寿司屋の前で。
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
B美「うん!」
母「でも玉子焼は最後よ」
B美「どうして?」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
B美「ふうん」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美「はーい」
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。
B美「わたし、これ食べません」
オフクロはあわてた。
母「あれ、枝豆好きだったじゃない」
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
B美「玉子焼」
母「玉子焼は最後にしなさいってさっき」
職人「いいじゃないですか・・・ほらよっ! 玉子焼一丁!」
B美は玉子焼を箸でぐしゃぐしゃに潰し、
湯飲みのお茶に入れてかき混ぜ、顔をしかめて飲み、涙目で言った。
B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」
※20回答。小説回答歓迎
寿司屋の前で。
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
B美「うん!」
母「でも玉子焼は最後よ」
B美「どうして?」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
B美「ふうん」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美「はーい」
B美(これがお寿司屋さんのマナーという物なのね・・・ちょっと整理しておこう。
1. 玉子焼は絶対食べる
2. 最初に濃い味の物を食べてはいけない
3. 同じものを続けて注文してはいけない
4. 食べ終わったらお礼を言う
うん、大丈夫。ちゃんとマナーを守って食べよう)
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
B美(えっ!?全部お寿司なの?それなのに同じ物を注文しちゃダメってことは・・・1個しか食べられないじゃない!お寿司屋さんのマナーって食べる量まで制限されてたのね・・・)
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。
B美「わたし、これ食べません」
B美(枝豆に見えるけどこれもお寿司・・・これ食べちゃうと玉子焼という名前のお寿司が食べられないもの)
オフクロはあわてた。
母「あれ、枝豆好きだったじゃない」
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
B美(なんでこの人は注文聞くのかしら?よく考えれば選択肢なんて無いじゃない。
玉子焼という名前のお寿司は絶対食べないとだし、かといって先に他の物を頼んだら注文が被ってしまうもの)
B美「玉子焼」
母「玉子焼は最後にしなさいってさっき」
職人「いいじゃないですか・・・ほらよっ! 玉子焼一丁!」
B美(わぁ美味しそう。・・・あ、でもお母さん、この玉子焼は甘くて濃厚って言ってた・・・それに最初は濃い味がダメ・・・この玉子焼を薄味にできそうな物は・・・)
B美は玉子焼を箸でぐしゃぐしゃに潰し、
湯飲みのお茶に入れてかき混ぜ、顔をしかめて飲み、涙目で言った。
B美(お、美味しくない・・・でも、食べ終わったらお礼を言わないと・・・)
B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」
B美(お寿司屋さんのマナーって厳しいのね・・・私には合わないや・・・)
I穂の場合
突き出しは枝豆だった。I穂は美味しそうに枝豆を食べ始めた。
I穂(枝豆に見えるけどこれもお寿司・・・でもこれは注文したわけじゃないから大丈夫)
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
I穂「それじゃコハダをお願いします。」
職人「あいよっ! コハダ一丁!」
職人「お!良い食べっぷりだねぇ。次は何にするかい?」
I穂「そうですね。その前にちょっと右手を上げていただけますか?」
職人「???こ、こうで良いのかい?」
I穂「えぇ。大丈夫です。それじゃ次はトロをお願いします」
職人「あいよっ。(手を上げたのは何だったんだろう?)」
I穂(「手を上げてもらう」という注文を挟めば大丈夫。と)
こうしてI穂は職人さんを困惑させつつもお寿司を堪能し、玉子焼で締め括ったのでした。
I穂「ごちそうさまです。ありがとうございました。(ニッコリ)」
I穂(お寿司屋さんのマナーってちょっと面倒なのね。でも職人さんと色々お話もできたし、理にかなってはいるのかも)
