過去の時代へのタイムスリップを対象にした小説をお薦めしてください。
現代人(集団)がまだ生まれる前の過去の時代(少なくとも第二次世界大戦以前)に遡り、歴史に介入するとかしないとか。何らかの理由で史実とは流れが変わってしまった架空世界の話でも可。
『時をかける少女』や『タイムリープ』のような短時間での時間遡行は除きます。
ネタバレにならない程度に概要紹介(またははまぞうの紹介やamazonのURL)とお薦め理由を必ず書いて回答してください。
既読本はコメント欄参照。
プロテウス・オペレーション……絶版
アヌビスの門………………………絶版
パラレルワールド大戦争…………絶版
幕末豪将軍…………………………いえ何でもありません
呼ばれたので来ましたが例によって紹介したい本が軒並み大好評絶版中のsdkfzです
そんなわけで入手しやすそうな作品だけ紹介します
アーサー王宮廷のヤンキー
主人公はアメリカ・コネチカット州出身の兵器技師
ある日ひょんなことから中世イギリスにタイムスリップ、あれやこれやでアーサー王に仕えることになった彼は現代知識(って言っても19世紀のことですが)を活かし社会改革を試みるが……
トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンで知られるマーク・トウェインの古典SF……SFって言うといろんな人から怒られそうだけど、まぁそんな作品
歴史考証については元からしてアーサー王伝説なので突っ込むだけ野暮ってものですが、当時のアメリカ人が旧大陸のことをどんな風に見ていたのかが垣間見れてこの本自体が歴史てな感じです
でもハヤカワ文庫版、創元文庫版はともに絶版、入手出来そうなのは彩流社のマーク・トウェイン全集だけか
高けなぁ~
主人公は大阪の中小企業の社長、ボードシミュレーションゲームというちょっと変わった趣味を持っているがごく普通のおっちゃんである
そんなおっちゃんがある日突然アドルフ・ヒトラーになってしまった。時はバトル・オブ・ブリテンが峠を越えた1940年9月、このままことが推移すれば……「自殺は嫌やぁ!」
歴史知識と中小企業の経営ノウハウを活かしおっちゃんの生き残りをかけた戦いが今始まる
Nifty/F&SFフォーラム1999年創作の部屋大賞ライブラリ(長編)部門賞受賞作品
ネット小説です。でもここまで良質の架空戦記は商業出版でもなかなかお目にかかれません、というか個人的には架空戦記の最高傑作だと思っています。
こちらはどうでしょうか。
タイムスリップ明治維新
http://www.amazon.co.jp/dp/4062754495?tag=jidashowcom-22&camp=76...
夕ばえ作戦
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%95%E3%81%B0%E3%81%88%E4%BD%9C%E6%...
君の名残を
http://www.amazon.co.jp/%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E6%AE%8B%E3%...
コメント欄でもいいので、お薦めの理由を書いてください。
『タイムスリップ明治維新』は『タイムスリップ戦国時代』と同シリーズですが、あの軽さにちょっとついていけない・・・。
他の2作は期待できそうだけど。
http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%B1%E5%A4%A9%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%...
花天新撰組はもう読まれましたか?
現代の女の子がタイムスリップで新撰組になってしまうお話です。
結構おもしろいとおもうのですが。。。
いや、初めて知りました。
表紙見て、なんとなくライトな内容なのかなという印象でしたが、レビュー見ると歴史小説としての期待度そして登場人物に感情移入できそうなのがいいですね!
残念ながら現在絶版ですがハヤカワ文庫(SF)の
L.スプレイグ・ディ・キャンプ『闇よ落ちるなかれ』
あらすじは下記「絶版本の宴」に。
http://afn-products.sakura.ne.jp/fictions/bk_decamp.html
アメリカ人歴史学者が帝政末期のローマに飛ばされ、何とか
ローマの文明が中世の「闇」に飲み込まれるのを防ごうと
孤軍奮闘する壮大なストーリーです。学者としての専門知識に
加えあらゆる才覚を総動員してあるときは選挙参謀、あるときは
技術指導員、等さまざまの役割をこなしていく様子がドタバタを
交えて描かれ、痛快。かつ歴史描写もしっかりしているので、
「本格」を求める方も満足できると思います。
下の「日本の古本屋」検索ページにタイトルを入力すると、現在
扱っている古書店がわかります。
これいいですねぇ。絶版といえば前に知った『エリアンダー・Mの犯罪』も面白そうだなと思ったのですが、再販してくれないものかなぁ。
歴史小説として読み応えありそうなのがいいですし、「主人公は、その現代科学知識をフルに活用してサバイバルする。」ってのも期待できそうですね。
古書店検索、ありがたく使わせていただきます。
あの、質問文をちゃんと読まない方ですか?
