「元気の良い」とはつまり、
[1] そのジャンルのファンは賛否両論あっても、ほぼ全員が知っており
[2] 斬新な作品を、次々作り続けており
[3] そのジャンルのアーティストに強い影響を与えている
ような作家です。
お笑い芸人で例えれば「ラーメンズ」はOK、「ビートたけし」は大御所すぎ、「小島義雄」は新しすぎです。
ライトノベルなら、谷川流を外してはいけないと思います(が、異論があれば大歓迎)。
各分野を代表する人を、名前だけでもいちおう押さえておきたいのです。よろしくお願いします。
■海外SF
・グレッグ・イーガン
立て続けに邦訳が続き、そのハードSFとしての質の高さもあって、一躍日本でもブレイク
長編だと「宇宙消失」、短編だと「祈りの海」「しあわせの理由」がお奨め
特に短編にキレがあります。星雲賞海外部門を何回も受賞。
・テッド・チャン
質の高い短編集が出て、SFファンをうならせました。
短編集「あなたの人生の物語」。お奨め短編は「理解」(たぶんlionfanさんの好みかと)
ネビュラ賞・ヒューゴー賞・星雲賞等受賞。でもすみません寡作です。
・ロバート・J・ソウヤー
カナダSF界の旗手。ハードというようより物語性・センスオブワンダーという作風。
まさに面白いという感じ。
「スタープレックス」、「ターミナル・エクスペリメント」あたりがお奨め。
ネビュラ賞・ヒューゴー賞・オーロラ賞・星雲賞等受賞
■ポスト新本格
・麻耶雄嵩
本格としての論理の切れ味とそれを俯瞰した不条理感の絶妙なバランスが不思議な余韻を残す。
お奨めは「メルカトルと美袋のための殺人」「夏と冬の奏鳴曲」
・殊能将之
ポスト本格としてメタ的な視点を導入した新感覚な本格。
お奨めは「黒い仏」「ハサミ男」
他の知識によるくすぐりも多い。
・森博嗣
他の方のお奨めでも出ていますが、laionfanさんの好みそうなのであえて。
理系ミステリとも呼ばれる作風。
最初のS&Mシリーズが一番面白かったかな。
お奨めは「すべてがFになる」
■ライトノベル
・上遠野浩平
ライトノベルで自分が驚愕した一人。<ブギーポップシリーズ>が有名
お奨めは「ブギーポップは笑わない」
数名の登場人物達の多視点での物語の構築は見事。
・小野不由美
一般書としては「屍鬼」が直木賞候補に挙がりましたが、自分としては<十二国記シリーズ>お推します。遅筆ですが、シリーズとしてはある程度すでに刊行されています。
お奨めは「図南の翼」(十二国記シリーズ)ですが、シリーズ最初の「月の影 影の海」から読むことをお奨めします。中国系ファンタジーと云われてますが、むしろ箱庭宇宙的。そしてテーマは人間的成長。って事で、読了後頑張って生きていこうと思える物語です。
・秋山瑞人
セカイ系泣かせ~ハートウォーミングまでなライトノベル。
お奨めは「イリヤの空、UFOの夏」「猫の地球儀」
ちょっと切ないですね。
ミステリー
京極夏彦
宮部みゆき(大御所か?)
森博嗣
西尾維新(ライトのベルなのか?)
エッセイ
三谷幸喜
ホラー
乙一
三人となると結構難しいですね。
castiron様、ありがとうございます。了解です。すこしだけ大御所寄りという気もしますが、OKです。乙一のホラーは読んだことがないので楽しみです。
ライトノベル
・スレイヤーズ(神坂一/あらいずみるい)
・涼宮ハルヒシリーズ(谷川流)
・銀河英雄伝説(田中芳樹) -→ライトノベルじゃない?
KUROX様、ありがとうございます。了解です。
例として挙げられているジャンルにSFがないことに絶望した。
SF
・小川一水(ラノベ出身)
・飛浩隆(いかにもSFらしい本格SF)
・牧野修(ちょっとホラー寄り)
kanan5100先生、そんなに絶望しないで。
きっとSFは、奥ゆかしく画面の奥にかくれていたんですよ♪
さて、この3人はいずれも初耳ですね。いい情報ゲットです。覚えておきます。書店で見かけたらめくってみます。
こんにちは。
児童文学ですが、
重松 清、森 絵都、梨木 香歩の3人を。
重松 清は3人の中ではちょっと大物感が漂っています、自分の中で。
中学の入試問題でよく取り上げられます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%87%8d%e6%9d%be%e6%b8%85
学校での子供のいじめや不登校、家族崩壊と子供など、現代の社会問題の中で、小説で取り上げられることの少なかった子供のいじめ問題をルポルタージュばりの鋭い切り口で取り上げてから、一躍注目を浴びるようになり、1999年『ナイフ』が、坪田譲治文学賞を受賞後、同年『エイジ』が山本周五郎賞を受賞。直木賞は、『定年ゴジラ』、『カカシの夏休み』がノミネートされたものの受賞を逃した後、『ビタミンF』で2000年下半期に受賞。
森 絵都は私の非常に好きな作家です。
普通の子が主人公の、わりとファンタジー度の低い作品が多いかな?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%a3%ae%e7%b5%b5%e9%83%bd
1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で翌年、第2回椋鳩十児童文学賞も受賞した。その後も数々の作品で多数の文学賞を受賞している。第46回産経児童出版文化賞を受賞した『カラフル』は映画化もされ、話題になった。2006年、『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞受賞。
梨木 香歩はどちらかというとファンタジー度が高め。
男性よりも女性から支持されている印象があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%a2%a8%e6%9c%a8%e9%a6%99%e6%ad%a...
