例えば全く同じ体形・健康状態でも喫煙の有無で【メタボ診断】は変わってくるのですか?
いわゆるメタボは内臓肥満・腹部肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち二つ以上を合併した状況を指しますが、
喫煙は動脈硬化の危険因子であるため、
メタボの症状が進むとただでさえ高脂血症や高血圧であるにもかかわらず、
動脈硬化となると、脳梗塞や心筋梗塞の危険性が増します。
それゆえに、メタボで喫煙者となると、
非喫煙者よりも速やかなメタボ解消が求められる診断が出ます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%9C%E3%83%A...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E8%84%88%E7%A1%AC%E5%8C%9...
まずメタボ検診というと“ウエストサイズ”を主に見られがちですが、いくつかの検査項目があります。
厚生労働省の資料
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/info02_...
ウエストサイズをある範囲で決めたのは、ウエストサイズによりそのウエストでの内脂肪の量との関係が判明したからです。
上記リンクでご覧のとおりウエストサイズ以外の項目がありますが、それらは喫煙と大きく関係しています。
検査項目と下記の喫煙による害の項目と比較してみてください。関連が具体的にわかります。
喫煙とその害については、下記リンクの日本看護協会の資料に詳しいです。
http://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/kango&tabaco_2.pdf
①末梢血管の収縮による血流減少、血圧の上昇、頻脈など、心臓に負担をかけ血管の老化を促進。
循環器系(心疾患・脳疾患など)の病気のリスクを高めます。
②1日20本のたばこを吸った場合、1年間でコップ1杯分(180ml)のタールが体内に蓄積
この行の項目では発がんに触れていますが、ヤニも血液粘度を上げるので血圧に影響してきます。
③血中の赤血球数が増加するため多血症を起こし、血栓を作りやすい。
④ヘモグロビンと結合した一酸化炭素は、血管内皮を障害するとともに、HDLコレステロールを減少させ、動脈硬化を促進する。
以上から、血圧やHDLコレステロール値に喫煙が関係してくるので、メタボ検診の問診票で喫煙習慣があるとメタボ検診での特定指導の対象になりやすくなると思います。
また特定指導対象者が多いと企業の保健組合へのペナルティがあるので、企業もメタボ社員の減少に躍起になると思います。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | idetky | 426回 | 392回 | 20回 | 2008-06-04 13:58:55 |
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