しかもリンクはDVDの方だし。
しかも薬師丸ひろ子がチョイ役で出ていた方で懐かしいし。
作品については、アマゾンの紹介がわかりやすいのでそちらを見てください。
SF好きであればお勧めです。生命の歴史や科学的な考察がふんだんに盛り込んであり、生命史を踏まえた謎解きになっているのもなかなか壮大です。
コニー・ウィリスが好きであれば、ソウヤー作品も合うかもしれません。
「奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF」。⇒これも期待できそうです!
タイムスリップってもともとSFから生まれたジャンルだと思いますが、こういうスケールの大きい作品はSFという括りのとらわれない名著って気がしますね。
コニー・ウィリスはまだ2作しか読んでないですが、どちらもやきもきさせられる場面が長いのがなんとも・・・。その分、後半はどどっと来るのですが。『犬は勘定に入れません』は文庫化したら買おうと思ってます。
時空(とき)の旅人―とらえられたスクールバス〈前編〉 (ハルキ文庫)
時空(とき)の旅人―とらえられたスクールバス〈中編〉 (ハルキ文庫)
時空(とき)の旅人―とらえられたスクールバス〈後編〉 (ハルキ文庫)
大林宣彦監督による映画『ねらわれた学園』(1981年)で知られるSF作家眉村卓さんの小説です。
1986年にアニメ映画化されて(ファミコンゲームにもなっています)、『とらえられたスクールバス』という題名から変わりました。
その時のキャッチコピーが確か「信長は果たして本能寺で死んだのか?」というものでした。
死んだかどうかは小説を読んでいただければ分かりますが、眉村卓さんの作品には、宇宙人や未来人などがしばしば登場します。
この作品では、核戦争が起きた未来からやってきたクタジマ・トシトによってバスを乗っ取られ、人類の歴史を変えるべく、
過去へのタイムトリップに巻き込まれた若者たちの姿を描かかれています。
歴史を変えることはどういうことか?というテーマにも触れています。
たぶん名前は聞いたことがあった気がしますが未読でした。
これもジャンルに捉われない様々な要素があって面白そうだし読み応えありそうですね。
ただこちらも古本で探すしかないんですね・・・。
こちらはもう入手は困難でしょうね。
名古屋市内にある大学とその隣にあったホームセンターが1553年の織田領内にタイムスリップという話です。3巻まででています。
同じ作者ですがこちらはおちゃらけ系。
タイムスリップして「真珠湾奇襲を阻止する作戦」および「インカ帝国をスペインの占領から守る作戦」を敢行します。基本的にシリーズものですが、単発でも話は完結していますので読めるかと思います。
現代のオタク男女5人組が昭和17年に時空移転する話。それぞれの得意分野を生かし、零戦などの強化をし戦争の行く末を変化させていく。第2次世界大戦以前ということなので条件とは外れますが……。
いずれも、コメント欄にあった志茂田景樹のお話よりまともかと思います。文明シミュレートにおいて定評のある作者です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%85%E9%96%80%E7%A5%90%E4%BA%B...
