大学院の博士課程かポスドクをやってらして、その世界についていく自信を無くしていらっしゃる、と想像してお答えします。
(1)
> といってもほかの世界で生きて行けるかどうかわかりません。
とのことですので、他の世界で生きていけるか調べてみるのは如何でしょうか?
一例ですが分野によっては、転職アドバイザーが無料で相談に乗ってくれる会社があります。
(例えばこことか http://tenshoku.adecco.co.jp/)
企業について詳しい人の目で、客観的にスキルを棚卸しして貰って、学者の世界以外でも役に立つかどうかを見て貰うのも良いのではないでしょうか。
(2)
何があったのかは分かりませんが、今は研究を続けていく自信を失っていらっしゃるように見受けられます。
落ち込んでいるときは人生の決断などはしない方が良いと言われています。(判断力が充分働かないから)
少し気分転換をなさって、それから
・学者の世界で嫌なこと、何故嫌だと思うのか、それを克服する方法は無いのか
・何故学者になりたいのか、学者になるメリット
を書き出してみて、本当に学者になるのを諦めるかどうか、まだ頑張ってみるのかどうか考え直してはいかがでしょうか。
納得できないのであれば別の世界に行くしかないでしょうね。ツライだけです。
もしくは、その世界のルールが及ばないような”辺境の地”で生きていくか、です。
大きな研究機関であればそのルールに則らなければなりませんが、小さな研究機関であればそのルールなくして生きていけるところもあるでしょう。
生きていけるかどうかわからない、ということでしたが、確かに今は気軽に転職ができる時代背景ではないでしょう。ただ、現状の大変さと比較して、別の世界でもがんばれるのであれば、そのほうがよいのでは?
失礼な言い方ですが、「学者なんとか」などと言われないように、今おられる世界のこと以外にどんな世界があるのか、見聞・知識を広めてみると、他の世界での行き方が見つかるかもしれません。「そんな時間はない」というのもわかりますが、そうでもしないと現状を打破できないのでは。
当方の知り合いでは研究職をあっさり辞めた人も少なくありません。上司との相性が悪かったり、研究職という世界に嫌気がさしたり、などです。結局、それなりに生きておられますよ。特に、教員免許など資格を持っていたり、他でもやっていけるバイタリティを持っていたりする人は、普通にがんばっておられます。
1. もうこの業界とは縁を切る。
2. 納得はできないまでも「生きていくために」我慢する。
3. 納得できるまで、やる。
とまあ、いくつか「解決策」はあると思いますが、そういう「権威」がどうのこうのということに全くとらわれないで、この業界でやっていけちゃう人もいるわけですから、そういう根本の部分に疑念を持ってしまうと、なかなか先に行くのは難しいでしょう。
詳細はわかりませんけれど、思い切って別業界に進むのがいいような気がします。
学者の権威に裏付けがあるかどうか分かりませんが、それを言ったら、会社の部長や社長の権威の裏付けも怪しげなものです。
公務員には権威があるでしょうか? 法律には権威はあるかもしれませんが、それを執行する役人に権威があるわけではないですよね。
また、選挙で選ばれた政治家には権威はあるでしょうか? 芸能人やスポーツマンは?
結局、権威があるか無いかは、ご自身の考え方次第でしょう。無いと思えば無いし、あると思えばあるし――その程度のものだと思いますよ、権威なんて。
私は一介の平社員ですが、相手が取締役だろうが社長だろうが、本気で喧嘩します。その結果、会社を辞めなければならなくなったら、その時はその時です。
とはいうものの、家族を食わせていかなければならないので、どんな世界でもいいんで、自分を拾ってくれる所を必死になって捜すことになります‥‥権威を認めれば、こんな苦労をしなくて済むのにね(苦笑)。
それと、どんな組織(世界/社会/業界)も階層構造になっているので、権威を認めない人間ばかりだと、その組織が成立しません。この点にも気をつけなければいけませんね。(だったら権威を認めろよ>自分)
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