あなたが今までに読んだことのある本の中から一つだけ選んで、
下記3つの条件に従って書評(感想)を書いてください。
好きな本でも嫌いな本でもなんでもかまいません。
回答者には100ポイント進呈。
条件:
1.その本のタイトルと作者名を書くこと。
2.ポジティブ書評(その書籍のよい点について書かれたもの)と
ネガティブ書評(その書籍の悪い点について書かれたもの)の
二つの書評を書くこと。
3.10段階評価でいくつになるかを書くこと(1が最も悪く10が最も良い)。
それではよろしくお願いいたします。
こんにちは。
ボジティブ書評
翻訳モノの児童文学の傑作だと思っています。
エイミイといい、キャプテンといい、ステテコといい、エクレア先生といい、
とにかく登場人物の描き方が丁寧で多面的。
また、いくつもの勘違いが話を少しずつ方向付けていっているところが、
(安直な表現ながら)手に汗握る展開に効果的に結びついていると感じます。
ネガティブ書評
そのぶん、というのか、金鼻やニガウリ先生といった「悪役」の表現が薄っぺらい感じ。
悪役は徹頭徹尾 悪である、というスタンスはあんまり日本の作品には見られないんですよね。
国内の作品を中心に読んでいる私にとってはこの点が物足りないのです。
荻原 規子『空色勾玉』のように、両極の狭間を揺れる主人公だったらより魅力的でした。
またこの作品には、生身の人間と、息を吹き込まれた人形と、2種類のキャラクターが出てきます。
両者は話の途中の段階ではほぼ同等の扱いですが、
最終的に生き残るのはなぜかほとんどが生身の人間出身のキャラクターです。
結局「人間ってすばらしい」なんだろうか、という印象も受けます。
10段階評価
9/10です。
私が今まで読んだ本の中で最も影響を受けた作品です。
本のタイトル the sky crawlers スカイ・クロラ 作者 森博嗣
ポジティブ書評
おそらく、これに共感できる人間は人類の10分の1くらいではないだろうか?理解できる人間はその10分の1程度だろう。
そして、その信念にそって行動できる人間はその0.1%にも満たないだろう。
戦うことは尊く、美しい。
わからないだろう、きっと。
ネガティブ書評
上にも書いたけれど、はっきり言ってこれを読んで何を言いたいのか、わかる人間は多くはないと思う。
だから、人に薦めにくい。この点が少し残念。
といっても、この美しさは自分だけ隠し持っていたい種類のものだから、特に残念とも思っていませんが。
評価:10点
自分の拙い言葉でこの作品を説明するのは不可能なので、内容説明は省きました。
回答例を見ましたが、なんとなくズレていますね。
それでもこの質問が面白かったので、回答をさせていただきました。
どうもお邪魔しました。
kyohei4649 さん、回答ありがとうございます。
この本はたまに本屋で見かけることがありますが、表紙の美しさとタイトルの不思議な響きに思わず目を惹かれますね。
読んでみようとは思わないけれど、自分にしかわからないものを大切にしたいという気持ちには共感できます。
ありがとうございました。
『八甲田山死の彷徨』
作者 新田次郎
時代背景は日露間が戦闘状態に入った場合に備えて八甲田山や十和田湖周辺を経由した輸送路を確保しなければいけないという史実に沿った小説です。これは上司としてその部隊の司令官よりも上の階級の人間が部隊に同行するということでの軍隊では致命的な2種類の指令系統が生じたことによる不効率な行軍に強力な低気圧が接近したことにより大雪で前途不明になり部隊のほとんどが凍死や発狂という悲惨な舞台の小説です。
これを読む上でよい点は企業で推奨されていることからも分かる通り上司の不効率な命令は優秀な下位の司令官をどれだけ無力にして損害を与えるかということが理解できます。
良くない点としては小説ということで仕方が無いのかもしれませんがだいぶ脚色されていて登場している軍人等の名前はすべて変えられ人間関係等も調節されていて資料として読むには不正確な部分が多いということです。
sigma199189 さん、回答ありがとうございます。
itと呼ばれた子
http://www.bk1.jp/product/2223678
ポジティブ
非常にリアル感を感じます。
虐待をされても、それでも親子というのは、切れないもの。
裏切られても求めてしまう感情
親子という縁の罪深さを感じる
ネガティブ
売れ出してからか、このシリーズがどんどん出てしまった。
何だか、この本を書いた作者の気持ちが理解出来なくなってしまったこと。
本心は私にもわかりませんが・・・
10段階でいうと7です。
peach-i さん、回答ありがとうございます。
1.タイトル・作者
『皇国の守護者 1~9』 佐藤大輔
2.