羅門祐人は『青き波涛』を6巻くらいまで読んだことがありますよ。隕石が衝突した衝撃で東京そのものが転移してしまうという設定でした。
http://homepage2.nifty.com/wie/book/aoki.html
書かれた通りにこの著者は他にも一風変わった架空戦記やSFを出しているようで、それなりに面白い部分はあると思うのですが、8~90年代にはもっと質が高い作家(架空戦記ならば佐藤大輔、横山信義、谷甲州、大石英司など。SFなら小松左京、筒井康隆、山田正紀、豊田有恒、半村良など)を好んでいたのであまり読む気がしなかったです。
これも、まずは短編の中から選びました。
小松左京著『大坂夢の陣』(徳間文庫)より
・「とりなおし」…時空テレビ局の職員が関ヶ原や鎌倉幕府の滅亡期を”生中継”
をするが、その途中でトラブルが発生し…。
・「大坂夢の陣」…上記の作品のつづきで、今度は大坂冬の陣を現地取材します。
どちらも、正確に言うと”時間渡航技術が確立した現在”が舞台です。(質問の
意図とはずれているなら申し訳ないです。)
ちなみに、「安全基準はしばしば非現実的なほど厳しいが、現実的にすると人間はその限界をこえてやりすぎる」と言う言葉に色々と考えさせられました。
なお、この本はすでに絶版みたいですが、下の全集に入っています。
古本屋などで探すときは上記の文庫、新本ならしたからどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E9%...
あと、長編で。
・時空道中膝栗毛 前の巻
・時空道中膝栗毛 後の巻-時也空地球道行-(勁文社)
前の巻は弥次さん喜多さんが世界各地の色々な時代の過去に行く話、後の巻は
小松左京氏とテレビ局のカメラマンも一緒に旅をする話です。
ただ、一種の歴史探訪ものといったほうが良いかもしれません。
http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E7%A9%BA%E9%81%93%E4%B8%AD%E8%...
感想をかいたBLOGを紹介しておきます。
考えてみれば、小松左京はSF作家の中でも歴史をテーマに取り上げた作品が多かったですね。『本邦東西朝縁起覚書』というパラレルワールドものもありましたし。
しかしまあ著作が多すぎて、そんな作品があったのか!と今更思いますね。
『とりなおし』と『大阪夢の陣』は特に面白そう。
お薦めいただいた作品は、古本探しの際の候補にさせていただきます。
プロテウス・オペレーション……絶版
アヌビスの門………………………絶版
パラレルワールド大戦争…………絶版
幕末豪将軍…………………………いえ何でもありません
呼ばれたので来ましたが例によって紹介したい本が軒並み大好評絶版中のsdkfzです
そんなわけで入手しやすそうな作品だけ紹介します
アーサー王宮廷のヤンキー
主人公はアメリカ・コネチカット州出身の兵器技師
ある日ひょんなことから中世イギリスにタイムスリップ、あれやこれやでアーサー王に仕えることになった彼は現代知識(って言っても19世紀のことですが)を活かし社会改革を試みるが……
トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンで知られるマーク・トウェインの古典SF……SFって言うといろんな人から怒られそうだけど、まぁそんな作品
歴史考証については元からしてアーサー王伝説なので突っ込むだけ野暮ってものですが、当時のアメリカ人が旧大陸のことをどんな風に見ていたのかが垣間見れてこの本自体が歴史てな感じです
でもハヤカワ文庫版、創元文庫版はともに絶版、入手出来そうなのは彩流社のマーク・トウェイン全集だけか
高けなぁ~
主人公は大阪の中小企業の社長、ボードシミュレーションゲームというちょっと変わった趣味を持っているがごく普通のおっちゃんである
そんなおっちゃんがある日突然アドルフ・ヒトラーになってしまった。時はバトル・オブ・ブリテンが峠を越えた1940年9月、このままことが推移すれば……「自殺は嫌やぁ!」
歴史知識と中小企業の経営ノウハウを活かしおっちゃんの生き残りをかけた戦いが今始まる
Nifty/F&SFフォーラム1999年創作の部屋大賞ライブラリ(長編)部門賞受賞作品
ネット小説です。でもここまで良質の架空戦記は商業出版でもなかなかお目にかかれません、というか個人的には架空戦記の最高傑作だと思っています。
いやぁ、すいませんねぇ。わざわざお越しいただいて。
