私も丸覚えしようとすると30秒分も覚えられないので、話の起承転結それぞれの中身のキーワードだけ頭に叩き込むことにしています。そうすれば、4単語覚えておくだけでいいので内容を忘れるかもしれないという恐怖から解放され、リラックスできるので、話を途中で忘れてパニックになりにくいです。(という風に自分に自己暗示をかけるようにしています)
記憶に関しては諸説有りますが、最近の通説はこの辺りの話になります。
Passion For The Future: 記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方
年を取ると物覚えが悪くなり新しいことを学習することができなくなる、というのは嘘だという。神経細胞の数は加齢とともに減少するが、シナプスの数は逆に増えており、ものごとを論理的に把握する能力は年配者の方が上手になるそうだ。よって、記憶術は年齢に応じて最適なやり方が異なるというのが正解で、大人になってからは丸暗記よりも理論や理屈を覚えるべきなのだという。
Aという事象を覚えるとき人間は同時にAの理解の仕方を手続き記憶として脳に保存している。だから関連するBという事象を覚えるときに、Aの理解の仕方が役立ってBが覚えやすくなる。AとBを覚えた人は、A、B、Aから見たB、Bから見たAという事象の記憶の相乗効果が働き、CやDを覚えやすくなる。つまり記憶力はべき乗で累積していく。最初の段階では相乗効果は2,4,6,8のように差が見えにくい。英単語を4個知っているのも8個知っているのもほとんど同じだ。
だが、ある程度まで努力で覚えた場合、1024、2048、4097のように目に見えて進歩が早くなる。凡人同士の差はたいした差ではないが、天才と大天才では差が極めて大きいのだそうだ。
結局、この本が科学的に結論したことは、
・十分に強いLTPを発生させるようにやる気を大切にせよ(シータ波の発生)
・復習は1週間後に1回目、2週間後に2回目、一ヵ月後に3回目をせよ
・年齢に応じて最適な記憶方法を選べ。加齢で物覚えは決して悪くならない。
・努力の継続が天才を生む
・学習中は6時間以上の睡眠をとれ。一夜漬けより4時間前に集中学習
などなど。
その他、参考になることが多くあった。経験のノウハウではなく原理から導かれるノウハウの数々。とにかく情報量の多い本で、ここでざっと概要を紹介してみたが、要約しきれない。記憶力について原理から考えたい人に、とてもオススメの一冊
鬱を煩う方向けですが、一般人が見ても悩み相談的に読めるサイトに、加齢などにより「物覚えが悪くなった」ケースについての対処について書かれています。
脳全体の機能を上げるのに、こんな方法があります。結構有名です。
根本的なものなので、他のトレーニングに先立ってやるとその後のトレーニングの全ての効果が上がります。
頭は3週間で良くなる!―世界の権威が実証した、“驚異”のノウハウ!
ウィン ウェンガー :著、渡辺 茂:訳
短期記憶は単純に脳のハードウェア性能みたいなもので、単純なトレーニングで上がります。
音読と書き取り・計算などです。
短期記憶を鍛えるためのツールとして、こんなソフトウェアもあります。
「ビジュアルトレーナー Ver.2」
私が以前行っていた脳トレーニングジム「イプラス」で、教材としてこれの姉妹品の「水戸黄門」を使っていました。
使ううちに徐々に成績が上がるのが分かります。
「脳を鍛える記憶道場」
こちらは「記憶力」に的を絞っています。
主に認知能力&短期記憶ですね。
ゲームやトレーニングが21種類入っているそうです。
「記憶するのが苦手」、と思わず、記憶しなければならない文章と同じ程度の質と分量の文章を、2~3日おき位でもいいので、記憶する、というトレーニングを3ヶ月程度続けてみて下さい。
成果が実感できます。
記憶するのが、「価値のあるものじゃないと無駄だと思う」という傾向があるのなら、自分が勉強したい新しい分野の事柄を記憶するように工夫してください。例えば、第二、第三外国語とか。
大丈夫です。
覚えるには、まず内容をしっかり理解する。
スピーチは内容を理解して文章を間違えながら話をしている人と、
理解しないで間違えずに話す人だったら、
前者のほうが断然気持ちが伝わってきます
重要なのは、キーワードを覚えることです
その話の中で重要なことばありますよね
それを一番最初に覚えます
そうすれば、結構話せると思うのですが・・・
いかに「覚えるか」ということに対する回答にはなりませんが・・・
覚えるということをやめて、考えながらしゃべる、ということに
してはどうでしょうか?
まず論旨をまとめて、おおまかな流れを書き出します。
話のかたまりがわかる感じで。
その際に大事なキーワードをわかるように(目立つように)しておき
ます。
流れにそって、頭の中で大体の感じを言葉にしてみます。
自分のペースで言葉にしてみて、話のかたまりの間をつなぐ
接続する言葉(しかし、ですから、例えば、まとめますと等)を
意識しておきます。
これで、話のかたまりを書いたメモを持ちながら、できるかぎり
頭の中で再現しながらしゃべる、というのはどうでしょうか?
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図解 できる人の記憶力倍増ノート―1分間で、「面白いようにモノが覚えられる」アタマを作る!
まずあらかじめメモを見ながら上手くスピーチしているものをiPodに録音しておき、
本番、小型のワイヤレスイヤホンにてそれを聞きながらスピーチするというのはどうでしょう?
ビジネスシーンでは結構使われている手法だと聞いたことがあります。
スピーチ内容を紙に書いたりするとそのまま読むような形になってしまうので、私の場合は話したい内容を大まかに考えてから、それを「単語」にして覚えるようにしています。
たとえば結婚式等だと「両親、感謝、子供」のような話したいポイントだけ覚えて、後は話しながら臨機応変にそれぞれがつながるようにします。
ただ、脱線して時間をオーバーしてしまうこともありますが、、、。
コメント(2件)
スピーチなどでしたら、
一言一句覚えるよりも言うべき点をキーワードで記憶して、
頭で文章を組み立てながら話す方が良いと思います。
あとは、よく使う言い回しだけを覚えてしまうとか。
スピーチというか結局人前でしゃべると言うことですよね?
でしたらもちろん原稿を作り、推敲することも大事です。
(この段階をしっかりしないと覚えてもたいした話にならない)
しかしながらそれをした上でポイントを書き出します。(箇条書き)
これだけを確実に覚えます。(順番等も)
それを踏まえて実際にしゃべって覚えます。(覚えると言うより演技の練習と考えると良いかも)
あと一つ大事なのはしっかり間を取ることです。丸覚えしてしまうと忘れないようにとどうしても速くしゃべりすぎてしまいます。
なので基本的にゆっくり。そして聞いている人の反応を確かめながらするとたとえ何かを言い忘れても良いスピーチが出来るはずです。