有名な例では、オブジェクト指向と生物学・細胞学の例がある他、
近年の遺伝的アルゴリズムもその名の通り遺伝学からヒントを得ています。
その他の例、またはあなたが思いついたもので、
ソフトウェア・プログラミングで、他の学問・思想からインスピレーションを得た例はありますか?
電磁気学、力学、栄養学、社会学、文化人類学などから、印象派、マルクス主義、構造主義といったものまでOKです。
具体的な活用方法を添えて教えてください。
デザインパターン:
クリストファー・アレグザンダーが考案した建築設計技法で、建築の設計における典型的な断片を蓄積しその組み合わせで新たな設計を行うと手法。
上記に影響を受け、エーリヒ・ガンマ、リチャード・ヘルム、ラルフ・ジョンソン、ジョン・ブリシディースらがオブジェクト指向ソフトウェア開発におけるデザインパターンを考案した。
もしかしたら、お望みの情報とは異なる種類の情報かもしれません。
「リレーショナルデータベース」の「リレーショナル」は、1960年代当時の米国ののニクソン大統領が米中国交樹立を成し遂げ、それが米国国民の最も高い関心事であったことから使われたとされています。あくまでも名称の由来だけですが。
http://www.dbsj.org/Japanese/DBSJLetters/vol2/no1/papers/sp_masu...
ありがとうございます!
どちらかというとユーモアっぽいですが、
もしかしたらそういう部分からインスピレーションを得ていたのかも知れませんね。
ローカルマルチプルアラインメント local-multiple-alignment
共通の祖先を持つ遺伝子の集合には、共通の塩基配列を持つものがあり、
※共通といっても、完全に同一ではない
※共通の塩基配列がどのようなものであるかは不明
※共通の塩基配列がどこに存在するか、または、存在しないのかも不明
類似した部分配列から、系統樹の構成など、分析を行う。
これを自然言語処理に導入したというわたくしの考えです。
人間が自由に記述する文章中には
完全には同じではないがほとんど同じで、
そもそも、どのような表現が存在しているかは不明で、
どことどこがそのように対応しているかは事前には不明、
な表現が極めて多く、「自然に」存在します。
しかし、どちらかといえばこの考え自体が先にあり、
バイオインフォマティクスで同様のことが行われていて、
手法自体に名前が付けられたという方が正しいです。
遺伝子と自然言語に同じ傾向が見られるのは興味深いですね。
同じ傾向というよりは同じ処理の仕方、といった方が適切かも知れませんが。
また他の分野にも応用出来そうな感じもします。
ありがとうございました。
あー、やっぱりデザパタは建築の影響なんですね。
成り立ちまで調べたことはなかったです。参考になりました!
こんな感じでどんどんお願いできればと思います。