私はオタク精神科医として、「脱オタ」「オタク文化」「非モテ」などを数年来追いかけてきました。これまで得られた知見や視点を同業者や臨床心理の方にも届けるべく書籍一冊にまとめてみましたが、まとめてみたはいいけれども出版について自分が何も知らないことに気づき、今困っています。
いま手元にある原稿/企画書をどこかに持ち込む形をとりたいと思っていますが、私には出版関係の知己やツテがありません。どのような点に気をつけ、どのような出版社の門をノックすれば良いのかもわかりません。例えば、複数の出版社に同時に掛け合っても構わないのか、それがルール違反なのか等も知りません。持ち込みの際の工夫や注意点などについて、アドバイス等を宜しくお願いいたします。出版に至るまでの苦労や工夫についての体験談なども大歓迎です。
※字数制限があるのでhttp://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20080525/p1にもう少し詳しく書きました。宜しければご高覧ください
おわあ、すごいですね!
考察を本になるほど書き上げるというのは、なかなかできないことだと思います。
もちこみなのですが、多少ルールを知っているので、書いておきますね。
1、自分が持ち込みたい出版社に電話をかけます。
知識がないということですが、とりあえず知っているところで大丈夫だと思います。
それで、「手短に」こういう本の持込をしたいということを伝えます。
そうすると、だいたいアポイントの日時をとれるはずです。
駄目だった場合は、次の出版社にかけましょう。でもアポは常識のある対応をすれば、意外と簡単に取れますよ!
2、アポイントの際に、どういった本なのか、誰をターゲットにしているのか、等、興味をもたれそうなポイントを「手短に」できれば「見やすく」相手に伝えましょう。
見せてあげる、というのではなく、見ていただく、くらいの気持ちだとうまくいくことがおおいようですよ~。
で、駄目でも、何か聞きたいことやアドバイス、ココが駄目ならどういうところの出版社がむいてますか?みたいなこともきいちゃって大丈夫です。
アドバイスもらえると思います。
3とにかく持ち込みはレッツチャレンジです。チャレンジしちゃえば、意外ととんとん話は進みます。めげないでがんばってくださいな!
それから、何社にも持ち込むのはべつにルール違反ではありません。
ただ、聞かれたら、どことそこにも持ち込んでこういう風に言われていますみたいなことは答えたほうがいいと思います。
以上です。参考になるといいのですが・・・。
とりあえず私の場合は、絵のデザイナーさんの持ち込みのルールなのですが、漫画や本もおんなじらしいのでお伝えしました。
良い結果になるといいですね^^がんばって!
あと、そういった論文(?)の賞もあるので、そっちに応募してみるという手もあります。
もし持込に勇気がもてなかったら、そんなのもどうでしょうか?
そうですね、僕が出版社の人だったら、わざわざ視ようとは思わないような気がします。電話による問い合わせとアポイント、という経路を知らなかったら、何も言わずに企画書や原稿を送っちゃていたかもしれません。
現在私も持ち込み中ですが、既に20社位持ち込みました。(幾つか興味を持ってくれたところがありますが、まだ決まっていません。)
出版社は余程の大手以外は、専門別に分かれています。最大手(講談社や角川等)は大抵持ち込み禁止です。ですから、あなたの場合は、心理学系の実用書に強い出版社と云うことになります。心理学、実用書、出版社等のキーワード検索が良いと思います。また、私のやり方は、電話で説明の後、メール添付で原稿を送っています。(全て返事はもらっていますし、失礼にはあたらないと思います)出版社に出向く方が良いとも云われますが、何十社もまわる上で(たとえ良い原稿であっても初出版はその位みないとまず決まらないと思います)いちいち出向くのは、途中で心が折れやすい感じがします。(メールだから断られるという事はまずないと思います)最後に数社に話を持っていくこと自体タブーではありませんが、高飛車な態度や駆け引きの気持ちは絶対避けて
はい、ある程度、心理学/精神医学系の強いところや、そういったジャンルの本を定期的に取り扱っている会社を検討しています。キーワード検索や邦文医学雑誌の広告などを頼りに、照準を絞っていく所存です。
先方が電話→メールという手段を選ばせてくださるなら、そのようにさせて頂きたいと思います。高飛車な態度や駆け引きは、勿論NGですよね。心しておきたいと思いました。
こんなサービスがあるとは思いませんでした。もちろんこのサービスの利用状況などについて私は何も今知らないので、これから(ネット上で、ですが)一通り調べてみたうえで、大きな問題が無ければこちらへの申し込みも検討したいと思いました。情報ありがとうございました。
http://www.pc-p.biz/client.html
http://www.kaimonokun.com/ShowDtl.php?user_id=127&SYOHINNO=10001...
