http://www.geocities.jp/semsweb/Uyeda_VAN2008.html
で、地震発生を臨界現象とみなして、直前予知に役立てるギリシャの試みを紹介しておられます。
この記事で紹介されているVarotsosらの論文
http://arxiv.org/pdf/0802.3329v4
の最初のページの式(2)の導出法を知りたいと思っています。
この式(2)は、引き続く地震で解放されるエネルギーを「自然時間」で解析した場合の長周期成分の特徴を表す式、のようです。もしご存じでしたら教えて下さい。
たぶん、引用文献[21]の Practica of Athens Academy 76, 294 (2001) に詳しい説明があると思うのですが、手に入りません。
引用文献[19]の Phys. Rev. E 66, 011902 (2002) に言葉による説明が少しあります。しかし、さらに孫文献の知識が前提になっています。それで、こちらで質問させていただきました。
VANを研究しているSEMS研究会
http://www.geocities.jp/semsweb/
あたりに直接聞かれた方か、よろしいのでは。因みに最近以下の発表があったようです。
東大・地震研
地震研究所共同利用研究集会 地震活動の物理・統計モデルと発生予測
平成20年7月17日14:40-15:00
新しい時系列解析法"Natural time"の地震活動解析への応用
○冨澤祐樹(東京学芸大),鴨川 仁(東京学芸大),長尾年恭(東海大),上田誠也(東海大)”
最近の研究会の情報をありがとうございます。
> 直接聞かれた方か、よろしいのでは。
はい。そうは思いつつも、ちょっと興味を持った程度でプロの方の手を煩わせては申し訳ないという思いと、もしかして臨界現象に詳しい方なら、導出法の見当がつく式なのではないか、という思いがあって、質問させていただきました。
孫文献をいくつか調べたところ、Kuntz and Sethna, Phys Rev B 62, 11 699 (2000)のAppendixにあるパワースペクトルの導出法と、VarotsosらのPhys Rev E 70, 011106 (2004)のAppendixにある中心極限定理を使った議論の仕方がヒントになるかも知れません。上記の引用文献[19]の説明とあわせて、もう少し考えてみます。
知りたいのは式(2)の導出法なのですが……。ご紹介いただいたリンク先に、その説明はありませんでした。それに、ひとつめのリンクは……。とてもがっかりです。