苦手な箇所・弾き難い箇所については、速度を充分に落としてさらうことで改善できるのが自分でもわかるのですが、それとは別に、ランダムな箇所で起きるミスが減らない気がしています(毎回違う箇所で間違える、普通間違えないようなごく簡単な箇所でミスする、など)。結果、ノーミスで弾けることが滅多にありません。
普段は自分の楽しみのために弾いてるので少々のミスにかりかりしなくてもいいのですが、ここぞという機会にちゃんと弾きたいもので。
なお、弾くのはほとんどクラシックです。練習できるのはだいたい1日30分〜1時間、仕事に波があり数週間ピアノに触れなくなることもあるのでレッスンはとっていません。最後にレッスンを受けたのはもう20年以上前で、やめた時は平均律1巻とツェルニー50番の途中でした。音楽の専門教育を受けたことはありません。
このページは参考にしています:http://homepage1.nifty.com/iberia/index.htm
実際の演奏を拝見しないとハッキリしたことは分かりませんが、おそらくフォームに若干の問題があるように思われます。たとえば演奏時の姿勢に問題がある、鍵盤に乗せる時の指の形に問題がある、どこかに余分な力が入っている、などです。
正しいフォーム、理想的なフォームというのは、言い換えると最も滑らかで無理のない指の動きが確保できるフォームということですから、これを欠いてしまうと、意識とは別の、指の運動性能からくる原因でミスが出やすくなってしまうんです。
こういう場合は、常にミスをするギリギリのところで弾いていることになりますから、どんなところでもミスをしてしまう可能性があります。すごく調子がいいぞ、と思っている最中にも思わぬミスが出たりするタイプなら、一応初心に戻って、フォームのチェックからやり直してみてください。
指の形は自然ですか? 手首と腕の位置関係は自然ですか? 肘が張り出しすぎたりしていませんか? 肩の力は抜けていますか? 姿勢は背筋を軽く伸ばして、体重が背骨を通して真っ直ぐ腰骨の一点に集まるようなイメージで、重心を整えてから弾き始めてみてください。前屈みになったりしていると腕から先の自由さが損なわれがちです。もちろん椅子の高さも大切です。
また、長時間弾いていると、どこか特定の筋肉に疲労を感じませんか? もし特定の筋肉だけに疲労を感じるとしたら、そこに無理がかかっているか、あるいは余計な力がかかっている可能性がありますから、そこを修正していきましょう。
あとは、イメージトレーニングです。理想的なフォームというのは美しいものです。自分が最も美しい姿で弾いている様子をイメージしてください。全身の姿勢も、指の動きも、弾いている時の表情すらもイメージしていきましょう。自分で自分の姿にうっとりするくらいのイメージが作れたら、あとはそのイメージを体で表現していくだけです。
こんなことをやっていけば、おそらくそのうちミスは激減すると思います。ランダムな箇所で起こるミスの原因は、曲をよく憶えていないからでも、練習量が足りないからでもありません。弾ける時はきちんと弾きこなせている個所なのですから、曲そのものはもうちゃんと身に付いているんです。あとは、体がちょっとついてこないだけ。そういうことなんだと思います。
ピアノも体を使って弾く以上、スポーツとちょっと似たところがあります。ほんのちょっとのフォームの改造でスランプから抜け出す野球選手なんて、よくいますよね。そういうのとちょっと似ていると考えてみてください。
基本のチェックさえ出来ていれば、あとは最高に美しい自分の姿を想像しながら弾いていくだけで、おそらく驚くくらい上達していくと思いますよ。楽しく弾き続けていってくださいね。
この文章を見た感じだと「普通間違えないようなごく簡単な箇所」も大事にすることが足りないのではないかと思います。
(聴かなくては何とも言えませんが、、。)
紹介なさっているページは難しいところの練習方法が書いてあるようですね。
難しくない箇所がミスするのは手の都合の問題でないのではないでしょうか?
そうだとしたら、練習時間が限られていても、楽譜を見てイメージするだけでも違います。
意図した答えと違ったら、申し訳ありません。
なるほど! 実は「楽譜を見てイメージする」というのが苦手です。
紹介したページでも「楽譜を見ながら運指を考える」というのがあるのですが、私は実際に指をあててみないとわからないのです。
これから積極的にやってみようと思います。ありがとうございました!
実際の演奏を拝見しないとハッキリしたことは分かりませんが、おそらくフォームに若干の問題があるように思われます。たとえば演奏時の姿勢に問題がある、鍵盤に乗せる時の指の形に問題がある、どこかに余分な力が入っている、などです。
正しいフォーム、理想的なフォームというのは、言い換えると最も滑らかで無理のない指の動きが確保できるフォームということですから、これを欠いてしまうと、意識とは別の、指の運動性能からくる原因でミスが出やすくなってしまうんです。
こういう場合は、常にミスをするギリギリのところで弾いていることになりますから、どんなところでもミスをしてしまう可能性があります。すごく調子がいいぞ、と思っている最中にも思わぬミスが出たりするタイプなら、一応初心に戻って、フォームのチェックからやり直してみてください。
指の形は自然ですか? 手首と腕の位置関係は自然ですか? 肘が張り出しすぎたりしていませんか? 肩の力は抜けていますか? 姿勢は背筋を軽く伸ばして、体重が背骨を通して真っ直ぐ腰骨の一点に集まるようなイメージで、重心を整えてから弾き始めてみてください。前屈みになったりしていると腕から先の自由さが損なわれがちです。もちろん椅子の高さも大切です。
また、長時間弾いていると、どこか特定の筋肉に疲労を感じませんか? もし特定の筋肉だけに疲労を感じるとしたら、そこに無理がかかっているか、あるいは余計な力がかかっている可能性がありますから、そこを修正していきましょう。
あとは、イメージトレーニングです。理想的なフォームというのは美しいものです。自分が最も美しい姿で弾いている様子をイメージしてください。全身の姿勢も、指の動きも、弾いている時の表情すらもイメージしていきましょう。自分で自分の姿にうっとりするくらいのイメージが作れたら、あとはそのイメージを体で表現していくだけです。
こんなことをやっていけば、おそらくそのうちミスは激減すると思います。ランダムな箇所で起こるミスの原因は、曲をよく憶えていないからでも、練習量が足りないからでもありません。弾ける時はきちんと弾きこなせている個所なのですから、曲そのものはもうちゃんと身に付いているんです。あとは、体がちょっとついてこないだけ。そういうことなんだと思います。
ピアノも体を使って弾く以上、スポーツとちょっと似たところがあります。ほんのちょっとのフォームの改造でスランプから抜け出す野球選手なんて、よくいますよね。そういうのとちょっと似ていると考えてみてください。
基本のチェックさえ出来ていれば、あとは最高に美しい自分の姿を想像しながら弾いていくだけで、おそらく驚くくらい上達していくと思いますよ。楽しく弾き続けていってくださいね。
ありがとうございます。脱力、特に腕と手首の脱力は常に気をつけているのですが、身体全体のイメージは確かにおろそかであったと思います。長時間弾いていると腰と尻が痛くなります :-) 姿勢が悪いというのは大いにありそうです。
「演奏を観てみないと何とも言えない」というのはごもっともです。下のコメント欄にビデオへのリンクを置いておきます。
ありがとうございます。脱力、特に腕と手首の脱力は常に気をつけているのですが、身体全体のイメージは確かにおろそかであったと思います。長時間弾いていると腰と尻が痛くなります :-) 姿勢が悪いというのは大いにありそうです。
「演奏を観てみないと何とも言えない」というのはごもっともです。下のコメント欄にビデオへのリンクを置いておきます。