法学部卒業→LLM→bar→米国弁護士ですが、法学部を通信制で卒業すると米国弁護士になれない可能性がある(barが受けられないことがある)と聞きましたが、本当ですか?

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以下のブログに書いてあることなのだと思います。

ただ、資格が取れないということになれば、入学希望者が減るので、色々と対応を考えて変更したりすると思いますので、大学に確認する必要があると思います


http://uslawschool.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_1839.html

受験資格についての規則等は、わりと頻繁に変更されますので、常に最新の情報を入手するようにしてください。

さて、日本人にとっての米国司法試験といえば、NY、たまにCAということは分かっているのですが、まず自らの目で全州の状況を確かめなければ・・・とは思ったものの、各州の司法試験委員会のサイトを巡るのは大変すぎるので、American Bar Association (ABA)のサイトを見ることにしました。

ABAのサイト中、各州の司法試験の受験資格をまとめているのがこちら。さらに、外国人用の情報を集めているのが、Chart 10 - Foreign Law School Graduates。これを見ると、LL.M.を修了することで、司法試験の受験資格を得ることができる州がいくつか挙げられていて、最後のページのところにそれらの州について簡単に説明されています。NYやCA以外にも、いくつか州が挙げられていますが、外国のロースクールを出ていることを条件にしているように読める州が多いです。まあ、ABAの質問が外国のロースクール卒でLL.M.を修了したら、受験できるか?という感じの聞き方なので、そのせいもあるかもしれませんが。私は各州の条件を調べていくほどの気力がないので、ここで止めておきますが、興味のある方は、これらの情報を元に調べていってもよいかもしれません。

ということで、具体的には日本人一番人気のNY、あと私が受けるかもしれないCAについて見たいと思います。

NYの司法試験委員会のサイトはこちら。外国人関係の情報は、サイトの下の方にあるForeign Legal Educationをクリック。

日本人受験生が適用を主張するのは、おそらく規則の520.6(b)(1)(ii)の後段、すなわち「英米コモンローの国ではないロースクール卒のため、アメリカのロースクールと実質的に同内容(同等)の教育を受けているとはいえない場合、20単位以上(ただし2科目以上は米法の基礎(司法試験委員会の解釈で、司法試験科目に含まれる科目とされる))を履修してABA認可のロースクールのプログラム(典型的にはLL.M.)を修了すれば、受験資格を得る」という条項です。

ただし、その前提として、520.6(b)(1)本文にあるように、520.3(d)又は(e)に記載されている期間と実質的に同期間、米国以外のロースクールで法学教育を受けていることが必要です。この520.3(d)は通学フルタイムの条項で、75~105週の通学、1120時間以上の授業等の条件が挙げられています。また520.3(e)は通学パートタイムの条項で、105~135週の通学、1120時簡以上の授業等の条件が挙げられています。私の見る限りでは「3年」という条件はないようですが、これらの定義を満たすには実質3年程度のフルタイムの法学教育が必要なのかもしれません。

いずれにしましても、法学部卒以外で、この条件を満たすことは私の理解する範囲では無理だと思います。また、520.3(d),(e)に、'in residence'と書かれているので、通信で法学部卒の場合にも、上記要件を満たすのは難しそうに思われます。

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