僕自身それほど今までの読書量が多い訳ではないのですが、独特の世界観を持った、どちらかというと哲学的であったり、純文学的なものに惹かれます。軽い推理モノ、恋愛モノは好きじゃありません。
好きな作家は、村上春樹、安部公房、カフカ、カミュ、サリンジャー、カーヴァー等です。
僕の嗜好が何となくわかって戴けたでしょうか・・?
短編、長編は問いません、出来るだけ多くの作品をオススメしてくれたら幸いです。
あと、みなさんはどうやって自分の求める本を探しているのか、よかったら教えて下さい。
トルコの現代作家、オルハン・パムク(Orhan Pamuk)の作品はいかがですか。ノーベル賞を受賞した作家で、代表作に「雪」などが挙げられます。アルメニア人虐殺について政治的なコメントをしたことがあり、現在は半亡命の形でトルコを離れてアメリカで暮らしています。
http://www.amazon.com/Snow-Orhan-Pamuk/dp/0375706860/ref=pd_bbs_...
ポール・オースターはお読みでしょうか?ハルキさんの盟友・柴田さんの翻訳ですので、すでに読まれているかもしれませんが一応推薦しておきます。
『幽霊たち』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~BIJIN-8/fsyohyo/ghosts.html
ある意味哲学的であるような(ないような)。
あと、ミシェル・リオ『踏みはずし』。堀江敏幸の翻訳です。
一見ハードボイルドミステリ風なのですが、けっこう深いと思います。安倍公房お好きならイケるかも。
http://www.amazon.co.jp/%E8%B8%8F%E3%81%BF%E3%81%AF%E3%81%9A%E3%...
やはり白水Uブックスでユルスナール『東方綺譚』多田智満子訳。
原著が1970年以降かどうかちょっと自信ないですが・・・。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E7%B6%BA%E8%AD%9A-%E7...
本を探す基本は、書店に行って岩波赤帯と白水Uブックスの棚の前でひたすらいろんな本を見てみる、って感じですね。
気に入った本があれば、amazonのレコメンドとかを手繰ってみるとか。
おぉ、有難うございます!
バッチリ好みに合ってる気がします。
やっぱり本探しは手間が掛かるモノですよね。
有名かもしれませんが、ロシアのSF、ナイト・ウォッチはいかがでしょうか。私は映画を観てから読みましたが、原作の方がずっといいですね。ただし、和訳がちょっとアレで合う人と合わない人がいると思います。
SFでありながら、非常に哲学的な作品です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A6%E3%...
シリーズのデイ・ウォッチもおすすめです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%...
一見スターウォーズとか、又は神話的な感じがしますね。
有難うございました。
これとってもおすすめです。
春樹さんの不思議な感じがちょっと入っていて。
とにかく一度読んでみてください。
どうやって好きな本を見つけるかですが、学生のときはとにかく本が好きだったので、新潮文庫の僕の百冊、ライン引いて片っ端から読んでいました。
今は、ミクシィのレビューや、amazonのレビュー、
好きな翻訳家の人から選んだり、
それとか、同じように本好きな人がこれいいよって言ってくれたのははずれが無いですね^^
へぇ~、読んでみます!
片っ端作戦がシンプルでいいかもしれませんね。
ありがとうございました。
ミラン・クンデラ。チェコスロヴァキア(当時)の人ですが、いろいろあって活動拠点はパリ、フランス語で書いている作家です。最も有名なのは『存在の耐えられない軽さ』だと思いますが、ゲーテやベートーヴェンがいろいろと語ってたりする『不滅』など、おもしろい作品が多いです。私は「西洋」についてクンデラに大変に多くを教えられたと思っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%B...
それと、SFなら『流れよ我が涙、と警官は言った』(『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を挙げたいところですが、これは60年代なので……)のフィリップ・K・ディック。アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化されたような作品も、原作はかなり哲学的だったりもします。常に「不確実性」が中心となっているというか。ただし『ヴァリス』は、ディックを読んだことのない人はやめといたほうがいいかもしれません。いろいろな意味できついので。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue4k-ngt/bnavi/pkd.html
http://blackpepper.oops.jp/book/s04pkdick01.html
あと、『アルジャーノンに花束を』はまだお読みでなければぜひ。一生に一度、それもなるべく早く読んでおくとよい本だと思います。
最近ではほとんど読まれていないかもしれませんが、不条理という点から、ウィリアム・スタイロンの『ソフィーの選択』あたりも。メリル・ストリープ主演で映画にもなっています。
http://www.max.hi-ho.ne.jp/rkato/Document/essay/e15nazesofiwasor...
本の探し方ですが、新潮社の「クレストブックス」のシリーズを書店で見てみるのもよいかも、と思います。バラエティに富んだシリーズです。
たくさん有難うございました!
アルジャーノンは原書・翻訳で読みました。
いい話ですよね。
新潮社がいいみたいですね、参考になります。
カミュ、サルトル対談集「革命か反抗か」
カミュの「偽(盗作)」小説疑惑の臭いが漂う、評論集。
ランボオ「地獄の季節」
「散漫なる偽意識ーーそれが真実の意識開花へと結び付く」
サガン「悲しみよこんにちは」
サガンの他の小説は、そうでもないが、この処女作は別物。シニスムの臭い漂うその思考に、一種翻弄される。
川端康成「雪国」
言うまでも無く、ノーベル文学賞受賞作。静謐さが漂う、円熟した筆捌きが良い。
三島由紀夫「潮騒」
私は所謂、三島の誤まった偽悪よりも、純真さを見せたこの作品等が好き。三島の若さが良い。
「金閣寺」
松田伸治「松田伸治文学集3 角嫌い--真珠と貝」
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%be%be%c5%c4%bf%ad%bc%a3%c3%e6%ca%...
自薦です。
「雪国」「革命か反抗か」は既読です。
たくさんありがとうございました!
べたかもしれませんが、現在、アメリカ在住のため本屋さんでぶらぶら探すことが多いです。
それ以外は、たとえば、New york timesの書評(ウェブ版が以下から)とか、あと、amazon.com(アメリカのサイト)のbest sellingをチェックしてみたりします。日本語のamazon.co.jpとはだいぶランキングが違うので一度みてみてください。
NY times 書評
http://www.nytimes.com/pages/books/index.html
Amazon.com
今ちょうど、年間売り上げベスト、エディターチョイス、あと、NYtimes bestsellersも一覧あるようです。
Amazon.co.jp
個別の本ですが、最近よんでおもしろかったのは、古い人だと、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」Tolstoyの”Confession"、ご希望の最近のものだと、
HosseiniのKite Runner
http://www.amazon.co.jp/Kite-Runner-Riverhead-Khaled-Hosseini/dp...
翻訳はhttp://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%...
おなじくHosseiniのA Thousand Splendid Suns
http://www.amazon.co.jp/Thousand-Splendid-Suns-Riverhead/dp/1594...
John IrvingのUntil I find you
http://www.amazon.co.jp/Until-Find-You-John-Irving/dp/0345479726...
翻訳はまたあう日まで(上、下)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%9F%E4%BC%9A%E3%81%86%E6%...
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%9F%E4%BC%9A%E3%81%86%E6%...
カラマーゾフは僕も最近ウワサの新訳で読みました。大作ですよね。
ホッセイニさんですか、おもしろそうですね、読んでみます。
ジョン=アーヴィングはちょっと苦手かも…
有難うございました!
「雪」はすごく政治色の強そうな作品ですね…、政治にはあまり興味がないんですが、トライしてみます。
有難うございました。