『プロテウス・オペレーション』は名前だけ知ってました。個人的には『高い城の男』より面白そうだなと思ったり。
『パラレルワールド大戦争』も読んでみたいと思っているのですけど、『異聞・ミッドウェー海戦』を読んだ頃に知っていればなぁ。
『アーサー王宮廷のヤンキー』
入手できる単行本が\4,725ですか・・・。これは是非とも文庫で手にいれたい・・・。
並行して立てた質問にしても、面白そうな本なのに絶版って多いです。
今まで中古本はあまり買わず、たまに古本市で見かけたものくらいしか読まなかったですけど、本気で探すしかなさそうです。
まずは『なにわの総統一代記』をブックマークしておきましたので、こちらを楽しみたいと思います。「中小企業の経営ノウハウ」というところがミソですね。
【追記】
「なにわの総統一代記」
花粉症とドライアイに悩まされつつも今日まで半分読んでしまいました。
架空戦記にありがちなご都合主義と派手なドンパチが極力排除された、読み応えある小説に仕上がってますね。毎章付記されるヒストリカル・ノートがいいし、地味だけど重要な欧州中小国との外交や国内経済、ユダヤ問題もまで言及していたり、そして散りばめられたネタがなによりもマニア好み。
大坂の中小企業社長であるおっさんらしさが意外と出てないなぁと思いましたが、その分ドイツという大国の舵取りをせねばならない苦悩は存分に伝わってきました。
これから日本とアメリカはどうなる~。
コールありがとうございます~
ははてなを離れているというか、ネットの時間をうまくとれないまま半年くらいずるずる経ってます。
そろそろちゃんと復帰したいきょうこの頃。
さて、お題ですが、タイムスリップ物ですか。
私も眉村さんお勧めですが手に入らないのかな。つか旦那の実家にはあったけど。
(幕末ゴーショーグンはすぐ出せるのに)
映画も大好きです。「時の旅人」だったかな。
東野さんは随分読まれているので「時生 (講談社文庫)」なんかはもう読了済みですかね。
もし読まれていなければ浅田さんのメトロみたいな感じの作品。
いっそ光瀬さんの「夕ばえ作戦 (ハルキ文庫)」なんてどうかなとか。もろにジュブナイルですが、「時をかける少女」のようなテイストで。
あ、後是非お勧めしたいのは、廃刊でもうアカンか…と思っていた広瀬さんの作品が最近復刊しているので、「マイナス・ゼロ (集英社文庫)」を。
…む、どうも戦中・戦後物に偏ってきた。
ちなみに北村薫「時と人 三部作」もある意味タイムスリップものですね。
今回は海外物が全然でてきませんでしたが、
歴史自体に介入するのでなければ古典SFなんかはタイムスリップやタイムパラドクスの佳品の宝庫なわけで。
(ブラッドベリの「みずうみ//10月はたそがれの国 (創元SF文庫)収録」なんか思い出すだけで涙が)
いっそ「歴史改変SF」カテゴリでまるっと検索してしまうという手も。「プロメテウス~」もそのカテゴリですね。
以上ご参考まで。
お久しぶりです。忙しそうだろうから悪いことしたかなぁと思っていましたが、回答いただいて嬉しいです。
東野圭吾はようやく10冊くらいでしょうか。外れが無いし入手可能なラインアップも豊富なので、本屋で買いたいけど特に見つからないなぁという時に少しずつ読んでます。『時生』はまだでしたね。前に見かけたので『パラレルワールド・ラブストーリー』というのもありました。ちょっと今回の質問のお題とは違うようなのでまた後で・・・。
『夕ばえ作戦 』と『マイナス・ゼロ』は面白そうですね。昔SFはまっていたいた時期ありましたがどうも偏りがあったようで。眉村卓も未読だし。
「時と人 三部作」北村薫読み始めたきっかけであるんですが、これは良かったですね。個人的にはターン>スキップ>リセットかなぁ。
>歴史自体に介入するのでなければ古典SFなんかはタイムスリップやタイムパラドクスの佳品の宝庫なわけで
ええまぁ、タイムスリップ自体個人的には過去未来長さに限らず好きですけど、フリーにとしたらきりが無いというか、過去に類似質問があるようなので今回は絞ってみました。次は時に関するSF作品で質問してみてもいいですね。今回知った本をある程度読破してからになるので、半年くらい先になるでしょうが。
ちなみに「タイムスリップ」で検索してみたら↓今回のを含めて自質問が3つ。回答・コメントした質問もありました。
http://q.hatena.ne.jp/list?word=%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%8...