B美は、母の言葉で大混乱していた。
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
B美「うん!」
母「でも玉子焼は最後よ」
B美「どうして?」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
B美「ふうん」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美「はーい」
この店のルール:
・玉子焼きは絶対に食べなければならない
・玉子焼きは最後に食べなければならない
・最初に濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなのに、
卵焼きは甘くて濃厚である。
・同じものを続けて注文できない
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
この店のルール追加:
・寿司屋には食べ物は寿司しかない
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。
B美「わたし、これ食べません」
理由:えだまめは寿司ではない
えだまめは薄い味の食べ物である
ゆえに えだまめを食べることはできない。
オフクロはあわてた。
母「あれ、枝豆好きだったじゃない」
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
B美「玉子焼」
理由:玉子焼きは甘くて濃厚=先に食べなくてはならない
母「玉子焼は最後にしなさいってさっき」
職人「いいじゃないですか・・・ほらよっ! 玉子焼一丁!」
B美は玉子焼を箸でぐしゃぐしゃに潰し、
湯飲みのお茶に入れてかき混ぜ、顔をしかめて飲み、涙目で言った。
B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」
理由:玉子焼きは甘くて濃厚だが、最後に食べなくてはならない。
ところが、同じものを2度注文することが出来ない上に、
最後に食べるものは薄味でなければならない。
ゆえに、玉子焼きを湯のみのお茶に入れて、味を薄めて、食べるしかなかった。
玉子焼きを最初で最後に食べ、そして薄味で終えねばならないルールも守ったB美...。
お母さん、もっと楽な生き方が出来るように、B美ちゃんを守ってあげてください(もらい泣き)
emmet様、これは最初、読んだときにあれ? と思いましたが、
(「寿司屋には食べ物は寿司しかない」ルールを使っていない)
これでもいちおう解けてしまいますね。ううむ。
こちらの想定では、枝豆も寿司なのでした・・・。
ですがいい回答です。ありがとうございます!!
母「えっ、どうしたっていうの、一体」
職人「お嬢ちゃん、何か気に入らないことでもありやしたかね?」
B美は遠慮がちに言った。
B美「だって、この店には、寿司しかないんでしょう」
職人「そりゃあ、寿司屋ですからねぇ」
B美「お店に入る前に、お母さんに言われたもの。玉子焼は絶対に食べなさいって。けれど、同じものを続けて注文しちゃダメだって」
母「それとこれと、どういう関係があるの。せっかくの玉子焼まで、変な食べ方して……」
B美「だってお母さん、最初に濃い味はダメって言ったじゃない。だから、お茶で薄めて食べたのに」
職人「じゃあ、エダマメを食べなかったのは……」
B美「食べ物は、お寿司しかないって言ったわ。これは豆で、お寿司じゃないもの」
職人「するってぇと、お嬢ちゃん……寿司が玉子焼しかないと思ってないかい?」
B美「え……だって、お寿司って、玉子焼のことじゃないの?」
B美は、職人の脇に置いてあった、まだ切る前の玉子焼の固まりを指さした。
B美「そこに、寿司って書いてあるわ」
職人「ああ、この焼き印のことですかい」
そう、B美は寿司というものを食べるのが初めてで、玉子焼に捺してある「寿司」の焼き印を見て、
玉子焼=寿司だと勘違いしてたのだった。
寿司というものを知らなかった、玉子焼に焼き印があって、それを「寿司」と勘違いした……
なんていう回答ですが、少し無理矢理過ぎな感がいなめないので、思いついたらリトライしてみます。
powdersnow様、回答ありがとうございます。
「お茶で薄めて食べた」等の解釈はOKです。
こちらの想定では枝豆も寿司だったのですが・・・。
小説で答えてみます!初めてなので、いろいろとめちゃくちゃです。
間違ってたらごめんなさいm(__)m
寿司屋から出て、B美の母親は激怒していた。
母「何であんな失礼なことしたの!!」
B美「失礼なこと??」
母「さっき、お寿司屋さんでたくさんしたでしょ!」
B美「記憶にございません。」
母「記憶にない!?だったら一つずつ思い出していってもらうわよ!」
母「まず一つ目!一番最初に、おじさんが枝豆を出してくれたでしょ!何で食べなかったの!?