この作者の方(横須賀さん)の話を聞いたことがありますが、数社に持ちかけて断られたりするのはザラのようです。
どこか引き受けてくれる出版社さんは必ずあると思います。4番さんが企画のタマゴやさんを揚げてらっしゃいますが、わたしもここを上げようと思ってました。
数社(数十社?)断られてもめげないこと、これが大事だと思います。
よき出版をされることをお祈りしております。
やはり、数社に持ちかけてというのがザラなんですね。しかし色々な出版社さんにコンタクトを試みたうえで、めげずにやっていこうと思います。こうしたご回答を頂いたことで、めげずにトライを繰り返す気持ちを一層はっきり出来たと思います。ご回答ありがとうございました。私なりに、ベストを尽くしていきたいと思います。
面白そうな本ですね、出版社にツテがないなら大手書店の自費出版部に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
三省堂の自費出版の案内。
http://www.sanseido-publ.co.jp/jihisyuppan.html
商業出版に拘らなくても医療関係の雑誌等に寄稿・投稿してみてはいかがでしょうか?
大手書店にこのような自費出版部についても、意識の外でした。情報、ありがとうございます。
現在、どのようなカテゴリを取り扱う出版社とするか(ex.純然たる医学系出版社とするか、そうではないとするか)等を含め、再度検討中ですが、雑誌等への寄稿・投稿に関しては「これだけの分量を寄稿する事が困難」「論文水準の長さで表現する事が困難」等の理由から、今は考えていません。ただし本件とは別に、この問題に対して医療関係の雑誌に寄稿・投稿する計画は、あります。本件がどう転ぼうとも、その方面へのアタックも今後行っていきたいと思います。
医学系の小出版社の編集者です。
小さいところであれば、1担当者の権限が大きいですから、その担当者の人柄次第でなんとかなるかもしれませんね。
基本的に目が回るように忙しいですから、電話や持ち込みはイヤだなと思います。メールや郵送がいいのではないかと思います。
ウチは、500部からでも流通に載せて出版しますが(自費出版ではなく)、そういう本は著者自身に営業力がないとほとんど在庫になりますね。下記は、参考まで。
http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20070707/1183757012
ただ、臨床心理の専門家に売りたいということであるならば、内容にエビデンスがあることが重要ですし、論理性、文章の巧拙も重要ですね。ネームバリューのない著者の本に手間をかけるのは、イヤだなと正直思います。
私は、個人的に権威にこだわらずに新しもの好きなので、そういう持ち込みは歓迎ですね。だから、やっぱりそういう担当者の手に届くか本当に運ですね。
出版社の目録を見て、その中に自分の本があっても違和感なさそうでしたら、原稿を送ってみると良いですね。あと、サマリーをメールで送るとか。だれを対象にしていて、何部売れそうとか。企画書みたいのがついているといいですね。編集者は(私だけかもしれませんが)基本的に考えるのが嫌いですから。複数の出版社に同時に送ってもいいんじゃないかと思います。
もし、めでたく採用になっても、突然自費出版になったり、担当者がビックネームの仕事で忙しくて、数年放置されたり…、そんなこともありますから、定期的に催促してうるさい著者になるほうがいいでしょう。つまり、提案型がいちばんいいんじゃないかと思います。
お返事ありがとうございました。電話や持ち込みであれば、コンタクトをとるお手間を先方にとって頂かなければならないので、忙しいであろう編集者の方には大変に違いないという危惧は持っていました。上のほうの回答者の方が「電話→持ち込み」を推していらっしゃいましたが、やはりメールや郵送のほうが良いという意見も当然あるだろうなと想定していました。この辺り、現時点では見分けが私にはつきませんが、なんとか使い分けを試みてみたいと思います(最初の何回かの試行で、その辺り気づくよう、努めてみることにします)。
ターゲッティングも含めた企画書は既に出来ています。ので、それを送ることも含め、運が向くことも祈りつつ様々に試みてみたいと思います。とにかく礼節を尽くしつつも物怖じせず、やってみたいと思います。
ああ、聞いてみるモンなんだなとちょっとびっくりしました(それとも私が無知なだけなのか)
実は電話、というコンタクト手段については実は殆ど考えていませんでした。電話をして直接アポイントを伺ってみるという経路は“ナシ”だと思っていましたが、手紙や文章の類よりも電話のほうが伝わりやすい部分も、あるかもしれません。
ビジョンやターゲットや論旨などを把握していただきやすいよう工夫したうえで、持ち込みフェーズへと移行したいと思います。幾つかの会社に同時に持ち込むのは、嘘をついて隠したりしない限りは“アリ”なんですね。
ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。