生物の種類と言っても、細菌や昆虫、植物があるので、一概に言えないかもしれません。
「ほ乳類の種類は減っている」とか「植物の種類は増えている」とか、
特定グループごとでもよいので、高校生~一般人に分かるようなサイトや本を紹介してください。
全体では
まず、種数という概念ですが、既知の種類数でさえ、下記のように全部が数えられるわけではないですし、最近の遺伝子による種の分類によって分類が混乱しているものも多くあり、種を数え上げることは困難です。
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_index.cgi?show_pag...
分類学はどんどん新たな種を記載して発表していますが、名前のついていない種はいくらでもいますので下記のようにどのように推定するのかが重要です。この推定の幅は研究者や推定方法によって100倍以上の差があります。
http://bio.tokyo.jst.go.jp/symposium/01/main0101.htm
しかし、哺乳類などなかなか新種の見つからない分類群では数え上げることも可能と思われます。
実際に絶滅した種も1600年以降で哺乳類70種、鳥類135種とされており、さらに2005年現在それぞれ4種が野生絶滅した種数とされています。
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/crisis/extinct.htm
ちなみに身近なところではニホンカワウソは分類に関する学説が分かれており、レッドリストには記載されておらず、ヨウスコウカワイルカもまだ絶滅の可能性があるというだけの状態にとどまっています。
1種が絶滅すると当然その種とかかわりがある種も大きな影響をうけることになり、日本産トキが絶滅した場合でもトキササラウモウダニと呼ばれるトキに特有のダニもいなくなってしまったようです(中国でいるのかわからいませんが)。推定の困難さだけではなく、このように生物のつながりがあることから、全体の多様性として評価することが重要であると考えられます。
細菌絶滅のデータまで含めると専門的すぎて論文レベルになってしまいますね。
どの類で絶滅種が減っているかということではなくて、生物多様性がどの程度失われているか、といった視点で理解することが大事かと。
生物多様性情報システム
http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html
生物多様性情報システム 全文検索: <絶滅 EX>
http://www.biodic.go.jp/cgi-bin/namazu.cgi?query=%C0%E4%CC%C7+EX...
http://www.biodic.go.jp/cgi-bin/namazu.cgi?query=%C0%E4%CC%C7+EX...
http://www.biodic.go.jp/cgi-bin/namazu.cgi?query=%C0%E4%CC%C7+EX...
自然環境保全基礎調査 動植物分布調査(生物多様性調査 種の多様性調査)
http://www.biodic.go.jp/kiso/15/do_kiso4.html
絶滅危惧種検索
IUCN日本委員会
レッドリスト小冊子(2007年版)
http://www.iucn.jp/protection/species/redlist_booklet.html
種の保存委員会
生物の多様性
生物多様性センター
環境省 絶滅危機の野生生物のために
http://www3.gov-online.go.jp/gov/pickup_flash/200510/f_doubutsu....
環境用語集 カテゴリー/生物多様性
http://d.hatena.ne.jp/asin/439631292X
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ありがとうございます。リンク参考になりました。
全体では
まず、種数という概念ですが、既知の種類数でさえ、下記のように全部が数えられるわけではないですし、最近の遺伝子による種の分類によって分類が混乱しているものも多くあり、種を数え上げることは困難です。
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_index.cgi?show_pag...
分類学はどんどん新たな種を記載して発表していますが、名前のついていない種はいくらでもいますので下記のようにどのように推定するのかが重要です。この推定の幅は研究者や推定方法によって100倍以上の差があります。
http://bio.tokyo.jst.go.jp/symposium/01/main0101.htm
しかし、哺乳類などなかなか新種の見つからない分類群では数え上げることも可能と思われます。
実際に絶滅した種も1600年以降で哺乳類70種、鳥類135種とされており、さらに2005年現在それぞれ4種が野生絶滅した種数とされています。
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/crisis/extinct.htm
ちなみに身近なところではニホンカワウソは分類に関する学説が分かれており、レッドリストには記載されておらず、ヨウスコウカワイルカもまだ絶滅の可能性があるというだけの状態にとどまっています。
1種が絶滅すると当然その種とかかわりがある種も大きな影響をうけることになり、日本産トキが絶滅した場合でもトキササラウモウダニと呼ばれるトキに特有のダニもいなくなってしまったようです(中国でいるのかわからいませんが)。推定の困難さだけではなく、このように生物のつながりがあることから、全体の多様性として評価することが重要であると考えられます。
ありがとうございます。
一番目のリンク先は質問とは関係なさそうですが「植物力学と建築における構造力学の関係と応用」に感動しました。植物に対して敬意に近い物を感じました。
植物と脊椎動物以外、未知の生物の方が多いのですね。
一種が絶滅すると他の種も影響を受けるというのは、本当に重要だと感じます。
現在棲息する殆んどの生物種は「未発見」でしょう。動物、植物だけでも発見されている種の数十倍はいると思います。(特に海底、土壌内、樹冠)また、菌類、モネラ、原生生物では1%も発見できていないでしょう。
新発見は永遠に続くでしょうが、その一方で膨大な数の絶滅、誕生は起こっています。(特に菌類、モネラ、原生生物では数秒で発生し絶滅と言う種もあるでしょう)そう言う意味でも一つの進化する種の周りにはその数万・数億倍の種が存在してこそ成り立つわけで、人間が「新種発見」とできるのは現存種の数百分の一から数万分の一かなと思えます。(と言うと現存種は数億種、地球誕生からの累積は数兆種となるでしょう)
だから、人間が認識できる生物の種数で「減った、増えた」の判断は不可能だと思います。(どのレベルかを厳密に区分・定義しなくては)
ありがとうございます。
分からないことが多すぎて、人間には減った増えたの判断は不可能だということですね。
ありがとうございます。
一番目のリンク先は質問とは関係なさそうですが「植物力学と建築における構造力学の関係と応用」に感動しました。植物に対して敬意に近い物を感じました。
植物と脊椎動物以外、未知の生物の方が多いのですね。
一種が絶滅すると他の種も影響を受けるというのは、本当に重要だと感じます。