こちらはシリーズもので最初の「竜の柩」はタイムスリップものではないのですが
を読んでからの方がより楽しめるのは間違いないです。
同じく高橋克彦で「刻迷宮」ってのもあったのですが絶版のようです。http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=35728
随分昔に読んだものですが江戸時代の時代考証が優れていて面白かったです。
ドラマ化もされました。主演の森山未來が非常によかったですが原作も面白いです。歴史に介入することで未来を変えるか変えないかってのが・・・これ以上のネタバレはしない方が良いと思うので是非お読み下さいとだけ。
柳生十兵衛死す〈上〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
柳生十兵衛死す〈下〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
山田風太郎の最後の作品。これがまさかのタイムスリップなんです。
広瀬さんの作品復刻してるんですね。マイナスゼロは文句なしの名作ですがエロスも良いですよ。
おまけで
これ絶版ですし、タイムスリップ先も1959年てことで条件には合わないんですけど、非常に面白いです。ビートルズの来日の時の大騒動にからめた続編の
イエスタデイ・ワンス・モア〈Part2〉―ミート・ザ・ビートルズ (新潮文庫)
も、ストーリーどうこう言うより作品全体に漂う雰囲気がノスタルジックで心地良いので、ことあるごとに読み返してしまう一冊です。
いや懐かしい。
高橋克彦は一時期読んでいました(もう10年くらい前?)。『龍の柩』シリーズは祥伝社文庫で4巻まで読みましたが、続編が出ていたのですね。そうか、主人公たちは謎を追っていくうちにいつのまにやら時を超えていたのでした。
壮大なスケールではありますが、同時にオカルト的でもあって、もし今読んでも同じように夢中になれるかはわかりません。でも神話の起源とかこの作品に影響を受けた部分は結構ありましたね。
『大江戸神仙伝』
石川 英輔はかつて三国志ものパロディを読んだ時に非常に落胆したおぼえがあったのですけど、この作品はかなり期待できそうですね。異色のSF小説と銘打ってあるだけに、タイムスリップして主人公がいい思いをするだけには終わらないのかな?
『僕たちの戦争』
実を言うと、ドラマだといい加減な時代考証と感情過多な演出が鼻について見てられなかったであろうジャンルです。小説ではそのあたりをきっちりと書いてくれればそんなことないかも。
『柳生十兵衛死す』
山田風太郎は『魔界転生』しか読んでない私です。ほほう、十兵衛三部作の最後はタイムスリップなんですか。時代を超えた剣豪の対決なんて、確かにやらせてみたら面白いテーマですね。
『イエスタディ・ワンス・モア』
自分が生まれた頃の時代にタイムスリップ。ドラえもんじゃないけれど、一度は夢見るような、これはこれで素敵な話ですね。
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」の終盤に泣けてしまう私には何となくわかる気がします。
いやぁ、すいませんねぇ。わざわざお越しいただいて。
『プロテウス・オペレーション』は名前だけ知ってました。個人的には『高い城の男』より面白そうだなと思ったり。
『パラレルワールド大戦争』も読んでみたいと思っているのですけど、『異聞・ミッドウェー海戦』を読んだ頃に知っていればなぁ。
『アーサー王宮廷のヤンキー』
入手できる単行本が\4,725ですか・・・。これは是非とも文庫で手にいれたい・・・。
並行して立てた質問にしても、面白そうな本なのに絶版って多いです。
今まで中古本はあまり買わず、たまに古本市で見かけたものくらいしか読まなかったですけど、本気で探すしかなさそうです。
まずは『なにわの総統一代記』をブックマークしておきましたので、こちらを楽しみたいと思います。「中小企業の経営ノウハウ」というところがミソですね。
【追記】
「なにわの総統一代記」
花粉症とドライアイに悩まされつつも今日まで半分読んでしまいました。
架空戦記にありがちなご都合主義と派手なドンパチが極力排除された、読み応えある小説に仕上がってますね。毎章付記されるヒストリカル・ノートがいいし、地味だけど重要な欧州中小国との外交や国内経済、ユダヤ問題もまで言及していたり、そして散りばめられたネタがなによりもマニア好み。
大坂の中小企業社長であるおっさんらしさが意外と出てないなぁと思いましたが、その分ドイツという大国の舵取りをせねばならない苦悩は存分に伝わってきました。
これから日本とアメリカはどうなる~。