せっかく作ってくれたのに・・・!あんた枝豆大好きだったじゃないの!」
B美「だってあのおじさん、『寿司屋には寿司以外食べ物はない』って言ったのよ!ってことは、
あの枝豆は寿司じゃないんだから、食べ物じゃないってことでしょ!?そんな得体の知れな
いモノ食べれないわよ!」
母「(そういう理屈か・・・)ま、まぁいいわ・・・。じゃぁ、何であんた、一番最初に玉子焼
きを頼んだのよ!玉子焼きは美味しいけど、味が濃いから最後に頼みなさいって言ったでし
ょ!ていうか何でその玉子焼き、湯飲みにぶち込んだのよ!あれ一番意味わかんなかったん
ですけど!!しかもよく飲んだわね!」
B美「玉子焼きを最後に頼まなきゃいけない理由って、味が濃いからでしょ!つまり、味が薄い玉
子焼きなら最初に頼んでも良いって思ったの!」
母「味が薄い玉子焼き!?あのお寿司屋さんの玉子焼きは味が濃いって言ったでしょ!」
B美「そうよ!だから湯飲みのお茶に入れて、味を薄めたってわけ!そしたら全然美味しくないの。
玉子焼きも美味しくないし、食べ物じゃないものも平気で食べさせようとするし、もう嫌にな
って『もういいです・・・。』って言ったの!言われたとおり、最後にはちゃんとお礼の言葉
も言ったもんね。」
母「そういうことだったの!うん、納得☆ じゃ、帰りましょっか!」
joru_bugu様、ありがとうございます。
「記憶にございません。」とはまた政治家みたいでかわいいですね。
ところで、『寿司屋には寿司以外食べ物はない』なので、
こちらの想定では「枝豆=寿司」なのですが、いまのところ全員が 枝豆≒寿司 派ですね。
あと、なぜ玉子焼で打ち止めにしたかの説明もいちおう欲しいところでした。
B美は母の言いつけ通り行った、このすし屋は嘘つきだと思った。
母の言ったこと
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
母「でも玉子焼は最後よ」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美の行動
お茶で薄めた玉子焼きを先に食べた
=>続けて玉子焼きは注文しなかった
=>玉子焼きを最後に食べた
=>お礼を言った
寿司屋の言動とB美のやり取り
B美「この店は何を出すの?」の質問に対し 職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。 B美「わたし、これ食べません」
=>枝豆は寿司ではない と思った
=>お茶も寿司ではい
B美にとっていきなりのパンチで悲しくなったのか?
お母さん子どもには好きな順に食べさせてやってください。
yamadakouzi様、ありがとうございます!!
ううん、B美にとって枝豆は寿司なんですが・・・。
B美の突然の行動に母はたじろぎながら、
母「び、B美、何やってるの」
B美はまだ涙目だ。
B美「だって、職人さんが…」
まただわ…母は額に手をあて、首をふった。
母「あのね、B美ちゃん。お母さん達にも解るように話してくれる?」
B美はやっと気分が良くなったようだ。
B美「えっと…まず、お店の前でお母さんが、
1:この店では卵焼きを必ず食べなければならない
2:最初は濃い味は駄目で、薄い味のものを食べなければならない
3:同じものを続けて注文してはいけない
と言ったでしょう?だから、2と3に反しないよう、出来るだけ薄味の
ものがないか職人さんに訊ねたの」
そこで一息つき、B美は職人を見た。
B美「すると、職人さんが、
4:寿司屋には寿司という食べ物しかない
こう言ったわ」
職人は慌てて、
職人「ちょ、ちょっと待ってくれ、お嬢ちゃん。おれぁ、そんなこと
言ったかい?」
B美は頷き、
B美「そういった趣旨のことは言ったわ。少なくとも、私はそう捉えたの」
シュシ、という言葉が漢字に変換されるまで、多少時間がかかった。
幼い少女の口からでるにしては難しい言葉だと職人は思った。
B美「3と4により、ここでは寿司という食べ物を一皿だけしか食べられない
ということになる」
この時点で、店内のほとんどの客がB美に注目していた。
B美「さらに、1により、卵焼きしか食べられないことになる。本当は枝豆も
食べたかったんだけど…」
そう言ってB美は、目の前の枝豆を恨めしそうに見た。
B美「そして、2により、卵焼きは味の濃い状態では食べられない。
あ、そういえば、ここの卵焼きは味が濃いっていう条件も必要だわね。
作者が面倒臭がっているので、省略します」
B美「こほん。えと、だから卵焼きをお茶にいれて味を薄めたの。
お礼もちゃんと言ったでしょ?」
言い終わると、他の客から謎のどよめきがあがった。
職人は頭をかきながら、
職人「よくわかんねえけど、すまねえことしたみたいだな。
よし! お嬢ちゃん、今日はおれのおごりだ。好きなだけ食え!」
母「あ、いえ! そんなわけには…」
職人「いやいや、気にしないでください。この子が気に入ったんです。
ほら、お嬢ちゃん、今日は無礼講だ。ルールなんか気にせず食いな!」
B美「ほんと!?」
B美の笑顔を見ながら、母は溜息をついた。
こうですか? わかりません!
anonimas様、2ちゃんねらーっぽい方ですね!
