賢者の方々へ質問です。あなたが読んだ「さとりのしょ」を教えてください。

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  • 終了:2008/09/14 12:34:46
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ベストアンサー

id:jo_30 No.9

回答回数656ベストアンサー獲得回数53

ポイント85pt

(1)

攻撃―悪の自然誌

攻撃―悪の自然誌

  • 作者: コンラート・ローレンツ
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • メディア: 単行本

1冊目は動物行動学でノーベル賞を受賞したローレンツの著作。よく中高生向けに紹介される「ソロモンの指輪」は有名ですが、本書は更に大人向けを意識して書かれた随筆集。愛とは何か、友情の起源とは、攻撃衝動は私たちをどこへ導くのか、ただひたすら動物について語る彼の言葉が、あかたも歴史に残る哲学者や思想家、聖人の言葉に聞こえてきます。大学時代、色々と人間関係に悩んでいた時にこの本が一つの啓示をもたらしてくれました。


(2)

ウイトゲンシュタイン全集 8

ウイトゲンシュタイン全集 8

  • 作者: ウィトゲンシュタイン
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • メディア:

2冊目は20世紀最大の知性の人、ヴィトゲンシュタインの著作。この巻に納められているのは「哲学探究」という本で、そこには彼が生涯の最後に全力を傾けて「ことば」の性質を解明しようとしたその苦闘の記録があります。内容は断片的で難解だが、現代の言語論に多様な影響をあたえたアイデアの数々が宝石箱のようにつまった書物。大学を出て一時鬱っぽい状態になっていたとき、それにも関わらず心の底まで沁みた数少ない本の一冊です。



(3)

Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)

Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)

  • 作者: 三原 順
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: 文庫

意外と多作な漫画界の鬼才、故三原順ですが、代表作をあげろと言われれば迷わずこの作品です。スケール、テーマ、そして完成度において他の追随を許しません。リアルタイムで読めたことを心から幸福に思っているシリーズです。

id:heilig_zwei

賢者っぽいですねー

ヴィトゲンシュタインはちょっと重いかもしれませんが、あとはほぼ僕の期待してた答えです。

まさに今うつなので、あえてチャレンジしてみます。ありがとうございます。

2008/09/13 00:41:47

その他の回答10件)

id:nake No.1

回答回数87ベストアンサー獲得回数0

id:heilig_zwei

ありがとうございます。

これ以降回答いただける賢者の方は、コメント欄に目を通していただければ幸いです。

2008/09/12 12:30:43
id:rsc96074 No.2

回答回数4503ベストアンサー獲得回数437

ポイント10pt

 賢者ではありませんが、悟りを開いた人が書いた面白い本なら知っています。以下にその本の一部を抜粋しましたので、興味を持ったら、是非読んでみて下さい。

 我々の生命は有限であるが、知の働きには限りがない。有限の身で無限のことを追い求めるのは危ういことだ。この道理を承知していながら、しかも知から離れることができない者は、身の破滅があるだけだ。善いことにつとめれば、名誉に近づくであろうし、悪いことにつとめれば、刑罰に近づくであろう。名誉も刑罰もわが身を滅ぼすもとである。だから、善悪にとらわれない、中(チュウ)の立場にしたがって、それを一定の拠りどころとしていくなら、我が身を安全に守ることができ、我が生涯を無事に過ごすことができ、我が肉体を養うことができ、我が一生をじゅうぶん長生きできるであろう。『荘子・養生主篇』

http://www.amazon.co.jp/%E8%8D%98%E5%AD%90-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3...

