http://is.jisw.com/01140/post_12.html#more
鉄鋼の高周波焼入焼戻加工で引用されているJIS規格は以下です。
JIS B 6912
鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工
この規格では、鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工、又は高周波焼入れ加工について規定されているJIS規格です。
高周波焼入焼戻し加工、又は高周波焼入れ加工の種類とその記号としては、以下のように規定されています。
(加工の種類) ⇒ (記号)
高周波焼入焼戻し ⇒ HQI-HT
高周波焼入れ・高周波焼戻し ⇒ HQI-HTI
高周波焼入れ ⇒ HQI
などとあるので、焼入れ処理の工程が列記されているのではないでしょうか。
コメント欄が開いてなかったので、正確な情報ではないのですがご参考までに。
「製造番号」と「ヒートNo.」というように日本語なのでJIS規格の用語だとは思います。
いわゆるロット番号のたぐいです。
トレーサビリティという言葉は、軍需産業や航空機産業などで装着されている部品が何らかの原因で壊れた場合に、その部品の製造ロットは勿論、その材料のヒートロット(材料の溶解と圧延ロット)まで遡ることを目的に、製造工程を確実にトレース(追跡)することを指していました。(例えばISO9100に規定されています)
素人なりに勉強してみたのですが、シームレス鋼管はビレットに穴を開けて伸ばして作るようです。ビレット毎にHeat No.が決まってしまうんでしょうか。一つの製造番号に複数のHeat No.がある場合、圧延ロットが違うと違うというのは、どのような製造過程または処理があるから起こるのでしょうか。
複数のメーカーのミルシート(検査証明書)を見てみると、「製造番号」が「Work No.」「Mfg.No」「検査証明書番号」のように書かれ、「Heat No.」を「溶鋼番号」というように書くメーカーもあるようです。JIS規格、ASTM規格に関係なく、これらの用語は使われているようです。JIS規格の用語ではないと思います。質問の仕方が悪くてすみません。