大型ならプラズマの方が価格が低いのに、なぜ液晶で大型に参入しようというメーカーが
多いのでしょうか?
またS社などは全てのブラウン管を液晶にする、と言っていますが、なぜブラウン管だと
いけないのでしょうか?
プラズマの方が価格が低いのは初期投資の上乗せが無くなってきたためで本質的にはガラスの量が多く重い製品です。
一方、液晶は薄いガラス2枚にバックライトというプラズマに比べて軽い材料で製品は出来ています。
価格を低くするためには使用材料を減らすことが一番効果があります。その効果がプラズマでは出にくいのです。プラズマは小さなブラウン管の集合体のような構造で、内部は真空の空間が必要で大気圧で潰れないようにするためにある程度以下にはガラスの量を減らせません。また重いパネルを支えるためのフレームなども丈夫な重いものが必要になります。したがってどうがんばってみても同じサイズの液晶に比べてプラズマは重く、材料が多く使われ、安くならないのです。
液晶は平らなガラスに回路を焼き付けて液晶を挟むだけの構造で比較的作りやすいのに対してプラズマはガラスを複雑な形に作る必要があり特殊な設備とノウハウが必要で全く経験のないメーカーが参入しにくいという事情もあります。
またブラウン管は巨大な真空管です。内部は真空ですので大気圧に潰されないようにかなりの厚みのガラスを使います。30型前後のブラウン管テレビは40キロから50キロの重量があり、その90%以上がブラウン管のガラスの重さです。分厚く、重いブラウン管のテレビは大型化には向かず、また消費電力も大きいので将来性がありません。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ろい | 110回 | 98回 | 6回 | 2008-02-29 17:06:26 |
2 | yo-net | 266回 | 230回 | 21回 | 2008-03-01 00:45:06 |
コメント(0件)