id:heilig_zwei

ありがとうございます。

荘子の思想には僕も影響を受けました。

2008/09/12 12:25:27
id:sidewalk01 No.3

回答回数162ベストアンサー獲得回数1

id:heilig_zwei

ありがとうございます。

2008/09/12 12:21:14
id:hijirinotsuki No.4

回答回数215ベストアンサー獲得回数10

ポイント10pt

ア・カップ・オブ・ティー

オショー・ラジニーシ初期書簡集

http://www.osho-japan.com/shops/japanese_book.html

アメリカではカルト宗教とされ迫害を受けた集団ですが、この教祖の考え方には影響を受けた。

id:heilig_zwei

こういう怪しいのは好きです。読んでみます。

2008/09/12 16:13:15
id:igaguri No.5

回答回数111ベストアンサー獲得回数0

ポイント5pt

火の鳥

手塚治虫

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200403-07/

id:heilig_zwei

納得です。

以降、理由についても1~2行で構わないのでコメントしていただけると助かります。

2008/09/12 16:44:53
id:webees No.6

回答回数89ベストアンサー獲得回数9

ポイント10pt

十牛図

正確には書物ではありませんが、悟りって開いた後が大切だというのが分かります。ちなみに「分かる」の後にもステップがあります。

http://www.kodaiji.com/entoku-in/tencows/cowflam.html



カート・ヴォネガットでは、スラップスティックが好きです。クジで自分が所属する家族を決めて「もう孤独じゃない!」というの、結構今でも需要があるんじゃないだろか。

id:heilig_zwei

ありがとうございます。

スラップスティックまだ読んでないです。読みたいです。

2008/09/12 20:35:02
id:peach-i No.7

回答回数4652ベストアンサー獲得回数93

ポイント5pt

生きることば あなたへ

生きることば あなたへ

  • 作者: 瀬戸内 寂聴
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • メディア: 単行本

id:heilig_zwei

ありがとうございます。


ここまでの回答では、まだ質問の意図を読み取れた「賢者」はいらっしゃらないようですが、もう暫く空けておきます。賢者が現れなかった場合、均等配分して終了いたします。

コメント欄に例示した書籍から、質問の意図を察していただければ幸いです。

2008/09/12 20:57:02
id:m72 No.8

回答回数506ベストアンサー獲得回数26

id:heilig_zwei

ネタですね。ありがとうございます。はあはあ。

2008/09/12 21:02:48
id:jo_30 No.9

回答回数656ベストアンサー獲得回数53ここでベストアンサー

ポイント85pt

(1)

攻撃―悪の自然誌

攻撃―悪の自然誌

  • 作者: コンラート・ローレンツ
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • メディア: 単行本

1冊目は動物行動学でノーベル賞を受賞したローレンツの著作。よく中高生向けに紹介される「ソロモンの指輪」は有名ですが、本書は更に大人向けを意識して書かれた随筆集。愛とは何か、友情の起源とは、攻撃衝動は私たちをどこへ導くのか、ただひたすら動物について語る彼の言葉が、あかたも歴史に残る哲学者や思想家、聖人の言葉に聞こえてきます。大学時代、色々と人間関係に悩んでいた時にこの本が一つの啓示をもたらしてくれました。


(2)

ウイトゲンシュタイン全集 8

ウイトゲンシュタイン全集 8

  • 作者: ウィトゲンシュタイン
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • メディア:

2冊目は20世紀最大の知性の人、ヴィトゲンシュタインの著作。この巻に納められているのは「哲学探究」という本で、そこには彼が生涯の最後に全力を傾けて「ことば」の性質を解明しようとしたその苦闘の記録があります。内容は断片的で難解だが、現代の言語論に多様な影響をあたえたアイデアの数々が宝石箱のようにつまった書物。大学を出て一時鬱っぽい状態になっていたとき、それにも関わらず心の底まで沁みた数少ない本の一冊です。



(3)

Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)

Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)

  • 作者: 三原 順
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: 文庫

意外と多作な漫画界の鬼才、故三原順ですが、代表作をあげろと言われれば迷わずこの作品です。スケール、テーマ、そして完成度において他の追随を許しません。リアルタイムで読めたことを心から幸福に思っているシリーズです。

id:heilig_zwei

賢者っぽいですねー

ヴィトゲンシュタインはちょっと重いかもしれませんが、あとはほぼ僕の期待してた答えです。

まさに今うつなので、あえてチャレンジしてみます。ありがとうございます。

2008/09/13 00:41:47
id:BLOG15 No.10

回答回数20ベストアンサー獲得回数5

ポイント60pt

下に挙げられている3冊と他の回答者へのコメントから、

「さとりのしょ」というのを私は以下の引用文のように解釈したのですがどうでしょうか。


読書と社会科学 (岩波新書 黄版 288)

読書と社会科学 (岩波新書 黄版 288)