著者の設定に対する徹底したこだわりが、19世紀後半あたりのテクノロジーと、龍や剣牙虎といった架空の生き物、導術という一種の超能力などのファンタジー要素が見事に融合した世界観を構築している。それはちょっとした場面に登場する嗜好品や服装といった小道具類まで効いていて、読者は皇国世界を堪能できる。
加えて架空戦記でお馴染みの優れた戦闘描写、唐突に入れ替わるストーリー展開が飽きさせない。
登場人物としても、天才的な戦術家でありながら性格的に問題を抱える主人公。主人公に対して愛憎複雑な感情を抱く敵の美貌の姫(かつ司令官)。脇役までも印象深い人物が多く、物語に深みを与えている。
著者のどの作品にも共通して言えることだが、設定にページを割きすぎて物語が進まず、もどかしい思いをする。時には登場人物の台詞を借りた著者の主張というか薀蓄が長々と書かれたりと、総じてテンポが悪い。
更に巻が進むと設定上のミスなのか、弟であった人物が次に登場する時は息子になっていたり、人物描写が微妙に変わっていたりと首をかしげる箇所が見受けられる。
3.10段階評価
9点
ネガティブな点は、ファンとしては元々知っていることなので、もう受け入れているというか気にならないのですが、あくまでもこの作品のみを評して書いてみました。
最大の欠点は続編が出ないことかな・・・。
goldwell さん、回答ありがとうございます。
こんにちは。
ボジティブ書評
翻訳モノの児童文学の傑作だと思っています。
エイミイといい、キャプテンといい、ステテコといい、エクレア先生といい、
とにかく登場人物の描き方が丁寧で多面的。
また、いくつもの勘違いが話を少しずつ方向付けていっているところが、
(安直な表現ながら)手に汗握る展開に効果的に結びついていると感じます。
ネガティブ書評
そのぶん、というのか、金鼻やニガウリ先生といった「悪役」の表現が薄っぺらい感じ。
悪役は徹頭徹尾 悪である、というスタンスはあんまり日本の作品には見られないんですよね。
国内の作品を中心に読んでいる私にとってはこの点が物足りないのです。
荻原 規子『空色勾玉』のように、両極の狭間を揺れる主人公だったらより魅力的でした。
またこの作品には、生身の人間と、息を吹き込まれた人形と、2種類のキャラクターが出てきます。
両者は話の途中の段階ではほぼ同等の扱いですが、
最終的に生き残るのはなぜかほとんどが生身の人間出身のキャラクターです。
結局「人間ってすばらしい」なんだろうか、という印象も受けます。
10段階評価
9/10です。
sokyo さん、回答ありがとうございます。
ポジティブ書評
本書は日本語で書かれたほとんど唯一の中国空軍史であり、従来日本側の圧勝として語られていた大陸での戦いを日中双方の記録を元にして真相に迫った非常に優れた戦記でもあります。
未だ内戦半ばという最悪の状況下で日本の侵略に立ち向かった中国人パイロットたちの奮闘や、彼らを陰日向なく支えた外国人パイロットたちの役割など他ではお目にかかれない魅力的な逸話の数々が述べられています。
また日ごろ語られることの少ない戦間期のマイナー機を多くの写真とともに紹介している大変貴重な本であります。
ネガティブ書評
もともと歴史を知ってる人向けの本とはいえ、そこへいたる歴史的背景の説明が雑に感じました。
また中国側の史料のみを元にした少々信じがたい逸話も書かれています。
そして正確な史料が入手困難なため1950年以降の歴史が省かれてしまったのは残念です。
10段階評価
10点
すべてが信じられるわけではないが、日中航空戦の真実に一番近い本なのは間違いないと思われます。
それはともかく今は半年近く発売が延期されている下巻が一日も早く発売されることを祈るばかりです。
sdkfz さん、回答ありがとうございます。
sokyo さん、回答ありがとうございます。