たとえば「鼻くそをなすくりつけた」とか「なしくりつけた」とかいう事がありました、福岡県の某地域ですが。
つまり、『なすりつける』~『こすり付ける』の意味ではないでしょうか。
意味はなする、さするです。なするに「く」が入ってさらに、だめになった状態を表します。使い古してだめになったという意味です。
似ているような例
「したたる」ことを「たくる」っていいませんか。
1.スタンドで、「おい、ガソリンたくってんじゃねえか」
2.こどもが飲みこぼしているのを見た親が、「おおよ、たくっちまってんよ~」
こぼれて、汚れて、悪化し、被害が広がるようすをさすのが、「く」です。
あくまで、わたしが、ふだん耳にする神奈川のことばからの推測です。
コメント(1件)
「くる」は「繰る」がイメージだけど、広島弁では引っ張るように擦りつけて自分の汚れを拭き取る感じです。
「擦り付ける」とか「擦りあい」(なすりつける、なすりあい)などなら良く使いますね。
政治家同士の責任の擦りあい・・・などと使います。
ちなみに、広島弁では「なすぐる」と発音します。
方言になって、さらに変化していると言う事は、かなり古い語源を持つ言葉です。