  • 作者: 内田 義彦
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 新書

p12

新しい情報を得るという意味では役立たないかもしれないが、

情報を見る眼の構造を変え、情報の受け取り方、何がそもそも有益な情報か、

有益なるものの考え方、求め方を(生き方も含めて)変える。変えるといって悪ければ新しくする。

新奇な情報は得られなくとも、古くから知っていたはずのことがにわかに新鮮な風景として身を囲み、

せまってくる、というような「読み」があるわけです。


この引用文は正確には「本の読み方」について述べているのであって、

本そのものについて書いているのではないのですが、

こういった「読み方」ができる本を求めているという解釈をしました。

違っていたらすみません。


とりあえず私は「さとりのしょ」を引用文のように解釈しましたので、

それに合うような3冊を挙げてみたいと思います。





自由からの逃走 新版

自由からの逃走 新版

  • 作者: エーリッヒ・フロム 日高 六郎
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 単行本

私たちは普段、「自由」というものを文句なく素晴らしいものであると考えがちだと思います。

しかし、フロムは自我が十分に発達していない者にとっては、自由をうまく取り扱うのは難しく、

孤独な自由を放棄して、隷属的な服従を選ぶと説いています。

現代に生きる私たちにも様々な示唆を与えてくれる書物だと思います。





あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

  • 作者: 山田 ズーニー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • メディア: 文庫

タイトルからおわかりかと思いますが、これはコミュニケーション論について書かれた本で、

どうやって自分の思いや考えを相手に伝えるかを述べています。

自分の思いや考えが相手にうまく伝わらないことってよくありますよね。

自分の話を相手にきちんと聞いてもらう(受け入れてもらう)には、

相手との信頼の絆がなくてはだめ、その絆を作るためにはまず自分のメディア力を上げる必要がある、とズーニーさんは言います。

人と通じ合うために必要な視点をいくつも得ることができるようになるかと思います。





春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

  • 作者: 岡 潔
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • メディア: 文庫

最後は大数学者岡潔による人間論、学問論です。

一風かわったことが書かれていることが多いのですが、色々示唆に富んでいます。

普通学問とは頭でするものだと考えられていますが、岡潔によれば、本当は情緒が中心になっているとのことです。

他にも、数学と物理の違いや、数学と芸術の関係、情緒と教育の関連、東洋的発想と西洋的発想との違いなど、

本当に一流数学者による洞察が深くておもしろいです。

id:heilig_zwei

ありがとうございます。ちょっと深読みすぎるかもしれません。

が、非常に興味深い書籍の紹介ありがとうございます。

ズーニーさんは今僕が抱えてる課題の答えに近い気がするので早速読んでみます。

2008/09/13 14:34:59
id:masanobuyo No.11

回答回数4617ベストアンサー獲得回数78

ポイント10pt

人生を幸せへと導く13の習慣です。

著者: ベンジャミン・フランクリン /ハイブロー武蔵

出版社: 総合法令出版

サイズ: 単行本

ページ数: 86p

発行年月: 2003年10月

この著者の新着メールを登録する

ISBN:9784893468185

本体価格 1,200円 (税込 1,260 円)


http://item.rakuten.co.jp/book/1602939/

当方はもちろん賢者ではありません。

id:heilig_zwei

ありがとうございます。ドル札の人ですよね。

実は・・・自己啓発系は苦手だったりします。

知り合いのダメ経営者がやたら勧めてくるので変な偏見があるのかもしれませんが。

がんばって読んでみます。

2008/09/13 21:43:06
  • id:heilig_zwei
    ちなみに僕の例を挙げておきますと、

    鷲田小彌太 「POPな哲学―哲学を身近な話題でダイジェスト」
    http://shimashima-books.ocnk.net/product/5506

    カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」
    http://www.bk1.jp/product/00237601

    アルバート=ラズロ・バラバシ「新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く」
    http://www.bk1.jp/product/02263353

    の3冊です。
  • id:heilig_zwei
    質問文を修正するために一度質問をキャンセルしてしまいました。ウォッチリスト登録していただいた方、申し訳ございませんでした。
  • id:heilig_zwei
    「読んだら悟りが開けそうな本」
    というのは質問の意図とちょっと違います。
  • id:heilig_zwei
    もしかして、ヲタの巣窟はてなにおいて、DQ3やったことある率は意外と低い?
  • id:heilig_zwei
    どうやら類似質問が出てしまったようなので、今日の深夜までに切り上げます。
  • id:adlib
     
     愚者の本棚 ~ 本を書くひと訳す人、それを読んで語る人 ~
     
     むかしの本を買ってきても、あまり利口だと見られない。
     いまどき本を読んでいても、さほど有能だと思われない。
     これから本を書いてみても、とくに賢者だと呼ばれない。
     
    Ⅰ(起春)物質について
     
     オストワルト/都築 洋次郎・訳《化学の学校 1956-197707‥ 岩波文庫》
     クライフ/秋元 寿恵夫・訳《微生物の狩人 19801216-19890415 岩波文庫》
     トールワルド/塩月 正雄・訳《外科の夜明け 19711215 講談社文庫》
     
    Ⅱ(承夏)生命について
     
     デフォー/平井 正穂・訳《ロビンソン・クルーソー 19671016-19911005 岩波文庫》
     コロン/林屋 永吉・訳《コロンブス航海誌 19770916 岩波文庫》
     リード/永井 淳・訳《生存者 19820325 新潮文庫》
     
    Ⅲ(転秋)時間について
     
     新改訳《旧約聖書 19850901 日本聖書刊行会》
     アウグスティヌス/服部 英次郎・訳《告白(下)19761216 岩波文庫》
     井筒 俊彦・解説《コーラン(下)19870420 岩波文庫》
     
    Ⅳ(結冬)人間について
     
     小倉 芳彦・訳《春秋左氏伝(上中下)19890516-19890810 岩波文庫》
     司馬遷/小川 環樹・共訳《史記列伝(全五冊)19751016 岩波文庫》
     金谷 治・訳《韓非子(全四冊)19940916-20060915 岩波文庫》
     
    http://q.hatena.ne.jp/1179472586#a718623
     わたしの読書歴 ~ 文学よ、さらば ~
    http://q.hatena.ne.jp/1161096750#a622049
     
  • id:heilig_zwei
    深いですねー。
    「微生物の狩人」という響きがすごく気になったので調べてみます。
  • id:heilig_zwei
    賢者の皆様、回答ありがとうございました。

    質問の意図に最も近いと思われるjo_30さんにいるか賞と85pt、
    他の方はコメントの量や質を勘案してポイントを配分いたしました。

    ちなみに、「さとりのしょ」とは

    1. 比較的短時間で手軽に読めて
    2. 世界および人生の根幹に関わるようなブレイクスルーが得られ
    3. それを読むことが自身の人生の分岐点になった

    以上の条件を満たす書籍の比喩として用いました。詳しい解説については
    僕の例示した3冊の解説と共にトラックバック先の日記に記します。

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