地道な捜査過程と捜査官の葛藤や心理描写を描いた」感じに当てはまるかと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E7%82%8E%E8%9B%B9%E2%80%95%E6%96%B0%E5%...
http://www.amazon.co.jp/%E9%A2%A8%E5%8C%96%E6%B0%B4%E8%84%88-%E6...
「新宿鮫」のシリーズは半ばで満腹してしまって読むのを止めておりました。
シリーズを重ねるごとに作品の趣旨趣向に違いがあると知りました。
リンク頂いた作品から再開して読みたい思います。
ご回答ありがとうございました!
ルース・レンデルのウェクスフォード警部シリーズが私は好きです。
悪意の傷跡 ウェクスフォード警部シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
もはや死は存在しない (角川文庫―ウェクスフォード警部シリーズ)
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ 創元推理文庫
偽りと死のバラッド (角川文庫―ウェクスフォード警部シリーズ)
無慈悲な鴉 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ウェクスフォード警部シリーズ)
仕組まれた死の罠 (角川文庫―ウェクスフォード警部シリーズ)
薔薇の殺意 (角川文庫 赤 541-2 ウェクスフォード警部シリーズ)
運命のチェスボード ウェクスフォード警部シリーズ 創元推理文庫
マンダリンの囁き (ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブック―ウェクスフォード警部シリーズ (1449))
ひとたび人を殺さば (角川文庫 赤 541-1 ウェクスフォード警部シリーズ)
ご回答ありがとうございます!
リンク頂いた先の解説を読むかぎりは、
被害者や犯人の心理に重点を置いたミステリイ要素が強い作品のように思いました。
しかし日本小説には無い題材の事件とデティールの細やかさに興味を持ちました。
参考にさせていただきます。
ジェフリー・ディーバーをお勧めします。
映画にもなったリンカーン・ライムシリーズもいいのですが
最近読んだのはキャサリーン・ダンスが主人公の「スリーピングドール」です。
徹夜覚悟で読んでください。
読み始めたら最後まで読みたくなりますよ。
大どんでん返しが最後まであります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%A...
ご回答ありがとうございます!
>徹夜覚悟
>大どんでん返し
非常に興味があり、元来そういう小説が大好きなのですが、
今回はそれとは方向が真逆の地耳地で泥臭い作品を質問させていただいたおります。
相棒
テレビドラマでしか知りませんが、
どの辺りが「知的なストーリ」なのかわかりませんし、
かつての水谷豊が主演している数ある刑事ドラマ(「ザ・刑事」が好きです)以上の泥臭さも感じられません。
「原作は小説」とご回答にありますが、
放送開始時に気になって原作を探しましたが制作クレジットからも見つけることができませんでした。
どの作家の作品でしょうか?
原作となっているものがあれば、ぜひ読んでみたいです。
もしくはドラマの脚本が小説化されている、ということでしょうか?
ドラマはどちらかというと、
犯人の犯罪心理に重点を置いた人情ものだったので途中で観るのをやめておりました。
リンクいただいた先の解説を読み、
ドラマで決めつけてしまった先入観とは違う奥深さがあるように思いました。
また、10作以上あるシリーズものということで、題材も多様で読みやすそうです。
ご回答ありがとうございました!
ご回答ありがとうございます!
詳しい概要と作家の個性をまとめていただき、とても参考になりました。
佐々木譲は文芸誌に掲載されているシリーズの短編を何作か読んだ程度で、
今野敏も作家名と評判だけは知っており、
いざ読んでみよう(本屋の棚の前に立つ)と、どの作品から手を付けていいものか迷っていました。
>警官の内部組織の暗部を暴く
この手の内容の作品は警察小説を読みはじめてから、
捜査過程と切り離せない絡みの面白さを感じていますので「隠蔽捜査シリーズ」から読みたいと思います。
山田正紀はドラマ化も含め知りませんでした。
松下由樹主演とのことで、
女性捜査官が主人公の作品は自分では探せなかったので、ぜひとも読みます。
森村誠一はミステリイ小説を含め、
読みだすと他の作品に手が回らなくなりそうですので後の楽しみにします。