アメリカによって広島、長崎に投下された原子爆弾の、人間に与えた被害、影響については、膨大な研究、調査が行われているようですが、
翻って、同時に被爆した動物、植物の被害は少しは調べれているのでしょうか。
例えば「蝿」は被爆後、非常に早い時間で被爆死体に群がって、
早い時間で「蛆」の発生が記録されていますが、こうした昆虫類での放射能の被爆状況、さらには人間でいえば被爆2世、3世といった次世代への放射能の影響といったものについては、当然、研究はされているのではと思うのですが、
その辺りについてその後見つかった研究や手掛かりなどを教えてください。
動物や昆虫に関しては、実験室内で放射能の与える影響はある程度の研究成果が得られていますので、原爆に限って、積極的に研究されることは無いと思います。
(人のデータは実験室で取れないので、米軍は原爆の際にデータを取ったのです。)
また、昆虫や動物など移動してしまうものについては、何年も経ってから影響を調べるというのは、拡散や他からの移入さらに交雑のことを考えると、調査しても、その結果の解析は非常に難しく放射線の影響と結論付けられるかどうかわからないので、ほとんどやられないと思います。
その点、移動せず、生存期間も長い植物でしたら研究されている可能性があると思います。
ということで、植物に限って調べたら、1件見つかりました。
エノキの内部構造に見られる被爆の影響
ありがとうございます。まもなく、70年[あるいは75年]は草木も生えない、
といわれた広島、いよいよその実態が出てくる正念場が近付くわけで
微生物を含む動植物への影響はどうだろうかと心配するところです。