さて、はじめての 枝豆=寿司 派で、もちろん正解です!!
「卵焼きは味が濃い」という条件は、母親が「甘くて濃厚」と言っているからです。
なんか職人、気風のいい人ですね!!
母「ごめんなさい、娘がこんな失礼なことしてしまって」
母、急いでB美を連れ出し店を出る。
母「B美、なぜ突然あんなことしたの!」
B美「だってお母さん、同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うことって言ったでしょ」
母「ええ」
B美「で、お寿司屋さんに聞いたら寿司屋の食べ物は寿司しかありませんやっていう答えが返ってきた。
その後に出てきたのは枝豆。でも、寿司屋の食べ物は寿司しかないってことはこの枝豆はお寿司でしょ。そして、同じものを続けて注文しちゃだめだからそれを食べずに私は卵焼きを注文したの。この時点でもお寿司の範疇のものを続けて頼んでいるから少しルール違反な気がするし、そのまま食べてはいけないと思ったから卵焼きをお寿司ではない形にしてから食べて御礼を言ったの。私何か悪いことした?」
sylphid666様、これは「寿司=玉子焼」はOKです。
たた食べていないので、B美的には注文はキャンセルです。
ですので玉子焼が初注文になりOKです。
あと、なぜ玉子焼で最後にしたのかと、なぜ枝豆だけを食べるということはしなかったのか、
についてもいちおう説明が欲しかったところでした。
店を出てから母は聞いた。
母「何であんなことしたの?」
B美は答えた。
B美「私は店の前でお母さんが言ったとおりのことをしただけよ。
最初はいろんなものを食べようと思って『この店は何を出すの?』って聞いたの。
そしたら『寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや』って言われたの。
つまりこの店には「寿司」しかないのよ。
ということは枝豆が最初に出てきたけど、これも「寿司」になるのよね。
食べたかったけど『同じものを続けて注文してもダメ』と『玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね』って言ったでしょ?
玉子焼も「寿司」なんだし、枝豆を食べちゃったら同じ「寿司」を続けて注文することになるから玉子焼は注文できない。
つまりこの店では一品しか食べられないのよ。
だから枝豆は『食べません』って言ったの。
その後は言われたとおり玉子焼を食べようと思ったんだけど、『最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まり』って言ったでしょ?
だから苦肉の策だけどお茶と混ぜて食べたのよ。
まずかったけど『食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと』って言われたからちゃんとお礼は言ったわ。
次はできればいろんな種類の食べ物があるところでお願い。」
母はあきれて、次にB美と食べに行くときは余計なことは絶対言わないようにしようと誓った。
-----
小説回答に挑戦してみましたが、なかなか難しいですね。
あと『オフクロはあわてた』って言葉からすると「俺」も同伴していたのかな。
おお、kanihon様、これは全条件を使い切った完璧な回答でした。
また兄の「俺」が同伴していたというのを見切ったのもおみごと!!
こちらの回答は兄視点です。よろしくー!! いまのところいるかの最有力候補です!!
