戦後の「経済戦争」である程度、成果を収めてこれたのはなぜでしょう?
平和な民だから戦争は苦手だとは思うのですが、敗戦によって、やはり改革がなされたからですか?
戦後のリーダーは積極的にMBAなどを取ったという話は聞きませんが、米国の合理的な考えを積極的に取り入れた結果でしょうか?
日本人も日本の組織の特性もそう変わったとは思えないので、不思議だなと思っています。
幾つもの理由が書かれています。
①朝鮮特需
②対米ドル360円という高い固定相場
③防衛費予算が使えなかった
以外を補足します。
まずはっきり言えるのはアメリカが共産主義との防波堤にするために積極的に投資してくれたということですね。国防費を上げている方もおられますが、学校給食も最初はアメリカからの無償供与です。確かにアメリカの農業戦略という側面はありましたが。刑事一代を読んでいると刑事部屋の面々が米軍の残飯を食ったという話しが出てきます。本当の残飯ではなくて食堂で余った材料のごった煮だったようです。
次に戦中に軍が全てを供出させた結果本当に物資が無かったから何を作っても売れた。後に川崎重工の社長になった砂野仁さんなんて戦後は川崎航空機の子会社の岐阜製作所の庶務課長でした。その岐阜製作所は何を作っていたかというと、不要になったヘルメットに取っ手を付けて鍋にして売っていた。
他にも今でこそスパゲッティチェーンのオーナーですが、実は小麦粉を入れている布袋を生地に仕立てて別売するという方もおられます。
そして忘れてはいけないのが戦後賠償を主要国が放棄してくれたことです。これには第一次世界大戦でドイツに対して課した高額な賠償がドイツを戦争に走らせた要因となった反省からですが、そのため敗戦国でありながら復興に必要な資金を確保できています。
最後に軍需産業がその技術を民需に回したことも挙げられます。有名なのはYS-11で、戦中の有名な戦闘機の設計者達が初期から参加していますし、それ以前にはバスボディに航空機の技術であるモノコック構造を取り入れるなどといったこともやっています。
やっぱりそうなるのですかね。。
戦後の復興期に防衛費に国家予算を費やさなくてよかった事は経済にとっては非常に有利だったのではないでしょうか。
日本が軍隊を持つ事を国際社会は許さなかったわけですが、逆にそれが経済発展には有利に働き経済大国に押し上げる原動力となるという皮肉な結果をもたらしたのでしょう。
さらに朝鮮戦争による特需と日本の周囲の環境に依存する部分はあったと思います。
あと付け加えるとすれば、よく戦後に先進国になったと思われますが、戦前から日本は先進国であり技術的なベースはすでにしっかりとしたものが出来上がっていたからこそ大きな成長が出来たのだと考えるほうが自然ではないかと思います。
そういえば軍事費をかけてない国は稀ですね。戦前からあった技術が
軍部や政治家がいなくなってうまく飛躍したのかもしれませんね。
http://q.hatena.ne.jp/1196403043
①ミッドウェーの電探(レーダー)性能差による敗北→②飛び石作戦によるB29大挙襲来→③長崎、広島の原爆→④敗戦→⑤日本人による日米生産能力差の認識→⑥戦後復興⑦→科学繊維の開発→⑧高度成長→⑨→日米基礎研究投資の差を認識、日本の国家予算による基礎研究重視⑩変動為替レートの導入→⑪ハイテク輸出の一人勝ち→⑫外貨準備高世界一→⑬銀行預金残高千二百兆円→⑭マジソンスクェアガーデン買占め→⑮オイルショック→⑯田中角栄による中東歴訪と石油直接買い付け→⑰ロッキード疑獄による田中角栄の失脚→⑱レーガノミクス→円高誘導→⑲→土地、住宅バブル崩壊⑳BIS基準による日本の銀行の海外営業の制限
このあとまだまだ続く日米経済戦争物語
結構やったりやられたりなのですね。でも案外互角に戦えてるのは小国なのにすごいです。プラザ合意とかBIS規制とかルールをいきなり変えた中で、よくやってるな~と思います。
朝鮮戦争の戦争特需の余波などで経済発展したとも言われていますが、
非戦争時に発生する必要技術に対する思考の礎となる物を考えが育っていたのが大きな違いではないかと思います。
日本だけが大幅に優れた経済発展を得たのではなく、他国が経済運営のみで日本ほど優れた成果が取れなかったに過ぎないのでは無いでしょうか?