時に宗教への思いが強く表れるが、特定の宗教には帰依していない。
主人公が周囲の人物や自然とふれあう事で成長する過程を描いた作品が主である。スローライフに通じる部分が多いが、どの作品も根底に「生命」というテーマがしっかりと存在しており、表面的な描写に留まらない。近年は、他者との間に生じる「境界」や、その境界へのアプローチを模索する作品が多い。児童文学として出版されたものでも表現は決して平易では無いが、逆にそれが何度読んでも味わいがある奥深さとなっており、幅広い年齢に支持されている。
sokyo様、ありがとうございます。
重松 清は「疾走」で知っていましたが、児童文学にも手を出していたんですか!!
なんかすごく暗い家族モノになりそうな気がするんですが、どうでしょう?
森 絵都、梨木 香歩は、聞いたこともありませんでした。児童文学のジャンルは、詳しい人も少ないと思います。貴重な情報でした。
ミステリー
・森博嗣(今は一番では?!)
・篠田真由美(建築シリーズおすすめです)
・平山夢明(ホラーかも、タイムリーな人で)
篠田真由美はちょっとペースダウンはしてますが、
かなり主観が入ってしまっています。
kanetetu様、ありがとうございます。
森博嗣は、もうこれは読むしかなさそうですね。
篠田真由美も手をだしてみます。
平山夢明はよみまして、とても気に入りましたが、気に入ったと他の人に言いづらい作家ですね。
■海外SF
・グレッグ・イーガン
立て続けに邦訳が続き、そのハードSFとしての質の高さもあって、一躍日本でもブレイク
長編だと「宇宙消失」、短編だと「祈りの海」「しあわせの理由」がお奨め
特に短編にキレがあります。星雲賞海外部門を何回も受賞。
・テッド・チャン
質の高い短編集が出て、SFファンをうならせました。
短編集「あなたの人生の物語」。お奨め短編は「理解」(たぶんlionfanさんの好みかと)
ネビュラ賞・ヒューゴー賞・星雲賞等受賞。でもすみません寡作です。
・ロバート・J・ソウヤー
カナダSF界の旗手。ハードというようより物語性・センスオブワンダーという作風。
まさに面白いという感じ。
「スタープレックス」、「ターミナル・エクスペリメント」あたりがお奨め。
ネビュラ賞・ヒューゴー賞・オーロラ賞・星雲賞等受賞
■ポスト新本格
・麻耶雄嵩
本格としての論理の切れ味とそれを俯瞰した不条理感の絶妙なバランスが不思議な余韻を残す。
お奨めは「メルカトルと美袋のための殺人」「夏と冬の奏鳴曲」
・殊能将之
ポスト本格としてメタ的な視点を導入した新感覚な本格。
お奨めは「黒い仏」「ハサミ男」
他の知識によるくすぐりも多い。
・森博嗣
他の方のお奨めでも出ていますが、laionfanさんの好みそうなのであえて。
理系ミステリとも呼ばれる作風。
最初のS&Mシリーズが一番面白かったかな。
お奨めは「すべてがFになる」
■ライトノベル
・上遠野浩平
ライトノベルで自分が驚愕した一人。<ブギーポップシリーズ>が有名
お奨めは「ブギーポップは笑わない」
数名の登場人物達の多視点での物語の構築は見事。
・小野不由美
一般書としては「屍鬼」が直木賞候補に挙がりましたが、自分としては<十二国記シリーズ>お推します。遅筆ですが、シリーズとしてはある程度すでに刊行されています。
お奨めは「図南の翼」(十二国記シリーズ)ですが、シリーズ最初の「月の影 影の海」から読むことをお奨めします。中国系ファンタジーと云われてますが、むしろ箱庭宇宙的。そしてテーマは人間的成長。って事で、読了後頑張って生きていこうと思える物語です。
・秋山瑞人
セカイ系泣かせ~ハートウォーミングまでなライトノベル。
お奨めは「イリヤの空、UFOの夏」「猫の地球儀」
ちょっと切ないですね。
riki様、riki作の回答ありがとうございます。
ポスト新本格というくくりがすごくツウな感じで、期待できます。
「あなたの人生の物語」は、注文します・・・
そろそろ財布が・・・。
セカイ系は、たぶん今まで一度も読んだことがないので(ハルヒは違いますよね?)、読んでみます。
サイエンス系ノンフィクション
小説に比べてお互いに影響を与えているのかわかりづらい面もありますが、最近勢いのあるように思われる人を。
「絶対音感」「青いバラ」などで有名に。最近は星新一の評伝で話題。
作家と言うよりは脳科学者ですが、著作も多いですね。梅田望夫氏との共著もはてなでは有名かもしれません。
ホスピスを開業する医師。終末医療にかかわる一般向け著作が多数あります。
番外:大御所には養老孟司をあげてみます。
ある程度著作があり、ティーン向け新書ノンフィクションも執筆している人を選んでみました。
kichine様、これはまた面白いジャンルですね。
「絶対音感」は知っていたものの、読んでいませんでした。
実は自分にはピアノ限定ですが絶対音感があるので、あってもそんなに面白いことないのになー、と思ってしまったのです。
茂木健一郎はさいきんすごく話題ですね。読みたいと思っています。
riki様、riki作の回答ありがとうございます。
ポスト新本格というくくりがすごくツウな感じで、期待できます。
「あなたの人生の物語」は、注文します・・・
そろそろ財布が・・・。
セカイ系は、たぶん今まで一度も読んだことがないので(ハルヒは違いますよね?)、読んでみます。