寿司屋の前で。
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
B美「うん!」
母「でも玉子焼は最後よ」
B美「どうして?」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
B美「ふうん」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美「はーい」
B美(これがお寿司屋さんのマナーという物なのね・・・ちょっと整理しておこう。
1. 玉子焼は絶対食べる
2. 最初に濃い味の物を食べてはいけない
3. 同じものを続けて注文してはいけない
4. 食べ終わったらお礼を言う
うん、大丈夫。ちゃんとマナーを守って食べよう)
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
B美(えっ!?全部お寿司なの?それなのに同じ物を注文しちゃダメってことは・・・1個しか食べられないじゃない!お寿司屋さんのマナーって食べる量まで制限されてたのね・・・)
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。
B美「わたし、これ食べません」
B美(枝豆に見えるけどこれもお寿司・・・これ食べちゃうと玉子焼という名前のお寿司が食べられないもの)
オフクロはあわてた。
母「あれ、枝豆好きだったじゃない」
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
B美(なんでこの人は注文聞くのかしら?よく考えれば選択肢なんて無いじゃない。
玉子焼という名前のお寿司は絶対食べないとだし、かといって先に他の物を頼んだら注文が被ってしまうもの)
B美「玉子焼」
母「玉子焼は最後にしなさいってさっき」
職人「いいじゃないですか・・・ほらよっ! 玉子焼一丁!」
B美(わぁ美味しそう。・・・あ、でもお母さん、この玉子焼は甘くて濃厚って言ってた・・・それに最初は濃い味がダメ・・・この玉子焼を薄味にできそうな物は・・・)
B美は玉子焼を箸でぐしゃぐしゃに潰し、
湯飲みのお茶に入れてかき混ぜ、顔をしかめて飲み、涙目で言った。
B美(お、美味しくない・・・でも、食べ終わったらお礼を言わないと・・・)
B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」
B美(お寿司屋さんのマナーって厳しいのね・・・私には合わないや・・・)
I穂の場合
突き出しは枝豆だった。I穂は美味しそうに枝豆を食べ始めた。
I穂(枝豆に見えるけどこれもお寿司・・・でもこれは注文したわけじゃないから大丈夫)
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
I穂「それじゃコハダをお願いします。」
職人「あいよっ! コハダ一丁!」
職人「お!良い食べっぷりだねぇ。次は何にするかい?」
I穂「そうですね。その前にちょっと右手を上げていただけますか?」
職人「???こ、こうで良いのかい?」
I穂「えぇ。大丈夫です。それじゃ次はトロをお願いします」
職人「あいよっ。(手を上げたのは何だったんだろう?)」
I穂(「手を上げてもらう」という注文を挟めば大丈夫。と)
こうしてI穂は職人さんを困惑させつつもお寿司を堪能し、玉子焼で締め括ったのでした。
I穂「ごちそうさまです。ありがとうございました。(ニッコリ)」
I穂(お寿司屋さんのマナーってちょっと面倒なのね。でも職人さんと色々お話もできたし、理にかなってはいるのかも)
sheile様、すっげぇぇぇぇーーーー!!
すみませんkanihon様、いるかの最有力候補はいまのところsheile様です。
B美版はこちらの想定通り、しかもI穂版はこちらの想定を見事に上回っていました。やるなあ!!
>職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
→枝豆も寿司、玉子焼きも寿司ということになる
>母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
>母「同じものを続けて注文してもダメ。」
→玉子焼きを食べるためには他のものは食べられない
>母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
→濃厚な玉子焼きを最初に食べるわけにいかないので、お茶に入れて薄くした
これだけしかわかりません~(*_*;
dorothytom様、いや、これで必要にして十分です。
おめでとうございます!!
1) 枝豆を食べない
以下の発言から、この店は寿司以外の食べ物は食べ物ではない。
よって、食べることはできないと判断したため。
"職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」"
2) 玉子焼きを注文する
以下の発言より、好きなものを注文してよいという"許し"が
得られたため。自分の好きなもの(今回、注目の玉子焼き)
を頼んだ。
"職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」"
3) 玉子焼きの食べかた
味の薄いものから食べなさいといわれていたため、味の濃い
玉子焼きを薄めるために、お茶に浸して食べた。
玉子焼きは最後に食べなさいといわれているため、これが
実質、最後の注文となり以下の発言となった。
"B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」"
OTTii様、はい、これでOKです。
2) 玉子焼きを注文する
は、好きだったからというのもありますが、
母親から「絶対食べろ」と言われていたせいもあるのですが、
全体としてはほとんど合ってます。おめでとうございます!!