ある意味外国に戦争を行い自国の利権を拡大させ経済発展とするのは安直で即効性があるでしょう。
利権だけでなく、国外に敵を作る事で、簡単勝つ即効的に不満の解消を外へ向けさせ、国家に向かっていた不満を愛国心へ反転させる意味もあるのでしょう。
しかし、それらの手法で治世をしてきた国々が、その戦争と言う手段が取
上げられたらどうなるのか???
日本の場合、鎖国や陸続きの国が無く、戦争で簡単に経済発展すると言う思考が育たなかった。
その分戦争を行わないで、効率的な経済運営する為の仕組みのシミュレーションで政治安定を行ってきており、その個性が核の影響とベトナム戦争などの反戦する流れ、東西冷戦とマッチして、日本が一歩進んだ経済成功を収めた面があると言えます。
いわゆる、戦争による政治運営を得手としてきた国家が、その選択肢を制限された結果、遅れてのスタートとなる別行動を取らなければならなくなったので。
優れた非戦争の経済発展と言われるものは、今現在まで存在している経済活動での効率化の手法とかと一致しているといえます。
戦争で成長する発展・効率化は存在しますが、非戦争で得られる発展・効率化は別に存在すると思います。
単純に言うと、消費の美学から節約の美学に大局が変化した際に、日本の持っていた節約の美学に対する考えが先行する形となったと。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8...
略奪、戦争経済で成り立ってる国しかいない中で、日本は平和的に商いをするアイディアを持っていたということですね。
民主主義国家であるにもかかわらず社会主義国家のような経済産業省を中心とする計画的な経済成長を推進できたから。
(日本人は周りに流されるのが好きですから)
日本のコンピュータの歴史とか見ると面白いと思いますよ。
民主主義のだめな点をうまく社会主義のいい面で補っていた感があります。
いまのロシアか中国は、その逆みたいな感じですね。
日本は今どちらの主義の悪い面に苦しめられてるような気もします。
社会科の教科書のような答えで申し訳ありませんが、日本が劇的な転換点に立ったポイントは矢張り朝鮮戦争による特需だと思います。それまでの民主化最優先のGHQの方針が一転して経済成長優先、重工業国化になり、その後も冷戦下の東アジアにおける反共防衛線として独り立ちできるまで円の対米ドル固定レート化等で国内産業が庇護されました。
また、戦前戦中は国家予算を逼迫させた軍事費を負担する必要がなく、経済施策に優先的に予算が使えたことも大きなハンデとなりました。
経済施策としては長期信用銀行法に基づく特殊銀行を通じて重工業の発展に重点的にリソースを投下して工業立国を推し進めましたが、これはある意味明治以降の富国強兵策から強兵という重しを取り除いて米国というパトロン兼用心棒を得たという状況の変化はあれどやっていることは対象業種が変わったぐらいで本質的には変わっていなかったと言えるでしょう。
上記の点は国際状況と国の経済施策について述べただけで、民間企業の経営と言う視点が欠けていますが、こうした土台がなければ日本の劇的な成長はなかったと思います。
日本興業銀行
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%88%E6%A5%A...
日本長期信用銀行
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%95%B7%E6%9C%9...
やはりアメリカとの協調関係がポイントのようですね。
http://q.hatena.ne.jp/1189579254 のようにウェットに思う人もあれば
http://www.1101.com/hara/index.html のように思う人もあり、いろいろです
後者のリンクはスタンフォードのビジネスコースなど演説・演技の仕方を習うだけのところ、といいきっています。
したがってMBAで学ばなくとも、実地で出かけてやってみるタイプの人が一定数いたり、
「業界」が情報交換してがんばったということはあると思います。
トップばかりでなく、識字率などにあらわされる教育の向上で底上げもされたし、
その他、アメリカを追いかけながらいいとこ取りをしたのですね。
いま中国などが高度成長期にさしかかっていますが、
本当に後生畏るべし、いいとこをうまく採りいれています。
リンクは面白そうなのでよく見てみます。
戦勝国のアメリカの意向の結果ではないでしょうか。アメリカが経済発展し続けるために日本と経済面において相互依存の関係になり、双方が商品とサービスを販売・購入し合い、アメリカの経済が成長した結果に比例し日本も経済成長したのだと思います。
アメリカって、不思議な国ですね。いい国なのか悪い国なのか…。
気前のいいボスって感じですか。
戦争という土俵をなくした後は、
次の戦闘場所である、生産力を高めるべく経済に向かった。
日本の文化は、アメリカ志向であるため、日本人が変わったとは感じ得ない。
この数年でアメリカが衰退した後に、あの戦災後のように意気喪失せず、中国に寄り添うことが出来るかが、これからの日本の将来に繋がる。
めーる
そういえば大昔は中国が大国でしたね。
歴史は繰り返す…。
戦後、経済大国アメリカと非常に密接な関係を構築できたため。
また、朝鮮戦争による特需の恩恵で、敗戦からの復興が加速された。
もちろん、日本人の勤勉な民族性も大いに影響しているかと。労働時間なども含めて。
勤勉さがいい方向に導かれた結果でしょうね。
今は勤勉さを失いつつありますが…。
はっきりしてるのは
戦前戦中派の圧倒的総合人間力。その辺の国とは教育の質が違いすぎたため。
あと、陸海軍の技術力。英米に負けただけで、北朝鮮のようなナイナイづくしの国じゃなかったから。
日本陸海軍機 japanese aircraft
http://earth.endless.ne.jp/users/mac0115/japanese%20aircraft.htm...
教育力は、かなり下がってるので将来だめかもですね。
幾つもの理由が書かれています。
①朝鮮特需
②対米ドル360円という高い固定相場
③防衛費予算が使えなかった
以外を補足します。
まずはっきり言えるのはアメリカが共産主義との防波堤にするために積極的に投資してくれたということですね。国防費を上げている方もおられますが、学校給食も最初はアメリカからの無償供与です。確かにアメリカの農業戦略という側面はありましたが。刑事一代を読んでいると刑事部屋の面々が米軍の残飯を食ったという話しが出てきます。本当の残飯ではなくて食堂で余った材料のごった煮だったようです。
次に戦中に軍が全てを供出させた結果本当に物資が無かったから何を作っても売れた。後に川崎重工の社長になった砂野仁さんなんて戦後は川崎航空機の子会社の岐阜製作所の庶務課長でした。その岐阜製作所は何を作っていたかというと、不要になったヘルメットに取っ手を付けて鍋にして売っていた。
他にも今でこそスパゲッティチェーンのオーナーですが、実は小麦粉を入れている布袋を生地に仕立てて別売するという方もおられます。
そして忘れてはいけないのが戦後賠償を主要国が放棄してくれたことです。これには第一次世界大戦でドイツに対して課した高額な賠償がドイツを戦争に走らせた要因となった反省からですが、そのため敗戦国でありながら復興に必要な資金を確保できています。
最後に軍需産業がその技術を民需に回したことも挙げられます。有名なのはYS-11で、戦中の有名な戦闘機の設計者達が初期から参加していますし、それ以前にはバスボディに航空機の技術であるモノコック構造を取り入れるなどといったこともやっています。
アメリカって結構いい国なんですね。
というか合理的というか…。たいへん勉強になりました!
アメリカって結構いい国なんですね。
というか合理的というか…。たいへん勉強になりました!