母「コラ、B美。なんでそんな食べ方するの」
B美「お母さんの言うこと守っただけよ(泣)。この玉子焼きのお寿司を絶対食べなさいってお母さんが言うから・・」
母「普通に玉子焼き食べればいいじゃないの。」
B美「だってお母さん『最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まり』って言ったじゃない。でも玉子焼きのお寿司は味が濃いっていうから、お茶で薄くしようとおもったのよ」
母「やだもうB美ったら(笑)それなら他の薄味のものを最初に頼んだらいいじゃないの」
B美「でも、お母さんは『同じものを続けて注文してもダメ』とも言ったわ」
母「そう言ったわね。でも玉子焼き以外に枝豆も他のメニューもあるわよ。それと、さっきから『玉子焼きのお寿司』って言ってるけど玉子焼きは玉子焼きでいいのよ。お寿司じゃないわ。」
B美「だって『寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや』って職人さんが言ったもの。この店では玉子焼きもお寿司なのよ。枝豆だってお寿司だわ。同じものを続けて注文しちゃいけないならお寿司しかないこのお店では一品しか食べられないということよ。それで、最初で最後のお母さんが食べろと言った玉子焼きのお寿司を薄くして食べてちゃんとお礼も言ったのよ。言うこと聞いたのに怒らなくてもいいじゃない・・」
とB美はションボリし、母は困惑しながら大笑いしたのでした。
[END]
初アンサーです。こんな答えを書きながら、突き出しの枝豆は「注文」じゃないから食べてもいいんじゃないのかなぁ~。などと疑問をのこしつつ答えてみたのでした。
それだったら枝豆食べた後、玉子焼きをそのままおいしく頂いて「ありがとうございます」でシメ になりますよね。う~ん。
pink23様、ううむ、突き出しが注文かどうかはたしかに言われてみれば微妙ですよね。
ただ、料金にはしっかり加算されますし、断ろうと思えば断れますので、
こちらは、まあ注文として書いてしまいました。
ですがB美はそう認識してなかったというのはありそうですね。
寿司屋の前で。
母「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」
B美「うん!」
母「でも玉子焼は最後よ」
B美「どうして?」
母「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」
B美「ふうん」
母「同じものを続けて注文してもダメ。食べ終わったら職人さんにお礼を言うこと」
B美「はーい」
(しなければいけないこととして玉子焼きを食べること。玉子焼きは濃厚な味付け。最初は濃い味はダメはじめは薄い味。食べ終わったらお礼。把握したわ。)
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
(すし屋の食べ物はすししかない把握したわ。)
突き出しは枝豆だった。ところがB美は言った。
B美「わたし、これ食べません」
(これはすしではない。よってすし屋の食べ物ではない。こんなわけのわからないもの食べません。)
オフクロはあわてた。
母「あれ、枝豆好きだったじゃない」
職人「じゃあお嬢ちゃん、何でも好きなもの注文してくださいな」
B美「玉子焼」
母「玉子焼は最後にしなさいってさっき」
職人「いいじゃないですか・・・ほらよっ! 玉子焼一丁!」
B美は玉子焼を箸でぐしゃぐしゃに潰し、
湯飲みのお茶に入れてかき混ぜ、顔をしかめて飲み、涙目で言った。
B美「もういいです・・・ありがとうございました・・・」
(おすしには醤油をつけるけれど、そうしたら絶対に玉子焼きより味が濃くなっちゃうわ。ならば玉子焼きがベストの選択!でも薄いものも食べないと。ひとつじゃなくてたくさんに分けてお茶に使ってない順から食べれば濃くなってくわ。私って天才ね。)
(これをさいごにしなくちゃいけないからもういいです。ありがとうございました。でもまずいわーーーー><)
FC6様、おおむね正解です。ありがとうございます!!
「枝豆は寿司ではない」というところだけ、ちょっと残念でした。
もっとB美は素直なのでした。
お母さんに日ごろから恨みがあったから。
これは怨恨の線ですね。典型的なパターンです。
idetky様、おお、ありがとうございます!!
今回いちばんユニークな回答です!!
(というか、理屈パズルのルール説明をしなくてすみません)
自宅で食べる枝豆は塩分控えめだった。その為、B美は店の枝豆もそのような味だと想定した。
最後に食べるものが濃厚な味の玉子焼。かつ、玉子焼の前に食べるものの味がそれより薄くなくてはいけない。
寿司にしょう油をタップリ漬けて食べるのが好きなB美は、枝豆の後に続くものに寿司を諦め、枝豆より確実に味が濃いとおもわれる玉子焼をお茶で薄めて食べざるをえなかった。
mionosuke様、ありがとうございます。
これは問題文にない仮定をいくつか利用している分、やや正解からは離れてしまいました。
「玉子焼も寿司ではない」派がいることについては、こちらも出題のときに考えておくべきでした。
すみません・・・。
母「あんた何やってんの!?」
B美「もう食べないもん。」
母「そうじゃなくて、何でお茶に玉子焼き混ぜてんのよ!」
B美「だってお母さん言ったじゃない。最初は薄い味からって。だからお茶で薄めたの。」
そして、B美はつづける。
B美「でもすごくまずかった…。だから終わりにしたのよ。」
母と職人は唖然としている。
母「じゃぁ、なんで枝豆食べなかったのよ?好きなんでしょ?」
B美「職人さん言ったじゃない。ここでは寿司しか出ないって。枝豆の寿司なんて聞いたこと無い。だからやめたの。」
職人「一本とられたねぇ!はい玉子焼き!枝豆もサービスだ!」
母「ど、どうもすみません・・・。ほらお礼を言いなさい!そしてちゃんと謝るのよ!」
naporicross様、ありがとうございます。うう、やはり枝豆≒寿司 派でしたか・・・。
あとB美は、まずかったから終わりにしたのではなく、玉子焼で最後だし、連続注文がダメだったからなのでした。
おいしい玉子焼を自分でまずくしたことくらいはB美も理解していましたので、
もし許されるならほかのものも食べてみたかったのでした。
寿司屋でB美は尋ねた。
B美「この店は何を出すの?」
職人は笑った。
職人「はは、寿司屋の食べ物は寿司しかありませんや」
このやりとりによって、B美はお寿司屋さんで出される突き出しも玉子焼も寿司であると勘違いする。
事前に母から「この店は玉子焼が甘くて濃厚でおいしいの。絶対食べなさいね」「同じものを続けて注文してもダメ」と聞かされているので頼めるものは玉子焼一品だけ。
「最初は濃い味はダメで、薄い味のものを食べる決まりなの」との教えを守り、濃厚な玉子焼をお茶に入れて薄めようとした。
食べ終わったら職人さんにしっかりお礼。
B美ちゃん健気ですね…。
gavan2様、短い答えですが完全です!! ありがとうございます!!
まああれですよね。
・濃厚だから玉子焼きは最後に食べなくてはいけなくて、
・でも寿司屋が出す食べ物はスシしかなくて、
・だから枝豆出されたら食べるわけにはいかなくて、
・どう見ても寿司でない枝豆を寿司として出す寿司屋など信用できなくて、
・でも玉子焼は必ず頼まなければいけない(かつ母が食べたことがあるからたぶん大丈夫)だからたのんで、
・それをお茶の中に入れてグチャグチャにして「飲み物として」摂取した、
という話ですよね。
さてそれはさておき。
この話の敗因は、母親が寿司屋が言った
「寿司屋の食べ物は寿司しかありません」に対してきちんとフォローしなかったことにあります。
この寿司屋が回る寿司屋の場合、パフェやらベーコンやらハンバーグまで回ってくるわけですし、
電気代をケチって回す努力を放棄している回らない寿司屋であっても、客の求めに応じてどう考えても寿司ではないお造りやガリを提供しているわけですから、
仮に職人が「寿司屋の食べ物は寿司しかありません」と言ってきたなら、
「そう、だからあのパフェもベーコンもハンバーグも寿司なのよ」もしくは、
「正確には寿司屋さんの出すものじゃなくて、寿司屋さんの握るものだけどね」
とフォローしてあげなければいけなかったわけです。
そして、そのフォローに反して寿司屋さんがなにか衛生的にまずい別のものを握っていたら、やはりそこは状況に応じて、食べなければいけない玉子焼もあきらめて席を立つ判断も必要になるのではないかと思います。
まあ、そんなレアケースには興味がない、というか、結構な割合で寿司屋さんは玉子焼を外注というか玉子焼屋さんから買ってくるものなので、その店の一番人気が玉子焼という時点で、店の判断をお母さんが間違えていないか、そちらのほうが気になります。
shidho様、回答ありがとうございます。
「寿司は飲み物」説はなかなか新しいと思いました。
あと、どうフォローすればいいかについてまで考えてくれたのは、ちょっとうれしかったです。
回答編ではフォローもしています。ではでは。
sheile様、すっげぇぇぇぇーーーー!!
すみませんkanihon様、いるかの最有力候補はいまのところsheile様です。
B美版はこちらの想定通り、しかもI穂版はこちらの想定を見事に上回っていました。やるなあ!!